皇国の幻想〜異世界へ〜   作:大和ゆか

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第四十一話 ニシノミヤコ攻略戦 前編

 中央暦1639年7月5日

 

 敵軍のアマノキ侵攻軍を殲滅した翌日、その当事者である謎の人物の正体である小野未来はそこら中に散らばっているパーパルディア陸戦隊の死体や血などを片付けていた。昨日に行った攻撃でこの付近にいるパーパルディア軍は殲滅し、後はニシノミヤコにいる守備隊だけということになっている。そのため、これから行うであろうニシノミヤコ攻略に使う兵力を作戦通りに本国から転移させていた。

 

 

「未来様!!陣地設営完了しました!!また、各戦車・装甲車部隊も補給・整備が完了し、いつでも出撃できます!!」

 

 

 転移させた後すぐに未来は前線拠点の設置を命令した。この場には作戦人数50000人の他、工作兵なども含めるとその数53000人にのぼる。また、多数の工作機械を使用しているために陣地設営速度は圧倒的に速く、その分作戦開始時間も早めることができた。

 

 未来は空間を弄り、海戦の光景を覗き見る。艦娘・KAN -SENが暴れ、敵艦隊が次々と沈んでいた。その海域付近では第一主力艦隊が戦艦を前に出してニシノミヤコがあるところに向けて航行していた。

 それを確認した未来は空間を元に戻し、指を鳴らす。

 

 

「みんな〜、これを持ちなさい〜」

 

 

 そう言って掲げたのは一つのコップ。それはこの場にいる日本軍の目の前に未来が指を鳴らした瞬間に突如現れたコップと同じ物だ。そのコップは今も浮いていて、全員がそれを掴む。中には透明な液体が入っていて、良く見ると発泡までしていた。

 

 

「中には炭酸水が入っているよ。さすがに酒はダメだからね」

 

 

 どうやら未来は戦の前に酒を振る舞うみたいに炭酸水を振る舞ったみたいだった。彼はそれをみんなに見せつけるようにゆっくり横に動かす。

 

 

「それじゃあ、勝とうか。

 

 

乾杯!!!

 

 

「「「乾杯!!!」」」

 

 

 その声が響くと、全員一気に炭酸水を飲み干した。味はもちろんない。強いて言うなら炭酸水の味がした。

 

 

「よし!進軍開始!!」

 

 

 兵士がそれぞれの配置についたことを確認した未来は、そう叫んだ。それと同時に日本軍は進軍を開始する。

 39式戦車と37式水陸両用装甲車を先頭とし、その後ろには38式装甲車イ型、ロ型、ハ型の三つが、さらにその後ろには38式装甲車ホ型が並んでいた。最後尾には歩兵が乗っている兵員輸送車がいて、その他に小型トラックまでいた。小型トラックの中には大量の爆薬が仕込まれていて、一体何に使うんだというほどの量だった。

 

 

 

 進むこと30分。日本軍の先頭がついにニシノミヤコ郊外に到達した。海に面しているこの街は日本にとって時代劇に出てくるような昔ながらの建築物が多く、また、街というだけあって建物の数が多く、密集していた。そこに目をつけた未来はそれらの建築物に紛れ込むようにパーパルディア軍が守りについているのではないかと考えた。

 

 

(ゲリラ戦か………)

 

 

 未来は攻略にかかりそうな時間を想像して冷や汗を流した。

 フェン王国にいるパーパルディア兵はなるべく早く倒した方がいい。それはフェン王国を助けるためにもパーパルディアに情報を渡さないためにも必要なことだ。

 

 

「電子戦装置起動。それと「G・K」を上陸部隊に通達してね」

 

 

「はい!………「G・K」ってなんですか?」

 

 

「G・Kはあれだよ。「ゲリラ(G)()警戒(K)」だよ」

 

 

「わかるか!!」

 

 

 そのことは普通に通信で伝えればいいのではないか?通信兵はそう思いながらも上陸部隊に通達する。言葉の意味を教えてくれた未来に思わず突っ込んでしまったのはご愛嬌だ。

 

 上陸部隊はそんな彼らの通信を受け取ると、上陸地点を変更し、彼らがいる側面の海から上陸することにした。彼らはニシノミヤコを半包囲の形で布陣していて、その一部が海岸線に接していた。その海岸線から上陸部隊が上陸するのだ。そして、日本軍陣地内を通って包囲線を伸ばして包囲を確実にする。上陸部隊の一部は37式水陸両用装甲車に乗って、海から迂回するような形で包囲に参加する。その途中でパーパルディアの脱出用の輸送船があったのか、陽電子砲やレーザー銃を放つ独特の音が響き渡った。

 そうして完全包囲が完成すると、予め潜入していた諜報員からある通信が入った。

 

 

「未来さん!現地諜報員から通信です!『フェン王国民多数存在せり。中に便衣兵あり』と」

 

 

「ありがとう〜」

 

 

 伝えてきた通信兵に礼を言う未来だが、その表情は複雑そうな表情をしていた。彼としては便衣兵自体は予想していて、その予想が当たって欲しくなかったというのが本音だ。

 

 便衣兵とは、一般人と同じ私服や民族服などを着て民間人に紛れ込み、侵攻してきた敵を倒す兵士のことだ。この兵士の厄介なところは周りと見分けがつかないことにある。適当に攻撃すると便衣兵を倒せることができるかもしれないが、民間人を巻き込んでしまうおそれがある。だからこそ、むやみやたらに攻撃できない。史実の日本軍も日中戦争でこれに苦しめられてきた。対処法として疑わしい者は全て攻撃するという手があるのだが、そうすれば国際問題になり、新たな敵を作ることに繋がりかねない。

 

 そんな便衣兵だが、未来が能力で対処できるかと言われたら「できない」と答えるしかない。未来はネクロマンス最強能力者の一角だが、彼の能力は『空間(スペース)』であり、便衣兵と民間人を見分けることができる能力ではない。そんなことができるのは海斗の『洗脳(マインド)』か、すみれの『読心術(レクリエーション)』などの相手の心や思考を読むことができる能力を持つ者やそれに類する能力を持つ者ぐらいしかいない。例外として未来予知や運命を見ることができる者、過去を見ることができる者がいるが今回は置いておく。未来の能力はそれらの能力でできるようなことができず、魔法ならできるかもしれないが、生憎彼はそれを会得していない。よって、便衣兵の対処に彼は悩んでいた。一番手っ取り早いのは、本国から対処が可能な能力者や魔法を会得している者を連れてくることだ。だが、連れてくるとなると誰を連れてくるかによって戦術が変わってしまい、ニシノミヤコを攻略するのが遅れてしまう。なら、今この場にいる者だけで対処しなければならない。

 未来はその方法に悩んでいた。悩み始めて20分経った今でもその方法は思い浮かばない。

 

 

(どうやったら損害を少なく、早く攻略できるか………最低でも便衣兵を見極めることさえできれば……)

 

 

 未来は悩みに悩んで、自分が前に出ることで自分を便衣兵に攻撃させて便衣兵をあぶり出すという策に至ってしまう。仮に未来が攻撃を受けても、パーパルディア兵が使っている銃はマスケット銃であり、そもそも銃弾が防御貫通弾ではないため防ぐことができる。それに未来は常に【固定(フィクス)】を自分の周りに纏わせているために、彼に銃弾が届く前に空中に浮いた状態で停止してしまう。それは地竜による攻撃でも同じことが言える。つまり、パーパルディア兵の装備では彼を倒すことはできない。だからこそ、彼は前に出るという判断をしたのだ。

 

 

(ん?私が攻撃を耐える?あ!)

 

 

 その時、未来はある事を思いつく。彼が前に出るということは攻撃に耐えられるからあえて出るのであって、本来は指揮官が前に出てはならない。そこまで思考して思いついたことがあった。

 

 

「通信兵!………に「突っ込んでいい」と送って!」

 

 

「え?よろしいのですか?」

 

 

「大丈夫!彼らならやってくれるよ」

 

 

 要は便衣兵からの攻撃に耐えられる人さえいれば、未来が前に出なくても良いのだ。そして、未来はそのような人物に心当たりがあった。

 

 

「さて、奴らの反応が楽しみだね。彼らを見てどうするのか」

 

 

 未来は悪い笑みを浮かべて、そう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワーク様!!日本軍に包囲されました!!」

 

 

 部下からのその報告を聞いたワークは顔を顰めた。彼はニシノミヤコ守備隊の隊長であり、守備隊3000を率いている。

 そんな彼だが、先程からアマノキ侵攻部隊と連絡が取れない。そんな中での今の報告。アマノキ侵攻部隊は降伏、もしくは全滅したとしか思えなかった。

 

 

「輸送船は?」

 

 

「全て破壊されました。脱出は不可能です」

 

 

 司令室にいる全員が意気消沈する。彼らから見て、今の状況は絶望的としか言いようがなかった。幸いにも家具などを利用したバリケードは作れたが、相手が鉄の怪物を引き連れているため意味を為すかわからなくなっていた。

 

 

「本国との魔信は?」

 

 

「ダメです。繋がりません」

 

 

「そうか………」

 

 

 彼らは本国に指示を仰ごうをするが、日本軍によるジャミングで魔信が繋がらなくなっていた。

 

 

「降伏しましょう!!もう無理です!!」

 

 

 1人の将校がそう叫ぶ。彼は手を握り、肩を振るわせていた。彼は直感で分かっていた。彼だけではない。この場にいるほとんどが分かっていた。だが、列強としてのプライドが邪魔をする。さらに抗戦派もそれの邪魔をする。

 

 

「何を腑抜けたことを言っている!!それでも列強の自覚はないのか!」

 

 

「列強もなにもこのままでは我々は全滅しますよ!!なら、全滅する前に降伏して少しでも生き延びるしかないじゃないですか!!」

 

 

「文明圏外の国相手に我々が全滅するだと!?戯言もほどほどにしろ!!」

 

 

「戯言を言っているのはあなたですよ!!現実を見て下さい!!」

 

 

 2人の幹部が言い争いを始めてしまう。それを見て、ワークはため息をはく。彼は少し考えた。すると、何かを思いついたのか2人を仲裁して、こう言った。

 

 

「分かった。降伏はしない」

 

 

「ワーク様!?」

 

 

「だが、攻勢もしない」

 

 

「何だと!?」

 

 

「今の我々には攻勢に出る兵力はない。よって、守りにならざるを得ない」

 

 

「ふざけるなぁ!!我々は栄光ある皇国軍なのだぞ!!」

 

 

 ワークのその説明に納得したのか言い争いをしていた片方は大人しくなったが、もう片方は変わらなかった。彼は声を高らかにして徹底抗戦を叫ぶ。

 

 

「なら、少しだけ抵抗しましょう。それで無理だったら降伏、耐えられそうだったら徹底抗戦でいきましょう」

 

 

「ふん!」

 

 

 その提案でようやく納得したのか大人しくなった。それを見たワークは立案した防衛作戦の概要を話す。

 

 

「まず、共有するべきこととして現状の我々は正面からでは日本軍に勝てません」

 

 

「文明圏外の蛮族に勝てないだと!?」

 

 

「はい。なので、我々は正面から戦うのではなく搦め手で戦います。フェン王国民に扮した守備隊が侵攻してきた日本軍に攻撃するのです。相手から見ればフェン王国民がいきなり攻撃してきたとみることでしょう。向こうはもちろん我々を殺そうとしますが、フェン王国民に紛れている我々を見つけるのは困難な上に、間違えてフェン王国民を殺してしまうとその場にいるフェン王国民が一斉に日本軍を敵と見做します。なので日本軍はむやみやたらに我々を攻撃できないのです。そして日本軍が攻撃に躊躇している間に我々が日本軍を攻撃し、殲滅させます。この作戦に反対の人は?」

 

 

 ワークが問いかけると誰も反応を示さなかった。よって、この作戦がニシノミヤコ防衛作戦として日本軍と戦うことになる。

 

 

 

 

 

 数時間後、ある報告によって事態が動いた。

 

 

「報告!!日本軍の攻撃によりバリケードが突破されました!!」

 

 

「来たか!!どこからだ!数は!」

 

 

「それが………正面から5人だけで突破されたのです」

 

 

「はっ?」

 

 

 この真相は日本軍の攻撃の直前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 ここ、ニシノミヤコ正面の街道には巨大なバリケードが作られていた。即席にしては頑丈であり、少なくともパーパルディア兵が使用しているマスケット銃でも抜けないほどだ。フェン王国民の家具によって作られたこのバリケードは、いわばニシノミヤコの砦となっていた。

 

 

「なぁ、聞いたか?」

 

 

「何がだ?」

 

 

「アマノキ侵攻部隊が全滅したって噂だよ」

 

 

「あぁ、聞いたぜ。一向に連絡がつかないから日本軍とやらにやられたってやつだろ?まさか、そんな出鱈目信じるのか?」

 

 

「信じるも何も俺たちが包囲されている時点でその噂は本当のことなんだろうな。もし嘘だったら今頃はとっくにアマノキを落としてるだろうし、連絡もつくはずだ。それがないんだから噂は本当なんだろう」

 

 

 包囲されているのに余裕そうに会話している。そんな彼らの横には殺されている裸の女性が何人もいた。そのどれも若い女性だ。

 彼らはニシノミヤコを制圧して守備隊としての任務についた時から、暇を見つけては若い娘を攫って犯していた。抵抗すれば暴行し、用が済めば殺害する。それは日本軍に包囲されている間も続行していた。

 

 

「まぁ、いくら日本軍がアマノキに侵攻した部隊を全滅させても、それは奇襲だったからに過ぎない。我々は奇襲なんぞにやられないから大丈夫だろ」

 

 

 日本軍に包囲されても余裕なのは、日本が文明圏外の国であるからパーパルディアより弱いという先入観から、侵攻部隊が全滅したのは奇襲にあったと認識しているからだった。鉄の怪物を引き連れているのは既に守備隊全員が知っているが、動いていないことから所詮幻覚か張りぼてだとした。だが、実は動いていないのは停車して待機状態だったためだ。そんなことを彼らは知っているはずがない。

 

 

「そろそろ女で遊んでくる。しっかり守っとけよ」

 

 

「分かったぜ」

 

 

 そんな時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「とぉーーーーーーーーー!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 バリケードが一瞬にして破壊された。その近くにいた彼らもそれに巻き込まれて、バリケードの瓦礫の下敷きになった。

 

 日本軍の攻撃が始まったのだ。

 

 

 

 

 

 

(よし、あいつらだな)

 

 

 民家の影に隠れている便衣兵。その服装はフェン王国民が来ている和服であり、フェン王国の主力武器である刀も見かけではあるが腰に差していた。そんか便衣兵だが、本来の武器であるマスケット銃は周りからバレないように巧妙に隠していた。それに、そのマスケット銃はすぐに発砲できるようにしているという。

 

 日本軍の5人が無防備にも街の中心に堂々とやってきた。全員マントを被っているので素顔や中の服装は分からないが、そのマントには日本軍の軍旗と同様の旭日旗が描かれていた。それによって彼の5人は日本軍だと分かった。

 便衣兵はそんな彼らに向けてマスケット銃を向けて発砲した。発砲音は10発聞こえたことから便衣兵は少なくとも10人以上いることになる。

 発砲した便衣兵は標的を見る。すると5人に向かっていた銃弾は体に当たり、弾かれていた。

 

 

「なっ!?嘘だろ!」

 

 

 便衣兵は思わず口を開いてしまう。それに気付いてすぐに口を押さえて息を潜めるが、それは無意味だった。目の前にいきなり5人のうち1人が現れ、便衣兵は殴られて意識を失った。

 

 

 

 

 殴られて空に吹き飛ばされた便衣兵を見て唖然とする他の便衣兵。フェン王国民も唖然としていた。そんな状態の中、5人のうちリーダーと思われる1人が前に出て、マントを脱ぎ捨てて、大きな声を出して話し出した。

 

 

「パーパルディアの諸君!!筋肉は好きか!!!」

 

 

 便衣兵とフェン王国民は固まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「未来さん、本当に彼らに任せて良かったんですか?」

 

 

 未来の近くにいる1人の兵士が聞く。その兵士の顔は引き攣っているような感じがしたが、未来はそれを気にしないで答える。

 

 

「大丈夫だ。問題ない」

 

 

 そう答えた未来の顔は妙にキマってたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

「パーパルディアの諸君!!筋肉は好きか!!」

 

 

 そう大声で問いかけたその人物は、その場にいるパーパルディア兵やフェン王国民にとって変人という他なかった。その人物は上半身裸で鍛えてある筋肉を露出させており、それを見せつけるようにしている。しかもパンツの色は赤色で、日本人が見たら一目でリーダーと分かるようになっていた。

 

 

「何者なんだぁ!!貴様らは!!!」

 

 

「俺たちが何者かだって?ならば教えてやろう!!!」

 

 

 赤パンの男がそう言うと、後ろにいる残りの4人もマントを脱ぎ捨てる。そうして露わになった4人も上半身裸であり、それぞれ青、黄、緑、ピンクのパンツを履いていた。

 

 そう、()()()()()()()()()()()()()()()()()()のである。

 

 そんな変人集団は妙にキレッキレの動きをしながら名乗り始める。

 

 

「「「「「聞いて驚け!!!」」」」」

 

 

「熱量全開!!燃える筋肉!!マッスルレッド!!」

 

 

 赤パンを履いている者はフロントダブルバイセップスを行う。代表的なポーズにして、上腕筋、前腕、腹筋、脚を強調するポージングだ。

 

 

「汗も滴るいいマッチョ!!マッスルブルー!!」

 

 

 青パンを履いている者はサイドチェストを行う。主に横から体の厚みを見せるポーズで、腕や胸の厚みや背中や脚を見るポージングだ。また、肩の大きさも強調するポージングでもある。

 

 

「敵すら惚れる肉体美!!マッスルイエロー!!」

 

 

 黄パンを履いている者はサイドトライセップスを行う。腕を横から見せて上腕三頭筋を強調する。

 

 

「全てを弾く鋼の肉体!!マッスルグリーン!!」

 

 

 緑パンを履いている者はアブドミラルアンドサイを行う。腕を頭の後ろに乗せて、腹筋と脚を強調する。

 

 

「ハーレムマッスル!!マッスルピンク!!」

 

 

 ピンクパンを履いている者はフロントラットスプレッドを行う。腕を脇腹に向けて曲げ、背中の筋肉を大きく左右に広げて、背中の横幅を強調する。

 

 全員が名乗りを終えると、一斉に強調している筋肉をさらに強調する。

 

 

「「「「「筋肉は全てを解決する!!!」」」」」

 

 

「筋肉戦隊!」

 

 

 

 

 

 

「「「「「キタエトルンジャー!!!」」」」」ドガーーーーーーーン!!!

 

 

 

「レディー、マッスル!!」

 

 

「「「「ムキー!!!」」」」

 

 

 場はカオスになった。

 

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