皇国の幻想〜異世界へ〜   作:大和ゆか

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本編
プロローグ


日本皇国ネクロマンス本部

 

 

 

 

「で?何か言い訳は?」

 

 

 

 目の前に正座をしている人が2人。そして、そうさせているのが1人。

 この光景だけで説教をしているとわかるだろう。証拠に周りは誰もいない。

 

 

 

「予算を勝手に使ったのは悪いと思ってます。」

 

 

 

そういう正座をしている中の1人、明石夕陽(あかしゆうひ)は一度謝罪してから、目を輝かせて、

 

 

 

「しかし!既存の兵器の魔改造や架空の兵器の再現こそロマンなのです!!そうでしょう?トヨ?」

 

 

 

「はい!!男たるもの、兵器の魔改造はロマンです!!目指すは何にも負けない最強の兵器!どうですか!!少年心がくすぐられるでしょう?」

 

 

 

 そう言ったのは、太田豊彦(おおたとよひこ)

 夕陽の親友で、2人揃って『狂気の技術者』と呼ばれている。

 それゆえに制御が難しく、今のように勝手に予算を使うことがある。

 それに、それらによって造られたものは何かと役にたったりしているので、尚更質が悪い。

 

 

 

「はぁー…。それで?今度は何をやった…の…?」

 

 

 

 そう言って、報告書を見る説教をしていた人、大和ゆかは絶句した。

 そこに書かれていたのは、某猫型ロボットが持っているあれだった。

 

 

「咲夜…今すぐ未来に頼んで処分してきて」

 

 

「畏まりました」

 

 

 即決した。さすがに、大量破壊兵器(地球破壊爆弾)の文字を見たら焦る。

 そして、再び2人に説教という名の雷が落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本皇国。

 2015年を分岐点とし、能力や魔法が普及し、科学との融合に成功した国。

 第三次世界大戦から第五次世界大戦までの期間を経て、世界はアメリカと日本の二強が台頭した。

 

 

 

「全く…あいつらは暴走なんかしなければ有能なんだけどなぁ」

 

 

 

 ゆかは書類仕事が終えたのか、ソファに寝転がってのんびりしている。

 その横では、紅茶を飲んで寛いでいる人物がいた。

 

 

 

「僕もそう思うよ。でも、面白いことには変わりないしね」

 

 

 

「そうなんけどな…」

 

 

 

 小野未来(おのみく)。れっきとした男子であるが女子力が高く、今も磨いている。まあ、本物には敵わないが。

 すると、ゆか達は異変を察知したのか、真剣な面持ちになり立ち上がる。

 

 

 

「時空が歪んでいる…未来、範囲はわかるか?」

 

 

「日本全国に広がっているね」

 

 

 

 未来は、空間系能力者。その頂点に立っていると言っても過言ではない。故に能力を使わなくても時空の歪み程度は簡単に観測できる。

 

 

「よし。今すぐ警戒レベル5に引き上げろ!いつ何があるがわからんぞ!」

 

 

「了解」

 

 

 未来はその場から消えた。やる事をやりに転移したのだろう。

ゆかはため息をついて、こう呟いた。

 

 

「退屈はさせないでくれよ…」

 

 

 ゆかの口角が密かに上がっていたのは、これから起こることを予測できていたからかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

2041年1月24日 日本皇国、異世界へ転移

 

 

 

 

 

 

 

 

魔王編にて、登場させて欲しいキャラは?(参考として検討します)

  • レミリア・スカーレット
  • フランドール・スカーレット
  • 両方出して欲しい
  • 出さなくても良い
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