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△月/日
最近、支取からよく話し掛けられる様になった。どういう風の吹き回しだ?って思わざるを得なかった。
いや、別に話し掛けてくる事は嫌じゃねぇんだけどさ。支取の事は別に嫌いじゃない。寧ろ好ましい方だ。生徒会長としても一人間としても。まぁコイツも悪魔なんだけど。
ただ、これまでそんなに話さなかった奴に話し掛けられると、ちょっと戸惑う。クラスの奴らもびっくりしてたし。
そういや、支取と兵藤がよく話してるのを見掛ける。しかも言葉の端々に俺の名前を出したり。
なんか企んでんのか?
△月]日
朝からやけに体がだるかった。ミッテルトを初めて蹴り飛ばした時と同じ感覚だ。
まぁ、最近は体動かしてばっかだったからな。多分その疲労だろう。わりと普段から体動かさねぇからな、俺。
ミッテルトから心配されたが、休む程ではなかったので学校は行った。兵藤がわざわざクラスまで来て、グレモリーの時の事で改めて感謝してきた。いや、だから俺何もしてねぇっつーの。お前が頑張ったんだろ。
放課後になったらオカ研に呼び出されて、他の奴らからも感謝された。
何なんだお前ら。何もしてない奴に感謝すんなよ、兵藤に感謝しろよ兵藤に。おそらくっつーか確実に1番頑張ったぞ、コイツ。
聞けば、『禁手』っつー神器の奥義みたいなやつを一時的に使用したんだと。それがあの鎧みたいなやつか。
多分ドライグさんが何かやったんだろうな。兵藤助けてくれてありがとなって言ったら全員が驚いてた。
いやお礼するだろ、この人(ドラゴンだけど)がなんか助言しなけりゃそれやらなかっただろうし。
しかし禁手か。聞けば聞くほどに厨二病感満載だな。俺の神器もなったりするんだろうか? まぁ、鍛えたりしてないしそもそも使った覚えもないから無理だろうけど。
△月[日
ミッテルトが家事を頑張っている。最近は洗濯や皿洗いだけでなく、家の掃除までやってくれている。
別にメイドじゃないんだから、そこまでしなくて良いと言ったが、住まわせてもらってるからこれくらいはって言って拒否されてしまった。
本当に気にしなくていいんだが……でも、本人がそう思ってるなら、俺がそれ以上口出す訳にはいかない。それは無粋だ。
でも、流石に任せっぱなしなのは俺も嫌なので、俺も手伝った。人に何かをやらせっぱなしなのは落ち着かないんだよ、申し訳ないから。
あの時も言ったけど、ミッテルトは同居人だ。家主だからどうこうみたいな上下関係は存在しない。一緒に住んでるなら、対等だ。
△月_日
今更だが、兵藤の腕ってすごい事になってるよな。
なんでも『禁手化』の代償として、左腕を支払った結果らしい。やっぱ代償無しにあんな事は出来ねぇ訳か。まぁ、明らかオーバースペックだったもんな。
だが、それを俺に相談するのはどうなんだ? 俺の神器でどうにか出来ないか、みたいな事を言ってたが、何度も言う様に俺は自分の神器使った事ねぇんだよ。覚えがない。
そしたら、サーゼクスさんとセラフォルーさんと一緒に居た事を指摘された。そりゃそういう風に転移されたからな、必然的にそうなるだろ。
取り敢えず、治す事は出来ないと言っておいた。変に希望持たせるのもあれだから、しっかり断言した。
それが出来たらとっくにやってんだよ。普通に不憫だろ、兵藤が。
△月-日
グレイフィアさんが家に来た。ミッテルトの事で話があると言っていた。
俺がミッテルトをただの同居人として扱う分には構わないが、他の悪魔達からはそうは扱われない。何か対策をしておいた方が良い、との事だった。
ミッテルトの事を心配してくれたのか。なんだ、礼儀はアレだが良い人じゃないか。
しかし、対策と言ってもな。そもそもアンタの旦那が俺に興味を持っている事を誰かに知られてなゃ、こうはなってないんだけどな。
なんて言うのは怒られそうなので、考えておくとだけ言って、ライザーから貰っていた紅茶を飲んでグレイフィアさんは帰っていった。
ミッテルトが申し訳ない顔をしていたが、何も気にする必要はないと言っておいた。
手出して来たなら蹴り飛ばすだけだ。コイツを悪魔にするつもりもない。コイツの償いを邪魔するなら、問答無用で蹴り飛ばす。そういう覚悟があるぜ。
△月+日
学校の帰りに、スーパーで買い物をしている時にアルジェントと出会った。
そういや何処に住んでんだろと気になって聞くと、どうやら兵藤の家に居候しているらしい。しかも今はグレモリーも居るんだとか。
アイツ何してんの? アルジェントはともかく、なんでグレモリーまで居んだよ。おかしくねぇか? 何考えてんのかまったく分からん。
その内、姫島とか塔城にまで手出すんじゃねぇだろうな。姫島はともかく、塔城に手出す様なら俺が黙ってねぇぞ。あんな良い後輩を誑かすとか巫山戯んな。
あと、今日は家に寄る予定だったらしい。ミッテルトとご飯を作る約束をしていたんだとか。
仲良くしていて良い事だ。交友関係は広くて損はないからな。友達は多ければ多い程に良いというものだ。
まぁ、俺はそんな友達居ねぇんだけどな。不良のレッテル貼られてるし。
アルジェントから兵藤ともっと仲良くなるにはどうすればいいのかを相談された。いや、俺に相談されても困るんだがな。
言っちゃ悪いがプロポーション的にはグレモリーの方が優れてる訳だし、アルジェントはその持ち前の優しさで兵藤を支えてやれば良いと言った。
アルジェントも可愛いらしい顔してるし、そんな奴に優しくされれば付き合いも結婚もしたくなるだろ。
あと、なんかミッテルトは頬を膨らませてた。悪戯心で押してやったらポコポコされた。可愛かった。
△月*日
ミッテルトと買い物に出掛けた。つってもスーパーで食材だったり菓子類を買ったりしただけだが。
ミッテルトに好きなものを聞くと、クッキーなどの甘いものが好きだと教えてくれた。実に女子らしくて良いと思う。俺もクッキーは好きだ。
俺がそう質問したからか、ミッテルトから俺の好きなものも聞かれた。俺も甘いものが好きだと答えたら、同じっすねと笑っていた。
甘いものは良い。気が休まるというか、食べてて落ち着くからな。
今度、クッキーでも作ってみるか。