不良男子の生活記録   作:全智一皆

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 □月QW日

 グレモリーに木場に何があったのかを尋ねた。

 なんでも、『聖剣』?とか言うのが関わっているらしい。聖剣って言うとあれだろ? エクスカリバーとかデュランダル、グラムとかフラガラッハとかのやつだろ。あれ、フラガラッハって魔剣だっけか?

 そう言うとまた驚かれた。だからさ、何で一々驚くのお前? 俺はそんなに馬鹿っぽいか? 別に成績悪くねぇぞ俺。

 まぁとにかく、木場はその聖剣とやらに復讐心みたいなのを持ってるんだと。聖剣に復讐心を持つなんざ、随分とアレな出自なんだろうな。

 

 まぁ、アイツが間違った事やらかしそうなら蹴り飛ばしてでも止めるだけだが。

 

 

 □月QE日

 また黒猫と会った。今日も黒猫の方から近付いて来てくれた。

 今日はコイツの為に餌を買ってたので、それをやったら美味しそうに食ってた。ったく、人の心が分かった様なやつだ。美味そうに食いやがる。

 撫でてやると、可愛らしい声で鳴いてくれた。やっぱ人懐っこいのかな? 野良にしちゃ珍しい限りだ。

 色んな所を撫で終えると、手を舐められた。本当に人懐っこいやつめ。また餌を持ってきてやろうと思う。

 

 ミッテルトに猫か犬ならどっちが好きか聞いたら、犬っす! と元気よく答えた。確かにこうして見るとミッテルトは犬っぽいな。

 試しに撫でてみると照れくさそうにしてた。うん、可愛い。

 

 

 □月QR日

 クッキーを焼いたのでオカ研の部室に行くと、変な格好をした女二人が居た。しかも前の変な奴が持ってきた剣と似た様なやつを持ってた。

 紫藤イリナとゼノヴィアと言うらしい。わざわざバチカンから此処まで来て、エクスカリバーとか云々の話をしていた。

 要約すると、エクスカリバーが盗まれた→こちらの管轄だから悪魔は手を出すな、という事らしい。

 ぶっちゃけ言ってる事があまりにも馬鹿馬鹿し過ぎて理解する気にもならなかったが、取り敢えずこの二人が持っているのは聖剣エクスカリバーで、俺が出会った変な奴が持っていたのも聖剣らしい。

 バカじゃねぇの? 絶対偽物だろそれ。そう言うとめっちゃ怒られた。いや、実際そうだろ。少なくとも俺が知ってるエクスカリバーは『破壊』だとか『擬態』とか特性はねぇぞ。

 しかも、コイツらはあろう事かアルジェントを罵倒しやがった。悪魔を癒す異端、死んで償う方が良いだとかな。

 兵藤が文句を言う前に俺が文句を言った。少なくとも、お前らみたいな上から目線な奴らよりもアルジェントの方が天使と言われても納得出来る。

 

 その後、木場もやって来て兵藤と一緒に喧嘩を売ってた。俺もそれに混ぜてもらった。ほぼ割り込んだ様なもんだけどな。

 わりとこういう戦闘ってのは初めてだったが、別に怖くはなかった。弱いやつから先に潰す考えで俺を狙ってきた。二人揃って女だったが、容赦なく蹴り飛ばしてやった。

 でも、最後に兵藤がアルジェントと塔城の服を消し飛ばしたんで兵藤を全力で蹴り飛ばした。何してんだよテメェ馬鹿じゃねぇの?

 グレモリー辺りが魔法を使ったお陰で服は戻ってたけど、全員が俺を見てた。見てねぇぞ、俺は見てねぇからな。兵藤を蹴り飛ばした事は謝んねぇぞ、アイツが悪いからな。

 

 

 □月QT日

 なんか兵藤達が下ネタを叫んでた。しかも一人は生徒会の一人だ。匙とか言ったっけか。何やってんだよ。

 取り敢えず特に何も言わず、兵藤に渡しそびれたクッキーを渡しておいた。何か言ってたけど無視して帰った。

 まぁ、男子高校生だからな。そういうのを叫びたくもなるだろう。

 

 今日の事をミッテルトに話したら、兵藤くんはブレないっすねーと笑ってた。優しいやつだな。俺ならドン引きする。

 

 

 □月QY日

 支取に昨日の事を話すと、顔を赤くして謝られた。いや、俺に謝られても困るんだが……まぁ、取り敢えず労いも込めてクッキーを渡した。めっちゃ驚かれたけど。

 なんだよ、要らねぇか?って言ったら、慌ててありがとうと感謝された。それで良いんだよ、感謝して食えよ。

 

 お前は良い奴だ。こんな俺にもよく話し掛けてくれるくらいには。悪魔としてもお前にはちゃんと常識あるし。頑張ってくれよ、応援してるぜ。

 

 

 □月QU日

 兵藤と匙がそれぞれケツ叩かれてるのを発見してしまった。兵藤がグレモリーから、匙が支取からだ。

 支取……お前も、その、アレだな。うん、まぁ何も言うまいよ。悪魔だもんな、やり方はそれぞれだ。

 弁明しようと口をパクパクしてる様は、やっぱり面白かった。そう慌てんなよ、悪い意味で色々慣れちまったからこのくらいじゃ見方は変えねぇよ。

 まぁ、偶に悪戯で話してやるかもだけど。悪く思うなよ、支取。

 

 あと、また黒猫に会った。今日も沢山撫でてやった。今日は腹も見せてくれた。気を許してくれたのかなと思うと、嬉しかった。

 名前とかあんのかな? いや、野良猫だからないか。

 

 

 □月QI日

 記憶が曖昧過ぎて、よく分からん。

 なんか変なおっさんに襲われて、それを蹴り飛ばしたまでは覚えてるんだが……そっから先の記憶が曖昧だ。

 なんか翼があったし、多分堕天使だったと思う。黒かったし。

 ミッテルトが怪我をしてた様な気もしたんだけど、全然傷はなかったし、多分、俺の気の所為だろう。

 

 なんかドライグさんの鎧と似た白い鎧が空を飛んでた様な気もするが……マジで記憶が曖昧だ。取り敢えずめっちゃ疲れた、さっさと寝よう。

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