不良男子の生活記録   作:全智一皆

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■  ■

 ◇月$日

 遂に明日から夏休みだ。うちの担任は話が相変わらず短いんで、早く終わった。文化委員に夏休みはどう過ごすかを聞かれた。支取と言いお前と言い姫島と言い、そんなに気になるかね。

 家族と友達と海に出掛ける予定だと言っておいた。まぁ、あくまで予定だけどなとも。姫島は同居人だが、グレモリーの眷属だからな。グレモリーに用事があったらそっち優先だろうし。

 流石に姫島置いて俺とミッテルトだけ海とか行けねぇし。んな事したらアイツに何言われれて何されるか分かったもんじゃねぇからな。

 

 まぁ、基本的には勉強だろうけどな。夏休みの課題もある訳だし。姫島も一応3年なんだからそこら辺しろよと思う。帰る時に言っとくか。

 

 

 ◇月<日

 またとんでもない相手が二人も訪ねてきた。なんで俺の家にはとんでもない奴しか来ねぇんだよ、俺の家何だと思ってんだ?

 訪ねてきたのはミカエルさんとガブリエルさん。四大天使の内の二体がやってくるとか、もはや黙示録だろこれ。

 ガブリエル。神の人という意味を持つ名の天使。神の伝令役、喇叭吹きの天使。終末の刻に降り立ち、死者を甦らせる天使とされた天使だ。

 本とか絵だと美青年で描かれてるんだが、本当のガブリエルさんは女だった。おっとりした感じの金髪の女性だった。綺麗だなーと思った。なんかミッテルトと姫島が悔しそうにしてたけど、ガブリエルさんと会った事あんのか?

 何でもあの会議の事は天界でも噂になっているらしく、是非お会いしたかったとの事らしい。だからその会議の記憶無ぇって、俺。マジで最初の出だしの所しか憶えてねぇんだよ。憶えてない事を凄いとか言われても困るっつーの。

 

 その後は適当に雑談をして二人は帰って行った。あんまり気軽に来ないでくれ、アンタら天界の重要人物なんだから。

 そういや、二人が帰った後に思い出したけど確か唯一神って死んでんだよな。今はミカエルさんがそのシステムとやらを回してるんだとか。

 やっぱ天使長は格が違うな、流石は神の如き者。

 

 

 ◇月>日

 一人で適当に散歩してたら兵藤とアルジェントに会った。なんか懐かしいな、初めてアルジェントと出会った時も兵藤と一緒だったし。

 二人は買い物をしに出歩いていたらしい。仲が良くてよろしいことだと思う。アルジェントも楽しそうだった。

 二人の……つーか、アルジェントの邪魔をしては悪いと思ってすぐ離れようと思ったんだが、兵藤に一緒に買い物に付き合ってほしいと言われた。お前さ、マジもう一回蹴り飛ばしてやろうか?

 アルジェントは気にしないと言ってくれた。本当にいい子だなぁ、お前は。お前みたいな奴と一緒に暮らせる兵藤は幸せ者だろうよ。それなのに兵藤ときたら……

 

 まぁ、結局断ったんだけどな。アルジェントにとって大事な時間だ、俺なんかが邪魔する訳にはいかんだろ。

 

 

 ◇月`日

 なんか兵藤に家に来て欲しいって言われたんで、ミッテルト達と一緒に兵藤の家を見に行ったらリフォームしていた。

 六階建てだった。いや、何してんの? 何があったんだよ。何をどうやったら何処にでもある様な家がマンションみたいな感じになる訳? お前そんな金あったのかよ。

 なんでも地下まであるらしい。しかもやったのはグレモリーの家なんだそうだ。そういや何か偉い家だったな、アイツ。そりゃそんくらいの大金たんまりあるわな。

 まぁ、だとしても訳分からんが。わざわざ六階建てにする必要ねぇだろって言ったら、オカ研の部員が一緒に住むらしい。マジでグレモリーのやつ何考えてんだ?

 兵藤のご両親は文句の一つくらい言ってもいい。俺だったら絶対に蹴り飛ばす。

 

 ミッテルトは流石っすって言って驚いてた。姫島はリアスですからと笑っていた。流石はグレモリー眷属、慣れてやがる。

 自分の家に帰って、やっぱ家は2階建てが丁度良いと思い知った。あんなに要らんわ。

 

 

 ◇月|日

 海に行く予定は無しになった。なんでも、明後日からオカ研で冥界に行くんだとか。夏休みは冥界で過ごす事になったらしい。

 姫島がごめんなさいと謝ってきた。わざわざ謝る必要ねぇのに、律儀な奴だ。

 お前はグレモリーの眷属だからな、そっちを優先するのは当然だ。仕方ねぇよ。

 ミッテルトも気にしないと言っていたから、気に病む必要ねぇぞ。また今度行けば良いだろ。それに、海以外にも出掛けるなら行ける場所は沢山あるしな。

 

 俺も来ないかと誘われた。いや行かねぇよ。俺冥界でも噂立ってんだろ? どうせ面倒事になるのが目に見えてるわ。

 

 

 ◇月∀日

 兵藤達が遊びに来た。明日には冥界に行くから、その前に俺の家で遊びたいとの事だ。

 昨日の夜にアポ取ったから全然歓迎した。グレモリーにしては珍しく俺にアポ取ったからな。それで良いんだよ、それで。事前に何か行ってくれりゃそれだけで良いんだわ。

 とにかく色々やった。一緒に飯食ったり、ゲームして遊んだり、雑談したり、とにかく色々だ。結構楽しかった。

 静かな方が好きなのはそうだが、偶には大勢でバカ騒ぎするのは良いな。

 

 ミッテルトも楽しそうだったし、良かった良かった。唯一心残りがあるとすれば、この場に黒歌が居ない事ぐらいか。

 いよいよ探しに行くか? どうせ夏休みだしな、旅行みたいな感じで行くのも悪くはなさそうだ。

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