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△月K日
前にも書いた様な気がするが、ミッテルトと本格的に共同生活をする事になった。
ミッテルトがやる気になってくれているのもあってか、取り敢えず食器洗いと洗濯は出来る様になった。料理の方は……まぁ、努力するしかねぇなって感じ。
俺もめっちゃ料理出来るって訳でもないから、強く言えないし。今度、姫島辺りに教えてもらうのが良いかもしれねぇな。アイツの和食美味かったっし。
共同生活ってのは、あれだな。新鮮だからってのもあるんだろうが、中々楽しいもんだな。意外な感覚だ。
△月L日
兵藤が普通に家に来た。何でも、悪魔として体力を付けている最中らしい。
いや、それは分かった。だからって何故に俺の家に寄るんだ。俺の家を休憩所か何かかと思ってんのか? 悪魔になって常識も抜け落ちたのか、てめぇ?
まぁ、別に気にしねぇけどな。後輩が頑張ってるなら、先輩として少しぐらい手伝ってやるくらいはしてやる。
そういや、兵藤の神器は何なのか聞いたら、何とドラゴンだった。
『赤龍帝の篭手』と言うらしい。何ともカッコイイ名前じゃねぇか。
△月"日
ミッテルトに兵藤の神器の話をすると、ひどく驚いていた。
何でも、兵藤の神器の名前である『赤龍帝』っていうのは、昔めちゃくちゃをやらかした『ドライグ』っていう名前のドラゴンの事らしい。
ドライグ。その名前は俺も知ってる。確か、ウェールズに伝わる赤い竜だったかな? アーサー王伝説に登場するドラゴンだった筈だ。
読書は好きだからな。中学生の頃は図書室の虫だったのが懐かしい。
ドライグが居るってことは、あれか。白い竜も居るのかな? アルビオンってドラゴンだっけ。個人的にはアルビオンの方が好きだな。名前の語感的に。
しかし、俺の神器には名前が無いんだな。というか形すらないからな。本当に神器なんか持ってるのか? 俺は。
△月Z日
今日は兵藤だけじゃなく、グレモリーとアルジェントが来た。
アルジェントも走ってるんだな。正直、意外だった。だってアイツ回復役なんだろ? 回復役って後衛だし、体力付ける意味無いだろと思うんだが、そこは黙っておいた。無粋な発言は控えるべきだ。
息も絶え絶えなのは、実に年相応で女の子らしいと思う。労いの意味も込めて、氷を入れてお茶を出すと美味しそうに飲み干していた。兵藤め、良い女見付けたな。頑張れよ。
あ? てめぇ等に氷はねぇよ。少し遠慮しろや、馬鹿共が。
△月X日
最近、ミッテルトが料理を頑張っている。今日はミッテルトが料理を作ってくれた。しかも一人で。
料理と言っても肉野菜炒めだが……少し焦げていたが、ちゃんと美味しかった。厳しい事を言えば、もう少し味付けが濃くても良かったかな。
だが、頑張ってくれているだけで十分嬉しかった。コイツもコイツなりに変わろうって、償おうって思ってくれてるって事だからな。
明日は俺が彼女に何か振舞ってやろうと思う。何が好きなんだろうな、ミッテルトは?
△月C日
久々にチラシを使ったら塔城が来た。やったぜ。
塔城は実に好ましく、良きできた後輩だ。ぶっちゃけ、オカ研のメンバーの中じゃ木場やアルジェントと同じくらい信用出来る。
兵藤もグレモリーも姫島も遠慮が無さ過ぎる。人としての常識ねぇのか? 特にグレモリーは偉い家出身なんだろ? 礼儀作法とかねぇのか、おい。
良い後輩には良い歓迎をしなければならない。という訳で、お茶と菓子を用意して出迎えた。今度、木場を呼び出した時にもお茶菓子を用意しようと思う。
親交を深めるという意味もあって、ミッテルトと一緒に料理をしてもらった。今回は味噌汁に挑戦した。
薄っぽかったが、美味しかった。味が薄いのは健康に良いとも言うらしいからな、何ら問題はないだろう。
そういえば、塔城は猫の妖怪らしい。妖怪も居るのか、世界は広いなと思った。
△月V日
学校に行ったら何か知らん奴が居た。何でも、グレモリーの義姉なんだと。名前はグレイフィアと言うらしい。
綺麗な人だなと思った。それだけ。つかなんでメイド服なんだ? と尋ねたら、グレモリーの実兄が魔王で、そのメイド兼妻なのだと。
しかも、その魔王様は2代目ルシファーだと言う。ルシファーに2代目とかあるんだな。つかルシファーって堕天使じゃなかったか? それで言うならサタンだと思うんだがな。
どっちにせよ、ラノベみたいだなと思った事に変わりはねぇけど。