ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話 作:CVn-α:コル・カロリ
オケコンですね。
私は17:30からの部で参戦します。
617たちにも聞かせてあげたいなということで、617たちの写真inフォトキーホルダーを付けて参戦します。
617たちにも 普通の人間らしい生活を……
もしも読者の皆様の中に参戦される方がいらっしゃれば… 素敵だ
オーケストラの奏でる楽器の調べ ミルクトゥースも喜んでいます
今日が待ち遠しかったですね ご友人…
Side ウォルター
ルビコン解放戦線から依頼……いや、"招待"が届いた。
以前に612がフラットウェルに"余裕のある今、工業や福祉にも注力するべきだ"と助言をしたと聞いている。そして、その福祉面の一環として音楽団を結成したそうだ。
612は、
「音楽団か……人間を集めて練習させればある程度のものは作り上げられる。そして、プロパガンダを目的とした音楽を作れば戦意高揚も狙える。だから真っ先に立ち上げたのかもしれないが……」
と言っていた。……まぁ、視点はこの際気にしないでおこう。実際、その分析も的を射てはいるはずだ。
それはさておき、その音楽団の初公演に俺たちも招待されたという訳だ。解放戦線の切り札のような扱いを受けているため、良好な関係を維持するためにも……といったところだろう。
「たまには撃ち合う以外の日も必要だ。……向こうからの心象を良くしておくためにも参加する。」
「「「「「「了解(ですわ)(よ)。」」」」」」
初公演の当日、新たに建築されたコンサートホールへと足を運んだ。俺たちはVIP待遇なのか、裏口から通され、全体がよく見える位置に半ば個室のような席を用意されていた。無論、他の無関係な──あくまでもオーバーシアーとは、だが──人間は近くにいない。そのため、気を使わずに鑑賞できそうだ。
公演が始まった。初めは誰もが知っているような曲だ。誰でも知っているとは言うが、実際は何十年も前の曲だ。惑星封鎖機構の締め付けが強くなる前に大量輸入された音楽媒体に収録されていた曲をアレンジしている。
次の曲は……いや、元よりパンフレットのようなものは配られていない。初公演だからか、運営側もそういったところまでは気を配られていないようだ。
どこか物悲しい雰囲気を感じさせる。まるで、次代に全てを託して逝かんとする人間のような……
「621… 俺は、お前を…」
待て、(俺の)様子がおかしい。俺は……一体、何を言おうとした?
「まさかこの曲は?!……何故だ。何故この曲が……」
612が何か言っているようだが、俺の耳には入ってこない。何故かはわからないが、「火種を消せ」と"俺の知らない俺"が囁いてくる。
だが、その幻聴……のようなものも曲が終われば聞こえなくなった。久しく音楽に耳を傾けることが無かったからなのか、変な感受性が発揮されたのだろう。……そう思いたい。
次の曲は……これもまた物悲しい曲だ。例えるのなら……大罪を犯そうとしている愛した者を止めようとしているような……
「この星を焼き尽くそうとする人間の意思……"レイヴンの火"はここで……はっ?!私は何を……」
今度はエアの様子がおかしい。"この星を焼き尽くす"は、かつてのアイビスの火だろうか。だが、"レイヴンの火"は聞いたことが無い。確かレイヴンは、独立傭兵集団の"ブランチ"にいるはずだ。
ついさっきの俺と同じように、この曲が終わるとエアの様子も元に戻った。音楽に触れた経験が無かったため、俺と同じように変な感受性が働いたか……
次の曲は……さっきとは打って変わって、疾走感のある曲になった。まさか誰かの様子がまたおかしくは……なっていない。強いていえば、612が随分と感慨深そうに聞き入っているだけか。
「良かった
これは……様子はおかしくないな。純粋に賞賛しているだけだ。
さて、次の曲だ。これは……どこか懐かしさを覚える曲だ。聞き覚えは全く無いが。そうだな……例えるのなら、青い
「私はもう負けたくないんだ。何にも。誰にも。」
612の様子はおかし……くないのか?恐らく、613たちを喪ったあの戦いを思い出しているのだろう。あの日から612は大きく変わったが。
次の曲は……どこか異世界であることを感じさせるような曲調だ。612が目を見開いている。"何故この曲が"と言わんばかりだ。……知っている曲なのだろうか。
連想されるものは……惑星を再生させようとする意思。例えそれが自らを犠牲にするものだったとしても。
何故ここまで具体的なものが連想されるのかはわからないが。
紡がれる言語は聞き覚えがない。ルビコンへの入植の歴史を考えると、恐らく初代の入植者が伝えてきたものだと思われるが……
そんな思考は突如中断させられた。非常事態を知らせるアラートが大音量で鳴ったからだ。
『全館に報告、アーキバスによる襲撃だ!!要人は地下シェルターへ避難を。戦闘要員は直ちに戦闘配置に!!』
なるほど。要人が集まっていることを嗅ぎつけて襲撃に来たか。だが、まだ戦闘の音は聞こえてこない。612たちがACに乗り込む時間はあるだろう。
「アーキバスの回線に接続できました。盗聴を開始します。」
エアが早速仕事をしてくれた。Cパルス変異波形としての特性を最大限に活かしている。今となってはオーバーシアーに必要不可欠な存在になっている。
『ルビコンの猿共が何かしていると思えば……猿のクセに人の真似事をするとは思い上がりも甚だしい。目障りです。潰してしまいなさい。』
「……ウォルター、出撃してくる。ここであの目障りな役人を殺しても構わないだろう?」
「……ああ。どうせいつかは排除するべき奴だ。好きにやれ。」
……不憫なことだ。今の612は相手に一切の容赦をしないだろう。俺たちとの時間を邪魔されて怒り心頭だ。
しかし珍しいことではある。612があそこまで感情を──正確には負の感情を──露わにするのはいつぶりだろうか。……いや、俺の直接見た限りでは、あそこまで露わにしたのは初めてだ。
『なっ?!あの識別は……!!まあ良いでしょう。鬱陶しい駄犬共もまとめて駆逐する機会だと思えば良い。』
『お前は私の(ウォルターたちとの時間の)邪魔をした。ここで死ね。』
この後は612による一方的な蹂躙、そして後詰めとして少し遅れて到着した617たちによる殲滅が展開された。スネイルは辛うじて逃げ出したようだが、それ以外のMTや非隊長格のACが多数撃破され、アーキバスは痛手を負っただろう。
今日は何故か疲れさせられた1日となった。俺やエア、それと恐らく612の様子をおかしくさせた曲……一体どんな関係があるのだろうか。
だが、それを知ることは決してできない。俺の勘がそう囁いている。
バイトのデスマーチ中に唐突にひらめきました。金曜日に思いついたのでクオリティはお察しですが(白目)
なんとか当日の朝までに仕上げたかったんです……
ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)
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C4-617
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C4-618
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C4-619
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C4-620
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C4-621