ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話   作:CVn-α:コル・カロリ

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最後のオチに途中で気づいた方は、是非どの段階で気づいたのか教えて下さい()

まさかこのネタが実現できるとは……
つまりはオマちゃん並のオリチャーを組み込んだことになるので走者の腕前に期待ですね!!



敵の潜水艦を発見!ダメだ!ダメだダメだ!!

 

Side ウォルター&カーラ&612の会議

 

「ウォルター、企業へのハッキングが完了したよ。」

 

「どうだった。」

 

「妨害は結構手酷く受けているようだね。ただ、ベリウス地方で基地を失陥して、戦力が中央氷原に集中したと上は考えているみたいだね。」

 

「実際のところはそれも有り得るが……少なくともオールマインドは嘘は言っていないようだな。」

 

「そうだね。となると本当に技研が作ったAIだったのか、私たちにコーラルを見つけて欲しい勢力なのか……」

 

「少なくとも、俺に技研の関係者として接触してきた以上は技研絡みのはずだ。となれば……あの狂った男の遺志で動かされている可能性も頭に入れねばな。」

 

「それはそうだね。さて、中央氷原への足についてだけれども……コイツをどうするかが問題さ。」

 

「オールマインドは高速で飛行する手段を推奨していたが、ハッキリ言って無理がある。ハウンズのACにそれを支える設備群……ヘリを使うにも限度がある。」

 

「となると、船舶……はバルテウスにでも襲われたらお終いだから却下だね。」

 

「重武装を施すのはどうだ。」

 

「バルテウスだけじゃなくてLCやHCも一緒に来たら無理だね。ノロマな船じゃいくら頑張っても大きな的に過ぎない。」

 

「ウォルター、1つ案があるのだが……」

 

「なんだ、612。」

 

「見つかって攻撃されるのが問題なら、そもそも見つからなければいい。……潜水艦はどうだろうか。」

 

「そもそも見つからないようにする、か。発想としては悪くないが、いくつか問題点がある。」

 

「それは私から説明するよ。」

 

・建造ドックが無い

・中央氷原側に停泊する施設が無い

・海流や海底の地形データが無い

・上3つを解決できる人材にアテが無い

 

「文字通り1からのプロジェクトになる。金はハウンズがどうにかしてくれるだろうね。ただ、技術と人が足りない。実用的なものができるまでに……少なく見積っても3年くらいはかかるはずさ。」

 

「しかし、完成すれば悟られずに移動できること、物資輸送用のタイプも作れば安定的な補給ができるメリットがある。ルビコンでの活動が長期間……10年近くになりそうなら検討しても良いんじゃないか?」

 

「そうか、お前にはまだ言っていなかったな。オールマインドによれば、コーラルによる破綻を迎えるまでに……最良のケースでも10年程度だ。つまり無駄になる可能性が高い。」

 

 

「超巨大潜水要塞双胴強襲揚陸艦 デュアル超大和の夢が……」

「それなら確かにコストとリターンが見合わなさそうだ。こうなれば、封鎖機構を事前に叩く形で安全を確保する方が良さそうだな。」

 

「そうしてくれると助かる。」

 

「……ただ、それでも限界はあるだろうし、何より企業の増長も招く。惑星封鎖機構を叩くために企業を叩く、そんな事態になりかねない。そうなるとハウンズの消耗も危険なレベルに達するかもしれない。」

 

「そしたら、ACなんかの重要度が高いものはヘリで、それ以外のものは自動航行の潜水艦モドキを作って対処しようかね。潜る深さを50mとかその辺にしておけば開発期間を大きく短縮できる。いざとなれば古い時代の兵器の図面を引っ張ってくるさ。」

 

「それで頼む。金なら必要なだけ依頼をこなして引っ張ってこよう。」

 

「ま、サブプランとして大陸間で物資を輸送できるカーゴランチャーでも作っておこうか。これも基礎設計と試作品からになるがね。」

 

 

 

Side 617(withハウンズ(612以外))

 

「621、そう言えばですが……」

 

「何かしら?」

 

「貴方はお兄様にそこまで好意を抱いていないように見えるのですが、何かありましたか?」

 

「別に、嫌いって訳じゃ無いわよ。先輩たちとは違って、まだ助けられたりしたことが少ないから……だとは思うわよ。」

 

「その割にはお父さんには私たちと同じくらい執着してる。どこかアンバランス。」

 

「……ハッ?!もしかしてお兄様に《自主規制》や《自主規制》をされているから……?!やっぱり……この脂肪の塊が……どうして私にも付いていないのですか?!不公平ですわ!!

 

「それは無いわ。」

 

「お兄様は私たち全員を同じように見ています。619、それは本当に無いはずです。」

 

「ムムム……それじゃあお兄様のイケナイ秘密を知っていて逆に《自主規制》な側に回っているから??それはそれで唆られますわね……お兄様が兄としての体裁を保と──

 

「……様子のおかしい619は一度放っておきましょう。ここまで来たら単刀直入に聞きます。621、貴方はウォルターに関することで何か隠し事がある……なんてことはありませんよね?」

 

「……どうやら、話すまでは逃がしてくれなさそうね。」

 

そこから621は、これまでに3周した記憶があることとその内容、その全てで私たちは全滅していたことを話した。

そして、お兄様も形は違えども"前"の記憶を持っていることも。

 

「……普通であれば信じ難い話です。ですが信じましょう。貴方の強くなるスピードは異常でしたが、怪しまれないように手を抜いていたと考えれば納得できます。」

 

「……私は本当は、あのスッラ?とかいう奴に殺されていた……つまり今生きているのはお兄のお陰。」

 

「そうですわね。カタフラクトを壊した時に誰も死ななかったのも、今まで全員が生き延びてこれたのもお兄様のお陰ですわね。」

 

「後でお兄様には"お礼"をしないと。」

 

「ところで、それはお父様には伝えたんですか?」

 

「いいえ、伝えていないわ。……今のウォルターにレイヴンの火のことを伝えれば精神にダメージを与えるだけになるはず。コーラルの破綻まで猶予が残されていて精神に余裕があるからこそ、私の犯した罪を全部受け止めようとするはず。だから……」

 

「その通りですわね。621の経験から、即座に動かないといけない緊急事態にでもならない限りは言わない方が良さそうですわ。少なくとも、お兄様がお父様に伝えていないのであればお兄様なりの考えがあってのはずですから。」

 

「619のポンコツな時と真面目な時の温度差が激しすぎて風邪をひきそうになる。」

 

「618、今は茶化さないの。」

 

「私はいつだって大真面目ですわ!!ただちょっとお父様とお兄様への愛が止められないだけなんですの!!」

 

またいつものように騒がしくなってきました。

お兄様が見れば「妹たちがあんなに楽しそうに……」と涙を流しながら喜んでいるでしょう。

 

私もお兄様が生きていてくれて嬉しいです。何があっても死なせたりなんかしません。

 

私たち以外であれば、何を切り捨てても、何を踏み台にしてでも守ります。

脳を焼かれ、記憶を失い、およそ人では無くなった私たちを人間に戻してくれたのはお父様とお兄様です。

であれば、この命をお父様とお兄様のために使うことに何の躊躇いがあるでしょうか。

えぇ、命を捨てることになればお父様もお兄様も悲しみます。ですから捨てるような真似はしません。ですが、"使う"くらいなら良いでしょう。お兄様だって私たちのために使っている訳ですし。

 

 

 

Side 612

 

「ハウンズ、仕事の時間だ。」

 

ウォルターの号令でブリーフィングが始まる。

 

「内容は、北西ベイエリア付近にある造船所の襲撃並びに情報収集だ。」

 

「この造船所はルビコン企業のものと名義上はなっているが、実態はアーキバスの手駒だ。」

「中央氷原との兵站線を確実にするために、自動航行が可能な小規模潜水艦を建造し、補給艦とする計画を立てている。」

 

「目標は、造船所並びに造船関連のデータ奪取、その後に破壊だ。」

「データの中に対潜兵器の実戦配備を示すものがあれば、今後の計画に大きな修正が必要になる。安全な兵站線の確保のためにもデータ奪取は確実に行わなければならない。」

 

「カーラのハッキングドローンを投入し、サーバー内のデータを全て抜き取る。それと並行してRaDの人員が紙ベースのデータも奪取する予定のため、建造物への攻撃には細心の注意を払え。」

「そして、建造物内での作業が完了し人員が退避したことを確認したら造船所を破壊する。」

 

「ブリーフィングは以上だ。」

 

 

さて、毎回戦闘の様子をお届けするのも冗長になるだけなので省略する。

警備用のACが数機いた程度で、負ける方が逆に難しい。

 

基地の警備兵との戦闘でRaDの人員に数名の死傷者が発生したようだが、それ以外には損害らしい損害はなかった。

 

 

どうやらアーキバスは、バートラム宇宙港を接収し、中央氷原側での補給拠点とする計画を立てているようだ。現在確保しているクリフォード宇宙港はベリウス地方の兵站線のみを任せることで、アーレア海を超える際のリスクを排除しようとしているのだろう。

しかし、中央氷原に進出するための最初の一歩としてはヘリを使ったピストン輸送でか細くはあるが兵站線を確保するつもりのようで、船舶はサブプランとなっていた。

 

だが、目標である船舶関連の技術を入手することができた。それと、やや……どころかガッツリとマッチポンプではあるが、そこで働いていた人員が職を失い一部RaDに流入したようだ。(もちろん、造船所の襲撃にRaDが関わっていたことはバレないようにしてある)

造船業に携わっていたのをいい事に、RaDでも造船業を始める口実にしたようだ。本当はそんな口実は無くともできたのだが。

 

そうして妹たちと封鎖機構やアーキバスやベイラムを叩いたりして半年ほどが経過したころ事件は起こった。

 

 

「どうしたカーラ、緊急通信とは珍しい。」

 

『……良い知らせと悪い知らせ、どっちから聞くかい。』

 

「良い方から聞こうか。」

 

『物資輸送の潜水艦とサブプランの大陸間長距離カーゴランチャーが完成した。』

 

「当初は早くても1年ほどかかる見込みだったが……随分と前倒しできようだな。」

 

『RaDの方で吸収した人材の中に優秀なのがいたのさ。』

 

「なるほど。それで……悪い知らせは何だ。」

 

『その人材の中にイカれた奴がいてね……目玉にしていた大型輸送潜水艦とカーゴランチャーのプロトタイプ……オーバードレールキャノンを持ち逃げしやがったのさ!!

 

通信機越しではあるが、ドン!という鈍い音が聞こえた。

 

「カーラ、怒る気持ちはわかるが物に当たるのは……」

 

『ついでに技術者を200人ほど引き抜いていきやがったんだ!!』

『……すまない、取り乱したね。ということでハウンズに依頼を出して欲しい。まだソイツは造船所から出港して……ベリウス地方の南西部、つまりハウンズの拠点からそこそこ近い位置にいる。』

 

『名前は……オーネスト・ブルートゥ。ソイツを消してくれ。』

 





物資輸送の為のカーゴランチャー……の試作品であるオーバードレールキャノン、そして大型の潜水艦……何も起こらないはずも無く……

ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)

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