ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話 作:CVn-α:コル・カロリ
今回はほのぼの日常回です。
解放戦線への支援が実を結びました。
最後に安いオマケを付けています。
本当は中央氷原に行くまでの話にしようかと思いましたが、コーラルを受信してしまったので安いオマケをねじ込んでその話を次回に回すことにしました。
Side 620
「さて忠犬たち、この前の任務は大変だったね。」
「まさかブルートゥの奴があそこまでできる奴だとは思っていなかった。……あっ待て621曇るんじゃない。大した怪我も無かったし生きているから大丈夫だろ?!おい!621!621!!」
「……あそこの夫婦漫才……じゃなくて兄妹漫才はさておき。残念だけれども、回収した潜水艦はスクラップ行きになった。」
「夫婦漫才……」
「621にだけ抜け駆けなんてさせない。」
「それなら私たちも妻にならないとおかしいですわね。」
「同意です。」
「……ハァ。修理自体は可能だが、外殻を修理した継ぎ目がどんな影響を与えるのかがわかっていないから念の為に新造することになった。期間は半年って所さ。」
「優秀な人材を引き抜かれたんじゃなかったのか?」
「もう戻ってきたのかい。……それはそうなんだが、造船ドックや必要な工具類、ある程度ノウハウを積んだ人材がいるからこれで行けると判断したのさ。」
「それなら良いが……造船所を作ったとなると、他の勢力にも売り込むのか?」
「ひとまずは解放戦線あたりかね。企業に抵抗できるだけの力を付けてもらわないと困る。」
「……そして基礎となるインフラをどんどん掌握し、いざ解放戦線も邪魔になれば……と言ったところか。」
「いや、流石にそこまでは考えていなかったよ。少なくともコーラルを焼き払う選択肢は今のところは"ナシ"だからね。自然にその発想が出てくるアンタが怖いよ。」
「組織を潰すには、骨格にあたるインフラか、頭脳にあたるトップを潰すのが手っ取り早いだろ?それか血液にあたる物流網をめちゃくちゃにするか。あるいは生産設備を破壊するのも──
「ストップ、ストップだ。……ちなみにだが、今のハウンズならどこまでやり合えると思っているんだい?」
「……RaDと解放戦線の支援があれば、ベイラムなら多少のゲリラ戦とそこからのレッドガン各個撃破で撤退に追い込める。ミシガンを潰せばその後は瓦解するだろう。」
「アーキバスは……そのゲリラ戦の期間が数年単位になるから不透明だな。敵も馬鹿では無いから対策を打つはずだ。それを捌ければ5年程度でいけるかもしれない。」
「もちろん、本気で潰しにかかられたら危ないが。それこそ、ヘリで移動しながら潰して回って、補給は鹵獲機体からの流用で賄ったりと厳しい状況には追い込まれるだろうな。」
「なるほどね……いざとなったらそれをするかも知れない。一応は頭に入れといてくれ。」
「わかった。」
「っと、話が逸れたね。ちなみにだが、既に小型の潜水艦……とは呼びにくいが、積載量が10トン程度のものは何隻か売却していてね。ソイツを使ってこれが届いた。」
「……この白い粉はまさか?!」
「そう、解放戦線から届いた小麦粉さ。後は砂糖もある。ここには持ってきていないが大豆、塩、他にも野菜が何種類か……ってところだね。」
「我々の食料程度なら1回の輸送で十分だしな……むしろ腐らせないかが心配だ。」
「ということで今夜はウォルターが張り切ってご飯を作っている。楽しみにしておきな。」
「1ミリも手伝っていないカーラが胸を張って言うことではないだろうに……」
「……そうかい、そうかい。そんなに胸が好きならこうしてやろうじゃないか!」
「いや今のは慣用句でちがっ
「618、やってしまいなさい。」
「了解。」
618がカーラからお兄様を引き剥がしこちらに連れてくる。
お兄様を抱き締めて私たちの存在を刻みつける。
お兄様の匂いを吸い込……タバコの臭いも混ざっていて……
「お兄様、すぐに服を替えてきてもらっても?タバコの臭いが移っています。」
「ん?わかった。少し待っててくれ。」
「……アンタ達、随分と独占欲が強いみたいだねぇ。」
「それは自覚しています。お兄様が私たち以外の誰かに取られるのを想像するだけで……その女をぶった斬りの錆にしてやることしか考えられなくなります。」
「"お兄様"に脳を焼かれているとは思っていたが、まさかここまでなんてね……ま、忠犬1号もそれを受け入れているあたり、割れ鍋に綴じ蓋ってところかね。」
「ええ。お兄様は私たちのことを愛してくれていますわ。あの時も耳元で囁きながら──
「619、説明を求めます。」
「私も。お兄にそんなことされたことない。」
──ア"ッ!!……620!あなたもその時近くに居ましたわね?!私がトんだ後にあなたもしてもらったのでしょう?!」
「……何のことでしょうか?」
「目が泳いでますわ!これは完全にヤってますわね!」
「618、今からお兄様のところに行って私たちもやってもらいましょう。」
「賛成。それはそれとして抜け駆けをした2人は後で憂さ晴らしする。」
「上等ですわ!返り討ちにしてやりますわよ!」
「それよりも、お兄様にもう一回してもらう方が良いです。」
「それもそうですわね……全員で行きますわよ!」
「全員行っちまったね。……私が621を送り届けないといけないみたいだね。」
オニイサマ!619ト620ニシタノナラワタシタチニモシテクレマスヨネ?!
ワタシタチニモシテクレルヨネ?
ソレハモチロン……
ソレナラワタシタチニモモウイッカイオネガイシマスワ!!
ワタシモモウイッカイシテホシイデス……
エッ、ソレハサスガニボキャブラリーガ…
ダイホンヲヨウイシタノデソレヲヨンデモライマス。
……コレヲ?
ソウデス。
ホントニ?
ハイ。
サスガニチョットハズカs
オニイサマ??
アッハイゼンリョクデヤリマス。デモソノマエニゴハンノジカンガ…
ン、サキニゴハン。ソノアトノオフロアガリニシテモラエバイイ。
……ワカッタ。
「ハウンズ、食事の時間だ。」
「これは……ハンバーグか!」
「肉は流石にミールワームだが、香草と塩があったから臭み消しはできているはずだ。」
「これは……葉物野菜?!いつもは茹でられた根菜でしたのに……解放戦線の人たちには感謝しないとですね。」
「ちなみに、RaDでもプラントは作っているから来年にはもっと贅沢に使えるはずさ。」
「……それに免じてさっきのは無罪にする。」
「618!サラッとつまみ食いをしようとするんじゃありません!先に手洗いですわ!」
「お兄様も行きますよ。」
そう言ってお兄様の手を握り、さり気なく関節部分の骨ばった感触だったりを楽しむ。
反対側の手はすぐに621で埋まり、お兄様はため息を吐きつつもどこか嬉しそうにしています。
やっぱりお兄様は私たちのことがどうしようもないくらいに好きなようです。
もちろん、私たちもですが。
少しだけ、お兄様と繋いだこの手を洗うのが勿体ないと思いましたが、この後お風呂上がりにしでもまたくっ付けば良いだけなので普通に洗うことにしました。
感情がわかりやすい619はともかく、618でも目に見えるほどには野菜に興奮していました。
お兄様は
「野菜を好きになってくれたか……良かった……」
と呟いていましたが、あまり美味しくないミールワームの肉はともかく、こんなにも瑞々しい野菜を嫌いになる人がいるのでしょうか……??
材料
・ルビコニアンふつうワーム1匹(中サイズ:可食部1kg程度)
・(あれば)卵
・(あれば)小麦粉
・(あれば)塩
・(あれば)コショウ
・(あれば)お好みの根菜
・(あれば)お好みの葉物野菜
はい、やってまいりましたルビコニアンふつうクッキングのお時間です。
今回は私612と、621でお届けします。
よろしく。
さて、本日のメニューですが、ルビコン特産のミールワームを使ったハンバーグとなっています。
材料に(あれば)の注釈が多いようだけれども、これで良いのかしら。
ルビコンは惑星封鎖機構によって星外との貿易が極めて困難な状況に陥っているので仕方ないですね。
もしも星外からの輸入をご希望であれば、封鎖機構の地対空ミサイル基地破壊は50万COAM、衛星砲データリンク基地破壊は100万COAM程度で受け付けておりますので、是非私たちハウンズにご依頼下さい。
さらっと宣伝をしていくのね。
まぁ、封鎖機構に喧嘩を売るのに、1人頭15万COAMが6人と弾薬費と考えれば100万COAMは妥当よね。
さて、話を戻しまして。
今回は事前に封鎖機構をじっくり強火で焼いてきたので全ての材料が揃っております。
ちなみに、ルビコニアンコーラルワームしかない場合の調理については、後日ルビコニアンデスクッキングの方でスウィンバーンが実食レポ付きの動画を投稿する予定です。爆発しそうなワームをどう捌くのかが見物ですね。
別にスウィンバーンだし雑に扱っても良いわよね。
さて、ルビコニアンふつうワームといえどもコーラルを食べて育っており、まだコーラルが体内に残っているのでそれを抜いていきます。
もしもあなたがドーザーであればこの作業は省いても構いません。
このように包丁を入れて捌き、内臓を取り出します。このとき、消化管の横にあるこの袋を慎重に取り出してください。コーラルを蓄えている量によっては爆発の危険性があります。
ですが、この作業さえ終われば残りは安心安全です。
随分と慣れているのね。
この撮影のために練習した訳では無いのですが、妹たちに振舞ったら好評だったので何となく動画にしてみようと思ったわけです。
もしかして今日の晩御飯も?
はい。
次に、筋繊維を断ち切るようにこの向きで肉を切り分けていきます。
ここで、用意できていれば塩を表面に振ってください。しばらく置いておくと浸透圧の作用で体液が染み出してきます。これには特有の臭みがあるので捨てましょう。
もしかしてだけど、子どもたちがワーム肉を嫌いなのは臭みが原因なのかしら。
多分そうですね。
さて、30分程度シミュレータに篭って時間を潰すとしましょうか。
……戦闘中……
流石はイレギュラー、7-10で私の負け越しです。
さて、ここで水洗いをしますが、軽くで構いません。先程の塩が浸透しているので、既に塩味の土台ができています。
ここからは陰険クソメガネカタツムリ野郎の顔だと思いながらミンチにしていきます。
あなたがアーキバスの社員だと言うのなら……まぁ陰険クソメガネカタツムリ野郎のままで良いでしょう。どうせ色々と思うところはあるでしょう?
途中でツナギのための卵、小麦粉と味を整えるためのコショウを入れて、最後の方に根菜類を入れます。根菜類は食感を楽しむために形は残しておきましょう。
もしもルビコニアンデスコケコッコーの卵しか無い場合は、事前に溶いて爆発の危険性が無くなってから加えましょう。焼いている途中に爆発しても自己責任です。
最後に、焼きの工程です。
最初は強火で焼いて表面を固めます。その後は弱火でじっくり焼いていきましょう。
尖った棒を刺して、透明な肉汁が出てきたら焼き加減はバッチリです。
葉物野菜があれば、盛り付けた後に添えて完成です。
はい、今回受信したコーラルはルビコニアンふつうワームを使ったハンバーグの作り方です
途中のネタは書いている時にさらに湧いて出てきました。
もしかして私の脳はBAWS第2工廠だった……???
ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)
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