ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話   作:CVn-α:コル・カロリ

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6周目の最後の展開は完全に決まっていて、8割方書き上がっているのですが、果たしてそこに辿り着くまでにどれだけの時間がかかることか&今のプロットで矛盾なく辿り着けるのか……心配だ……



ウォッチポイントを襲撃するとは……相k 何?出番はまだだと?

 

Side 612

 

621と共にエリーを収容している部屋に来た。

 

「……それで兄さん、コレどうするつもりなの?」

 

「……とりあえず最低限の衣食住は用意したし、発狂されない程度に暇つぶしの道具でも与えて放置するか?」

 

何故かはわからないが、エリーが放置と聞いて目を輝かせている。

まさか脱走を狙っているのか?

 

「放置プレイ?ハァハァそれはそれで……」

 

予想の斜め上の回答が飛び出してきた。

……どうしてこうなった?!

 

「……兄さんに色目を使うな。この駄犬。」

 

そう言いながら621が駄k…エリーをゲシゲシと蹴る。

 

「もっと……もっと蹴って下さい!」

 

恍惚とした表情で懇願している。

 

「えぇ*1……兄さん、本当に何をしたらこうなるの……??」

 

「いや、本人曰く"強化人間手術の後遺症"が──

 

612説明中

 

──という訳らしい。」

 

「……話はわかったわ。でも、それがどうしてこんなマゾ犬になるのかがわからないわ!!」

「例えば、誰かが傍にいないと発狂しそうになるとか、手元に護身用の武器がないと発狂しそうになるとか、そんなのなら理解できるわ。」

「それがどうしてこんなことに……」

 

わかる。わかるぞ、621。

依存の症状を見せていたことから、放置されるのは寧ろ避けたいはずではないのか。

 

「簡単な話です。守ってもらうために媚び諂おうとした結果がこれです。さぁ!もっと!私を!罵ってください!」

 

ウォルター、あなたに言われなくとも教訓を得ました。

"一度生まれた性癖は、そう簡単には死なない"

 

「……ねぇ、今からでも返品できないの?コレ。」

 

そう言った途端に駄k……エリーの顔が真っ青になる。

まさかまだ埋まっていた地雷を踏んだか?

 

「へん……ぴん……?わたし、すてられる……?」

「やだ、あそこにはもどりたくない……もどったら ようずみの わたしは ころされちゃう……やだ……やだ!すてないで!おねがいします!なんでも…しますから……」

 

既に掘り返していた地雷だった。

いや、それは別にどうでも良いのだが、またこの症状になると対処が面倒になりそうだ。

 

「ちょっと黙ってなさい!!」

 

「はい。」

 

621の一喝でスン…とした顔になった。

感情のジェットコースターが激しすぎて何だかよくわかりません ありがとうございました。

 

「急に冷静になられるのもそれはそれで怖いわね……」

「それで、本当にどうするの?コレ。」

 

「……ひとまず、ベイラムに関する情報は洗いざらい吐かせるとして、その後は……ノープランだ。」

「ということでこれから尋問をするから、621には記録係を頼む。」

 

「……わかったわ。コレに付き合うのは骨が折れそうね。」

 

 

尋問(健全)中

 

尋問(健全)は無事に終わった。

こう書くと、尋問(不健全)がこの後控えていると勘違いする方がいるかもしれないが、そんなことは無い。決して無い。

……私は誰に向かって弁明しているんだ?私も疲れて頭がおかしくなり始めたか。

 

「……気持ち悪いくらい協力的だったわね。」

 

「本人の言い分が本当なら、生き延びるためにハウンズに入ろうとした……虜囚の身ではあるが、ある意味目的を達成した訳か。」

 

「とりあえず私はこれを父さんに渡してくるわ。」

 

「頼んだ。」

 

 

 


 

 

Side 少しだけ621

 

 

「父さん、尋問の記録よ。」

 

「……もう終わったのか。」

 

「気持ち悪いくらいに協力的だったわ。」

 

「……この情報が本当なら、自身の安全と引替えにハウンズに匿ってもらおうとしたことにも信憑性が出てくるな。」

「情報の裏取りはこちらで済ませておく。612から何も言われてなければ今日はもう好きしろ。」

 

 

 


 

 

 

「それで、あの女狐はどうなったんです?」

 

617がハウンズ全員の疑問であろうことを切り出す。

 

「……多分だけれども、兄さんに依存したわね。捕虜として囚われている限り、情報を持ち帰られる訳には行かないから守ってくれるだろうって。」

 

「……621が言ってた"始末"がマシだったんじゃないかって思ってきた。」

 

「兄さんが、

"まだ何も危害を加えてないのに殺すのは気が引ける"

って言ってたから、そこの匙加減は兄さん次第ね。」

 

「……虜囚の身となって自分の命を守ってもらう見返りとして体を差し出して、お兄様に《自主規制》や《自主規制》なことをされているかもしれませんわ!!」

「きっと私たちにはぶつけられないような、あんな欲望やこんな欲望の捌け口にされて……羨まs……けしからんですわ!!

 

相変わらず619姉さんは脳内が真っピンクなようね。

それと、本音が漏れているわよ……同意はするのだけれども。

 

「619がポンコツになったということは、もう問題は何も起こらないサインです。安心しました。」

 

「……ひょっとしたらの話だけれども、情報を洗いざらい吐いたから後は身体くらいしか対価として差し出せるものが無い……って縋り付いているのは有り得るかもしれないわね。」

 

そう言うと姉さんたちの顔が急に真剣なものになる。

兄さんが取られるかもしれないともなれば妥当ね。

 

「案外、619の言ってることは当たっているのかもしれませんね……」

 

……まさか619姉さんの意見に全面的な同意をすることになるとは思わなかったわ。

 

「はっ?!お兄様の色々なものが危ない気がしますわ!直ぐにお兄様のところへ向かいませんと!」

 

「ちょっと619?!何をしているんですか!……はぁ。全員で向かいましょう。何かあったら止めないといけませんから。」

 

 

 


 

 

Side 再び612

 

621が退出して2人だけになると、途端に目の色が変わった。

……私が危険な目に遭った後の妹たちの目と似ている。

濁っていて、底無し沼を想起させるような目だ。

 

「ねぇ、お願い……私を求めて。」

「情報は私が知ってることは全部話したわ。だから、今にも用済みで捨てられるんじゃないかって不安なの。」

 

やはり依存は間違っていなかったか。

……正直に言おう。見た目の良い女性からこんな風に言い寄られるのは……私の性癖に刺さっている。

妹たちからの視線が時々おかしいのにも気付いているが、適切に対処すれば(私やウォルター、あるいは妹たちどうしで)危害が及ばないラインだとわかっていて受け入れている自覚がある。

このままだといつかは責任を取らされる事態になるだろうが、それも込みでだ。

 

「あなたはあの子たちを妹のように思っているのでしょう?だから……妹には向けられないようなドロドロとした欲望を向けても良いのよ?」

 

「あの子たちはずいぶんとベッタリくっ付いているみたいだけれども……可愛い子たちにそうされて随分と溜まっているんじゃない?私ならそれも全部受け止めてあげるわよ?」

 

言っていることは全て的を射ている。

 

「……これまでのあなたなら、迷ったりしないでバッサリ断っていたわよ?」

 

「ほら、私なら好きにしてもいいのよ?」

 

私の手を取って引き寄せる。

 

耳元で囁かれる。

 

「あなたは溜まったものを出せてスッキリできる。私はあなたから求められて精神的に落ち着ける。両方にメリットがあるのよ?」

 

心が揺らぐ。

 

「ね?……来て?」

 

大きく揺らぐ。

堕ちそうになる。

 

そして……

 

 

バアン「お兄様!女ぎt…駄k…その女に変なことをされていないですわよね?!?!?!」

 

急に現実に引き戻される。

─あっ、これはひょっとしなくても

 

妹たちの目が1人の例外もなくハイライトオフになる。

 

「お兄様、後で……いえ、今から"お話"があります。」

「お兄には私たちがいるのに……」

「やっぱり心配して来たのが正解でしたわ……」

「お兄様は渡しません……*2

 

「……いや、その……はい、もう好きなようにして下さい。」

 

「兄さん、"言質"取ったわよ?」

 

 

この後、妹たちに滅茶苦茶*3にされた。

 

 

 


 

 

「ハウンズ、情報の裏が取れた。」

 

「ベイラムの上層部は中央氷原への進出に消極的だ。」

「アーキバスも惑星封鎖機構の妨害によって兵站線を確保できず、小規模な観測基地をいくつか設けているだけのようだ。」

 

「中央氷原だけに限れば、ルビコン解放戦線が第二勢力になっている。無論、第一勢力は封鎖機構だが。」

 

「よって、少数精鋭のハウンズであれば十分な戦力とそれを支える兵站の確保が可能と判断し、中央氷原へ進出する。」

 

「既に潜水艦を使った物資輸送は始まっている。1週間後にはACの整備が可能な簡易拠点ができる見込みだ。」

 

「また、惑星封鎖機構の目をこちらに釘付けにするためにもウォッチポイントへの襲撃を行う。」

「襲撃は明後日だ。明日の内に準備を終わらせろ。」

 

「ブリーフィングは以上だ。」

 

 

 


 

 

──という訳だ。お前にも中央氷原に来てもらう。」

 

「あら、ちゃんと私も連れて行ってくれるのね。流石に何ヶ月もの放置プレイは嫌だもの。」

 

「放置している間に取り返されたり逃げ出されたりしても困るしな。」

 

「取り返すってところだけ聞くと、他の男から私を寝取ったみたいね。」

 

悪いがNTRは性癖の対象外……寧ろ地雷だ。

 

「……お前にまともな話し合いができると期待した私が馬鹿だったか。」

 

「それで……さっきはあの子たちに連れて行かれたけど、どこまでシたのかしら?」

 

「やましいことは何もしてないぞ。」

 

うん。色々と揉みくちゃにされたり耳元で囁かれて脳みそパチパチ弾けたりしたが、どれも健全な範囲だ。

 

「ふ〜ん……それで私の所に来たってことは、やっぱりシたくなった?あんな可愛い子たちに囲まれて何もしなかったら相当溜まっているでしょ?」

 

正直に言えばかなり溜まっている。

 

「この時間に来たのもあの子たちが寝て、途中で来たりしないからでしょ?」

「私も途中でお預けにされて我慢できそうにないの。」

 

「ここからは"大人"の時間よ?」

 

 

 

 


 

 

「兄さん、ウォッチポイント襲撃は経験済みなの?」

 

「ああ。Cパルス変異波形エアとの交信もだ。」

 

「センシングバルブの破壊はどうするの?」

 

そうだ。それが懸念点だ。

妹たちを危険*4に巻き込みたくはない。しかし、誰かがやらねばエアとの交信ができない。

私はゲーム内の交信しか知らないため、エアも"引き継いで"いるとまずいことになる。

 

「まず、617たちは外から追加でやってくる戦力の警戒という名目で外にいてもらう。」

 

「そうね。姉さんたちとエアとの交信がどうなるかわからない以上、それが良さそうね。」

 

「そして私か621どちらが交信するか……あるいは両方交信するのかだが……」

 

「私はエアと交信したい。」

 

「わかった。」

「……ハウンズの襲撃ともなれば、バルテウス1機だけでなく、追加の戦力も考えられる。不測の事態に備えるために私も外での警戒をしよう。」

 

「了解よ。」

 

「コーラル駆動の義体を用意すれば交信ではない会話も可能になるだろう。その辺は後々カーラと相談するか……」

 

「確かに、破綻まで余裕がある今なら、Cパルス変異波形との交信も信じてくれそうだし、コーラルの調査に協力してくれるとわかれば受け入れてくれるはず……よね。」

 

「そうだな。その方向で調整しよう。」

 

そしてウォッチポイント襲撃の日がやってきた。

 

*1
ドン引き

*2
ガルルルルル

*3
健全

*4
致死量レベルのコーラル奔流





次回にようやくエアとの交信ができますね……
おかしいな、AC6の二次創作なのにエアとの交信まで20話近くかかっているだなんて……

果たしてどのくらい騒がしくなることやら……
そして、エアが"引き継いで"いるのかとかは全く決めていません。
見ろ、読者たち。破綻したプロットの妥当な末路だ……

次の話は戦闘回なのである程度するすると書ける……はずです。

ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)

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