ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話 作:CVn-α:コル・カロリ
地球に密航したら、ACがタルコフ市まで逸れました。
スネイルが腹を切って詫びます。
それと、サブタイトルのネタが枯渇してきました。タスケテ…
それと(Part2)、いつになったら大きく話が動くんですかね。書いている私にも分からないのは……不便だ……
Side 612
「ハウンズ、仕事の時間だ。」
「今回の内容はエンゲブレト坑道の調査だ。」
「駐屯している惑星封鎖機構の戦力を排除しながら調査を進める。」
「今回618には調査用のドローンと充電機器を装備してもらい、地形の詳細なデータを集めてもらう。618の護衛を念頭に入れて行動しろ。」
「ドローンの他には道順を示すビーコンを設置する作業もある。これは坑道の中でも通信を可能にするための中継機も兼ねている。充電残量は1週間分を確保しているため、調査途中で切れる心配はない。」
「ただ、破壊される可能性も考慮して複数経路で通信が成立するようにしながら進め。もしも通信が途絶するような事態が発生したら、速やかに帰還のための行動を取れ。」
「調査途中で何かを見つけても不用意に動かしたり壊したりはするな。その調査はまた別日に行う。」
「ブリーフィングは以上だ。」
『コード15。ACが……6機!!ハウンズです!!』
『何故こんなところに……いや、コーラルが目当てか。だがここは既に放棄された坑道だぞ?』
『詮索は後回しだ。とにかく撤退させるぞ。』
ただのSG程度ではハウンズを止めることなど不可能だ。
止めたいのなら……SGをグロス単位で用意して、主力のHC機体をダース単位で用意することだ。
まあ、そんな大戦力をまとめたらそもそも襲撃なんてしないからな。手薄になったところを叩くまでだ。
『やはりSGではどうにもならんか……コード78を要請。最寄りの基地からでも30分はかかるのか……』
『システムより通達。坑道の浅い部分は放棄しても構わない。戦力の温存を図って増援と挟み撃ちにする。』
「ハウンズ、坑道の調査が主目的のため時間がかかる見通しだ。可能な限りここで敵戦力を削ぐぞ。」
とは言ったものの、原作でも621が一人で壊滅させていたミッションだ。
新型HCが複数配備されていれば話は別*1だが、所詮はMT程度の寄せ集め。時代遅れのゴミ……ではないな。最先端のゴミだ。
特に障害となる敵も無かった。強いて言えば道中に設置した誘導ビーコンが壊されると面倒なくらいか。
『コード31C……防衛部隊は壊滅……』
「618と621はこのまま調査を続行。617、619、620と私で迎撃に向かう。」
「……さて、敵が来るまでもう少し時間があるようだ。」
「619、お前ならどこで迎撃する?」
さて、ここで619を少し試してみよう。
そろそろ、私がいなくても戦闘指揮を任せられないか考えていたところだ。アーキバスがHCを鹵獲して魔改造したりすれば、私も指揮の余裕が無くなるかもしれない。
あるいはフロイトが強化人間手術を受けたりしてイレギュラーに手をかける……いや、アイツなら素人間でもイレギュラーのなりかけだ。今の621と互角になるかもしれないな。
『ウェッ?!いきなりですわね……』
『……坑道の外ですわね。』
「理由は?」
『1つ目は通信経路の根元である入口付近の誘導ビーコンを壊されたくない点。2つ目は爆発とかで崩落して生き埋めになるのを防ぐためですわ。』
「2つ目は良い着眼点だ。」
「1つ目の方は、既にACの方に地形図データは入力されている。よほど大規模に破壊されない限りは再構築可能だからそこまで気にしなくても良いな。」
「それと、619は自身の垂直ミサイルの弾道……は普段から使っているから言うまでもないことか。」
『確かに、それもあって無意識のうちに外を選んだ可能性はありますわね。』
まずは及第点だ。だが、不測の事態の予測やサブプランは準備しておかねばならない。それと撤退の線引きも。
アイツに同意するのは極めて癪だが、プランは二重,三重と準備しておくものだ。……この教訓を教えてくれたお礼は、原作通りのやらかしをしなければ楽に死なせてやることにしておこう。
「さて、次は逆に、坑道内部で戦うとしたらどうする?」
「どんな状況なら坑道内部での迎撃を選んで、内部のどこを迎撃地点にする?」
『ムムム……。敵増援がかなりの大群で数的不利が酷い場合に、入口の狭い通路を抜けたすぐ先の大広間ですわ。』
『入口の狭さを使って一度に戦場に入れる数を少なくしますわ。』
「その通りだな。後は、大群ではなくとも、大型の機体……HCとかが複数機来た時もだな。アイツらなら1機ずつしか入って来れないだろう。」
「欲を言えば、誰か一人を外に忍ばせておいて中にある程度入ったら挟み撃ちにすることも考えられれば完璧だ。」
『確かにそうですわね……』
「という事でだ。今回の迎撃戦の指揮は619に任せる。」
「余程の敵が来ない限りは私は何も口は出さない。」
『いきなり言われても心の準備が……いえ、やってやりますわよ!お兄様ができると言うのなら私はできるはずですわ!!!』
「その心意気だ。」
「これより、619には外での迎撃か坑道内部に引き込んでの迎撃かの判断、迎撃戦の指揮の権限を委譲する。」
『619、了解ですわ!』
Side 619
「敵増援をレーダーで捉えましたわ。推定LCが2機、MTが20機程度……私たちを相手取るには少なすぎますわ。遅れてやって来るであろう高機動HCかバルテウスの不意打ちに警戒ですわね。」
『バルテウスだと坑道内部に侵入できないので、不意の増援としてくるなら高機動HCだと思います。』
「そうですわね……私は外の岩山の上からミサイルでの援護と周囲の警戒を担当しますわ。620はMTを速やかに殲滅、617はその間LC2機を引き付けて回避優先の立ち回りを。620がMTを殲滅して合流したらLC2機を共同で撃破します。」
「お兄様は坑道内部に隠れて、侵入した敵を片付けてください。」
『617、了解。』
『620、了解。』
『612、了解した。』
さて、お兄様の真似事レベルではあるかもしれませんがやってやりますわよ!!
『コード23。現着した。これより交戦する。』
『執行1級士長はハウンズ3*2を落とせ。私とMT2個小隊でハウンズ1*3とハウンズ4*4を落とす。』
『了解しました。執行中尉。』
ふむ、いきなり想定通りに進めてくれなさそうですわね。こちらのプランを押し付けようにも、高機動型の機動力で逆に押し付け返されるだけですわね。
「プラン変更です。私がLC高機動型を引き付けますわ。その間に617はもう1機のLCを、620はMT部隊を集中的に狙ってください。」
『私がLC高機動型を相手にしても良いんですよ?』
「620の申し出は嬉しいですわ……ですが、高機動型を相手にする以上選択権の主導権は敵方にあります。速やかに撃破してから加勢してもらう方が確実ですわ。」
「それに、高機動な相手の訓練はお兄様で嫌という程……いえ、お兄様との時間ですから大歓迎でしたわ。ヘマはしませんわよ。」
『わかりました。速やかにMTを撃破して619に加勢します。』
さて、お兄様は目の前の戦闘と戦況把握、指揮を同時にこなしていました。高度な駆け引きをしていては脳みそがパンクするので、できるだけシンプルに。基本に忠実にやるべきですわね。
「高機動型が相手の時は……ミサイルは回避を強要して動きを縛るためのブラフ。本命は動かした直後の射撃……大丈夫ですわ。基本に忠実に……」
『クッ……攻撃が当たらない……ただの寄せ集め機体のクセに……!』
「617たちの方は大丈夫そうですわね……後2分もしないうちに2人とも私の加勢に来れますわね。」
「……レーダーに感あり!HC高機動型2機!」
『私が出た方が良さそうか?』
HCであれば、2対1でかかれば負けることはまず無いですわね……1対1なら相性で変わりますが、少なくとも数分間の足止めなら容易でしょう。
「いえ、617は速やかに私のところに。スイッチして高機動型LCの撃破をお願いしますわ。残りのMTは私が代わりに落とします。もしも私を狙い続けるのであれば二人で連携してまとめて相手取りましょう。』
『620はそのLCを落としたら次にLC高機動型を。先に手が空いたほうがHCを引き付けましょう。」
『617了解です。残り8機はお願いします。』
『620了解です。このLCも2分以内に落とせます。』
『戦型が変わった!?まあ良い。どちらにせよ排除するだけだ。』
『おそらく増援に気付かれたな。各員、生存を最優先せよ。頭数がそのまま圧力だと思え。』
「617、スイッチ行きますわ。ミサイル斉射まで3、2、1、今。」
「『スイッチ。』」
『なるほど、私を足止めから撃破に切り替えたか……だが寄せ集めに落とされるような訓練は積んでいない!!』
『……ふむ、寄せ集めと言われても何も言わないか。やはりハンドラーの猟犬……盲目的に従うだけの哀れな存在か。』
あ、これは617の地雷を見事に踏み抜きましたわね。もちろん私たちの地雷もセットですわ。
本当は私が≪自主規制≫にしてやりたいところですが、司令塔の私が冷静さを欠けばハウンズ全体がピンチになりかねません。そこは弁えていますわ。
だから、617……全力でぶっ殺してしまえですわ!!!!
『……降伏は認めません。死になさい。』
半ば無意識的にMTにミサイルを発射しつつ617の様子も伺えば、キックでスタッガーを取ってからコア部分にガトリングを突き付けてぶっ放していましたわ。
この展開ならHC2機が到着するのとほぼ同じタイミングで殲滅が完了しそうですわね。
それと、今夜の夕食でハンバーグが出ないことを願いますわ。食事中にミンチからあの死に様を思い出してイライラを再燃させたくはありませんもの。
『617、良くやった。』
お兄様も私たちと同じだったようですわ。
さて、そろそろ敵HCも着く頃合いですし気を引き締め直しましょう。
『コード23、現着した。』
『これは……やはり既に落とされていたか。だが、やることは変わらん。排除執行する。』
「まずは相手の出方を見ますわ。617は引き撃ちで対処を。2対1になった方を先に落としますわ。」
『相手が別れずに2機で組んだ場合はどうします?』
「そのときはいつもの連携訓練の通りに対応しますわ。」
『了解です。』
『まずは頭数を減らす。ハウンズ1*5から落とすぞ。』
『了解しました。執行中佐。』
どうやら別々にはならないようですわね……
「620は射撃型に張り付いて撹乱を。617は近接型が620に攻撃できないように中距離からの嫌がらせをお願いしますわ。まずは近接型から落としますわよ。」
HCの耐久を削るペースは問題無いですわね。このペースであればリペアキットの2個目を使うか使わないかで両方とも落とせるはずですわ。
「COM、ミサイル軌道指令。射撃型LCに真横から当たる軌道に変更。外れたミサイルはそのまま近接型に向かうように。」
『了解しました。軌道演算基本パターンを変更します。』
『飛翔可能距離が300m前後まで低下します。ロックオン距離の変化に注意してください。』
狙える距離が悪化しましたが、効率的に妨害をするためにも必要なリスクですわ。
「617、私も射撃戦に参加します。本命はミサイルですけれども。」
『了解しました。』
『妨害が鬱陶しいな……中佐の援護に回れない。やはりそこは猟犬か。』
『少佐、無理に援護する必要は無い。私はそろそろ動きを捉えることができそうだ。そこから一気に攻勢に出るぞ。』
『了解です。』
『……っ!』
620の回り込み先を予測したシールドバッシュがモロに入りましたわね。幸い、後方QBを吹かしかけていたお陰で少し距離を離せていますわ。
「617!620のガードを!」
『ええ。』
ここでミサイルを620と近接型の間にカーテンのように斉射してさらに時間を稼ぎます。
『助かりました。』
「ここから620の近接攻撃はシールドバッシュで迎撃される想定で行きますわ。ぶった斬るのは近接型がスタッガーしたときだけにします。」
「617はいつもの交戦距離よりも近めでの撃ち合いを。620のダケットも加えて衝撃値レースで勝ちますわ。」
「射撃型を挟むように機動して射撃を躊躇わせます。複数を相手取る時の基本に忠実に、ですわ。」
620のダケットで衝撃値を溜め、617のガトリングで維持し続ける相乗効果が上手く働いていますわね。
ここで私が近接型にミサイルを撃つとQB回避のタイミングに合わせて射撃型が射線を通してくるかもしれませんわね。
……連携の上手さだけで言えばこれまでに相対した敵の中ではトップですわ。*6
ここで近接型がスタッガー。620のぶった斬りが終わって下がるタイミングを考えればミサイル斉射のタイミングは……今!
『中佐!!』
射撃型が近接型を庇うように出てきますが、それは悪手ですわね。
620はそのまま射撃型に斬りかかり、そちらもスタッガー。
そして620が後方に飛び退いたタイミングで私のミサイルと617のSONGBIRDSが直撃。残りAPは2機とも大体3000くらいですわね。
『まずいな……これ以上の増援は見込めない……。何とかここで片付けるぞ。』
『了解です。』
「締めにかかります。自爆覚悟の攻撃も考えられるので引き気味に戦うべきですわね。」
『617、了解しました。』
『620、了解です。』
ここからは引き撃ちで確実にAPを削り切り、無事に2機とも撃破しました。
『排除……失敗……コード78E、並びに戦闘ログを送……』
『良くやった。悪くない……いや、十分合格点の指揮だった。』
「良かったですわ。……案外、戦闘を片手間でこなして全体をしっかり見るのもそこまで難しくないですわね。」
『普段からミサイル支援の為に戦況を良く見ているのが効いていたな。やはり619に任せて正解だった。』
「えへ……えへへ……えへへへへへ……」
『619が壊れましたね。』
『いつもの事ですし放っておきましょう。』
『……さて、このまま入口を警備しておくとしようか。』
『こちら618。坑道の最奥部に到達。……これは何の機器?』
『少し待て……なるほど、この坑道での流量を監視、調整しているセンシングバルブだな。』
『少し待ってください。私であれば物理的な損傷を伴わずにデータを抜き取ることができます。』
『わかった。エア、頼む。』
『……データの転送が完了しました。』
『随分と早いな。データの分析はこれから行う。ひとまず今回分の仕事は終わりだ。ハウンズ、帰投しろ。』
『『『「『『ハウンズ、了解。』』」』』』
ちなみに、帰ってからはご褒美にナデナデを要求しましたわ。
脳みそパチパチ弾けて幸せでしたわ……
その後、私以外にも全員に同じことを求められたそうですが、やはりお兄様。全員ナデナデして堕としていましたわ。
エア「レイヴンたちはあのような状態になっていましたが、私は撫でてもらっても特にそうなったりはしませんでした。やはりコーラルに似た精神に作用する何かが……」
ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)
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C4-617
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C4-618
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C4-619
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C4-620
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C4-621