ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話 作:CVn-α:コル・カロリ
私事ではありますが、PC版のNESTでCランクに行けました。
このままお兄様アセンでAランクを目標にやっていきます。
……正直に言うと、SONGBIRDSからミサイルに換装してW肩ミサの方が強い気がしています。
あれ下瀬=サンどうして私の家に
あっちょっと待って!両肩3連耳鳴り砲を向けな(この先は煤に塗れて読めない。)
Side レッドガン(視点:五花海)
「G3、また猟犬の長を間近で見る機会が得られたが……どうだ。」
私からすれば、あの時に下した評価では過小評価でした。あるいは、あそこから成長したのであればそれはそれで末恐ろしいですが。
「どう、と言われましても……少し長くなりますが。」
「構わん。」
「まずは前回見抜けなかったものとして……政治的な嗅覚です。」
「政治か。」
「正確に言えば、勢力間の均衡を考慮した立ち回りとでも言いましょうか。」
これはまだ確証の得られていない……憶測どころか言いがかりに過ぎないでしょう。ですが、そうとでも考えないとあまりにも都合が良すぎました。
「今からする話はあくまでも憶測……いえ、妄想の類とでも思ってください。」
「貴様がそう言うとは……やはりハウンズは"堅い"相手か。」
「はい。ベイラムを経由した弾薬や補給品の量からある程度の作戦行動の時期は推測できますが、あくまでもそれだけです。内部は一切の謎です。」
「ですので、これは何の証拠も無い……状況証拠、いえ、"1番得をした勢力=黒幕"という単純過ぎる図式で語っているだけです。」
「話が逸れたな。続けろ。」
「今回の襲撃で1番得をしたのは……ハウンズです。」
「奴らは機体を1機失ったが……それだけだな。パーツも補充して既に組み上がっているだろう。」
確かにその通りです。ですが、それだけでは"1番損失が少ないだけ"です。
「それでは損失が少ないだけです。彼らは明確に得るものがありました。……ベイラム、そしてルビコン解放戦線という味方勢力です。」
「なるほど。今ならアーキバスのアレを公表すれば対アーキバス包囲網を組めるだろうな。」
「我々はレッドガンのナンバー持ち4名を失い、アーキバスは非隊長格のACパイロットと隊長格2名を失った。ですが、得たものは何もありません。ハウンズだけは得るものがあったのです。」
「まさかとは思うが……この襲撃がハウンズによって仕組まれたものだと言うつもりか?」
話の核心に触れてきましたね。先程の"1番得をした勢力=黒幕"の図式に則ればそうなるでしょう。ですが、私の想像しているものはそれよりも厄介なものです。
「いえ、仕組まれたとまでは言いませんが……彼らの防諜能力は異常です。それほどの能力を以てすれば、今回話を持ちかけてきたときにアーキバスに漏洩することも理解していたかも知れません。」
「つまり、今回の会合は……アーキバスに我々の側から漏洩し、さらに襲撃をされる前提で動いていたのではないかと。」
「漏洩して襲撃されれば味方を得られる。襲撃されなくてもベイラムを好意的中立にして懸念が1つ減る。どちらに転んでも美味しい思いをする訳か。」
「その通りです。そして、それを疑われても"ハウンズ5しか護衛を連れてきていない"ことが否定材料になります。」
ハウンズ全員を護衛として連れてくれば、我々が騙し討ちをしてハウンズの排除に乗り出すことを警戒しているかアーキバス襲撃に備えていたことになります。
ですが、そうしなかったことで第3勢力の乱入と我々の騙し討ちを考慮していなかったと言えば説得力を持たされます。
「だが、アーキバスが襲撃してきてそれをこちらと共同で撃破すると考えれば足りる戦力ではあったと。」
「結果だけを見て語るのであれば、"はい"と言わざるを得ません。アーキバスには"全力を投入すれば目的を遂行できる"と思わせ泥沼に引き摺り込む。我々は全力を出して反撃するも、多大な損害を被る。」
「もし、これが全て彼の思惑通りなのであれば……少なくとも、戦力の適正な評価、衝突したときの損害予測、そしてそれを実現するための盤面調整能力、この3点は私以上でしょう。」
「……わかった。可能性の1つとしては頭に入れておこう。」
これで1つ目の前半は片付きました。そしてここからが飛躍した話の本題です。
「残念ですがまだ続きがあります。」
「恐らくですが、ハンドラーも噛んでいる……あるいはハンドラーが主体となって計画していた可能性の方が高いですが、"政治"の方です。」
「まだあるのか。」
「先程の話は"戦闘"に絞った話です。今からするのは、"勝利"を、あるいは"敗北"をどう活用するか──どの勢力をどう動かすか──それの読みについてです。」
「今回の襲撃を受けて、我々の戦力は多く削られました。それこそBAWSが一方的にMTの販売中止を宣告すれば瓦解しかねない程に。」
「ウチの生産能力では回復までに3年かかる見積もりだそうだ。これを好機と見た役人共が攻めてくればそうなるだろう。」
その通りです。つまり我々は……生産能力の一部を外注しているに等しいBAWSの機嫌を伺う"下"の立場になったのです。ミシガン総長であればそれは言わなくとも理解していることでしょう。
「ですので、我々は……ルビコン解放戦線と手を組むことを選択肢に入れざるを得なくなりました。」
「BAWSの機嫌を損ねないようにするためか。」
「はい。ハウンズとその背後にいる組織の目的は恐らく"コーラルの管理"。」
「ルビコン解放戦線はコーラルの輸出で外貨を稼ぎ復興の原資にすると思われますが、ハウンズがその利権に噛んでいるのでしょう。」
「ハウンズが利益を得るために解放戦線には強くなって欲しい。しかしゼロから育てるのは時間がかかるから敵を寝返らせる。……しかも星外とのパイプも作れるオマケ付きか。」
「恐らくこれがハウンズの思い描くシナリオではないかと。」
「……だが、
その指摘は的を射ています。
古来より、王が側近に力を与えすぎると国は分裂し乱世になることが幾度となく繰り返されてきました。しかも今回は王に相当する中心組織*1よりも力の強い組織*2が傘下に加わるのです。仮に私の予想が正しければその対策も考えねばなりません。
「その通りです。私が結論を出せないのはそのせいです。」
「正直に言えば、私が直接探るべき事案ではありますが……今の私は本社やその周辺への工作で手一杯です。」
「今回の事案に対処するために私を専念させればレッドガンはベイラムにとって都合のいい捨て駒にされてしまう。専念させなければ、最悪の場合は解放戦線かハウンズの裏にいる勢力か……とにかく得体の知れないナニカに操られてしまう。前門の虎、後門の狼です。」
「わかった。どちらにしろレッドガンを子供のオモチャにされかねないのなら、まだ"されるかもしれない"な後者を取る。これまで通り本社への工作を維持しろ。ハウンズの真意を問いただすのは……俺がやる。」
「わかりました。ですが、このままルビコン解放戦線と敵対し続ければハウンズが敵に回る可能性が高くなります。彼らが解放戦線に攻撃を加えたのは、ルビコンに密航してきた初日に汚染市街で行った自衛的な戦闘のみです。」
「最初から解放戦線に肩入れするつもりでルビコンに来ていた訳か。……それも頭に入れておこう。」
Side 612
ミシガンからアーキバスの襲撃で流れた先日の会合の続きをしたいとコンタクトがあった。あの時は詳細を詰められなかったから妥当な理由だな。
問題は、ベイラム(特にG3五花海)がどこまで気付いているのかだ。
こちらからアーキバスに情報は一切流していないが、ベイラム側からの流出、そして襲撃までを読んでいた……ことに気付かれていてもおかしくはない。
諜報活動において、"どれだけ情報を得ているのか"は確かに大事だ。この点に関してはオーバーシアーが他の追随を許していないだろう。
……あれ?オールマインドも含めればTop3を牛耳っているな?
オールマインドに関しては、ウォルターやカーラがコーラル*3リリース計画で打ち合わせすることが多く、私と話すことは少ない。私よりもウォルターの付き添いをしている621の方が多いだろう。
……話が逸れた。いや、誰とも話していないから思考が逸れただな。
その他にも、"相手がどれだけの情報を得ているのか"も重要な要素だ。
自分たちしか知らない情報だと確信できれば、それは交渉の切り札になるかもしれない。あるいはこちらも知らないフリをして罠にかけることもできるだろう。
尤も、諜報に関しては私よりもウォルターの方が何枚も上手だろう。あるいはベイラムであればG3五花海も。
そのレベルになると、"こちらは〇〇を知らない。だから相手はこう動くはずだ"と、"知らない"ことも武器にできたりもする。
私がベイラムやアーキバスに対して策略を仕掛けて上手くいったのは、エアのチート並みの情報集収能力があったからだ。このお陰でベイラムやアーキバスは私を過大評価していることだろう。
この虚像を使ってレッドガンを離反させ、解放戦線側の組織にしなければ逆にこちらの喉元を噛みちぎられかねない。
今度はこちらの指定した場所……解放戦線の基地近くの放棄された街区で会談を持つことにした。
「先日のふざけた舞踏会では世話になったな。約束の謝礼だ。受け取れ。」
そう言って100万COAMと書かれた小切手を渡された。
「完全にこちらだけで受け持った戦力でもクソメガネとメーテルリンク、それにゲルニカ……そう考えれば妥当な額だな。有難く受け取ろう。」
「私の方からも感謝を。貴方とハウンズ5が主力を引き付けたお陰で防衛戦の指揮が楽になりました。会談で大袈裟な戦力を連れて来れない中であの大立ち回り、かの呂布……は縁起が悪いですね。関雲長や張益徳に勝るとも劣らぬものでした。」
呂布は主人を裏切り殺したこともあるから避けたか。621が三国志を知っていて、なおかつこの場にいたらとんでもないことになっていたかもしれない*4。
「関雲長……なるほど、私の機体を赤兎馬に見立てたか。」
「その通りです。」
「お前も、あの滝のように押し寄せるアーキバス部隊を相手に基地を守りきったんだ。上層部からの覚えも目出度くなったんじゃないのか?……その機体名のようにな。」
ここで"上層部"を少しだけ強調する。仮にイザコザ(損害を気にしない方針に反発している)とかがあれば少しは不愉快そうな反応を示すかもしれない。
「えぇ。噂では私と総長にベイラム碧色勲章の授与を考えているとか。……あなた方の活躍は"独立傭兵だから"と無下にされないよう取り計らってもらおうとしていますが。」
「構わない。企業からの報酬はCOAMで十分で、それはもうミシガンから貰った。メダルを貰っても遠くに投げて肩を鍛えるくらいにしか使えないからな。」
特に表情が変わったりはしなかったか。何も無いか、仮面が剥がれない程度の場慣れをしているか……目の前の男なら確実に後者だろうな。
軽めのジャブ程度で表情は崩せなさそうだ。寧ろ、こちらが探りたいポイントから色々と考察材料を与えるだけになりかねない。やめるべきだな。
「本題に入らせてもらおう。貴様が持ちかけてきた対惑星封鎖機構の情報交換だが……そこにルビコン解放戦線も噛ませろ。」
そう来るか。恐らくアレ*5に気付いているか、確信を持てていないだけで候補には挙がっているかのどちらかか。
この返答で見極めるつもりだろうな。
「……BAWSの機嫌を損ねないようにするためか。」
「言い方は気に食わんが、そうだ。」
「それについては私は構わん。だが、解放戦線側との交渉はそちらでやってもらう。……丁度良いな。入ってくれ。」
ここで待機してもらっていたフラットウェルを呼ぶ。
「この展開も想定内という訳ですか。つくづく末恐ろしいですね。」
「全くだ。我々もハウンズの影響で大きく動かされた。」
五花海の表情が動いた。
解放戦線とハウンズが対等な協力関係……あるいは同じ黒幕に動かされていると予想していたが、それを裏切られたのだろうな。──実際は解放戦線がハウンズに動かされていたのだから。
「まさか……解放戦線と手を組んだのでは無く、解放戦線を"手を組める組織に塗り替えた"?となると解放戦線そのものを大きく左右できるだけの材料を握って──
「総長、"詰み"です。我々は本社の意向を無視してでも解放戦線と協力関係を築く他ありません。」
「……何が見えた。」
「解放戦線とハウンズは確かに手を組んでいるでしょう。ですが、ハウンズによって"手を組める組織に変革を余儀なくされた"上で手を組んでいます。」
「まだ交渉が成っていない以上、私から詳細は言えないが……その認識で合っている。まさかあの"約束"をこんな形で実現させようとするとはな。」
五花海が真相に気付いたか。だが、アーキバスの襲撃までもが私の計画内だと思われたままでは心情的に悪影響を残しかねない。
レッドガンの離反を持ちかけるのは……そろそろか。
「まさかとは思いますが……アーキバスによる襲撃もあなたの計画内で?」
「そんなことは無い。それならハウンズ全員を連れてきてアーキバスを完膚無きまでに叩きのめしている。」
「そうなっていれば解放戦線のバックアップでベイラムも叩き潰すような計画を立てていたかもしれないな。」
「そうなると今回の襲撃は……」
「あの時はベイラムから漏れたものだと思っていたが……こちらの方でも背景を洗うと面倒なことが分かった。先の会談の情報は────
ここで色々と資料を出す。
やっぱりエアの情報収集能力はチートだな。それと、その中から使える情報を拾い上げて点と点を線で結ぶウォルターも。
「これは……!ベイラムによるファーロンの買収計画……私が掴んでいるものと一致している。」
「この通信ログは……まだ解析途中でしたが……やはり上層部は……」
────ベイラム側から漏れたのではなく、誰かが意図的に"漏らした"のだろうな。」
「……ファーロン買収のために総長を排除する計画の一環でしたか。」
「上層部はコーラルの利権を諦め、そのかわりにファーロンを買収して損失を最小限に抑える方向に舵を切った。その時に私が会談を申し入れて、アーキバスにも消耗してもらうためにわざと漏洩させた……こんなところか。」
「ファーロンの買収については、あの時にいたエリー──アイツはベイラム上層部直属の諜報部隊の一員だったが──から聞いた。確か"ex-ay"だったか。」
「……どうやって裏切らせたのかは聞かないでおきましょう。」
「勘違いはしないでくれ。向こうからハウンズに
へし折ったというよりは勝手に自壊したが……そう言ったところで信じて貰えないだろうな。
「と言うことで、だ。もはやベイラムは泥舟だろう。コーラルは手に入れられず、ルビコンに派遣した戦力を無駄にしただけ。それどころか惑星封鎖機構に目を付けられ、本社の方も制裁を課されているだろうな。」
「だが、丁度いい乗り換え先がある。頭数は確保していても質の高い戦力に恵まれていない組織が。」
「協力関係ではなく……解放戦線の側に寝返れと言うのか。」
「先に不義理を働いたのは本社の方だろう?ファーロンを買収するためにお前を亡き者にしようとしたからな。お前がどこかで死ねば、ファーロンはベイラムに吸収され、レッドガンは使い捨ての駒としてボロ雑巾よりも酷使されて壊滅するだろうな。」
「まぁ、どんな結末になるかは私よりもG3の方が良く見えているはずだ。」
「……総長、残念ですがこの話は受けるべきです。ここで解放戦線とハウンズを味方にすればレッドガンの存続は確実なものになります。」
「また、私が本社への工作に専念していましたが、完全な敵対に切り替えれば私の負担も減ります。表向きを取り繕う必要が無くなりますので。その分をファーロンの買収阻止に回せばファーロンも安泰……とまでは行かなくとも独立を保てます。」
こちらから"ファーロンの買収阻止"の札を切らなくとも向こうが勝手にやってくれそうだ。これならその工作分のリソースを対アーキバスと惑星封鎖機構に回せる。
「…………まさかこんな若造にしてやられるとはな。死ぬほど煮え湯を飲まされたが、その煮え湯のお陰で雑菌共を消毒できそうだ。」
「G3、離反工作は秘密裏にやれ。盛大にやるならハウンズも巻き込め。これから掌の上で踊らされるんだ。舞台を整えるくらいのことはしてくれるんだろうな?」
「我々の目的に沿う限りは協力を惜しまない。……安心しろ。目的をコロコロ変えるようなセコい真似はしない。それに、目的は既に解放戦線には伝えてあるしな。」
「"我々"の目的……ですか。コーラルを星外に売却し、その利権にハウンズが1枚噛む……ということでは無いのですね?」
レッドガンの離反とファーロンの引き留めはこれで叶いそうだ。
先日の会談では明かさなかったが、ハウンズの……いや、オーバーシアーの目的をミシガンと五花海にも伝えるとしよう。
「あぁ。我々はオーバーシアー……技研の関係者が立ち上げた組織。目的は第2のアイビスの火の阻止。そしてその可能性を未来永劫0にできる体制の構築だ。」
「ルビコン解放戦線にはコーラルを星外へ輸出しないよう要請している立場だ。その見返りとして外敵はハウンズが積極的に狩り尽くすと。」
「……ようやく全てが繋がりました。わざわざルビコンに来てやることが"コーラルの封印"だとは誰も思わないでしょう。大前提を間違えていれば理気の流れを読めないことは必定。そして、オーバーシアーが組めるとすればルビコン解放戦線だけなのも。」
そうだろうな。アーキバスもその辺は勘違いしているだろう。だからこそ虚を突くことも可能になる。
「そうだ、フラットウェル。伝えておくことがある。」
「何だ。」
「コーラルには自己増殖性があるのは知っているな?」
「……ドーザーの戯言ではなかったのか。」
「今の解放戦線に基礎研究をするだけの組織的体力があるとは思えない。やはり知らなかったか……あるいは半信半疑だったか。」
「後で資料を渡す。必要ならばRaDの方に話を通しておく。自分の目で確認するといい。」
「……それで、本題はそうではないだろう。」
察しが良いな。話が早くて助かる。
……もしかして、シュナイダーとコネがある=空力適性がある=話も早い ということか?
「無論だ。コーラルは自己増殖する……なら、星外に輸出した─あるいは盗み出された─ほんの一欠片から無尽蔵に増え、コーラルはルビコンだけのものではなくなるだろう。」
「コーラルが富をもたらすのは初期のみで、それから先は何ももたらさない……それどころかエネルギー関連の価格崩壊が起き、ルビコンは価格競争に負ける側になる可能性が高いのか。」
「そうだ。……それならコーラルはルビコンの中に留めておき、コーラルを肥料にした農,畜産業なんかで食料品の市場を席巻する方がよほど金になる。作りすぎてもルビコンの中で消費すればいい。」
「解放戦線を一枚岩にまとめるための"提案"という訳か。……輸出せず独占する方がルビコンのためになると。」
「そうだ。レッドガンと組むとなると、コーラル輸出を目論む派閥が裏切ることも予想していた。だから先日の会談の時にレッドガンの離反は議題に上げなかった。」
「だが、ここで釘を指しておけば"渋々従う"のではなく、"利益を最大化するために積極的に協力する"姿勢になる訳か。」
「……コーラルの自己増殖性が本当である限り、確かに輸出はしない方が良いだろうな。まさか我々解放戦線とレッドガンを2つとも手玉に取るようなことになるとはな。」
さて、これで目標は全て達成できた。
後はオールマインドの裏切りに警戒しつつ計画を進めれば良い。
封鎖機構を叩いて、ルビコンから撤退されるギリギリを攻めてアーキバス叩きに切り替える。そして最後に2つともまとめてルビコンから消えてもらう。
かなり現実味を帯びてきた。
安いオマケ〜ゲルニカの由来〜
ファクトリーの最高傑作として扱われたゲルニカですが、ヴェスパー部隊の命名規則を知っている方からすると、違和感を覚えるものとなっております。
一部例外(フロイトとスネイル)はありますが、ヴェスパー部隊の名前は芸術に分類されるようなジャンルの偉人名から取られている説が有力なものとされています。これに則れば、人の名前ではなくスペインの都市の名前から取られたことに違和感を感じるでしょう。
"スペインの都市の名前"でも間違ってはいないのですが、正確には"ピカソが描いた絵の名前"となっております。
スペイン内戦で空爆を受けた都市が"ゲルニカ"で、その悲惨さを表現した絵画が"ゲルニカ"(ピカソ作)です。
つまり、ゲルニカは生身のパイロットが乗っているのではなく、人が生み出した存在*6が操作していることを暗に示していました。
どこかの国家錬金術師に"嫌いだよ"と言われてしまいそうな読者の方であれば何となく察していたと思います。
余談になりますが、機体名のRügenはゲルニカへの爆撃が行われた作戦名から取っています。
戦闘も無くてただの交渉パートなのに8000文字超え?!?!
読者の方々が交渉の流れを追えているのか… 心配だ。
けれどそれよりもずっと (ここ好きとかの反応が)楽しみです。
ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)
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