ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話 作:CVn-α:コル・カロリ
ふと思ったことですが……
あらすじのところに書いてある618のコメントに(シッポブンブン)とありますが、上のアホ毛が尻尾のように振り回されていたら……と考えると凄く可愛いですね。
おらっ♡こんな子たちの脳を焼いたお兄様は責任取って全員幸せにするんだよ!!
最近は前書きと後書きを書くのが楽しいです。
寧ろ、早く前書きと後書きを読んでもらいたいがために本文の執筆ペースが上がっています(様子のおかしい作者です)
ちなみにですが、前話にこっそりサイレント修正が入っています。
オールマインドよりも酷いポンコツをやらかしたためです。
お詫びに、前話との整合性を取らせるついでに本話をアップグレードしたので許してください()
なので、前話のアイビスとの戦闘が始まった辺りから読み直していただけると有難いです……
Side 617
不測の事態(?)によって、先にアイビス(SOL)を撃破できましたが……ガトリングを一丁ダメにしてしまいました。*1
ですが、それを嘆くよりも先に、残ったアイビス(CEL)を破壊しなければなりません。
618たち3人*2でスタッガーさせていたので、残ったガトリングで追撃を入れます。
621がABで突撃しているのを見て、射撃を中断。ギリギリチャージパイルバンカーが刺さりました。
……スタッガーした敵への追撃チャージパイルバンカーが強すぎますね。お兄様が訓練で使う時に笑顔*3になっている理由もわかります。
残りのAPが僅かになっているのか、攻撃がさらに激しくなっています。ジェネレーターを過負荷稼働させているのか、コア付近が赤熱しているように見えます。
十字斬撃がさらに強化されている可能性を踏まえてか、お兄様も621も引き気味に戦っています。パルスシールドのイニシャルガードで受けてもあのダメージ量と衝撃だとすれば、直撃すればそのまま機体を全損させられてもおかしくありません。ましてやスタッガー時に当たれば助からないでしょう。
『攻撃の時にすら止まらなくなったか……当てようと考えるな。飽和攻撃で押し潰せ。回避に集中して、弾とミサイルは垂れ流しにしろ。』
弾薬費がかなりかかるやり方ではありますが、死者が出ることに比べれば路傍の石未満の些細なことです。
こうしてひたすら弾幕を作り続けていると、オービットからコーラルを噴出させて、それを束ねて巨大な刃を形成。円を描くような機動をしながら横薙ぎに振り……
お兄様が後方QBで回避して、SONGBIRDS。FCSでは捉えられない動きではありましたが、命中。
脚部が吹き飛ばされ、支えを失った機体は墜落し……
そして、IB-01:CEL240 は……今度こそ沈黙しました。
『まさかマニュアルエイムで当てられるとはな……運が良かった。』
FCSで捉えられないならマニュアルエイム……ですか。運が良かったとは言っていますが、実力にせよ運にせよ、最後の決定打になったのは確実です。
これで第二形態も撃破したことですし、任務完了です。
想定外の増援こそありましたが、全て捌き切ることができました。
これでお父様の"仕事"も成就に──
『ハウンズ!まだだ!!』
そこには……失った脚部をコーラルで補い……いえ、コーラルの刃で置き換えた IB-01:CEL240 が立っていました。
そうでした。SOLはジェネレーターを破壊できたから完全に止められたのです。
それなら、脚部を吹き飛ばされて機能を停止しただけならば……再び立ち上がってもおかしくはないでしょう。
Side 612
アイビスの第二形態を撃破したところまでは良かったが、詰めを誤ってしまった。
ジェネレーターの爆発を確認していない以上、再起動……いや、再再起動する隙を与えるのは完全な悪手だ。
そうだ。ここは"ゲームの世界"なんかじゃない。
物理法則に逆らいさえしなければ"何でもアリ"な……現実なんだ。
リペアキットは……少し無駄になるが、念の為に全回復させて残り1個。
617たちも似たような状況か。
焦るな。落ち着け。私が取り乱せばハウンズの連携も乱れる。そうなれば全滅の未来が待ち受けているだろう。
「ハウンズ……最初は回避に専念しろ。攻撃に転じるのは行動パターンを掴めてからだ。」
「ウォルター、何でも構わない。戦力をこちらに回してくれ。後は補給シェルパの手配も頼む。」
『補給シェルパを近くに送った。流石に替えのガトリングは用意できなかったが。』
『RaDが改修したエンフォーサーを出撃させた。到着まで8分かかる見込みだ。それと、予備の機体として、テスト用に組んでそのままにしていたルビコン解放戦線標準機体をオートパイロットで送った。……撃破されてもそれに乗り込めば死ぬ可能性は大きく減らせるはずだ。』
8分か。かなりキツいかも知れないが、補給を交代交代で行えば凌ぎきれるかもしれない。
「了解。」
「補給シェルパが到着次第、交代で補給する。最初は621から。順番は様子を見て私が指示する。」
『『『『『了解(ですわ)。』』』』』
脚部をコーラルブレードで代替しているからなのか、飛行能力は失ったようだ。とは言っても地上を高速で走り回られるだけでもかなりの脅威だ。
脚部を使った走り込みをブースターでさらに加速させて至近距離まで接近し、逆関節と同じモーションの蹴り──いや、もはや脚部コーラルブレードの突き刺しと呼ぶ方が正しいな──を繰り出してくる。
横QBで躱すが、そのまま回し蹴りに移行され、追加のQBで躱す。
ブースターで回転を加速させてさらに追撃。これを続けられるとEN枯渇で動けなくなる。
その前に……接近するタイミングを読んで、自機近くの地面にマニュアルエイムSONGBIRDS。タイミングは合っていたが、後方に躱されてダメージは与えられなかった。
さっきまでは射撃戦をしていたはずなのに、今度は格ゲー並の近接戦闘と来たか。
私以外のハウンズは通常の2脚のため、QB回避だと躱しきれない可能性が出てきたな。
621ならカウンターのチャージパイルバンカーを決められるかもしれないが、617たちは身を守る術が無いかもしれない。617だけはパルスシールドでどうにかできるかもしれないが。
「618、619、620は距離を取れ。QBで格闘攻撃の回避に専念しろ。」
「617は618たちを守れ。パルスシールドで上手く捌いてくれ。」
「621は可及的速やかに補給。弾薬が足りそうなら省け。その時間すら惜しい。」
返事を聞く余裕すらも惜しい。一撃の威力がわからない以上、全て回避する心づもりで行くしかない。
格闘攻撃の合間合間にミサイルやランセツを当ててはいるが、高密度のコーラルに遮られて、まともなダメージになっていない感触がする。
周辺のコーラルを大量に消費しているのかもしれないが、それでもここに眠っている分を考えれば、ほぼ無尽蔵と言えるだろう。
そして、コーラルジェネレーターの過負荷運転による自壊は期待できなさそうだ。"中"で増殖させているのではなく、外から供給を受けているためだ。
どこかのタイミングでコーラルを引き剥がし、その隙にジェネレーターを叩いて破壊するしか無いか。
流石にジェネレーターを破壊すれば、制御中枢に必要なエネルギーが補充されず、機能を停止するだろう。*4
アサルトアーマーを叩き込んで、その隙に捩じ込むしか無いだろうな。
『兄さん、補給終わったわ。』
「アサルトアーマーの残数は?」
『全部残ってるわ。』
良し。アサルトアーマーを叩き込むことはできるだろう。問題は追撃をどうするかだが……
恐らく、前線に出て対応できるとしたら、私と621、それとギリギリ617くらいだろう。ならば、私と621でアサルトアーマー、617が追撃の布陣でやるのが最善か。
「次は617が補給しろ。パルスアーマーは必ず補給するように。」
『了解。』
今のうちに621とプランを共有しておこう。
「621、コイツにはミサイルやランセツの銃撃は効かない。」
『この濃いコーラルのせい?』
「そうだ。よって、アサルトアーマーでコーラルを吹き飛ばしてジェネレーターを剥き出しにする。直後に攻撃をしてジェネレーターを完全に破壊する算段だ。」
『了解よ。アサルトアーマーのタイミングは?』
「格闘攻撃の後隙に叩き込む。私と621なら合図無しでも最適なタイミングに叩き込めるはずだ。」
『全幅の信頼ってことね。……強敵を前にしているのに何だか嬉しくなってきたわ。』
精神的にも余裕が生まれたか。これなら大丈夫そうだな。
「ああ。頼りにしているぞ。」
私と621で挟んだせいか、回避行動が増えたように感じられる。とは言っても、こちらの攻撃が効かない以上は有難みは薄いのだが。
『617、補給完了しました。』
「了解。621、私が補給する間最前線を頼めるか?」
『この動きには慣れたわ。大丈夫よ。』
「わかった。」
そして、621を狙って格闘攻撃を仕掛けたタイミングで離脱を……いや、フェイクか!背後を見せた隙に襲うつもりだったか。
それならここでやるしか無い。
アサルトアーマーは、617の回避時間を生み出すために1回、SOLのコーラルシールドを剥がすために1回。
……つまり、最後の1回が残っている。
私の意図を察したのか、621もこちらに寄ってきてアサルトアーマーを起動する。617もパルスアーマーを貼って追撃を捩じ込む体勢に入った。
多少の時間差があるとは言え、2回連続でアサルトアーマーを喰らってコーラルが引き剥がされた。
それでも執拗に私への追撃を試みて……割り込んできた617のパルスアーマーに阻まれた。
そのまま連撃に持ち込むが、今度はパルスシールドのイニシャルガードで的確に防がれる。
後ろから621が蹴りを入れて*5617の方へ弾き飛ばされ……本日2度目のガトリング接射だ。
『執拗いんですよ……いい加減に……堕ちなさい!!』
そしてコアの表層が砕け散り、内部が露出しても鉛玉の雨は止まず……ジェネレーターが破壊された。
617が後方QBで下がり、
「総員!全部叩き込め!!」
ハウンズの携えている全てのミサイル、SONGBIRDSで追撃。
コア全体が木っ端微塵になった。
……ここまでやれば再再々起動は不可能だろう。
とは言っても恐怖心のようなものは拭いきれない。
「……パイルバンカーでもっと細かくしておくか?」
『……そうね。』
エンフォーサー(RaD改修)は戦闘に間に合わなかったが、帰りの護衛役としては非常に心強かった。
道中で、こちらに戦力を送ったせいで
無事に帰還し、最後の気力でシャワーだけは浴びて直ぐに寝た。もちろん617たちは全員同じベッドに潜り込んで……と言うよりは倒れ込んで寝た。
色々とイレギュラーな事態が起こったが、全員生還することができた。
……私は兄としての役目を果たせた。
今回は617に助けられたな。後でご褒美のナデナデ2時間コースだな。
大きな目標であった集積コーラルに到達できた。
……最後に少し大きめの出費*6が嵩むことになったが、今後の計画(ルビコニアンデスタケノコの建設)を考えれば誤差だ。誤差。
ひとまず、技研都市とその周辺から敵対勢力を排除することは成功した。その裏では、「守るべき範囲が広がった」という問題点が新たに生まれたが。
レッドガンの離反を早めなければどうにもならないな。後はアーキバスに埋め込まれているラスティがどう動くかだ。
ベイラム、アーキバス、封鎖機構の三つ巴は維持させねばならないが、レッドガンが抜けたベイラムはすぐに脱落するだろう。
そうなれば、惑星封鎖機構はウォッチポイント・アルファと技研都市の奪還に、アーキバスはこれら2つの掌握に本格的に乗り出すに違いない。
ただ、アーキバスにはフロイトがいる。アレはミシガンとナイルのコンビでも勝てないだろう。オマケに五花海を付ければ五分五分といったレベルだろうな。
……つまり、フロイトの相手は私か621がしないといけない。
オールマインドに頭パーツ(BETAの方)を開発させるか?姿勢安定性能はあって困るものでは無いしな。
そこにシュナイダーとエルカノをふた摘みして軽さも両立させるか。
そうするとBAWSに資金を提供してYABAの性能アップ版を開発させて、その頭パーツを載るように(載せてもENに余裕を残せるように)した方が良いだろうな。
こちらから大きな戦いを仕掛けることは当面無いだろう。機体更新とかによるレベルアップをするなら今のうちだな。
ちなみにだが、RaDが開発したジェネレーターは少し重いからあまり使いたくない。
そう思う辺り、私も空力に脳を侵食されつつあるのかもしれない……
待てよ?!空力に脳を支配されれば617たちの体つ──621がいるから公平にならないな。それに愛すべき(と言うよりも既に溺愛している)妹たちをそういう目で見るのは良くないな。
さっきのは無しだ。
まだ疲れが取れていないようだから、もう少し休むとしよう。丁度いいタイミングで617が通りがかった。……考えていたご褒美のこともあるし、吸わせてもらうか。*7*8
あ"あ"あ"〜〜……疲れた脳みそに効くぅぅ……
Side ?????
「"例"の計画に必要なものの搬入の進捗を。」
「本社がかなり警戒していてね。許可は降りないものと思った方が良さそうだ。」
「……ならば工作を仕掛けるしかないか。」
「道筋は見えているのかい?」
「定期メンテナンスの際に異常が発見され、開発局側に搬送されるように仕向けます。その道中で襲われ、奪われたことにすれば良いでしょう。」
「私の出番はもう少し先になりそうだね。」
「いえ、他に調達できるものは今のうちから進めなさい。」
「……本社に察せられたら面倒なことになるよ?」
「"あの程度"でしたらいくらでも言い訳はできます。細々としたところで不自然にならないようにする工作は、全面的に任せます。」
「随分と大きく動くつもりだね。わかったよ。こちらの方で彼との調整もしておこう。」
「助かります。……この権限の範囲内であれば事後報告でも構いません。私への報告を待っていられないほど急を要する場合は、あらゆる独断専行も追認しましょう。」
「……本気だね。わかったよ。君の信頼は裏切らないさ。」
「能力も含めて信頼できるのはあなたと──くらいのものです。アレは能力"だけ"しか信頼できないので別枠ですが。」
今の状態は、潤沢な燃料を"発電機"だけでなく、追加で火炎放射器のように使っているようなもの。
再起動(第二形態)があるんだ。再再起動(第3形態)があっても良いじゃないか。
さて、前書きに書いた"オールマインド以下のポンコツ"ですが、
617が撃破したのがアイビス(SOL)になっていました。
おや?617が相手にするようにと言われていたのはCELの方なのにおかしいですねぇ……
という事で、上手く整合性を取るために
修正前:コーラルシールドのせいでお兄様の削りがそこまで進んでいなかった
修正後:お兄様がアイビス(SOL)をサクサク削って、617のガトリング接射で落とせた
のように流れが変わりました。
ただ、SOLの撃破理由(コアにめり込んだガトリング接射でジェネレーターを壊せた)から、CELの第3形態への移行を思い付けたので怪我の功名ですね()
後書きその2(?!)
ちなみにですが、お兄様のそばを通りかかって妹吸いの餌食になった回をまとめると以下のようになります。
617:今話(NEW!!)
618:……おや!? 620の ようすが……!
619:(まだ無し)
620:汚ねぇ花火?ウチが作る爆発は全部綺麗メリな!
621:閣下は相当カッカされているようです(通りかかってはいないが、突発的な妹吸いの餌食になったのでカウント。)
つまり、通りかかって妹吸いの餌食になる展開を、619にもやってもらうことが確定しましたね!やったね!!
後書きその2のオマケ(?!?!)
「通りがかる」と「通りかかる」どちらが正しい表記なのかについてですが、NHK放送文化研究所のこちらのページによると、
・名詞として使う場合は「通りがかり」
・動詞として使う場合は「通りかかり」
が正しいそうです。
ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)
-
C4-617
-
C4-618
-
C4-619
-
C4-620
-
C4-621