ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話 作:CVn-α:コル・カロリ
ランクマッチの配信に来て下さる方がいらっしゃって驚きました。
……いえ、ここはこう言うべきでしたね。
ようこそリーダー(reader)! あのような配信まで見てくださるとは… 感激だ
邪神像……キックからのブレードでスタッガーを取り、追撃防止にPAを貼った所にAAを被せ、SONGBIRDSを撃って冷却が完了したブレードを叩き込んだら……この一連のコンボで9割近くを消し飛ばせました。
ただ、これが毎回できる訳が無いので対邪神像の戦績はトータルで負け越しています()
まだまだお兄様への道のりは遠い……
Side 612
ルビコン解放戦線からの依頼で行っている(ことにしている)補給路の襲撃は上々の結果を残している。
たまたま嗜好品を運んでいる隊列に当たり、ごっそりパク…戦利品として確保して解放戦線に横流ししたところ、凄く喜ばれた。むしろ、彼らも襲撃に本格参戦するようだ。
補給路である以上は警備が強化される……下手をすればヴェスパーの隊長格が投入されると忠告はしたが、まぁこれで義理は果たしただろう。
本音を言うと、617たちが奇襲されるくらいなら、彼らを奇襲してもらって援軍に駆け付ける形が望ましい。ハウンズの被害も減らせて、解放戦線にも恩を売れる。一石二鳥だ。
さて、今は襲撃する経路を"ランダムに"選んでいる。どこを襲撃するか予測して護衛戦力を1点集中……とされると、目的が果たせなくなる。とにかく、満遍なく護衛戦力を強化させて、基地警備を手薄にさせなければならない。
「さて、今日の襲撃先は……」
20面ダイスを2つ取り出す。
補給路は16パターンある。ランダムに決めるのなら、やはりダイスに限るな。
「3、3……被ったからやり直し。18、20……大きすぎる。19、12……3番と12番か。」
どちらも開けた地形か。強いて言えば12番の方がもっと開けている。ならば……3番に私と617と618。12番に619と620と621で割り振るか。
さて、ハウンズに襲撃されて絶望している護衛部隊の様子は……いつも通りだな。この経路に援軍はいなさそうだ。
まだ増強していないか、他の経路で待ち伏せしているか、どっちだ……
「解放戦線から緊急要請があった。5番の補給路にヴェスパーが2人……V.Ⅵ メーテルリンクと、V.Ⅷ ペイターが待ち伏せしていたようだ。」
「解放戦線の損害状況は。」
「既に8割が撃破された。残りは解放戦線標準機体ACが2機のみだ。そこから向かえば……2機とも生還できるかは五分五分だろう。」
「了解。私と……620で向かう。620以外は現在の任務を継続しろ。」
『『『『『了解(ですわ)。』』』』』
他の経路だったか。
さて、目標の第2段階には進んだ。敢えて逃がして、"護衛を強化すれば対応できる"と誤認させるのもアリかもしれない。そうすれば、大本命のホーキンスを引き摺り出せるかもしれない。
正直に言えば、メーテルリンクとペイターは排除したところで組織へのダメージは少ない。
メーテルリンクはクソメガネ直属の部下のような立ち位置だ。殺したところでアイツの仕事が……他の人員に割り当てるだろうから対して増えないだろう。
ペイターは傭兵起用担当だが、この
「さて、どうするか……エア、ホーキンスの居場所は掴めているか?」
『現在は中央氷原の中央基地にいます。』
「……動く様子は無いか。」
『はい。』
それなら両方とも撃破して、ホーキンスが現場に出ざるを得ない状況を作り上げるとしよう。
「COM、巡航モードへ移行。目標は解放戦線からの緊急信号発信地点。」
『了解しました。』
「……待たせたな。残ったのはお前1人か。」
『……はい。』
「機体状況は。」
『リペアキット無し、AP4割、ターミナルアーマー残存です。』
「直ちに撤退しろ。後は私がやる。」
残っていたAC2機のうち、1機は1分ほど前に落とされてしまったようだ。解放戦線はこれでAC3機を失ったことになる。
戦場は補給経路からかなり離れている。引き撃ちを徹底した結果、ここまで動いてきたようだな。
『スネイル第2隊長閣下、例の犬が現れました。増援をお願いします。』
『……フロイトとラスティを向かわせます。10分持たせなさい。』
『承知しました。』
なるほど。向こうも私が援軍で入ることは想定済みか。10分で来るのなら、中央基地ではなくこの近くの基地で待機していたのだろう。
「……621、速やかに片付けてこちらに合流してくれ。援軍でフロイトとラスティが来る見込みだ。619は617たちと合流。万が一そちらに向かわれても対抗できるようにしろ。」
さて、あの時の続きと行こうか。
まずはその前に、この2人を始末するところからだな。
さて、先に落とすべきは……メーテルリンクだな。
ペイターはパルス系の武装がメインで、不意に衝撃値を大きく貯められる事も無い。我が導きの初期ブレード?私が負けるとでも?
一方、メーテルリンクはチャージショットができる武器がある。不意に当てられてスタッガー、そのままペイターのパルスブレードで撃破が負け筋として考えられる。
『先に私を狙うか……!フロイト隊長が来るまで持たせなければ……!』
盾も構えて持久戦の構えか。だが、引き撃ちに徹するには速度が足りない。
無論、それはペイターがカバーしてくるが。
意識のうち、4割はペイターに、2割はEN管理などに、残りを2割ずつメーテルリンクの腕パルスとFAZANに振り分ける。
ペイターがブレードを振りかぶり……そのモーションはチャージ斬りだな。横QBで回避。FAZANがチャージされていないことを確認し、ペイターにカウンターで我が導きの初期ブレード(チャージ)を叩き込む。
盾で受け止められ、即座に横QBで飛び退く。
この調子なら、リペア1個を使うだけで勝てるな。そして、それだけ残っていれば620と共同でフロイトを落とせる。それまでに621も加わるだろうから体制としては万全だ。
ラスティ?まぁここで裏切らせても良いかもしれない。フロイトを排除できればアーキバスの力を……何より、社員の士気を大きく削げる。逆に、解放戦線の士気は大きく上がるだろう。
「エア、620の到着予測を。それと、フロイトとラスティの分もだ。」
『620は2分以内に到着します。ラスティは6分。フロイトは……』
「フロイトはどうした?」
『いえ、機体の位置データが基地の整備場から動いていません。』
んん??フロイトが出撃していないということか????
いや、戦闘狂のアイツに限ってそれはない。となると……
「わかった。それなら周囲のレーダーから情報を得てくれ。恐らく、無断出撃がバレないように現在地偽装の細工をして、それがそのまま残っているんだろう。」
『わかりました。レーダーの監視は任せて下さい。』
『スネイル第…隊……下、申し……りま…ん』
メーテルリンクを撃破した。残りはペイターだけだ。
ペイターは先程到着した620が相手をしているが……その様子だと問題は無さそうだな。
『ぐぅっ!ここで私が耐えて……そして生きて帰れば……』
『V.Ⅵ ペイター……まだ上は目指せるが、悪くは無い響きだ。』
ペイターは相変わらず頭ペイターだな。
620は至近距離でサテライト戦法をしている。パルス系の弾幕はQBを織り交ぜて回避、ブレードや蹴りは交差でキッチリ回避している。
『お兄様に比べれば温すぎますね。ブレードも届かないし、蹴りも鋭くない。』
「わかっていると思うが、──
『"油断はするな。勝つ直前が1番油断している。"ですね?心得ています。』
──それなら良い。」
620は油断も慢心もしていない。これなら大丈夫そうだ。
本当なら私が横槍を入れて1秒でも早くぶっ殺してやりたいが*1、620の成長のためにも手は出さない。
それに、ラスティとフロイトに備えて補給をしておかないといけないからな。
さて、増援はどこにいるのか。
「エア、フロイトとラスティの現在地を。」
『ラスティは2分以内に着く見込みです。フロイトは……』
「フロイトは?」
『いえ、位置データが改竄されているのでしょうか。今はシミュレータに籠っていることになっています。』
アーキバス……いや、陰険クソメガネは何がしたいんだ?
フロイトの位置情報を秘匿するとなると……どこかに奇襲を仕掛ける気か?
まさか?!
「エア、ハウンズの基地に通達。"フロイトが向かっている可能性がある"だ。621は基地に向かわせろ。」
『わかりました。防衛兵器の稼働準備も進めます。』
「頼む。」
確かに、今は補給路襲撃のためにハウンズ全員が出払っている。だが、襲撃のために姿を晒しているのは各ルート2人だけだ。そうなると、基地には2人が待機していてもおかしくないように見えているはずだ。
フロイトならそれも強行突破できると判断したのか?
あるいは、単に私たちを撤退させるためのブラフとして言っただけか。この場合は、オマケとして不穏分子であるラスティもここで始末させる……と言ったところか。
どちらに転んだとしても対処はできる。
『おかしいな… 私はまだ… これから…』
620は無事にペイターを撃破できた。リペアを1個使ってAPはフル。これなら、フロイトとラスティを同時に相手しても何とかなる……かもしれない。そのときは617たちに増援として入ってもらう必要があるが。
……ふむ。来たか。
『随分と派手に荒らしたものだな。』
『君たちの襲撃を受けて、社内はかなり殺気立っている。』
「豪勢な補給物資で士気を維持しようとした末路だ。人間は一度上がった生活水準からは下げられない……そうだろう?」
『随分と耳が痛いな。だが、味気ないレーションに戻るのは御免だ。ここで排除させてもらおう。』
どうやら、まだ潜伏することを選んだようだな。恐らく、陰険クソメガネやフロイトを殺せる機会を伺っているのだろう。
さて、あの時は私のボロ勝ちだったが、ラスティはある意味AC6の「主人公」だ。気は引き締めてかかる。
「ハウンズ4、下がってろ。コイツは軽量近接機体の捌き方のサンプルとして丁度いい。」
『サンプルか……随分と舐められたものだな。私にもヴェスパーとしてのプライドがある。2対1にしなかったことを後悔してもらおう。』
さて、近接機体の捌き方とは言ったが、基本的にはレーザースライサーのチャージ斬りに警戒しつつ、スタッガーレースに勝てば良い。
軽量近接機体はスピードを活かすために重めの武装を搭載していないことが多いが、裏を返せば瞬発力に欠けている。
格闘武器なら一気に衝撃値を溜められるが……レーザースライサーならそれも難しいだろう。
ならば仕掛けるべきは……インファイトだな。
『スティールヘイズにこうして喰らいつくか……!嫌な所を突いてくる。』
「ハウンズ4、相手の武器のうち、ここまで接近戦に持ち込んでまともに対応できるものは?」
『SAMPUのみ。プラズマミサイルとランセツは及第点と言った感じですね。格闘武器は躱せば脅威にはなりません。』
「正解だ。だが、1個大事なものを忘れている。」
そう言いながらABを吹かし、ラスティの回避方向を見てからクイックターン、即座に蹴りに移行する。
当てた直後に斜め前QBで張り付きを維持する。
『蹴りですね。通常2脚なら有効範囲は狭いですが、アサルトブーストからのモーション移行は比較的素早いので要警戒です。』
「それで良い。逆に、相手が逆関節ならここまで張り付けば蹴りは当てられにくくなる。*2とにかく、どんな相手でも言えることだが、こちらは正面に敵を捉えても、相手の正面には立つな。」
さて、620への指ど──この言い方だと命乞いをする事態になった挙句、裏切られて撃破されそうな気がするからやめておこう──アドバイスも終わったことだし、撃破してしまおう。
とは言っても殺す訳にはいかない。……ブレードで腕部を欠損させれば撤退の良い言い訳になるだろう。
ラスティが後方QBで距離を取り、次の瞬間にはABからの蹴りを入れてくる。横QBで回避し、逆にこちらがカウンターの蹴り。
左側にQBで躱され、レーザースライサーの起動を確認し──それはチャージ斬りだな──上方に回避。SONGBIRDSを撃ち込んでスタッガーを取った。
こちらが着地するころにはラスティが動き始めていたが、ブレードキャンセルで一気に距離を詰め、今度はこちらがチャージ斬り。
良い感じに左肩付近に当たり、左腕部が力無く垂れ下がった。動力系の電力供給ケーブルに深刻なダメージを与えられたようだな。
『左腕が完全にやられたか……もはや勝ち目は無いな。』
『だが、ここで終わる訳にはいかない……!』
こうは言っているが、直後にABで逃走を開始した。
……上手く逃がそうと思えば、こうすれば良いか。
「せっかくヴェスパーを1回の出撃で3人も落とせるチャンスなんだ。逃すと思うか?」
ある程度こちらもABで追い、途中からブレードキャンセルで一気に距離を詰める。逃走劇中の追撃として、不自然な展開ではないはずだ。
そのままラスティがAAを切り、それを避けるためにこちらは後方QB。ここでENが尽きて大きく距離を引き剥がされ……
「……逃がしたか。」
これで、ラスティとハウンズが繋がっていないと陰険クソメガネが判断して油断してくれれば儲けものだが……果たしてどうなるやら。
さて、フロイトがこちらに向かっているのなら、到着するのはそろそろのはずだが……
『612、フロイトはやはり出撃していないようです。』
「周辺のレーダーは?」
『フロイトらしきACは検出されていません。……今は食堂で寛いでいるようです。監視カメラの映像に映っています。』
となると、こちらを退かせるためのブラフだったか。
「ヴェスパー2人と収穫はあった。帰投するぞ。」
『了解。』
基地に帰還したが、基地への襲撃は一切無かったようだ。
一安心か、嵐の前の静けさか……どっちなんだろうな……
Side ?????
「駄犬共の諜報能力は掴めましたか?」
「まだ上限かどうかはわからないが、少なくともここまではできる。」
「……非稼働状態にあったとしても機体の位置特定が可能。レーダーの測定データをほぼリアルタイムで改竄。ヴェスパーの隊長間で使っている暗号通信をほぼリアルタイムで解読。……どこにそんな人材を隠している。」
「基地の入口がどこにあるのかは特定できている。だが、肝心の防衛設備は全くの未知数だ。……恐らく、基地の中で厳重に守られているだろうな。」
「少なくとも情報戦では手も足も出ない。その前提で動きます。」
「ただ、こちらに有利になるであろう収穫はあった。」
「ほう?」
「情報は電子的なデータのみで得ている。……つまりは、"生身の人間"にまでは干渉できない。あるいは、人間を使った情報網の構築はできていない。」
「分かりやすく言えば、天才的なハッカーが数人いるだけで、人海戦術はできない。こんなところだろうな。」
「なるほど。正確な情報を得たいのであれば、"非電子的なデータ"を使えと。」
「そうだ。そして、それは情報管理にも言える。」
「わかりました。機密データの受け渡しは、これまで通り紙媒体のみで行います。また、閲覧する際には監視カメラなどに映らないように……まぁ、これまで通りです。」
「そうだな。だが、それが有効だとわかっただけでも気が楽になる。」
「ええ。今回はヴェスパーを2名失いましたが……それに見合うだけのリターンはあったと言えるでしょう。……それと、通信ログの改竄は?」
「終わっている。」
「わかりました。……電子的なデータは全て筒抜けだとすると、"例の計画"の進め方を変えねばなりません。」
「どうするつもりだ?」
「輸入はベリウス側で行います。ホーキンスを向こうに向かわせ……いえ、今回の損害を受けて中央氷原から撤退したという筋書きでも構いません。今は駄犬共から距離を取り、力を蓄えます。」
「ハウンズもベリウス側に戻ってきたらどうする。」
「その時は再びこちらに戻り、駄犬共が到着する前に解放戦線を叩けるだけ叩きます。」
「わかった。……それにしても、情報戦でここまでやられるとはな。ウンザリさせられる……」
もう砂糖とミルクは使い切っている。本来なら昨日届いているはずだったが、私の代わりに解放戦線の奴らが楽しんでいるのだろうな。
胃に染みてウンザリするが……ブラックで飲むしかない。
ちなみにですが、ダイスロールは(Web上で)ちゃんと振りました。
内訳
・襲撃箇所 2d20で、16以下の出目が2つ集まるまで。
・地形の様子(大きいほど開けた地形) 82,88
・ヴェスパーが待ち伏せしていた経路 1d20で16以下の出目がでるまで(結果:5)
・解放戦線の損害 1d100 大きいほど大損害(結果:82)
・出撃していた解放戦線AC 1d10機(結果4)
・解放戦線ACの損害状況 1d10(結果6)
・お兄様が到着するまで持ちこたえられるか(大きいと劣勢)
アーキバス側1d100=42、解放戦線側1d100=22
→追加で1機が撃墜された判定に
理不尽なダイスが解放戦線を襲う!!
腕前とかがどのくらいなのかわからないので、こうするしか無かった……はずです。
あぁ……ランクマッチを少しサボってしまった……
今日はサボった分を取り返さねば……
ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)
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