ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話   作:CVn-α:コル・カロリ

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ランクマッチはC4まで来れたので、この土日で昇格戦までは進めたい……
そういえば、アリーナの対カーラでミサイル避けの練習……と思いましたが、垂直プラミサの方が厄介なのでそれも練習しないとですね……



射手は任せてくれ 狙撃には自信がある(CV:???)

 

Side 612

 

アーキバスへの補給路襲撃を続けている中で、ヴェスパーなどの主力格も含め、大部分が中央氷原から撤退したとの情報が入った。

現在中央氷原に残っているのはコーラルなどの観測に関わる部隊のみだ。……だが、それも集積コーラルの場所がわかった(あの陰険クソメガネなら既に情報は掴んでいるだろう)今となっては、もはや意味は極めて薄い。

 

チッ、ホーキンスは引き摺り出せなかったか。

 

 

解放戦線では、ルビコニアン向けに『大きな勝利である。いずれ、ルビコンからアーキバスは駆逐されるだろう!』とプロパガンダを出してはいる。

しかし、あの陰険クソメガネのことだ。ベリウス地方で戦力を補充し、巻き返しを図っているに違いない。

 

ちなみにだが、ハウンズもベリウス地方に戻るのは"ナシ"だ。惑星封鎖機構がバートラム宇宙港を取り戻し、勢力を巻き返しかねない。ベイラムに渡すと、本領である物量作戦が展開できるようになる可能性がある。

解放戦線は……ハウンズが防衛を手伝わない限り維持できないだろう。だが、ハウンズはウォッチポイント・アルファと技研都市の防衛に必要だ。

 

 

……レッドガンを離反させるなら今しかないな。

レッドガンにはバートラム宇宙港を守ってもらう。いざとなれば星外への脱出も視野に入れさせよう。この惑星(ほし)から帰れるかもしれないとなれば、士気も高まるだろう。

 

 

「エア、ミシガンに秘匿メッセージを送って欲しい。」

 

「わかりました。内容は?」

 

「……"ハウンズは派手に動く。お前たちも参加しないか。"で頼む。」

 

「……送信しました。返事があり次第知らせます。」

 

「助かる。」

 

 

カーラたちはオーバードレールキャノン(原作仕様)をほぼほぼ完成させたらしい。ただ、試し撃ちをしていない以上狙撃まではできないそうだ。

 

……ミシガンにお披露目するのも同時に行うか。

 

 

 


 

 

 

こちらに呼びつける形にはなったが、ミシガンと五花海……それとこの巨体は十中八九ヴォルタだな。3人がやって来た。

 

 

「よく来てくれた。……足労の手間に見合うだけの成果は約束しよう。」

 

「貴様が俺を呼びつけられるほどに偉くなるとはな。」

 

「……偉くなったつもりはない。わかって言ってるな?」

 

「無論だ。その脳みそで理解できていなかったら、体に叩き込むつもりだった。」

 

 

ミシガンが体に叩き込むというと、本当に叩き込む(物理)になりかねない。……いや、確実になる。

ある程度徒手空拳でも戦えるようにしてはいるが……コイツには流石に勝てなさそうだ。

 

 

「それは怖いな。三途の川を飛び越えて向こうに行きそうだ。」

 

「おいおい、コイツを殴ったら猟犬5匹が喉笛を噛みちぎりに来るんじゃねぇのか?」

 

「ヴォルタ!誰が口を挟んで良いと言った!……貴様の口で刺繍の授業をしてやろうか?」

 

「……そのガタイでできる訳が()──

 

 

目にも止まらぬミシガンの正拳突き(寸止め)が炸裂した。恐ろしく素早い正拳突き、強化人間としての視力が無ければ見逃していただろう。

 

 

「ここが出先で良かったな。貴様の血で床を汚す訳にはいかないからな。」

 

チッ…わかったよ。静かにしておこう。」

 

「返事は"はい"か"イエス"のどちらかだ!帰ったら覚悟しておけ!!」

 

 

ここで少し五花海の様子を見る。コイツがいるんだ。この流れも……もしかしたらコイツが仕組んでいたのかもしれない。

 

五花海はミシガンとヴォルタではなく……私の様子を伺っているようだ。

仮にこれが"仕込み"だったら……ミシガンの腕っ節を見せつけて、心理面で優位に立とうとしている……といったところか?

 

 

今のレッドガンは、戦力的にも、政治的にも不利に立たされている。

戦力的には、ベイラム本社の分を差し引けばハウンズ6人だけでも全滅させることは可能だ。

政治的には、ルビコン解放戦線の庇護を受ける側──"戦力"を提供して見返りに"庇護"を受ける取引をしているとも言えるが──であり、企業や惑星封鎖機構が駆逐された後のことを考えると安泰と言えない。

 

そうなれば、解放戦線すらも動かしたハウンズ──正確にはオーバーシアーだが──に、簡単に切り捨てられないようにする必要がある。

自身の有能さを示す形で……そして、裏切ったときのしっぺ返しが大きいと思わせるために。

 

取り敢えず長く考えていても時間の無駄なので、同じく巻き込まれていない五花海に呆れたようなジェスチャーをする。

向こうも、「またいつもの事ですよ……」と言いたげなジェスチャーをするが……腹の中は読めない。

 

 

「話を進めさせてもらおうか。ミシガンが"歩く地獄"と呼ばれているのは十分にわかった。」

「……だが、そんな地獄の獄卒でも泣いて許しを請うバケモノが、ここ──中央氷原にはいるだろう?」

 

「あのデカブツか。」

 

「そうだ。せっかくこんなところまで来たんだ。……ひとつ、鬼退治よりも壮大なことを成し遂げようじゃないか。」

 

 

ここでカーラに連絡を入れる。

……準備はOKだ。

 

 

「さて、一応警告だが……今からこの建物の外にでるのはオススメしない。まだ1発しか撃っていない以上、不測の事態が起こるかもしれないからな。」

 

『さて、ビジターたち……バケモノ退治には相応の武器がいる。ソイツのお披露目さ。これを見て、乗るか降りるか選べば良い。』

『まっ、アンタたちが降りても、その時は猟犬だけで喰らい尽くすだけさ。』

 

 

設置されたモニターには、近く(と言っても大体10kmは離れている)の岩山が映されている。ご丁寧に縮尺も添えてある。高さは100mくらいあるので、窓(当然、耐衝撃仕様)の外を見れば普通に見える。

 

 

『まぁ、まだ一発しか撃っていないからね。確実にド真ん中に命中させられる保証は無いけど大丈夫さ。チャティ、頼んだよ!』

 

『任された。コンデンサー充電率……90……95、100%。絶縁装置異常無し。衛星画像風向分析システムによる補正完了。……発射。』

 

 

その1射は音を置き去りにした。……比喩でも何でもなく、文字通りだ。

 

発射から3秒程度で岩山の上部が大きく砕け散った。

……事前に狙いたい箇所をペイントしていたが、それが無意味になるレベルの砕け方だ。

 

さて、10km程度先で約3秒……秒速3300m程度と雑に計算できる。

つまりは……マッハ10程度と言ったところか。

空気抵抗で遅くなりながら進むことを考えると、砲口初速はもっと速いだろうが。

 

『…ちょっとずれたか?まあでも大体計算通りだね。』

 

『弾道の記録は取れている。これから誤差の要因を洗い出して改善しよう。』

 

 

これで、アイスワームの体側装甲……とまでは行かなくとも、正面からならぶち抜けるかもしれないと思っただろう。

 

 

「あのデカブツを倒すための武器はあると言いたいんだな?」

 

「そうだ。だが、あのレールキャノン……RaDは過去にもレールキャノンを作っているから、区別のためにアイスワームキャノンと呼ばせてもらう。アイスワームキャノン本体を狙われたら敵わない。つまり……」

 

「アイスワームの気を引く貧乏クジを誰に引かせるか、そう言いたいんだな?」

 

 

流石はミシガンだ。察しが良い。

さて、ここからが交渉の本番だ。

 

 

「アイツは地中に潜り、そこから攻撃してくる。それならば、ホバー形態がある4脚ACが適任……そうは思わないか?」

 

「対アイスワームのことだけを考えれば貴様の言う通りだ。だが、そんな赤子でもわかるような理屈だけで動くとは思っていないだろう?」

 

「無論、見返りはある。」

 

 

ああ、ミシガンとは随分と"話"がしやすい。

本人が参謀役ではないというのも大きいが、「少なくともこちらが不義理を働かない限りは裏切らないだろう」と思えるのが一番の要因だろうな。

参謀と内務を兼任しているであろうナイル、参謀……というよりは悪巧みや裏工作を担当しているであろう五花海だけであれば、こうもスムーズには進められない。

 

ミシガンも「利」と「理」で動いている人間ではある。だが、信用を積み重ねることで「利」を得るのも社会の「理」であることを理解し、そして実践している。

あの陰険クソメガネなら、外部からの信用なんかはまるで気にしていないだろう。"アーキバスにとっての利"になるかどうかで動き、"アーキバスの理"に適っているかどうかで判断している。故に信用はできない。

 

 

「恐らくだが、ベイラムから離脱した後は、この惑星(ほし)から出ることを考えているんだろう?」

 

「そうだ。仕事のために来ただけで、帰れるならさっさと帰りたい。」

 

「最大の障害は惑星封鎖機構だ。アーキバスが撤退した今、中央氷原で惑星封鎖機構を相手取れるのはハウンズと解放戦線、そしてベイラムしかいない。」

「ちなみに、ベイラムも中央氷原から撤退するのはオススメしない。封鎖機構にバートラム宇宙港を取り返され、ルビコン脱出が遠のくぞ。」

 

 

この惑星(ほし)から出ると言った時にヴォルタの表情が少し動いた。

……露骨な反応では無いということは、五花海から教わっている"商売"のノウハウを守ろうとしているか、交渉中はあまり反応を示すな と五花海辺りに釘を刺されているかのどちらかだな。

後者であれば、冒頭の茶番も仕込みだった可能性が高まる。

 

 

「それは貴様らも同じじゃないか?封鎖機構がいる限り、コーラルの管理を妨害され続ける。それならレッドガンはレッドガンで封鎖機構を──もちろん、あのバケモノ以外をだが──削れば良いだけの話だ。」

 

「それもそうだな。だが、ルビコンから出た後はどうなる?少なくとも、封鎖機構を敵に回していたんだ。奴らか、他の政府系軍事組織に追われ続けるかもしれない。」

 

「……何が言いたい。」

 

 

さて、ミシガンがこれにどれだけのメリットを見出すか……それが勝負所だ。

まぁ、断られてもハウンズだけで遂行することはできる。だが、4脚ACにタゲを取らせた方が良いのもまた事実だ。

ハウンズの損害を減らすために──特に"人的損害"は0でなければならない──必要な策を講じているだけだ。最善がダメでも、次善はある。

 

 

「アイスワーム殺し、その異名を以てすれば奴らも手を出しにくくなるはずだ。『あんなバケモノを殺したんだ。我々にはどうにもできない』とな。」

 

「箔付けか。」

 

「そうだ。」

「……ああ、それと。あのアイスワームキャノンを作ったのはお前の指示ということにしても構わん。我々オーバーシアーに必要なのは、宇宙どこでも通用する箔じゃない。ルビコンの中で通用すればそれで十分だ。」

 

 

ミシガンは元より、五花海の様子も確認する。

最終的な判断はミシガンが下すだろうが、謀略についてはナイルと五花海が計画を立てているはずだ。

この場においては五花海がGOサインを出さない限り、余程の事情が無ければ首を縦に振らないだろう。

 

 

「私から良いですか?」

 

「構わん。」

 

 

やはり五花海が出てくるか。

 

 

「アイスワーム殺しの異名でもって威圧する……確かにそれは魅力的な計画です。ですが、私が気にしているのはルビコンから出るまでのことです。」

 

「……続けてくれ。」

 

「ベイラムを離反すれば、我々は解放戦線の庇護下に置かれるでしょう。ですが、"余所者"であることをいいことに、最も過酷な戦場に赴かせ続け、使い潰すことが無いとは言い切れません。」

「アイスワーム殺しを達成すれば、中央氷原に於ける脅威は大きく低下します。つまり、『レッドガンがいなくとも勝てる』そう思われれば先程の懸念が現実になりかねない。」

 

「つまるところ、レッドガンが"安く"なるのが問題だと言いたいんだな?」

 

「その通りです。」

 

 

本来なら解放戦線とレッドガンの間での問題なので、ハウンズやオーバーシアーとして口を出したくは無い。

だが、その辺のケアをするだけで617たちが死ぬ危険性を減らせるなら安いものだ。

 

交渉がこうなるのも、予想の範疇ではある。

無論、説得案も準備済みだ。

 

 

「確かに、戦力として安くなればその未来もありえるな。だが、レッドガンの価値は戦力だけではない。」

 

「と言いますと?」

 

「……離反した後、レッドガンにはバートラム宇宙港の防衛を任せるつもりだ。そして、解放戦線は外貨を獲得するために食糧の輸出を計画している。」

 

「……もしや、その輸出にファーロンを噛ませると?」

 

 

正解だ。……まあここまで材料を出せば答えには容易に辿り着けるだろうな。

 

 

「そうだ。解放戦線は輸出入がしたい。しかし、星外へのコネが少ない。ファーロンは収入源が増え、食糧という"武器"を手に入れられる。両者の利害は一致している。」

「ちなみにだが、オーバーシアーとしてもメリットはある。監視する対象組織、対象地域を大きく絞れる。」

 

「成程。ミシガン総長を……そしてレッドガンを無下に扱えば、外とのコネを作れず、雑多な組織と契約せざるを得ない。そしてその中にコーラルの輸出を企む組織がいれば、オーバーシアーとの関係悪化……最悪の場合はハウンズによる"武力処置"が取られる。」

「確かに、これなら保険として機能するでしょう。」

 

「G3、つまり懸念事項は無いんだな?」

 

「はい。詳細を詰める必要こそありますが、交渉の大枠としては問題無いです。」

 

 

五花海が首を縦に降った。ならば後はミシガンだが……

 

 

「良いだろう。交渉は成立だ。だが、先に一つだけ聞かせろ。」

 

「何だ?」

 

「アイスワーム退治……ハウンズからは誰を出すつもりだ?」

 

 

恐らくだが、アイスワーム相手に"使い潰される"ことを懸念しているのだろうな。

誰も出さないとなれば、ミシガンはこの交渉を蹴るだろう。

 

 

「最前線は私とハウンズ5だ。残りのハウンズは、アイスワームキャノンに近寄られたときの護衛とする。」

「……つまりは、全員出撃する。」

 

「レッドガンを使い潰すつもりは無いということか。」

 

「さっき言ったばかりだしな。……ああ、先代ハウンズの恨みでも気にしているのか?」

 

「……そうだ。」

 

 

まあ、気にしていないと言われれば嘘になる。だが、こちらもベイラム側の人間を……もちろん、レッドガンのMT乗りだって殺してきた。

それに、汚いやり方で殺せば復讐の魔の手が617たちに及ぶかもしれない。その危険性は到底許容できない。

 

 

「無いと言えば嘘になる。だが、私怨だけで勝手に殺せばウォルターの顔に泥を塗ることになる。"飼い犬の調教もまともにできない飼い主"だと、な。」

「それに、まだレッドガンには"価値がある"。少なくとも、お前たちがルビコンを出ていくまではな。そして、わざわざルビコンに戻ってこない限り、出て行ったのを追いかけて殺すのも手間だ。」

 

「飼い主のため、利用できるから、そして手間だから殺さない、か。随分と舐めた言い方だが……ペラペラと薄っぺらい御託を並べるよりよっぽど信用できる。貴様の"猟犬"としての矜恃を信用してやろう。」

「それとも、ここで一発俺を殴っておくか?最初の一発なら無抵抗で受けてやろう。」

 

「いらん配慮だ。それに、"先代たち"はお前の顔面一発で済むほど安い存在じゃない。」

 

 

さて、交渉も成立した。後はアイスワームキャノンの調整が終わるのを待つだけだ。

 

……どうするか、アイスワーム退治のときはシュナイダー社からアレ*1を借りるか?宣伝になると言えば頷いてくれそうだし。

1つ問題があるとすれば、その後の売り込みが激しくなりそうなことだが。

 

 

 


 

 

 

Side ?????

 

「ここなら駄犬共の妨害を気にせず動けます。……例の物の輸入はどうなりましたか?」

 

「完了したよ。補給路を襲撃され始めた時はかなり焦ったけど……中身を探っているような動きだった。何かを企んでいることはわかっていても、何を企んでいるかはわからない状態だろうね。」

 

「私も同じ見解です。さて、まずは猿どもを駆除して安全圏を広げるところからです。」

 

「それと、計画を進めるために色々と施設が必要になるけど……それの情報漏洩対策はどうするつもりなんだい?」

 

「解放戦線の工場を奪い、そこを再利用しているように見せかけます。アーキバスの規格に合わせるために様々な機材を運び込んだ……とカバーストーリーは作れます。」

「……ただ、作業員への情報工作対策は詳細を詰めていません。始めるとしても少し先です。」

 

「わかったよ。それにしても補給路を狙って動きを確認しようだなんて……この作戦の立案者と私は気が合いそうだよ。補給や兵站の大事さをわかっている動きだ。」

 

「……ここで無能ならば、"ミシガン辺りが入れ知恵をしている"と言うでしょうが、私は違います。」

「断言しましょう。今回の襲撃計画は駄犬共の長が立てたものです。そして、最優先の排除対象はあなただったと。」

 

「情報の裏取りはできているのかい?」

 

「いえ、できていません。」

 

「それなのに断言できるとはね。……理由を聞いても?」

 

「まず、襲撃箇所がランダムに選ばれているであろうことが1つ。兵站線や兵站網の破壊が目標なら、より重要なところを……具体的には食糧の経路を最優先にするでしょう。この段階で、裏に意図が隠されているのは明らかです。」

 

「確かに、言われてみればそうだ。だけど、食糧の護衛ルートは警備を手厚くしてあった。それを恐れ……るような相手じゃなかったね。」

 

「2つ目は、予備戦力の隠し方です。フロイトを出撃させると欺瞞情報を流しましたが、それに引っかかったお陰で襲撃体制が暴くことができた。……襲撃に参加するのは1つのルートに2機だけ、しかし裏にはもう1機が隠れていた。戦力を吊り出してカウンターをする構えでした。」

 

「兵站襲撃に痺れを切らして私が出ていくと……囲まれて棒で叩かれていたって訳だ。」

 

「その通りです。ですので、あなたの出撃は認めていませんでした。」

 

「その結果、ペイター君とメーテルリンク君を失ったけどね。」

 

「必要な犠牲でした。我々が撤退するにも、それなりの理由が必要です。でなければ"例の計画"を察知して、駄犬共もベリウス地方に戻ってきていたはずです。」

 

「ここまでされれば、元から引くしかなかったんだけどね。」

 

「それについては、まあ良いでしょう。」

「……もはや、あの駄犬共はただの独立傭兵集団ではありません。盤上で動かされるだけのコマとは違う。そう、プレイヤーです。」

 

「解放戦線がプレイヤーだとは言わないんだね?」

 

「ええ。駄犬共とRaDが中心にいます。解放戦線はただの数合わせです。駄犬共を潰しさえすれば、アーキバスの勝利は決定的なものになります。」

 

「戦力的にはたった6機のACと、惑星封鎖機構から鹵獲した兵器がちょっとあるくらいなのにね。」

 

「奴らがルビコンに来たときは、文字通り独立傭兵集団でした。しかし、それは前のこと。それを理解していない無能な上層部……反吐が出る。」

 

「そして、そのハウンズの中心人物であるハウンズリーダーを排除するために"例"の計画は必須と……これは随分と荷が重くなったね。まあ、ここまで進められたんだ。最後までやり切るさ。」

 

「頼みましたよ。現在のアーキバスでは……駄犬共の長はフロイトで止めても、残りの駄犬共は止められません。いえ、止められるでしょうが、大損害を被って惑星封鎖機構に抵抗できなくなる。アーキバスの未来がかかっていると言っても過言ではありません。」

 

 

 

ええ、こうなることがわかっていれば……ありとあらゆる手を使って排除していたでしょう。

ですが、過去に戻れるはずもないので先のことを考えましょう。

 

"例"の計画を実施するところまで漕ぎ着けることさえできれば……駄犬共も、地を這う猿共も、そして惑星封鎖機構も打ち倒せる。ベイラム?あれは早々に自壊するでしょうから気にするだけ無駄です。

 

*1
軽4





果たしてスネイルの"例"の計画に対する自信はどこから湧いているのやら……


そして、交渉パートと裏での悪巧みを書いただけなのに8000文字弱……
もはや、本作は戦闘よりも、裏でのアレコレや交渉での駆け引きを楽しむのがメインの作品に……??

えっ、重い想いはどうした……ですか?
一番の見せ場は、お兄様がピンチになったり、ピンチになった後だったり、お兄様が誰かに取られそうになったりしたときじゃないですか。
つまり……

引き続き アーキバスグループを よろしくお願いします

ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)

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