ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話 作:CVn-α:コル・カロリ
お兄様機体でAランク到達できました!!
次はA→Sの昇格戦を目標に頑張ります。
こちらの3:29:26から昇格を決めた試合が始まります。
それと、EXEC_FLIP_ARPHAGE/.を聴いているときの幻覚(?)を投下しておきます……
最初のサビ前「輝ける未来へ この願いを届けて」の部分でCOMとの機体完全手動操縦に関するやり取りを。
サビに入ってからお兄様の(脳への負荷を無視した)本気の動きに。
#2に入ってからは622(くんorちゃん)の機体の出力引き上げを。
「永遠の希望を抱き 蘇れ翡翠の星」で、コア内部が映し出されてそこには622(くんorちゃん)が普通のACのコックピットにいるような幻覚(?)が淡く映し出されている。顔もしっかり映されていて、瞳の色は翡翠。(蘇れ翡翠の星 とかけられている。)
最後の方の「想いに宿りし我が使命よ 全てを解き放て」から脚部破損と武器破壊のシーンに。
最後の「全てを護りたまえ」の音を伸ばしている部分で、導きのパルスブレードでコックピットを貫いているシーンに。ここで、622(くんorちゃん)をゲルニカたらしめていた機材の一切合切が灼き切られて、淡い幻覚(?)だった姿がはっきりとした幻覚(?)に。
曲が終わってからは環境音その他の音が全て排除された状態に。このままお兄様の最後のセリフに。このとき、お兄様の機体が622(くんorちゃん)の機体の頭に手を添えているシーンと、お兄様が622(くんorちゃん)の頭に手を乗せているシーンが重ねられている。
私も既にお兄様に脳みそこんがり焼かれちゃっていますからね。志方ない()ですね。
恐らくこれまでの前書き最長を更新した気がしますが、まぁ良いでしょう。
それでは本編です。
Side 612
招待されていない
……今回は艦橋を破壊しての誘爆ではなく、武装全破壊を狙って鹵獲した方が良いか?
「621、強襲艦の武装を全て破壊して鹵獲を狙いたい。行けるか?」
『行けるわ。』
「良し。それなら鹵獲を狙う方針で進める。……もちろん、自分の身の安全を最優先だ。別に落としても構わない。」
近くの高台に上がりできるだけ高度を稼ぐ。
ABで強襲艦の上に乗れる距離まで待機して……今!
途中で飛んでくるミサイルなんかは無視する。上に乗れさえすれば、残っているのは多少の自衛火器程度だ。
「私は奥の方から片付ける。手前の方は頼んだぞ。」
『了解よ。兄さん。』
恐らくだが、一番地位の高い人物は最奥の艦に乗っているだろう。強襲艦の上に乗ってENを回復し、奥の方へと再びABで向かう。
陣形最奥部の強襲艦に着艦し、上部の武装をランセツとミサイルで破壊する。SONGBIRDS?爆風で艦橋を破壊しちゃったらまずいからね。*1
さて、鹵獲を狙うのなら武装破壊だけでは不十分だ。このまま逃げ帰れば良いだけだしな。
強襲艦の後端部に回り込み、再び空中へと移動する。少し下降して強襲艦の最後尾を見れば……メイン推力のエンジンノズルだ。コイツを破壊してこの近辺に不時着させ、鹵獲する算段だ。
エンジンノズルの破壊なら……ほら、SONGBIRDS。お前の出番だ。*2
『メイン推力喪失!高度を維持できません!このままだと不時着することになります!!』
読み通りだ。これなら鹵獲はできそうだな。
621も私のやり方に倣ってエンジンノズルを破壊したな。
「ハウンズ、不時着した強襲艦を見張っていてくれ。怪しい素振りがあれば排除も許可する。」
さて、封鎖機構は人道的な面での配慮からか、何度か警告を送ってくれていた。……ゲームの中(観測データ奪取のミッション)だと、アレが封鎖機構の最盛期だなんて揶揄されていたが。
こちらもそれに倣うとしようか。
「あーあー、テステス。不時着した強襲艦に告ぐ。既にお前たちは包囲されている。直ちに武装解除の上、両手を上げながら艦外部に出てくるように。」
「従わない場合、その艦の乗組員の生存は一切保障しない。」
「繰り返す。直ちに武装解除せよ。従わない場合、殺害による無力化も辞さない。」
まさか本当に出てくるとはな。"システム"が降伏を認めたか……あるいは、"システム"との通信途絶状態を作り出して、現場の最高責任者の判断が適用されるようにしたか……と言ったところだな。
「この場での最高責任者を出せ。降伏交渉の詳細を詰める。」
「……ウォルター、会議の方は任せて大丈夫か?」
『ああ。降伏交渉はお前に一任する。』
「了解。」
ACに搭載されたマイクでギリギリではあるが、外にいる人間──暫定捕虜の封鎖機構構成員──の声が聞こえた。
『この場での最高責任者は私だ。』
「階級は。」
『少将だ。』
「了解した。こちらの人員の指示に従って移動してもらおう。……そちらが変なことをしない限り、降伏交渉がまとまるまでの身の安全、"捕虜としての"の枕詞は付くが人道的な配慮のされた環境は保障しよう。」
『話が早くて助かる。』
さて、オーバーシアーからは人員を出せない。……ミシガンに頼むか。
「ミシガン、聞こえているか。」
『聞こえている。どうした?』
「捕虜の移動とその後の見張りに人員を借りたい。……この後情報を引き出すつもりだ。丁重に扱える人員が望ましい。」
『……お前たちのところから参加した人員は少ないとなればレッドガンに頼むのは妥当な判断だな。』
もちろん、タダ働きをさせるつもりは無い。
「参加の有無に関わらず、RaD産の食糧で作った食事を全員分用意しておく。」
『タダ働きはさせないということか。……わかった。請け負ってやる。』
「感謝する。移送先は──
さて、これで交渉のテーブルは整えられた。
ここからは、どれだけ情報を引きずり出せるか、それと……星外とのパイプをどれだけ太くできるかが勝負だ。
先程の少将だけは別室に移し、それ以外の人員は地下にある広めの部屋にまとめてある。それだけでは足りないので、その辺についてはミシガンに丸投げしておいた。
まともな軍事組織の総長ともなれば、捕虜の扱いだったりは心得があるだろう。
……さて、交渉の時間だ。
「これから降伏交渉の詳細に移るが……まずは、この交渉の実効性を確認する。今回の降伏は、お前の独断か、それともシステムが認めたものか。どっちだ。」
「コーラルによって通信障害が発生した状況下であったため、"システム"と指示を仰げない状況であった。よって、これは私の独断ではなく正式な権限に基くものだ。」
そう来たか。となれば、交渉がまとまる寸前で"システム"との通信が復旧、交渉などの一切の権限が"システム"に移される……なんてちゃぶ台返しがあるかもしれないな。
ならば、"システム"との通信復旧をエサに揺さぶりをかけてみるか。
「より"上"の立場の存在と話ができるのならそちらの方が好ましい。こちらで通信機材を準備しよう。"システム"の判断を待ってから交渉の続きを行う。」
「…………いや、それはそちらとしても困るはずだが?"システム"の頭の硬さはお前たちも知っているはずだ。"システム"は降伏など認めない。死ぬ気で抵抗するよう通達するはずだ。」
随分と間があったな。本当のことを言っているのか、裏に意図が隠されているのか……
少なくとも、"立場"としてはこちらが上だ。考える時間はじっくりとある。
まず、"システム"との通信が復旧する方が好ましいことは無いはずだ。それなら今の提案を受け入れれば良いだけだ。
復旧しない方が好ましい理由だが……
死ぬ気で抵抗するように通達されるのは十分有り得る。だが、解放戦線の食料輸入のときにはカタフラクトを撤退させる判断を下していた。
となれば、降伏は"システム"に認められるが、この少将が懲罰人事で降格処分を喰らう可能性がある。それを避けるために"システム"との通信復旧をさせないように動いているかもしれない。
全て憶測だから当たっているとは限らない……いや、外れている前提で動くべきではあるが。
「死ぬ気で抵抗……か。それはこちらとしても好都合だ。捕虜に人道的な扱いをするとなれば、それ相応のコストがかかる。……今のルビコンの惨状を見れば、それすらも惜しまれる程の窮状なのはわかるだろう?」
「貴様……無抵抗の人間を殺すつもりか?!」
「無抵抗?"システム"が降伏を認めなかった場合、そこにいるのは歴とした"戦闘員"だ。さて、無抵抗な人間なんてどこにいると言うんだ?」
ここは一度高圧的に振舞って、向こうから利益による引き止めを引き摺り出すとしよう。
「ああ、それと。人道的な扱いをする義務は我々には無い。正規の軍事組織ではない──ただの独立傭兵の集団だからな。」
「人道的な扱いを提案したのも、体裁や解放戦線のプロパガンダに使うつもり──ただの利害関係によるものだ。」
「……強襲艦を全てくれてやる。こちらとしても、強襲艦が手元から無くなれば通信途絶の言い訳はできる。そちらも強力な兵器を手に入れて体裁は保てる。損はしないはずだ。」
さて、狙い通り向こうから利益を引き摺り出せたが……それは本命ではない。
一番欲しいのは、星外とのパイプだ。
「それも、"システム"との通信を復旧させれば良いだけの話だ。……どういうことなのか、わかるな?」
「運用のノウハウ、メンテナンスができんだろう。」
「ウチには優秀な技術者集団がいる。リバースエンジニアリングで新しく建造すれば良い。」
どんどん顔が青ざめているな。
さて、こちらの目的を、"システム"との通信を復旧させ、「降伏を認めない」という形での正当性を確保した後で捕虜を抹殺……残された強襲艦を手に入れる と勘違いしてくれている頃だろう。
それを避けるとしたら、"惑星封鎖機構の完全撤退並びにルビコンへの不干渉"くらいの利益を提示しないといけなくなる。
手元に無いHCの提供なんかでは不確実だしな。
「……政府とのパイプを使って、惑星封鎖機構をルビコンから引かせる政治工作をする。」
「……詳しく聞かせろ。」
あたかも想定外の利益が提示されたかのように振る舞う。……だが、狙い通りだ。
向こうとしては自分を生かすメリットを提示するのに必死で、こちらの真の狙い──星外とのパイプ──には気付いていないだろう。
さて、今の私が星外とのパイプに拘っている理由だが、それはコーラルの危険性を人類に知らしめることに他ならない。
もし、コーラルを押さえ込んで"地中へのコーラルリリース"計画が実現できたのであれば、密輸を企む企業や勢力を排除する大義名分として。
そして……アイビスの火を起こす選択肢しか取れなくなった場合には、大罪人としてではなく、宇宙を守るためのやむを得ない措置だったとの大義名分を得るために。
「当然のことだが、政府も一枚岩ではない。惑星封鎖機構……これは軍事組織でありながら治安維持の領域に両足を突っ込んでいる。そのせいで警察を管理している派閥……内務系の派閥とは犬猿の仲だ。」
「続けろ。」
「私の立場を利用すれば、現在のルビコンの惨状を封鎖機構の失敗としてリークし、軍事系派閥の力を削がせることができる。少なくとも、責任を取らせる形で内務系の組織に管理を移行させることができるはずだ。」
これなら、惑星封鎖機構の失態として認めさせるためにも、コーラルの危険性を暴露する必要はある。
そして、危険性を知っていながらも何もしなかったとなれば、責任追及は避けられないだろう。──増殖する危険性を認識していた*3にも関わらず、封鎖するだけで有効な策を講じなかったとして。
「なるほど。……解放戦線から見れば非常に魅力的な提案に感じるだろうな。で、内務系の組織に管理が移行されたとして、その組織の方針はどうするつもりだ?悪化しない保障は?」
「そこまでは知らん。揺すりのネタとして提供される情報次第だ。」
コーラルの有益性を強調すれば、間違いなく利権の一部に組み込もうと企み、厳しい管理下に置こうとするだろう。だが、どこかの馬鹿がやらかして宇宙空間に漏洩……大惨事になりかねない。
危険性を全面的に押し出し、周辺宙域の貨物船に対する検査に留めさせるのが最善か。ルビコンの"内側"は解放戦線……いや、惑星統一政府になっているだろうから、それに任せるような流れに持って行きたい。
「その取り引き材料は私の一存で扱える範疇を超えている。持ち帰って検討しておく。……無論、その間の人道的な扱いは保障しておこう。」
こうして初回の交渉は終わった。
もちろん、ウォルターとフラットウェルにはこのことを伝えるが……フラットウェルには、アイビスの火を再び起こす最悪の場合のプランを悟られてはいけない。政府辺りからの支援を引き出すのが本命。そう誤認させるしかないな。
「……なるほど。封鎖機構を撤退──しかも、"上"からの命令による撤退──に追い込める可能性が出てきたのか。」
今はフラットウェルとウォルター、そして私の3人で話し合っている。
「オーバーシアーは星外との繋がりは無い。正確に言えば、あっても武力関係、必要な品の納品といった薄い繋がりだ。この交渉をどう着地させるかは解放戦線の領分だ。」
「……コーラルの危険性を中心にリークする。内務系の武力組織──恐らく警察の類になるだろう──が、ルビコンに立ち入って管理するのを避けたいと思わせる。」
「だが、それだと"封鎖するだけで何もしなかった"封鎖機構の二の舞にならないか?同じことをするだけなら敵対派閥からの追求を避けられないはずだ。」
ここで目論見通りに行けば、コーラルの管理と監視にオーバーシアーが喰い込めるはずだ。
フラットウェルは政治屋としても優秀なはずだ。ルビコンのことはルビコンの政府に任せ、それでいて相手にも実績という名の花を持たせる。そんなプランを見出しているはずだ。
「ルビコンの内部におけるコーラルの管理は、我々解放戦線の責任で一任させる。そして向こうには周辺宙域での監視や密輸コーラルの検査などを任せる。」
「そうすれば、敵対派閥からの追求も躱せて、責任もこちらに押し付けられる。これほど都合のいい話はそう転がってこないはずだ。」
同じ結論には到達していたか。これなら話は早そうだ。
「コーラルの危険性に関するデータについてはオーバーシアーの方から提供しよう。……今後の基礎研究については、解放戦線に余力ができたら支援を期待している。別の組織から引っ張ってきても構わない。」
「わかった。……"向こう"から引きずり出す交渉材料にさせてもらおう。」
本命の誤認は達成できたな。この"交渉"の着地点としては十分合格点と言ったところだろう。
今後の交渉を全てフラットウェルに任せて解散となった。
ウォルターと2人きりになったタイミングで会議の様子だったりを聞く。
「ウォルター、あの後会議はどうなった。」
「カーラが主導権を完全に掌握した。強襲艦を使って"蓋"の運搬をすれば実現可能性が跳ね上がると言って納得させた。」
「その強襲艦を手に入れたハウンズ、そしてオーバーシアーの発言を無視できる勢力はもはや存在していない……という訳か。」
「その通りだ。」
強襲艦の方はオマケ程度に考えていたが、カーラが機転を効かせて有効活用してくれたようだ。
会議の様子も聞けたことだ。……本命を聞こう。
「"最悪"の場合はどうする。」
「……やることは決まっている。お前もそれを覚悟して動いているのだろう。」
「わかっていたか。……カーラとエア、それだけで足りなければオールマインドも総動員した方が良いだろう。"星外への宣伝工作"を始めて、オーバーシアーの正当性を訴えておくべきだ。」
オールマインドを入れるのは不安しか残らないが、惑星封鎖機構の回線を中継してハッキングを仕掛ける以上、手を借りることは覚悟しなければ。
綺麗なオールマインドなら良し。何か企んでいても、コーラル焼却は避けたいはずだから協力はしてくれるだろう。
「……お前も随分と成長した。ACの腕は半年も経たないうちに抜かれていたが……"裏"の駆け引きも、少なくとも俺と同等になった。」
「……もっと遠い背中だと思っていたんだがな。」
「強いて言えば、今のお前に足りないものは場数を踏んでようやく得られる圧力くらいのものだ。」
「今回の交渉もお前に任せて正解だった。俺が何も言わなくとも、封鎖機構の少将から一番欲しいものを引き摺り出した。フラットウェルとの"交渉"も、俺が目指していた着地点だ。」
普段は617たちを労ったり褒めたりする立場だ。
だから……こうして自分がその立場に回ると……少しむず痒いものがあるな。
最後の方はほっこりとするような父子のコミュニケーションパートでしたね()
あーあ、またお兄様が脳を焼いて……おや?今回は脳を焼かれる側に回っていますね?メズラシイ…
今日(2025/03/13)の夜もランクマッチ配信をやる予定です。多分20:00くらいです。
ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)
-
C4-617
-
C4-618
-
C4-619
-
C4-620
-
C4-621