ハウンズ美少女概念の世界線で重い感情を向けられる話   作:CVn-α:コル・カロリ

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よく来てくれた。残念だが、書き溜めなど初めからない。だまして悪いが仕事(バイト)なんでな。(毎日更新には)死んでもらおう。

……よく良く考えれば、毎日4千文字近く書いているのはヤバい……のか???

ちなみに、主はTGSに参加する&日曜日は用事なので明日更新できる確信はありません。
というよりも、プロットが詰まっているのでその段階から進められない可能性ががががか。


人とコーラルの共存の可能性を求め……我々はルビコンの奥地へと向かった。

 

Side 612

 

 621から話があると言われた。……恐らく、お互いに"何周目"なのか、そして今後どう動くつもりなのかを擦り合わせるつもりなのだろう。

 

 私が普段生活している部屋*1に621がやってきた。

 ……正直に言おう。色々と絵面がマズい。

 

 何故かって?

 ……まだ皆様に話していなかったかもしれないが、この621は

 

樹大枝細ボディなのである。

 

 そして身長や顔つきから察するに年齢は、高校1年生辺りと思われる。

 

 そう、絵面的に非常にマズいのである!

 惑星……じゃなくて破廉恥封鎖機構がいたら私は強制排除を執行されているだろう。

 

 ……本人にその気は無いだろうから、こんなことを考える方が寧ろ失礼か。

 

 アレ?私は誰に向かって話しかけていたんだ?*2

 

「……さて、何となく察してはいるが、"賽は投げた"のか?」

 

「っ!?……そうよ。私は"前回"で賽を投げた。」

 

「そしてコーラルの情報導体としての特性がどうかはわからないが、こうしてここにいると。」

 

「えぇ。612先輩、あなたは?」

 

「私は……投げたと言えるし、投げていないとも言える。……少なくとも、今の私には"投げさせた"以外に相応しい言葉は見つけられない。」

 

「投げさせた……もしかしてCパルス変異波形だったの?」

 

「そういう訳でもない……ただ、ウォルターが生き残る道を探すうちに、私と共に歩んでいた者がリリースを成し遂げた。」

 

「そう……。それで、私たちは"ウォルターの生存"が目的。それで良いわよね。」

 

「あぁ。……今の私には、それだけではなく617たちの生存も入っているが。ただ、破綻も防いだ上でとなるとその目処は立っていない。」

 

「コーラルについての研究資料がアイビスの火で消えたりしたのが痛いわね……」

 

「私もコーラルに関する研究資料に目を通せた訳では無い。"今回"ではないところでウォルターから聞いた、自己増殖性、群知能性、破綻について。あとは、ポンコツAIから聞いたリリースについてくらいだ。もう少し物理学分野に踏み込んだ話については聞いたことがない。」

 


 

Side 621

 

 ──もう少し物理学分野に踏み込んだ話については聞いたことがない。」

 

 あくまでも聞いたことがないだけであって、理解はしている?あるいは理解できるだけの勉強をしていた?

 

 ますます612先輩の"これまで"の謎が深まった。

 下手をすれば技研の関係者だった、あるいはオーバーシアーの一員だった?

 

 少なくとも、今は話してくれるつもりは無いようで。

 ……私と同じだとするのなら、先輩は死の間際まで戦い続けていたことになる。

 それこそ、ACの手脚が捥ぎ取られても、コア部分のスラスターで飛びながら肩武器で戦ったのかもしれない。

 撃ち落とされてもなお、ジェネレーターが生きていればマニュアルエイムで戦っていたのかもしれない。

 敵のAPが0になっても、パイロットが脱出するか中身の死亡が確信できなければ撃って確認するように訓練で言われたが、もしかしてそれは"前回"の先輩がやっていたことだから?

 

 

 

 こうして612先輩がルビコンに向かうときが来た。

 617先輩たちはまるでこの世の終わりかのような顔をしていた。先行調査とは言っても年単位ではなくて、精々1ヶ月程度なのに。

 

 

「先に行ってくる。……封鎖機構の撹乱、頼んだぞ。」

 

「「「「「ハウンズ、了解。」」」」」

 

 

 こうして612先輩はルビコンへ向け出発し、私たちは陽動としてルビコンがある星系内の惑星封鎖機構中継拠点を1つ壊滅させた。

 


 

Side "シンダー"・カーラ

 

 ウォルターの猟犬、そのリーダーがルビコン3に降り立つ日がやってきた。

 グリッド086の近辺に到着するように軌道を調整してあるが……

 

『なんだぁ 見ねぇツラだな』

『ここが誰のシマだかわかってんのか?』*3

『見てて下さいよぉ "新しい"ボスぅ』

『この"無敵"のラミーが客人をもてなs グァッ?!』

 

『その新しいボスとやらは"シンダー"・カーラで合っているのか?』

 

『なんだぁ!? お前はボスのことを狙っグァッ?!』

 

『無敵と言っていたが……ふむ、これがウォルターが言っていたコーラルを薬物として摂取した者……ドーザーの有様ということか。』

 パンチパンチパンチABキックパンチパンチパンチABキック……

 

『おっ、俺のマッドスタンプがあーっ?!』

 

 

 ウチの用心棒だったラミーが格闘攻撃だけて反撃できずに撃破された。……アレが612かね。

 

「ビジター、あんたが猟犬のリーダーかい?」

 

『そうだ。そこのドーザーは……多分死んではいないハズだ。ACはコアパーツだけ取り替えれば良いようにはしてある。』

 

「そうかい。気遣いに感謝するよ。MTに乗っているヤツらにはアンタに手を出さないように言っておくよ。」

「……ただ、ドーザーは何をしでかすかわからないからね。手を出してきたらアンタの好きにしな。」

 

『わかった。そちらに向かうが、ポイントにマーカーを頼む。』

 

 

「さて、顔を合わせるのも、まともに話すのも初めてだ。ビジター……はこれから増える予定だからやめておこうか。さて、どう呼ぼうか。」

 

「……612ではダメなのか?」

 

「何だいアンタは……もしかして、その名前を気に入ってるのかい?」

 

「そうだな。……知らない人間が気安く呼んだらシミュレーターで心を圧し折ってやろうと思うくらいには気に入っている。」

 

「こりゃ聞いていた以上の忠犬っぷりだ。」

「何を誇らしそうにしているんだいアンタは……。第4世代の強化人間でも、手術によって感情を取り戻せるとは聞いていたが……取り戻すと言うよりは、0から育て直すと言った方が良いんじゃないかと思ってきたよ。」

 

「さて、それよりも。ウォルターからこれを預かっている。回収できた星外企業の技術的なデータを詰め込んである記録媒体だ。」

「途中でポッドの電源を可能な限り落とす都合上、量子ビット型の記録媒体は使えなかった。それに加え、振動やある程度の熱にも耐える……となると使い古されたM.9 SSDの規格になった。対応している読み取り機はあるか?」

 

「ウチを何だと思っているんだい?やろうと思えば初期の初期の初期……紙に穴を空けるタイプのヤツだろうと読み取れるさ。」

 

「余計な心配だったか。」

 

「あぁ、そうだ。技術で思い出したよ。アンタは多少機械いじりもできるんだって?」

 

「ACのメンテナンスをある程度できるだけだ。指定されたパーツを取り替えたりな。自作や開発方面はさっぱりだ。」

 

「いいや、ウチならそれでも十分さ。ドーザーがまともにできると思うかい?」

 

「……今生き残っているヤツらはできるんだろうな。」

 

「察しが良いね、アンタ。正直に言えば技術屋よりは開発屋として欲しくなってきたよ。」

 

「やめてくれ。2階微分方程式あたりからはサッパリだ。*4」

 

「……アンタ本当に強化人間かい?再手術したとは言えそこまでできるなんてね。」

 

「そこはウォルターの教育の賜物だと言ってくれ。」

 

「わかった、わかったよ。アンタの忠犬っぷりもね。」

「ウォルターとの通信回線には惑星封鎖機構のを間借りしている。可能な限り動画や音声通信は避けて、テキストチャットでやり取りして欲しい。端末はソイツだ。持って行きな。」

 

「わかった。」

 

「私は工房に籠るからね。何かあったら……その端末から呼び出しな。」

 

 

 さて、新しい技術がわんさか手に入ったんだ。活用させてもらうとしようか。

 

 あとは……この612にも興味が湧いてきた。

 ウォルター曰く、617たちも感情の大部分を取り戻しているらしい。もしかしたら、この612の影響かもしれない。

 612が特別なのか、再手術をすれば誰でもなるのか。

 

 

 

 

Side 612

 

 

 

ごす

 

 

既読
ウォルター、ルビコン3に到着した。
▶

既読
カーラとの合流、データの受け渡しも完了した。
▶

 

◀
無事に着いたか。

◀
何か欲しいものがあれば今のうちに言え。

 用意できればハウンズのルビコン入りの時に

 一緒に持っていく。

 

既読
ウォルターの手料理が食べたい。
▶

 

◀
そうか。

◀
それなら、少し多めに食材を持って行く。

 

既読
惑星封鎖機構の基地を潰せば

 持ち込める量は増やせるのか?

▶

 

◀
少し待て。

◀
2箇所を同時襲撃できればその可能性はあったかも

 しれないが、お前1人では無理だろう。

 

 

 

既読
そうか。それは残念だ。
▶

 

◀
代わりに食材をいつもより上等なものにしておく。

 

既読
本当か!楽しみにしているぞ。
▶

 

◀
ああ。

◀
そちらでの作戦内容が煮詰まったら連絡してくれ。

 

既読
612、了解。
▶

 

 

+
 

 

 

 さて、惑星封鎖機構の基地をキッチリ*5壊せばウォルターの美味しい手料理が食べられる。

 

 あっ、でも卵かけご飯が食べたいなぁ。(現代日本人並感)

 わさびと麺つゆもオマケでつけて。

 ミールワームがコーラルで育つのなら、

[コーラル→ミールワーム→肥料→植物→鶏]

と効率はすこぶる悪いが育てられるかもしれない。

 ……流石に直でコーラル→鶏はまずいか?

 

 

 それよりも、気を利かせてカーラが準備してくれた惑星封鎖機構基地の情報を確認するとしますか。

 

*1:
ウォルターの事務作業を一部手伝ったりしている関係から一人部屋

*2:
私ではないのですか!?ご友人!

*3:
日本(ニッポン)のである。

*4:
前世は理系の大学生

*5:
中央氷原並に寒いギャグ




ようやく612がルビコン入りしました。

カーラがRaDのリーダーになったタイミングでのルビコン入りなので、原作よりも時系列的には早くなっています。

さて、1ヶ月だけとは言えどもお兄ちゃん成分に飢えた猟犬はどうなるんですかね。

「612……すまないが助けてくれ。617たちが全員毎日のようにベッドに潜り込んでくる。」
「そうか、お前もそうだったのか……」


2024/10/30 追記

LINE風になるようにタグを使って編集しました。
LINE風の画面はSunGenuin(佐藤)様の「特殊タグを使用したデザインの紹介その2」を使用させて頂きました。ありがとうございます。

URL : https://syosetu.org/novel/273050/2.html

ハウンズシスターズで1番好きなのは?(1位になると、お兄様との単独添い寝権が(お兄様に無断で勝手に)与えられます。)(あらすじにイメージ画像があるので是非参考にして下さい。)

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