キャラ紹介
比企谷八幡
本来なら総武高校に進学希望していたが坂柳有栖の根回しなどによって高度育成高校に通うハメになった少年。(総武高での依頼や交友関係は中学校の出来事とします。)
坂柳有栖の父親には蛇蝎の如く嫌われている。
坂柳有栖とは彼氏彼女の関係ではない。本人曰く知人、知り合いの部類らしい。
坂柳有栖
メインヒロイン。あの手この手を使って比企谷八幡を自分が進学する高育に一緒に行くようにした腹黒ドSロリッコ。
とある独身教師には父親の部下を紹介し、比企谷八幡の家族には山吹色のお菓子とスイーツバイキングのチケットの束を渡した。体型のことは禁句。
以前は他人を駒としか見ていなかったが、比企谷八幡達と交友を深めていくにあたりその考えは改善されていった。ある程度サブカルにも詳しい。
本人曰く比企谷八幡のことは愛玩動物(ペット)だと思っているらしい。
“高度育成高等学校”
東京の埋立地にある日本政府が作り上げた未来を支える人材を育成する全国屈指の国立の名門校
俺こと比企谷八幡はその校門の前で腐った目をさらに腐らせてたたずんでいる。
資料には【希望する進学、就職先にほぼ100%応える学校】と謳っているが俺にとっては謳っているのではなく騙っていると思えて仕方がない。まぁそこはまだいい。進学は自分に見合った大学を受験すればいいし将来は専業主婦になる予定だし。問題なのは小町に3年間逢えないし連絡も取ることもできない。楽園じゃなくて監獄である。
何が【何1つ不自由なく過ごす事のできる楽園のような学校】だよ。俺にとって小町に逢えないのならすべからくどこも奈落であり地獄だ。
それに元々俺はこの高校に通う予定ではなかったし受験する気もなかった。予定では愛してやまない千葉にある進学校の総武高校に進学する予定だったんだが・・・。やだなぁ。回れ右したいなぁ。
「何をしているのですか比企谷君。ゾンビみたいに棒立ちして。他の人に迷惑ですよ」
ゾンビってカカシじゃねーのかよ。確かに目は腐っているけど。あと周りの視線はほとんどお前に対してだからね。そう思いつつ俺は隣にいるやつを見た。
ベレー帽を被った銀髪の小柄な美少女、坂柳有栖である。さらに彼女が目立つ理由の一つに杖をついていることである。彼女は先天性の心臓疾患を患っていて運動が一切できない。歩行するにも杖をついて歩くほどである。
「どうしました?いくら私が美少女だからってそんなに見つめないでください。間違って通報してしまうじゃないですか。保健所に」
「警察じゃないのかよ!保健所って弁解も無し裁判も無し即殺処分かよ!ねぇ基本的人権の尊重って知ってる?」
「もちろん知っていますよ。日本国憲法第三章 国民の権利及び義務。第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」
「えっ!?何!?お前日本国憲法、空で言えるの!?スゲーな!?」
「天才ですから」ドヤァ!
お前は何処ぞのバスケットマンか。確かに天才だけれども。
「こんなに可愛い女の子がご主人様で良かったですね!」
笑顔で言うことじゃない。
「何一つ良くねーよ!俺は奴隷かよ」
「奴隷ではなく愛玩動物(ペット)ですよ?」
間髪入れずそう言われた。人間ですらなかったよ。
坂柳有栖という人物は確かに自他共に認める美少女であり天才であるが腹に一物、ニ物も持つ少女だ。つまり腹黒い。それにドSだ。中学の時それを知らない純粋な少年たちは告白して玉砕して散って逝った。俺?俺なら告白する前に振られる自信がある!振られちゃうのかよ。あと坂柳の親父さんに告白したなんてバレたら社会的にも物理的にも殺される。
「くだらない事考えていないで早くクラス分けを見に行きますよ。比企谷君、これからの3年間凄く楽しみですね♪」
周囲の注目をさらに浴びるほどの満面の笑顔がとても眩しく見えた。
俺たちは校門をくぐり人だかりができているであろう所を目指して歩いて行った。
掲示板の前で坂柳と俺は自分たちのクラスを探していた。
「私はAクラスみたいですね。比企谷君、名前ありましたか?」
「いや、Aクラスにはないな」
「まさか不合格なのにワザと合格と言って私についてきたんですか?世間一般ではそれをストーカーというのですよ?警察に逮捕される前に自首しましょう?大丈夫、安心してください。全て私に任せてください。フォローはちゃんと入れてあげますから」
そもそも通報しない、被害届を出さないと言う選択肢はないみたいだ。
「ちなみに聞くがどんなフォローを入れてくれるんだ。」
「そうですね。こういうフォローなんてどうでしょう。」
「いつかやるとは思っていました。根はいい人なんですけどね」
ハンカチを目に当てながら私、悲しくて泣いていますみたいな感じを醸し出していた。
「うん。聞いた俺がバカだった。大丈夫じゃないし安心して任せられない。ブレーキどころかアクセル全開じゃねーか!」
全然フォローされていない。
「ダメですか?比企谷君が根は優しくていい人というフォローを入れてみたのですが」
そっちのフォローじゃなくてストーカーをしていないとフォローしてくれない?
「ちゃんと合格しているからね?合格発表一緒に見に行ったよね?」
「えぇ、覚えていますよ、覚えていますとも。一緒に合格発表を見に行こう行こうと足にしがみつき鼻水を垂らし泣きながらせがんで来たのを昨日のように思い出せます」
酷い齟齬が生じていた。
「あの日俺はネットで合格発表を確認しようとしたらお前が有無を言わせず無理矢理車に押し込んで見に行ったんだろうが!」
「そうでしたかね。そんな些細なことは忘れてしまいました。そんなことよりクラスはどこですか?」
オイッ!天才美少女!そんなことって・・・まぁいい。
「・・・Dクラスだな」
「Dクラスですか・・・」
これは何か意味があるのか?考えても現時点では情報が少なすぎて判断がつかない。
「まぁこのままココで突っ立っていたって始まらないしさっさとAクラスに行くぞ」
「えッ!?比企谷君のクラスはDクラスですよね?やっぱり私のストーカーですか?」
「チゲーよ!お前の荷物持っているからこのまま持ってAクラスに行くって事だよ!」
「フフッ。分かっていますよ。荷物持ってくれてありがとうございます♪比企谷君は優しいですからね♪」
「お、おう」
いきなりお礼言って褒めるなよ。恥ずかしくなって顔そらしちゃっただろ。
「さっさと行くぞ」
「照れてるんですか?かわいいですね。」
うるさいよ。
今、坂柳とAクラスに行っているんだがやたらとカメラが多い。
「気づきましたか比企谷君?」
「そうだな。やたらとカメラが多い。多すぎる。コレは防犯というよりも監視に近いな」
「そうですね。ここまで多いと先ほどのクラス分けといい何か意味がありそうですね。そのことを考えるとワクワクしますね」
ワクワクですか。俺は嫌な予感がヒシヒシと感じて今からでも千葉に帰りたい。帰って小町を抱きしめたい。
「何気持ち悪い妄想をしているのですか。そんなことしたら小町さんに拒絶されますよ」
なんで分かるんだよ。エスパー少女かよ。
「なんで分かるんだよって思っていますね。顔に出ていますよ。エスパー少女じゃありませんよ。天才美少女ですけど」
人の考えを読むな。怖い、あと怖いよ。
「そんなことしてたらAクラスに着いたな。ほれ、荷物」
「ありがとうございます。今日は入学式が終わったら学校は終わりなのでそのまま買い物に付き合ってください」
坂柳がメンドクサイことを言い出した。ここはハッキリNoと言える欧米人に倣って断ろう。
「えっ?嫌だ『ハァ!?』喜んでお付き合いさせていただきます」
欧米人みたいになれなかったよ。生粋の日本人だからね。仕方ないね。
「喜んでいただけて私、嬉しいです♪こんな美少女にプライベートまで付き合えるなんて比企谷君は幸せ者ですね♪もし断っていたらDクラスまで行って涙を流して付き合ってくれると言ったじゃないですかと言うところでした」
「お前何恐ろしい事言おうとしてたの。そんなの言われたら明日から不登校になっちゃうよ?」
退学コース一直線じゃねーか!
「私はそんな引き篭もり谷君も応援しますよ。それに安心してください。退学になっても私がちゃんと飼ってあげますから」
「何一つ安心できねーよ!養われるつもりはあっても飼われるつもりはない。あと俺は比企谷だ。変なあだ名をつけないでくれる?」
「失礼。噛みました。私に養われるのも飼われるのもあまり違いはないじゃないですか」
「全然違うからね?あと噛んだっていうレベルじゃないよね?はぁ・・・それで待ち合わせはどこにするんだ?あまり目立つ場所は嫌だぞ」
「そうですね。ではケヤキモールというショッピングモールのエントランスで待ち合わせでどうでしょうか?人が多いので逆に目立ちにくいと思いますし、比企谷君が先に来て待っていてくれたらなお目立たないと思います」
「分かった。それじゃ先に行って待ってるわ」
後日、用事ができたから帰ったって言おうかな。
「では、そのように。そのまま帰らないでくださいね?見当たらなかったら直接寮まで行って引きずり出しますからね?」
「バ、バッカ!?そ、そ、そんなことするわけな、な、ないだろ!?」
だから何で人の心が読めるんだよ。怖いよ。もしかして俺サトラレなのん?
「比企谷君が分かりやすいだけです。では後ほど」
「ああ、またな」
そうして俺は坂柳と別れて自分のクラスであるDクラスに足を向けた。
とりあえずプロローグだけ書いてみました。
ハーレム物にはしない予定です。
俺ガイルのキャラは八幡以外本編では基本出さないと思います。出るとしても名前だけとかになります。
亀更新です。