sideカゲチヨ
ここは地球が異世界に転生した中で何でも屋として営業しているカレコレ屋、普段なら依頼人が来るのだが今回はこのカレコレ屋の株主でもあり俺達の保護者でもある妖精王クリスがやって来ていた。もちろんこのクリスも俺達に依頼をすることもあるのだが・・・
ヒサメ「今日のお父さんメチャクチャシリアスモードだね・・・」
そう、ヒサやカンナ、フィーアの父親でもあるクリスがいつになく真剣な顔で依頼人の座るソファーに座っていた・・・
カンナ「もしかして夫婦喧嘩したから取り持って欲しいとか?勘弁してよ夫婦喧嘩は犬も食わないっていうのに・・・」
フィーア「宴会の誘いでしょうか?最近は秋で食欲の秋でもありますし故郷の妖精王の森の食材に良いのがあったはずですよ。」
シディ「そうなのか!なら俺は特製の燻製肉を用意しないとな!」
お前ら・・・多分違うぞ・・・
クリス「カゲチヨの言う通りだよ。実はお前たちにしばらくの間カレコレ屋の支店を開いて欲しいところがあるんだ。まぁぶっちゃけて言えば出向だな。」
全員「えぇ!?」
これには俺達も度肝を抜かれた!まさか何でも屋が出向なんて経験することになるとは思わないだろ?
カンナ「そ、それって半沢直樹的なあれ!?アーシたちちゃんと依頼はこなしてたよ!?」
そう、出向といえば左遷のイメージが強いがもちろん出世や新規事業の開拓のための人員派遣などもあるのだが・・・
クリス「もちろんそれは知っている。カレコレ屋の名もだいぶ裏や表の社会で知れ渡ってきたからね。今回はその拡大と裏社会のさらなる情報収集とコネクションづくり、そして場合によっては制裁も含めた狙いも含めた場所・・・渋谷に店を出してもらう。もちろんもう店舗も借りてあるよ。」
フィーア「し、渋谷・・・そんなチャラチャラしてそうな街に・・・」
カンナ「いやあそこって異宙の文化流入で結構な無法地帯って聞いてるけど!?」
フィーアが自分からかけ離れた町に緊張する中カンナは町の名前を聞いて度肝を抜かれる。カンナの言う通り渋谷には地球だけでなく異宙のアウトローたちのひしめく魔境とかしているのだ・・・
カゲチヨ「こりゃ痺れるな・・・」
クリス「森の資源で悪さをしてないかやトッププレデターの情報もここなら集まりやすいと思うから頼めるか?」
シディ「そこに困ってる人がいるなら力にもなりたいな。」
シディは呑気だがアイツ等の情報をまくるためなら気合入れねぇとな・・・
そうして俺たちは妖精王が渋谷に借りたという店舗に行ってみると・・・
ヒサメ「結構広いしネット環境も整ってる!」
カンナ「雑居ビルの中だけど1階は中華風のカフェバーに2階はレコード屋・・・なかなかレトロでいいね。」
フィーア「ここに家具とか色々持ち込む感じですか・・・それぞれ狭いですが部屋もありますし中々快適な出向になりそうですね。」
シディ「皆学校はオンラインで受けて出席するんだったか?頑張らないとな!」
カゲチヨ「援軍も出してくれるみたいだけどどうなることやら・・・」
こうしてカレコレ屋の渋谷支店がオープンすることになるのだがそこでもトラブルに巻き込まれることなど知る由もなかった・・・