呪いと祝福を全ての生徒へ   作:おんばん

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初めまして 初心者です。

にわか ですが精一杯頑張らせてもらいます。

よろしくお願いします


プロローグ

 

 

 

 

 

私が綺麗だと褒めた 長い黒髪を揺らし コツコツと音を鳴らし

 

私の元へやってくる 彼女

 

彼女はトリニティの生徒で私に…"先生" にとても親切にしてくれた生徒だった。

 

彼女は賢くて 研究が大好きだ女の子だった。

 

落ち着きがあり いつも冷静で 頼れる生徒だった。

 

エデン条約の時や ゲーム部の時 アビドスの時 いつも彼女は力を貸してくれた。

 

ある時は 彼女が作り上げた武器に助けられ

 

ある時は 彼女の落ち着く声によって

 

また… 彼女には数え切れない程 助けて貰った。

 

これは私だけではなく生徒達も同じであった

 

ミカやヒナ 皆が彼女から愛を貰い 彼女を信じ 愛を捧げてきた

 

 

そんな彼女は今 真っ黒でゴツゴツとした服を着て 綺麗な顔を隠す不気味な仮面を被り いつも綺麗にしていた羽は無くなりトカゲの尾が姿を見せている。

 

誰の血か分からない返り血を不気味に光る仮面に付け 私の前に立つ彼女

 

 

私は 彼女を止めなければならない

 

彼女がしている事は 絶対に許されてはならない事

 

一体いつから彼女が あんな事をしていたのか 考えていたのか そんなことは分からない

 

 

私がすべきこと 間違った道を進む彼女を 生徒 を元の道に戻すこと

 

 

なのに…

 

 

 

『おや? 震えていますね。』

 

 

「あっ…」

 

 

 

私は彼女の事を…生徒を怖がってしまった。

 

彼女はそんな私を紫色に光る不気味な仮面越しに観察し 意外そうに声をかけてくる。

 

 

 

『先生の事ですから 私に説教をすると思っていたのですが…予想が外れましたね。ですが先生 恥じる必要はありません。』

 

 

 

私に話しかけてくる彼女は トリニティで最後に見た彼女と全く違うはずなのにその声を聞いてしまえば ほんの少し安心するのは何故だろう。

 

 

『私の研究は少し過激なものが多いので…あぁ…涙が出ていますよ?可哀想に…今出口に案内しましょう。さぁ先生 お手を』

 

 

 

いつもと変わらない 言葉を使って

 

いつもと変わらない 優しさを

 

いつもと変わらない 愛を

 

 

与えてくれる彼女

 

 

 

『さぁ こちらです 足元 お気をつけて…』

 

 

「………」

 

 

『そういえば先生 以前アビドスでは大変な事になっていたとか…ホシノさんが暴走したと耳にしました。以前渡していたカートリッジが役に立った様で良かったです。』

 

 

「…」

 

 

『ホシノさんも無事に戻って来れたみたいですし 最近ではミカも調子を戻していましたね。それも全て先生のおかげです。』

 

 

外見以外は何も変わらない彼女

 

だけど何か 不気味な雰囲気を持つ彼女

 

 

もっと早くに 彼女を止めていれば

 

 

もっと早くに 私が…先生が生徒達が彼女の心に気がついていれば

 

 

 

 

彼女を1人にしなければ……彼女の…

 

 

 

 

彼女の歪んだ愛を…治す事はできたのかな

 

 

 

 

 

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