あれから数日、街道から離れてるお陰で野盗には出会ってないぞー。
モンスターには集られてるけどな!! はい、今現在もモンスターに襲われてるでー。野盗とか面倒臭いから街道逸れたのに、今度はモンスターがエンドレスラッシュ!! 流石のおっさんも辟易中ですわ。
今襲ってきてるのはゴブリンとなんかこう、得体のしれないのと、とりあえずこう、得体のしれないの。
なんて言えばいいんですかね、うん。
分かりやすく言うと、少しばかり正気度削れそうな奴!!
ゴブリンみて、「あー、ゴブリンかー」で癒されるほどには、目の前の奴等はこう、奇怪ですわで?
まずは人型のモンスターね。おっさんより一回り位大きい感じの巨漢で、全身がピンク色。どぎついピンク色ではなく、ほらあれだ・・・サシの入った赤身肉。あんな色の奴。但し首がなくて、頭部もないぞ。
じゃあどこにあるねん! と思ったそこの方、安心してくれ割とすぐわかる。
まず足の先。まぁ、足やな? 両足とも頭になってるのよ。逆さになった頭の先、おでこの部分からつま先が伸びてて、両方の頭にちゃんと目も鼻も耳もついてるわ。逆さだけど。
んで、手の部分、手のひら部分がこっちもやはり頭部になってるわ。んで角生えたみたいに指が12本くらい生えてますだ。此方も目も口も鼻も耳もあるわで。
んでカルテットで「おぎゃあああああ!!」とか叫んでる。生物的にありなのかーとかそれ以前に足部分の頭って、衝撃で脳とか揺れないのかね? あ、脳はないのかもしれん。でもなんというか、大変な姿やな。
そしてあんまり強くないという。だって見た目からしてハンデ背負ってるレベルのモンスターやで? 火も氷の息も吐けないし、攻撃方法が手をぶんぶんして攻撃するのみよ。同時に頭が揺れてるから、足の部分の目で見ないと見れないだろうし、なんというかご苦労様やで。
もう一匹の方はシンプルだな。上半身が鳥で下半身が足の生えた魚類ってやつ。
多分あれはカツオかマグロだな! その下半身部分からマッシブな生足が生えてるのよ。で、上半身というか魚の身体の半分から上は鳥ってやつ。鶏ではない、多分あれはカラスだろ。色はマーブルだけど。
こっちは意外と強くて、上半身から生えてる翼をばっさばっささせて羽根をビュンビュン飛ばしてくる。意外と破壊力があるようで誤射ったゴブリンの頭部がぱぁん! っていい音させて破裂したわ。
ありゃやばいって事で俺氏はリアカーの荷物の中に隠れて応援中。
今はおっちゃんとおっさんが一匹ずつ倒してるって所だ。邪神軍が率いてるモンスターってなんつーか見た目がおかしい奴多いな、どういう進化してそうなったんじゃろな。
そんな事をぼーっと考えてたら漸く鳥の断末魔っぽい声を最後に静かになったぞ。おっさん達の大勝利である。
ひょこっとリアカーから頭を出す俺氏。死屍累々ですわぁ。結構いたからなぁ。流石のおっさんも疲れてるし、おっちゃんなんか肩で息してるわ。
しかしここにいたら血にモンスターが寄ってくるんで、急いで進まないとならんのよね。ここに居ると多分1時間もしないうちにエンカウントやで。
進んだ先にもいるかもしれないけど、ここでずーっと戦ってるよりはマシやな。だがその前におっちゃんが倒したモンスターから使える部分だけを剥ぎ取りしておられます。こういうのは意外と売れるらしいぞ。
魔石! こういう系でお約束の魔石! はないけどな。俺思うんよ、体内に石が入ってるって、痛くないのかね? って。絶対痛いよなぁなんて思う訳ですわ。
だってでかい奴だとボールとかサッカーボールみたいな大きさなんだぞ? それが体内に入ってるって異物感満載で気持ち悪そうだなぁと思うます。
残念ながらこの世界はそんなお約束の魔石云々はないけど、強いモンスタ―の骨とかは加工できるそうな。一応食べられるモンスターもいるらしいが、流石にこれは食えんな!!
さて、おっちゃんもつかれただろう。ここは元ナイフマスタリーを持っていた俺も手伝おうではないか。ふふふ、休んでいてええんやで(キラッ
―邪魔にならない様におくるみにされてリアカーに配置されました(´・ω・`)