てんてけてんてんてん~ててて~~てててて~~(意味不明BGM
はい! と言う訳でですね! 今日は! こちらのお二人!
ログンソンさんと! グレイハルトさんに! 冬は暖かく、夏はひんやり!
温暖石と冷涼石を作って頂きましょう! 司会進行役はこの私! 名称不明の幼女がお送りします!!(ぱらぱ~~ぱぱららぱぱぱ~~~
うむ、いつも思うんじゃがおっちゃんよ、おっちゃんのソウルネームでもあるグレイハルトって聞くと、どうしてもうちの聖騎士系巨人のヴァルハルトを思い出すんじゃよ。〇〇ハルトってもしかして割とスタンダードな名前なのかね?
まー、お陰で最近はよくヴァルハルトの事を思い出してるけどなー。
ととと、思考がずれましたね! では、お二人には改めて作って頂きましょう!
まず用意するものは此方!!
石:適当にその辺に落ちてて手ごろな奴
地面:地面ですが何か? テーブルとかでもいいらしいけど地面が一番良いんだって。
火魔術1:温暖石作成の為の【火魔術】の力、最低のレベル1でもあれば十分だってさ。
水魔術1:こっちも冷涼石作成の為に必要らしい。
以上!! ネックは魔術の素養らしいけど、俺みたいに余程才能がないならともかく、ちゃんと勉強すれば相性さえそこまで悪くなければ、素養の1レベル位は意外と覚えられるらしい。
ま、1レベルじゃ魔力が高くても大した事は出来ないそうだが。一応水魔術1なら水は出せるそうだぞ?
えーでは、作成して頂きましょう!!
まず最初に、魔力を高めて属性魔術を込めて石に向かって魔力をおくるそうです!! 具体的にはこう、とてもいやーな顔してるおっさんと、糸目なのでよくわからんおっちゃんが、それぞれ水の魔力と火の魔力を石に流してる途中。
俺でも見える位に青色っぽい魔力が覆ってるのがわかるわ。おっちゃんの方は火の魔力なんで赤っぽい魔力が流れてるのが見えるわー。
俺氏も魔力はもってないが、魔力自体は見えるのね! さーて、約数分ほど石に魔力をなじませました! これで完成でしょうか!? ふむふむ、これで【素体】が完成との事。
ここから成形してようやく完成するらしい。
しかしここからがちょっと難しい本番らしくて、10個あったとして完成するのは多くても2~4個らしい、なんでも温暖石冷涼石を作る専属職人がいるらしいが、門外不出とかでなんかこう、りけん?? があるとかなんとか。
なのでこれから行うのは民間製法って奴だ。
あれか! いつものおっちゃんみたいに魔術を込めて削ったりなんかするのか!!
いやでも俺が見た温暖石はちょっと平べったい以外は特に普通の石だったが。
ん? おぉ、おっちゃんが石を1個持ち上げました! さてここか――
「前の町の野郎どもがあああああああ!! せめて正規の5倍程度にしやがれやあああああああああああ!!!」
※がしゃーん!!
おっちゃんが何故か突如キレだして前の町の人に対して罵声を浴びせながら地面に石を投げつけました。
(`・ω・´)
(`・ω・´)
(`・ω・´)
(`・ω・´)え? なにこれ?
その後も「きえええええええ!!」とか「モンスター邪魔過ぎるんですがあああああ!」とか「あそこの店の奴私が入った途端に詐欺師とか言うんじゃねぇえええ!」とぁ「生まれた時から悪役とかどういう意味だこらあああああ!」とか鬱憤を叩きつけるように魔力を込めた石を何度も何度も何度も何度も叩きつけております。
あ、1個割れた。2個目を持ち出して・・・やはり奇声を上げながら石をどんどこ叩きつけてますわ・・・え、こわっ・・・
お、おっさん! おっちゃんをとめ・・・あ、なんか悟った様な表情をした後にこれまた罵詈雑言と共に石を思い切り叩きつけてる。おっさんの力なら一瞬で砕け散るかと思ったけど、魔力がかかってるのか無意識にセーブしてるのか今のところ割れてない。
大の大人二人が、奇声を上げながら魔力を込めた石を地面に何度も叩きつける光景・・・ホラーやな!!
で、んな事してる事数分、おっちゃんが叩きつけた石がぺかーっと光っておりました。先ほどまで叫んでたのがうその様にいつもの表情にもどって石を拾うと此方に店て、「これが完成ですよ」と言いました。
・・・・・あの、良く分からない発狂はなんだったんですかね??
頭ぽふぽふしてやったほうがいいかな??
えーと、凄く居た堪れない表情してるおっさんが言うには、温暖石も冷涼石もこの方法じゃあないと【何故か絶対完成しない】との事だす。
つまり、ただ普通に石を投げつけても温暖石とかにならないと。あの良く分からないプチ発狂を嫌でも行う事で、確率で成功すると・・・よし! 良く分かんないね!!
なにはともあれ民間でも作れる便利な魔道具だが、作るには一人でやるか、恥を捨てる必要がある事が分かりました!!
世の中の物作る人達は大変だなぁと改めて思った幼女でありました、まる。
【温暖石】
僅かに火の魔力が込められた石
強く握る事で一定時間ほのかに暖かくなる
なんでもいい
なんでもいいから
せめて一つくらいは楽しい事をしたいじゃあないか。