椅子に座って出来上がるのを待ってる俺氏ですにゃおは~。
じいさんがどこから来たのかとか色々聞いてくるからてけとーに答えてる所でござる。そもそも俺出身所か誰が産んだのかもわからんからね! 転生した瞬間にこれだった可能性もあるしな。
と言う訳で分からん所は必殺技「記憶に御座いません」「その点は秘書を通してください」でやり過ごすぜ! 秘書? しらんな!!
あっちゃこっちゃ旅してて、今の目標は最前線まで行きます~なんて言ったら心配しそうだからおいしみ探しの旅と教えておいたぞ。じいさんがほわほわ顔でそりゃ楽しそうだって言ってたわ。
宿の店主と奥さんは仕事があるからここにいないぞ。料理が完成したら店主のおっさんが先に戻って食べて、食べ終わったら交代で奥さんのおばちゃんが食うんだってさ。
改めて宿屋って儲かってるのか聞いてみたら、別に儲からなくてもなんだかんだと町の人同士でやりくりできてるから大丈夫なのかー、なら平気やな! 地下暮らしってどうなん? やっぱ大変け??
だよなー、偶には太陽とか浴びたいよな~。俺も入院してた時はずーっと病室で太陽光なんて入ってこなかったしなぁ。別になけりゃあないでなんとでもなるけど、ないと困るよな。なんかお医者さんが言うには太陽光も大事だ~とか言ってたけど、俺はスルーされてたし大丈夫やろ。
どんなの食べてきたって?
ほほぅ。このおいしみマスターである俺氏にそれを聞いちゃうかね? 良かろう伝えて進ぜよう! 途中途中どもったり考えたりしながらな! くはははは! 俺は今でもおっさんやおっちゃん、カルや闇奴に対してすらまともにしゃべれないコミュ障なんだぜ! 今までの会話も途中で途切れたり、か細いんだぜ!
(´・ω・`)ナンダコッチミンナコノヤロウ
しかしじいさんちゃんと聞いてくれたようで、色々美味しそうだねぇと褒めてくれたので良しとするわ。俺のじいちゃんとかと比べると基本的に人の良さそうなかよわそうなじいさんだから、大事にしてやらんとな!
俺の前世のじいちゃん? あれは殺しても死なない気がするのん。ばあちゃんも同じく。設定での大魔法使いのじいちゃんもそんな感じだな! いや、寧ろ設定からしてじいちゃんだしな!
お? 色々話してたらばあさんの料理が出来上がったぞ~!
おー、なんかとても良い匂いがするわ! 皿に豆っぽいのとか野菜っぽいのとかが沢山入ってごろごろしとる。名前は特にないらしいぞ、この町の人なら大体作ってる常食らしい。んでもう一つ、これも更にのってるなんかこう白? 肌色っぽい丸い何か。触るとちょっとねっとりしてるけどパンじゃないなこれ。
ほほぅ? これを千切ってこの豆野菜スープっぽいのを絡めて食うと。あれやな!
シチューとかカレーをパンとかナンで食う奴だな。頂きます!
このねっちりしたのはなんじゃろうね。小麦粉とかを練った奴かね? お、店主のおっさんも戻ってきたな。一緒に食べようぜ。
千切って、絡めて・・・もきゅ。
―もにゅもにゅねちねちもにゅもにゅ
おぉ、予想外に美味い! 千切って~食べて~、ばあさんこれおいしいぞ! おっちゃんとかはこういうのは作らなかったからある意味これが家庭の味って奴だな!
おお? こっちの皿のは干した果物! ふむふむ、味に慣れてきたらこれを一緒に食べると違う味が楽しめると。なーるほど、ちょっと一口・・・
しょっぱい!? 果物なのにしょっぱいぞ!? 見た目は干したレーズンっぽいのに甘みがまったくない! これなんなん?
ふみみ、【ラシュー】って言うこの町で作ってる簡易果物なのか直ぐ育つし甘さの代わりに塩味が強くて食料としてはいいアクセントになると。干す前は甘苦い感じであまり食べられないけど干すと塩気が増えて、甘みが消えてこういう食事に合う様なおつまみ系食べ物になると。
ほほぅ・・・ま、地球でもアボカドって言う甘さなんてない果物あるしな。あれなんだっけ? 醤油かけて食うと美味いんだっけ? 俺は食った事ないんだよなぁ。お刺身のトロみたいな感じになるとか聞いた事ある。
そう言う果物がこの世界にもあったって事だろう。と言う訳で千切ってこいつを1個混ぜて、浸して・・・もぐもぐにゅ。
これは家庭のおいしみや!! 家庭系おいしみや! ばあさんこれおいしいぞ! なんかすげーにこにこしてるけど、構わん! 俺は食うぞ!!
うまいぞー!!