色々精神面で死につつまともに返信も出来ませんが
楽しく読ませてもらっています。
誤字指摘もとても助かります、投稿する1~2時間前に勢いだけで書いてるので
誤字だらけで申し訳ない限りです。
そろそろラストも近いですが、のんびりと頑張ろうと思います。
良かったらお暇な時にでも見てあげてください。
結果だけ見れば被害は極小と言った所だろうか。
避難所から戻ってきた自分達の目に映っていたのは、中心街だけが見るも無残に破壊されたポリョスの町だった。
何故か中心に立てられていた像だけは壊れていなかったが、その周辺の家屋等は無残な姿で壊されていたものの、修繕にはそこまで長い時間はかからないだろうと建築家の人達は言っている。
既に町長の号令の下、がれきの撤去作業や周囲の安全確認、自分達は周囲にモンスター達が居るかのどうかの警戒や討伐など総出で動いている。
災厄が向かってきてただの一人も死なずに、町も半壊程度で済んだというのは奇跡なのかもしれない。あの時聞こえてきた幼いながらにも恐怖を植え付けられるような声に自分を含んだ誰もが怯え、外に出る事など出来なかった。
もし万が一誰か一人でも無駄に勇気を振り絞って災厄の言葉を無視して戦いに出向いていたら、今ここには誰もいなかったのかもしれない。
町民の7割程度は住居が破壊されていなかったので直ぐに戻っていったが、中心街に家や店を立てていた町民たちは路頭に迷う事になる。だがそれも町長が町からの援助で全員を保護し、立て直しの金も全て町で持つ事になったおかげで致命傷には至っていない。
崩壊した自分の店や家を見て呆然としていた彼等だったが今はせっせとがれきの処理などを頑張っている。よく利用していた武具家のおじさんの店も破壊されていたが運が良い事に鍛冶場は生き残っていたらしく、それさえあれば直ぐにでもやり直せると元気に瓦礫を除いている。
元々町民同士で仲の良いこの町だ、お互いに励まし合い助け合う事で大きな混乱もなく復興は進むだろう。
自分達も出来る限りの事でこの復興の手助けをしなくてはならない。
急いで町の外に向かった。
※
町の外、恐らく災厄が抜けていったと思われる場所は頑丈な壁が見るも無残に全て破壊されていた。その周りではすでに肉体労働者達が集まってがれきの除去を始めている。
周囲に数人のモンスター狩りが立って警戒しているけど、大半は彼等の手伝いをしている姿があった。隠れていてもわかるほどの脅威と恐怖、力がある存在が通り過ぎて行ったのだからそこを狙ってくるようなモンスターは少ないだろう。
この状態でも襲ってくるような奴はなり立ての窶れの様な頭の悪い存在位だ。そしてそんな存在は大体全て処理されているか勝手に死んでいるので最低限の警備だけで良いのだろう。
彼等の表情はまだ少し恐怖を拭えていない感じだったが、それでも今を生き抜くために必死に頑張っている大人達に見える。
自分が来た事に気付いた警備をしているモンスター狩りの人が苦笑しながら、お互い生き残っちまったなと言いながら立っていた。
隠れていたとはいえあの声が聞こえて来た以上、自分達の存在がばれていたのは確実だった。恐らくは居場所も理解していただろう、それなのにあの災厄はその言葉通りに襲い掛かってこなかった。
災厄と言う存在がそこまで人の様な意思を持っているのかは自分も、恐らくは目の前のモンスター狩りの人もわかっていない。もしかしたら災厄ではないのかもしれない。だが何にせよ、あれは敵対してはいけない存在だと嫌でも理解している。
英雄や勇者になれるかもと言われ少しだけ浮かれていた自分が恥ずかしくなる位に震えて何もできなかった、勇気を出して外に出るなんて自分も誰も出来なかった。その甘い言葉を信じて通り過ぎるのを待つしか出来なかった。
でもそのお陰で町は手酷い打撃を受けたが、死者は0と言う奇跡。何事も絶対に動けばいいという事ではないんだろう。あまりにも歯がゆいかもしれないけれど。
何にせよ町民にケガはなく、町自体は壊滅していない。畑も生き残っているし、お互いに協力して生きていけるこの町ならすぐ復興してくれるだろう。
ここを通り過ぎていった災厄がどこを目指しているのか分からないが、出来ればもう二度と出会いたくはない。
ただ一つだけ不思議なのは、あそこの像・・・あれだけは無事だった。通り道を考えれば破壊されてても仕方ない筈だったのに、どうしてあれは無事だったのか。
何かがあったのか、ただの気まぐれか、それとも・・・
あの三人とかかわりのある存在なのか・・・分からないけれど、自分程度が考えても仕方の無い事なのだろう。今は町の復興の為に自分も動かなくてはならない。