青い空
白い雲
輝く太陽
そして
舞い散る鮮血!!
ぁい、と言う訳で俺だぜ。はい、現状激戦中ですわ。流石にね、隠密プレイしてても見つかる時は見つかるのよね。
大型モンスターは全部回避できてたけど中型のモンスターに見つかって現在戦闘中。周囲に他のモンスターは見つからないからこいつを倒せば勝利やな。
見た目はシンプルに狼っぽいわ。ただおっさんよりでかい、と言うか小さなコンテナハウスレベルででかいぞ。足が6本プラス4本あってバカでかい以外は狼である。
目が4個あったり口から炎吐いたりしてくるが狼だと思う!
うむ、これでも中型モンスターなのである。でかいのはほんとでかいからな。一番小さそうなのでも二階建ての家みたいなレベルだし。
そんなのがワンワン叫びながらおっさんに突撃したり前足パンチしたりしておられる。しかーし! おっさんはこうみえてただのハゲではない! とても強い戦える系スキンヘッドなのだ!
んでおっちゃんは俺とカルを隠すために魔術で全力隠蔽中なので動けませぬ。
と言う訳で現在たった一人で巨大オオカミと戦ってるおっさん。いやぁ、あの攻撃を全部捌いて隙が出来たら足とか顔とかに大剣叩きつけてくんだからすげぇな!
凄い勢いで振り抜いた大剣が狼の一番前の足をぶった切ったぞ!! これで残りの足は9本だな!! 9本・・・お前犬系じゃないな?(今更
とは言え4本の足は寧ろ肩とか腰部分から生えて足って言うか腕っぽいんだがなー。こう器用に動かして石とか掴んでは投げつけてる。
しかしながら! おっさんは熟練の戦士、飛んできた石を叩き斬った瞬間隙が出来たと言わんばかりに突撃じゃー!!
ずばしゃー! って音が聞こえる位に突っ込んで振り上げた大剣が狼の胴体をいい感じに切り裂いたぞ。おっとこれにはオオカミもたまらず叫んで飛びのいた!!
おぉ・・血がだらだら溢れてるプラスなんか漏れてるわね。あれは致命傷ではなかろうか。オオカミがそれでも勢いよく吠えてるけどゆっくりと後ずさるように下がってる感じ、あれはやばそうですね、はい。
んでおっさんがそんな隙を見逃してくれる筈もなく、左手から魔術を放って更に動きを鈍らせつつ全力で特攻しておられる。おぉ!? おもいっきりジャンプしたぁあああ!?
オオカミ氏これにはたまらず驚愕!! 動けない! 動けないーーー! そしてそのまま急降下しつつバカでかい頭部に大剣が突き刺さったあああああ!
おお、凄い勢いで暴れてるわ、おっさんは突き刺した剣にしがみ付く様な感じでどんどん剣を押し込んでる。あれは痛いじゃあ済まないだろうなぁ。
その後しばらく暴れてたけどどんどん弱弱しくなって倒れたぜ。いぇーいおっさんの勝利~!
おっさんは少し息を吐いたあと剣を引き抜いて血や体液をびゅんっと払って鞘に納めました。ひゅ~格好いいやな!
それじゃ次は解体~~と行きたい所だが、残念な事にこのまま直行になりますた。ここで悠長にそんな事してたら他のモンスターが血の匂いとかでやって来るかもしれんという事だそうな。
残念だ。狼肉とか食ってみたかったんだがなぁ。おっちゃんの隠蔽魔法の中に入ってすぐに出発進行やで。おっさんは周囲の監視をしつつもおっちゃんからもらった道具で剣とかを清掃中。匂い消しとかも歩きながら使ってるやで。
この辺りのモンスター基本的に強いみたいだしなぁ、おっさんも少しだけ息が切れてたわ。しかしながらあの戦いの中で無傷だったので回復剤はいらないとの事。流石だぜ・・・!
ほらみてみて? うちのカル君がおっさんを見て尊敬のまなざししておられるわ!
普通の人が見たらゴブリンの表情わかりませんとかになるかもしれんがががが、俺は微かな表情の動きでなんとなくわかるのよ。俺の得意技と言っても過言ではありませんな。
安心しろカル、何時かお前さんも巨大な剣を振り回して戦える系ゴブリンになれるさ。俺が保証してやる! 何せお前さんのステータスの上がり方が正にゴリラ系だからな! 初期のゴブリン系にあるまじきステータスよね!
あ、今日はこれ以上絡まれなかったぞ~