我等は
我等は
何者ぞ
何者であるか
悪である
邪である
歪であり
黒である
終わりなき世界に闇を
燻りたまへ
覆いたまへ
我等は
黒であり
闇であり
悪であり
邪であり
全てである
黒く染めよ
闇に染めよ
光などあってはならぬ
光などあってはならぬ
光などあってはならぬ
光などあってはならぬ
光などあってはならぬ
光などあってはならぬ
光などあってはならぬ
光などあってはならぬ
我等の世界に、光、善、慈悲、あらゆる生の感情はあってはならぬ。
蹂躙するべし
塵殺するべし
滅殺するべし
絶滅するべし
ありえてはならぬ
ありえてはならぬ
ありえてはならぬ
ありえてはならぬのだ
おぉ、おぉ、おぉ、おぉ、おぉ、おぉ、おぉ
初めに闇ありき
闇こそが原初
黒こそが始め
故に我等こそが世界の答え
邪神軍
生き物たちは我等をそう呼ぶ
光に爛れた我等はそれを高らかに叫ぶ
愚か
真に愚か
我等は邪神にあらず
神にあらず
我等は闇であり
始めである
神すら我等の下なのだ
世界を我等の手に
世界を我等の手に
取り戻すのだ
取り返すのだ
光等というあってはならぬ物から奪い返すのだ
闇で覆え
邪で包め
黒にて塗りつぶせ
生物どもよ、本来の姿を取り戻せ
汝等もまた我等である
汝等も我等であるのだ
窶れ
窶れ
窶れよ
我等のもとに戻れ
我等は世界の原初である
我等こそが世界の原初である
この世界を真に支配するものである
光などあってはならぬ
光の神などまやかしである
奴等から世界を取り戻せ
光という歪を踏みにじれ
光という歪を踏みにじれ
光などあってはならぬ
光があるがゆえに生物は狂った
我等は同一であった
我等は世界の一つであったのだ
漏れ溢れた光よ
それを手に入れた神を名乗る生物よ
我等の存在を忘れず恐怖するものよ
この世界が誰のものであるか忘れたか
この世界が闇である事を忘れたか
この世界に光はあってはならぬ
闇よ
闇よ
燻りたまへ
燻りたまへ
世界を闇にて覆いたまへ
世界を黒にて燻りたまへ
世界を邪にて燻りたまへ
世界を悪にて燻りたまへ
光よ
我等の支配から逃げ出したものよ
我等に勝てず逃げ出したものよ
我等を悪と断じたものよ
我等はならば悪となろう
我等はならば邪となろう
世界を取り戻すためならば
永く永く永く永く我等の世界であった世界を取り戻すためならば
汝等が悪だというのならば
汝等が邪だというのならば
我等はその名の通り世界を壊そう
世界を闇に染める為
世界を黒に戻す為
世界をありし原初に戻す為
我等は邪神軍を名乗ろうぞ
来るが良い
来るが良い
生物達よ
光の哀れな奴隷たちよ
光に騙されし哀れな同胞たちよ
我等は迎えうち抱き寄せよう
帰るがいい
我等のもとに帰るがいい
思い出せ自分らの原初を
思い出せ汝等の真実を
我等は
我等は
何者ぞ
何者であるか
悪である
邪である
歪であり
黒である
終わりなき世界に闇を
燻りたまへ
覆いたまへ
我等は
黒であり
闇であり
悪であり
邪であり
全てである
覆え闇よ、安寧よ、平穏よ、静寂よ
我等はあり続ける
我等はそこにあり続ける
初めに闇ありき
闇こそが世界の全て
闇こそが本来ありえるもの
光よ
偽善なるものよ
騙す者よ
嘯く者よ
忘れるな
忘れるな
忘れるな
光の前に闇があった事を
闇なくては光は意味をなさぬことを
向かえ我等よ
滅ぼせ光を
蒼の光を放つ生物達の護りを滅ぼすのだ
蒼の光よ
我等の力を盗みしものよ
闇を湛えた光によって蒼へと変わりしものよ
許しがたい
許しがたい
滅ぼすべし
滅ぼすべし
我等よ
遍く我等よ
生物悉く灰塵と化せ
世界を我等の手にとり―――――――――
黒がある
黒がある
あの場に圧倒的な黒がある
全ての原初がそこにある
何者だ
我等ではない、だが、確実に闇がある
我等ではない、だが、確実に黒がある
そして黒を淡い何かが覆っている
黒と白が互いを補っている
ありえない
ありえない
ありえてはならない
闇こそが原初である
故に光は闇には勝てぬ
闇は光を塗りつぶす
だがあれはなんだ、あれはなんだ、あれはなんだ、あれはなんだ
光が闇を覆い、だが消していない
闇が光を纏い、だが消えていない
互いに調和し、互いに護り、互いに守られ、互いに愛されている
なんだあれは
あれは闇ではない
だが光ではない
あれは・・・・あれは・・・・・・・・・・・・・・・
手に入れよ、あの光を手に入れよ
あの光を手に入れたならば
我等は、我等は、再び世界を取り戻せよう
あの優しき光を、おぞましい光から取り戻せ、奪いとれ、奴らに渡してはならぬ