雄英高校。
No.1ヒーローオールマイト、No.2ヒーローエンデヴァー、No.4ヒーローベストジーニストをはじめ、数々の名だたるプロヒーローを輩出してきた名門校。
それ故に「No.1ヒーローになる為にはこの高校に入学し、卒業しなければならない」と言われるほど、偉大なヒーローになるための登竜門として位置付けられてきた。そんな雄英高校に無個性が1人、割と肩身が狭い状態の七花は面倒くさそうに雄英高校を見上げた。
「ここが雄英かぁ、めちゃくちゃにでかいなぁ…。」
そんなつぶやきをひとつ、七花の口から漏れていた。
街ひとつはあるんじゃないかと思えるくらいの広大な土地絶対迷うだろうなぁというもう受かった気分でそんな事を心の中で吐いた。
「会場行かなくちゃな」
そう独り言をしている七花の視界の隅に
あっという言葉も束の間、緑谷はふわふわと浮かんでいた。
「大丈夫?」
「わっ、えっ!?」
「私の個性。ごめんね、勝手に。でも転んじゃったら縁起悪いもんね!」
あー、助ける必要なかったなとのんびりとした足取りで七花は会場の中に入っていったのであった。
会場に行くと模擬試験の説明をされ、ボケっとしたまま試験会場に歩いていった。4種類がどうとか言ってたなぁとぼんやりとした頭の中で急に
『はいスタート』
とスタートの合図が出された。
七花はビックリしながらも何とか対応でき、いの一番に走り出した。
すげー、街って感想あながち間違いじゃなかったんだなぁと全速力で走っていると曲がり角からロボットが現れた。
『ヒョウテキホソク!!ブッコロス!!!!』
「ほんとにヒーロー科のロボットかよ!」
そんな軽口を言いながらも、全速力で走っていたということもあり、雄英で初めて出した技はこの技となった。
「虚刀流、奥義!!!!」
「落花狼藉!!!!!」
かかと落としから振り下ろされた足刀は的確にロボットの頭を潰し、1ポイントGETとなった。
モニタールーム
「おっ!あのリスナー、なかなかやるじゃねぇか!」
「ほんとだわ。あの爆発する子といい、今年は豊作なようね」
そんな言葉を皮切りに
雄英教師陣による生徒の寸評が始まった。あの少年は素晴らしい、このリスナーはまだまだだな。そんなことを繰り返しているうちに、七花の願書が目に付いた。
「ん?このリスナー、無個性って書いてあんぞ?って、鑢だと!?おい相澤!お前知ってたか!?」
「あぁ、七実から既に聞いていた。弟が受験するからよく見ていろとな」
「おいおいおい!弟がいたってのは聞いてたが、まさか雄英に!だが無個性って書いてあるから記念受験かー?」
「と、思うだろうが、こいつのポイントを見ろ。」
「んー?って、おいおいまじかよ!現時点で70!?まだ始まって5分しか経ってねーぞ!ほんとに無個性かよこいつ!」
そんな会話をしていたのを横目に根津校長がニヤリと笑いながらこういった。
「ふふっ、鑢くんの弟くんも中々に素晴らしいヒーローの卵だ。しかし、ヒーローとしての本質を見極めなきゃ、だよね。」
「おいおいおい、なんだありゃあ。」
遠くから地響きのような音がなり、こちらに近づいてくる。
「なんだあのデカブツ!?!?」
「あんなの倒せるわけねぇよォ!!」
「無理だ!逃げなきゃ!!」
口々にそう言って逃げ出す受験生の少年少女たち。そんな中、七花は呆然と突っ立っていた。
「おい!あんたも逃げなきゃまずいぞ!」
未だに突っ立っているだけで動こうとしない七花を心配する他の受験生もいた。
しかし七花は
逃げるなんてことしたらねーちゃんにドヤされそうだなぁ、何とかするしかないかぁとやはり本質はヒーローなようで、そんなことを考えていた。
「おい!いい加減逃げn」
ビュン!!!!!っと音が鳴ると七花の姿がその場から消え去って、気付いたら0ポイントロボットの前に立っていた。
七花はその状態から
虚刀流四の構え『朝顔』
の構えを取った。
外部からの攻撃は無個性である自分では不可能と考えた七花は内部から破壊する技を選んだようだ。そうして間合いが近づいて、ピッタリ七花の前に立つと
気合を入れるため、叫びながら技を放った。
「虚刀流奥義!!!!」
「柳緑花紅!!!!!」
ガンッ!!と音が鳴った所から徐々に壊れていくロボットを見ながら、
「ふぅ、なんとかなった」
と呟いた。
私としても早く色んなキャラと絡ませたいのですが、あまりにも七花単体が書きやす過ぎて次回から!次回からは絡ませますので許してください!!