んーーーー、良い目覚めだ。こんなにいい睡眠を取れたのはマジでいつぶりだろう。
それにしても昨日は色々あったな。彼女に振られて、車に轢かれて、神様とあって、転生させてもらえて、カエルに食われて、冒険者になって、決闘もして。
なんかもう密度がヤバい。そういうのって相場何年かかけて起こるイベントだろ。そうポンポン消費しちゃっていいのかな?まぁいいか、俺には関係ないし。それにしても宿のベットが予想外にフカフカだったな。西洋風の異世界ってもっと法とか街の整備が行き届いてないイメージがあったけど、こういう予想外は大歓迎だな。さてと今日も一日何しようかな。
一時間後
…それにしても暇だな。あれから一時間たっちゃったけどもう何もすることがないな。
宝具の確認もしたし、朝ご飯も食べたし、気分を切り替えるために風呂にも入った。まじで何をしようかな…
俺「そうだ‼冒険者になったんだから冒険に出ればいいんだ‼」
どうしてこんなに簡単なことに気づかなかったんだろう。でも一人だと不安だな…誰か仲間を募集するか?知らない人に声を掛ける、こんなに難易度の高い試練を俺に突破することができるのか?否‼断じてできない。じゃあどうしよっかな。いやまて‼冒険者といえばあれがあるでしょ‼仲間を募集する掲示板‼あれだったら声を掛ける必要がないからできるぞ。いける‼善は急げだ。そう思い俺は冒険者ギルドに言って必要なことだけ書いてギルドの端っこで待つことにした。
一時間後
どうしてだ‼どうして誰も来ないんだ‼
カズマ「あれ、ギルじゃん。何してるんだ?」
そうカズマが声をかけてきた。あれ?アクアたちはいないんだな。
俺「よ〜、カズマ。アクアたちはどうしたんだ?」
カズマ「おいてきた。あいつらを連れて歩いたら行く先々で問題を起こすからな。それで何をしてるんだ?」
俺「実はさ、暇だから冒険に出ようと思ったんだだよ。でも流石に最初からソロは怖いかだろ?だから仲間を募集してるんだよ。だけどどれだけ待っても誰も来ないんだよ。なんでかな?」
カズマ「さぁ?なんでだろうな。あっ俺、一人一緒に冒険に出てくれそうな冒険者知ってるけどあってみる?」
俺「マジ?じゃあちょっとお願いしようかな」
カズマ「分かった。どこにいるかな…あっ、いた‼ゆんゆんちょっとお願いがあるんだけどいいか?」
ゆんゆん「勿論いいですよ、カズマさん‼友達ですもんね‼ぜひ協力させてください‼」
ゆんゆんと呼ばれた女の子は内容も聞かずに了承してくれた。ていうかそんなので大丈夫なのか?初対面だからわからないけどそんなのとしてたらそのうち詐欺にあわないか心配なんだが…
カズマ「こいつと一緒に冒険に出てほしいんだ」
俺「ギルガメッシュです。よろしくお願いします」
ゆんゆん「こちらこそよろしくお願いします」
紅い目、珍しい名前、めぐみんの親戚かな?
カズマ「楽しんでこいよ〜」
カズマ、まるで俺の始めてのデートを見送る友達みたいな事を言うな。始めてのデートか…懐かしいな…
ゆんゆん「それでどのようなことをしたいんですか?」
おっと、考えが脱線してたな。
俺「そりゃ、冒険をしたいんですけど初心者にとってお手軽な獲物とか場所ってありますかね?」
ゆんゆん「初心者にお手軽な場所や獲物ですか…それだったら草原でジャイアントトードがおすすめですね」
俺「ジャイアントトード?どんなモンスターですか?」
ゆんゆん「カエルみたいな見た目をしたモンスターですね」
カエル?…カエル⁉
俺「そのジャイアントトードっていうのはなしでお願いします」
まずい…トラウマが…トラウマが呼び起こされる‼
そう、あの粘液まみれのトラウマが…
ゆんゆん「ジャイアントトード以外ですか…それだともうコボルトとかですかね」
俺「わかりました。じゃあコボルトでお願いします」
コボルトならいける気がする。俺の予想通りなら雑魚だ。いける。
ゆんゆん「それじゃあ行きましょうか」
ゆんゆんがそう言うので俺はついていくことにした。
…
俺「ゆんゆんってめぐみんと似たような見た目してるんですね。親戚かなんかですか?」
ゆんゆん「違いますよ。種族が同じなだけです。ていうかめぐみんと知り合いなんですか⁉」
…
俺「あとどのくらいでつきますか?」
ゆんゆん「10分位ですかね」
…
やばい。話題が続かない。気まずすぎる。
ゆんゆん「あのーーー、ギルガメッシュさんって私よりも年上ですよね。だったら敬語じゃなくてタメ口でいいですよ」
俺「そうか、じゃあ遠慮なく」
十分後
結局あの会話が最後で一言も話してない。気まずい…
ゆんゆん「つきましたよ。このあたりのはずです」
そう言うと同時に茂みからコボルトが5匹出てきた。
俺「ちょっとこいつらは任せてくれ」
開け、王の財宝。
そう心のなかで念じて宝物庫の蔵を開け、その蔵から武器を発射した。
ズドーーン‼
相変わらずえげつない威力だな。ていうか朝の一時間で武器の確認をしたからランクを選別して発射できるようになったのでかいな。武器も勝手に回収してくれるし楽だな〜。
ゆんゆん「…ギルガメッシュさん。どんな職業についてるんですか?」
俺「アーチャーだよ。そういうゆんゆんはアークウィザードであってる?」
ゆんゆん「そうですよ。って、そうじゃなくて!これ、私必要なくないですか?」
俺「そんなことはないよ。ゆんゆんがいるから安心できるし。本当にありがたいよ」
ゆんゆん「それよりもアーチャー?ギルガメッシュさんアーチャーなんですか?じゃあ、さっきの武器を飛ばしたのはなんですか?」
俺「…絶対に誰にも言わないって約束できるか?」
ゆんゆん「ーーーはい…」
どうしたんだろう?歯切れが悪いな。
俺「どうしたんだ?」
ゆんゆん「あの、実は、友達とかそういう人があまりいないので話すような人がいないというか」
マジか…申し訳無さ過ぎる…
俺「その、もしよかったら俺と友達にならないか?俺も友達って言えるような人がカズマしかいないからな」
ゆんゆん「本当ですか⁉じゃあぜひ友達になってください‼」
俺「おっ、おう。よろしくな。で、誰にも言わないって約束できるか?」
ゆんゆん「はいっ‼勿論ですっ‼」
俺「そうか、じゃあ教える。あれは俺のスキルで『王の財宝』っていうものだ。まぁ宝物庫みたいなものだな。そんで、その宝物庫の中には古今東西。過去、現在、未来に至るあらゆる宝の原点が入ってるんだ。ちなみに発射したのは聖剣とか魔剣の原点にあたるものだな」
ゆんゆん「なんですかそれ⁉めちゃくちゃ強いじゃないですか‼」
俺「まぁな///」
あんまり褒められるのに慣れてなくて照れちまった。
そんな会話をしていると遠くから声が聞こえた。
?「やばいっ、逃げろ‼クソ‼まじで攻撃が効かないぞ。傷一つつかないってどうなってんだ ‼」
?「どうすんの⁉本当にどうすんの⁉」
そう叫んで冒険者が2人逃げていた。それを追っていたのは…は?どうしてあいつがここにいる?
ゆんゆん「ダストさん⁉どうしてここにいるんですか?」
ダスト「あっクソガキじゃねぇか。まじで頼む助けてくれ‼」
ゆんゆん「はぁ、仕方ないですね。わかりました、助けてあげますよ。『カースドライトニング』」
ズドーーン‼
黒い雷が「ヤツ」に向かって飛んでいった。
?「グオォォォォォ‼」
ダスト「おい‼クソガキ‼全然聞いてねぇじゃねぇか‼真面目にやれ‼」
ゆんゆん「不味いですよダストさん‼今の攻撃は本気で打ちましたよ‼それでも効いてないんです‼」
?「ねぇ、ダスト。これ結構不味いんじゃない?」
ダスト「分かってるよリーン‼でもどうにもできないだろ、これは。ダメージが入らないんだぞ⁉」
ゆんゆん「威力が足りなかったのかな?もしそうなら一か八かで近づいてから撃ったら…」
俺「やめといたほうがいいぞ。多分、いや間違いなくダメージは通らない」
ゆんゆん「なんでそうなことがわかるんですか?あのモンスターがなにか知ってるんですか?」
俺「あぁ、それとあいつにダメージが入らない理由と倒し方も知ってる」
ゆんゆん「本当ですか⁉じゃあ私にその2つを教えてください。はやくしないとダストさんたちが…」
俺「いや。ゆんゆんじゃあいつを倒せない。それどころか多分ダメージも入れられない」
ゆんゆん「じゃあどうするんですか⁉ダストさんたちを見捨てるんですか⁉」
そうだ。そこが問題だ。俺が行ったところであいつを倒せるのか?原作では問題なく倒せてたが、偽物な俺にいけるか?いや‼いけるかじゃない‼いくかどうかだ‼
俺「任せろ。俺があいつを倒す」
そう言って背後に王の財宝を展開して一斉に発射した。
ズドーーン
確認のためにBランクの宝具のみを発射したが、どうなる?
?「グオォォォォォ‼」
俺「やっぱり効かないか。だがこれでお前の正体にも確信が持てた。いるはずがなかったからな、どうしても確信が持てなかったがやっぱりそうか。いくぞ、ヘラクレス‼神話の対決、今ここに再現しよう‼」
その他のステータス
ゆんゆん 職業:アークウィザード
筋力D 耐久D
敏捷D 魔力A
幸運C 知能A
宝具なし
スキル
上級魔法B
高いレベルで上級魔法を運用できる。
ヘラクレス 職業:バーサーカー
筋力A+ 耐久A
敏捷A 魔力A
幸運B 知能--
宝具A
宝具
十二の試(ゴット・ハンド)B…神話においてヘラクレスが生前踏破した十二の偉業の具現化。現界中致命傷を負っても11回まで蘇生する事が出来る、究極の鎧と化した彼の肉体そのもの。Bランク以下の攻撃を無効化、1度受けた攻撃に対して防御力3倍という効果も併せ持つ。
射殺す百頭(ナインライブズ)C〜A+…万能宝具と呼ばれるヘラクレスが所持する中でも最高の宝具。手にした武具、あるいは徒手空拳により様々な武を行使する。今はバーサーカーとなっているので使えない。
スキル
狂化B
理性を失う代わりに能力値が上昇する。
神性A++
神霊適性を持つかどうか。高位の神霊の息子であり、半神半人から死後に神に迎えられた為、高レベルの神霊適正を持つ。
女神の加護A…とある女神から加護を受けている。
ダスト(ライン・シェイカー) 職業:ドラゴンナイト
筋力B 耐久B
敏捷B 魔力C
幸運E 知能C
宝具なし
スキル
槍術A
高いレベルでの槍術を扱える。
剣術C
剣術を扱える。
騎乗A++
本来騎乗スキルでは乗りこなせないはずの竜種を例外的に乗りこなすことが出来る。