この素晴らしい英雄王に祝福を!   作:sk2010

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今回から新しい章に入ります。
ここからは完全にオリジナルストーリーです。
作者の妄想を詰め込んでいるのでそういうのが嫌な人はここでタブを閉じてください。


第二章 対神編
第八話 この素晴らしい世界で生活を


町に到着してからはかなりびっっくりした。

まだ魔王軍が残ってるのかと思ったが、もう全員追い返しているのだ。そして、詳しい話を聞いてみると全員が口を揃えて「ダストがサボっていた」というのだ。

弟子が申し訳ありません。

と思ったがどうもそうではないらしい。リーンたちに聞いたところダストは陰ながら戦果を上げていたらしい。そりゃあそうだ。なんせ俺の弟子だからな。

え?さっきと言ってることが違うって?ソウダッケ?

まぁそんなことよりもその戦果がすごかった。

1.デュラハンの討伐

2.魔王軍の幹部候補を複数名討伐

3.ドラゴンを討伐

を成し遂げたらしい。そのうちゲイボルクの真名開放はドラゴンを討伐以外では使っていないらしい。

ミツルギもなにげに偉業を成し遂げてるし、俺の弟子はすごいな。

 

俺「ということで!ミツルギくんとダストくんには俺と模擬戦をしてもらおうと思います‼」

 

ダスト「いや、なんでだよ‼」

 

俺「いや、なんでって。別にお前ら二人が目立って羨ましいとかそういう気持ちは断じて無いんだが、ここらで調子に乗ってるであろうお前らを叩きのめしたほうがいいかなって思ったり、思わなかったり……」

 

ダスト「要するに俺達だけ活躍して悔しいのか?なぁ?ギルガメッシュさんよぉ?」

 

ミツルギ「師匠…流石にそれは…」

 

ダストはともかくミツルギにまで言われるなんて…俺は悲しいよ…

俺が悲しそうな顔をしていると

 

ダスト「分かった、分かった‼じゃあギルガメッシュの気が済むまでやろう。それでいいんだろ?」

 

ダスト……

 

ミツルギ「僕もいいですよ。今師匠と戦ったらどのくらい通用するのか知りたかったですし」

 

ミツルギ……

俺はなんていい弟子たちを持ったのだろう…

 

俺「じゃあダストやろうか‼」

 

弟子たちが俺のお願いを聞いてくれるなんて……嬉しすぎて言い方が戦闘狂みたいになってしまったがそれも致し方ないな。

 

ダスト「分かった。じゃあ最初っから全力全開で行くぜ‼ギルガメッシュ‼」

 

ダストはそう言うとゲイボルクを構えてこちらに走りより、そのまま近接戦闘が始まった。

とっさに鎧を着て、原罪をだして応戦したから大したダメージはないが…近接戦闘では勝機は薄いか……前までは近接戦闘でも俺が勝ってたんだけどな。やっぱ鍛えたことで肉体スペックが上がったんだろうな。まぁ、ともかくここは一旦離れるか。

そう考えた俺は背後に武器を展開し、発射する。当然その全てを撃ち落とされる。

しかし、さすがはダストだな。矢避けの加護の効果もあるとはいえ全てを撃ち落としてくるか。だがまだ大丈夫だ。ここまでは狙い通り。

そう思い、原罪でダストに斬りかかる。

矢避けの加護は自動回避や飛来物が勝手に避ける、運命操作で当たらない、みたいな効果ではないから投擲物を捌いているときはどうしてもそっちに意識が傾いてしまう。その隙をついてA++ランクの宝具で斬りかかったんだ。俺のステータスでもダストから離れる事ができる。

 

俺「王の財宝」

 

宝物庫を50蔵ほど展開しそこからいくつもの武器を召喚する。

 

剣であったものが

 

弓であったものが

 

槍であったものが

 

暗器であったものが

 

理であったものが

 

世界に散らばる数多の「伝説」が一斉に殺意を持って発射された。

 

ダスト「これは……やべぇな」

 

回避。回避。回避。避けきれないものはゲイボルクで迎撃。矢避けの加護があったからこそまだ無傷で済んでいるがもしそれがなかったら深刻なダメージを受けていた可能性もあるほどだ。

 

俺「流石だな。この攻撃を受け切られるのは想定していなかった」

 

ダスト「ふざけたこと言ってじゃねぇよ。さっきの攻撃、完全に俺を殺すつもりだっただろ」

 

俺「全く、君が何を言っているのかよくわからないな」

 

よしよし。ダスト、だいぶイライラしてるな。

 

ダスト「めちゃくちゃビビったじゃねぇか!はっ倒すぞ!!」

 

なぜだか分からないがダストがとっても怒こって猪突猛進。

 

俺「これだからお前は未熟なんだよ。ダスト」

 

そんなかっこいい師匠キャラみたな事を言い、宝物庫からあるものを取り出した。

その名は「天の鎖」。神であろうとも縛り付ける究極の鎖。

それでダストを縛り付け

 

俺「はい、俺の勝ちー」

 

とドヤ顔をしてやった。

ダストはクーフーリンの力を持っている。だったら当然神性も持っているわけだから天の鎖が特攻になる。

 

ダスト「何だこの鎖!?振りほどけねぇどころか縛られた瞬間力が抜ける」

 

俺「これは『天の鎖』っていう鎖でな、相手の神性が高ければ高いほど強度が高まる鎖だ。お前も神性を持ってるだろ?」

 

ダスト「クソッまじで厄介な鎖だな。しかもこんなのをまだ大量に持ってるんだろ?本当に嫌になるぜ」

 

俺「まぁそう言うなよ。実際近づかれたときは結構焦ったし、近距離戦闘じゃ俺に勝ち目はなかったよ。それと、神性そう悲観するなよ。この鎖以外にだったらかなり高性能なスキルなんだから」

 

そう言い俺はダストを締め付けている天の鎖をほどいてやった。

 

俺「じゃあ、次はミツルギ」

 

ミツルギ「はい。じゃあ、やりましょう。師匠」

 

そう言うや否や一瞬で距離を詰めてきた。

なるほど、ダストとの戦闘を見て距離を取ることが危険だと考えたんだろうな。確かに、ダストは相性の問題で捌き切ったけどミツルギはそうもいかないからな。だけど、いくら俺が近距離戦闘が苦手とはいえダストに使ったのと同じ手段を使えば問題ない。…いや、ここは近距離戦闘の練習でもしてみるか。いくら王の財宝が強くてもそれが通用しない相手が来たら普通に終わるからな。

 

 

 

 

 

十分後

 

 

 

 

 

俺「いやー、流石に近距離戦闘じゃ勝ち目はないな」

 

ミツルギ「それでもですよ。僕の得意な戦いでここまで粘られるとは思わなかった」

 

ミツルギのやつ、俺の名誉を守るためにそんな事を言ってくれるのか。

 

俺「そんな謙遜すんなよ。だがまぁ、このままじゃ師匠としてカッコ悪いしな。最後に一発でかいのぶち込んでやるよ」

 

ミツルギ「火力勝負ですか…」

 

宝物庫からエアを取り出してやるとミツルギは冷や汗をかく。

あいつ、ちょっとビビってんな。

 

俺「そう!!そのほうがお前もいいだろ?このまま俺が王の財宝を展開したら正直お前に勝ち目はないしな」

 

ミツルギ「…そうですね。受けて立ちましょう」

 

俺「安心しろって流石に魔王城で見てた本気は出さねぇよ」

 

その言葉とともにミツルギは詠唱を始めた。

俺も空中に飛び上がり技の準備をする。そのほうが雰囲気出るしな。

 

俺「世界を裂くは」

 

ミツルギ「邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る」

 

俺「我が乖離剣!」

 

ミツルギ「世界は今落陽に至る!」

 

俺「いでよ、天地乖離す開闢の星!!」

 

ミツルギ「撃ち落とす、幻想大剣・天魔失墜!!」

 

お互いにとって至高の一撃とも言えるそれは空中でぶつかりあったがどちらのほうが強いか。威力が高いかは誰の目から見ても明らかだった。

 

ミツルギ「クゥゥゥゥ!」

 

俺「諦めろ、流石に無理だ」

 

ミツルギ「クッソォォォォ!!」

 

ズドーン!!!!!

 

俺が無傷なのに対してミツルギは傷だらけ。勝負あったかな。

 

ダスト「おい、流石にやりすぎなんじゃないか?」

 

そうかも。待て、結構やばくないか?地形変わっちゃったし、ミツルギには大怪我させちゃったし。どうしよう、捕まっちゃうかもな。前回はダクネスが説明してくれたけど今回はダストしかいないしな…警察のみなさんも流石にダストの証言じゃ厳しいかな…

 

ミツルギ「クハッ、大丈夫ですよ。師匠。俺が証言しますって」

 

俺「ミツルギ!?良かった無事だったか。ほらこれ飲め!」

 

俺は王の財宝から治療薬を取り出しミツルギに手渡した。

ミツルギはそれを飲んだ瞬間ぐんぐん回復していく。俺も一安心。

 

 

 

 

 

だけど、これだけ強ければもう師匠風吹かせられなくなるかもな…




今回の武器一覧
天の鎖B~EX
対神兵装。相手の神性が高ければ高い程に強度が高まる鎖。
ギルガメッシュ王もこの鎖を好んで使ったとされる。
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