『魔法使い』がフォンテーヌ勢の心をぐちゃぐちゃにする話   作:性癖に従え

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桜咲縁

物語が大好きな人間であり『偉大なる魔法使い』。その物語好きと天性の『声』を使った『演技』でとんでもないことをしでかしている。本人は「自分はまだまだ」と思っているので、更に技量は磨かれるし、被害者も増えるとかなんとか。

虹色の金平糖に導かれ、フォンテーヌ勢と仲良くなったかと思えば、当時の旧勢力派の罠に嵌められ、カロレを守って死亡。かと思ったら元の世界で生きているという摩訶不思議な現象に遭遇。そして元の世界で今度は狼みたいな少年としばらく暮らすことになった。そして紆余曲折あり、また死に別れた。波乱万丈どころではない人生である。

大切な、大事な友達のためなら命を懸けれるという、精神が若干ぶっ飛んでいる部分がある。幼い頃から物語に触れすぎて、境界があやふやになっているのが原因の一部であるらしい。本人は当たり前のことと思っており、まったく気づいてはいないようだが。

本編の通り、本当だったらフォンテーヌ勢と再会するつもりはなかったし、するわけにもいかなかった。金平糖を自分に授けた存在が、今度は何を望んでいるのか、そしてもしフォンテーヌ勢を傷つけるようなことがあったら、自分が許せなくなるから。けれど、その考えもフリーナやカロレ、ヌヴィレットの言葉に変えられ、本当の意味で前に進めるようになる。

ただ、フォンテーヌに永住するわけではなく、モンドに戻ることを決めているので、三人からは「嘘でしょ?」って見られる未来がある。やっぱり前途多難。

あと、国を巡って上位の存在に「大変そうだなぁ」って目で見られていたのは、その身に水龍の加護があったから。無意識に加護を与えられており、周りの上位の存在にはマーキングにしか見えなかったらしい。

ちなみに、狼みたいな少年とは、メロピデ要塞で再会する可能性があるとかなんとか……。

 

 

 

フリーナ

フォンテーヌで五百年間、神を演じ続けた不休のソリスト。人間だけど、立派な神様を演じてみせた努力家でもある。

突然現れた縁に警戒していたが、彼の『演技』と初手からやらかした煎餅事件から、「この人に警戒するのは馬鹿らしいな」と気づき、そこから縁と仲良くなる。具体的には、テイワットの年数で八十年くらい、仲良くなった。

縁が死んだ際、かなりのダメージを受けたが、報告に来ていたカロレやヴォートラン、一緒にいたヌヴィレットの前では平然と振舞っていた。が、一人きりの空間で、縁が持って来てた、初めての手作りのチョコレートケーキを食べた時に我慢できずに泣いていた。それ以来、チョコレートケーキが苦手になったらしい。

フォンテーヌの魔神任務の出来事が終わり、演劇に復帰した際、旅人である蛍とパイモンから「そういえば、フォンテーヌの記憶をたどった際(ヌヴィレットの伝説任務)に縁を見たんだけど、縁ってこの人?」と聞かれ、彼がテイワットに来ていると聞いて「はぁ!?」ってなった。そして真っ先に会いに来てくれなかった怒りの代わりに、蛍とパイモンに縁が『偉大なる魔法使い』であることを宣伝するように頼んだ。そうすれば、逃げ道を無くせると思ったから。そして、狙い通りに『偉大なる魔法使い』として縁はフォンテーヌに招待された。若干の策士である。

この後はヌヴィレットに頼んで縁にフォンテーヌの永住権を渡そうとしていたが、モンドに戻ると聞いて目にハイライトが無くなる。「ここまできて、この国で暮らさないとか嘘だろう?」ってなってる。最終的には泣き落としも視野に入れるつもり。

ちなみに、大事なことだが縁に恋愛感情はない。あくまで親愛、友愛。ただ、その感情がバリバリに重い。

 

 

 

 

ヌヴィレット

フォンテーヌの最高審判官であり、神より上の存在である水龍。感情に乏しいように見せかけて、かなり感情豊かな人。

フリーナ同様、突然現れた縁を警戒していたが、煎餅事件と、貰った天然水から彼に気を許すように。八十年ほど、彼の持ってきた物語や、作った物語などを聞き、感情の勉強をしていた。

縁が死んだ際、その時は悲しいという感情をうまく理解することが出来なかった。しかし、仕事を終えた空間で縁の自分を呼びかける声が聞こえたり、「あの物語の続きはなんだろうか」と考えを巡らせることが多くなり「ああ、これが『悲しい』ということか」と理解を示した。その日は雨が止まなかったとか。

縁がテイワットの世界にいることに気付いたのは、フリーナと同じく蛍とパイモンから縁のことを聞かれたから。そして真っ先に会いに来てくれなかったことに若干凹んでいたりした。原作よりも、感情が豊かな水龍だったりする。

この後、フリーナの願いと同じく縁にフォンテーヌの永住権を渡そうとするが、縁本人がフォンテーヌではなくモンドに戻ると聞いてしゅん、ってなる。縁がフォンテーヌから出ていく際、しとしと雨どころか結構な雨になるかもしれない。

縁に対しての感情は親愛、友愛。だけど、無意識に加護を与えるくらいには好感度が高い。

 

 

 

 

カロレ

マレショーセ・ファントムの隊長であり、メリュジーヌの一人。幼い姿に見えるが、実際は結構な長生き。

空中から急に現れた縁に対して、警戒心無く接していたため、ヴォートランを始めとした仲の良い面々から心配されていた。縁にも心配されていた。だが、その人好きの良さから人間との交流を深めていたため、周りが、特にヴォートランが彼女を守っていた模様。

縁と過ごした日時は五年くらいだが、その期間でかなり仲良くなった。なので、縁が自分を庇って死んだ後は落ち込み、元来の元気が無くなっていた。だが、ヴォートランから「その姿で縁と向き合えるか」と言われ、縁にまた胸を張って会えるように、元気を取り戻し、人間との交流を深めていた。

これから縁とまた仲良く過ごせるとなった時に、縁からフォンテーヌを離れてモンドに戻ると言われ、泣きそうになる一人。それを見て、縁は「ん゛ん゛っ!!」ってなる未来がある。

 

 

 

 

ヴォートラン

フォンテーヌの特巡隊隊長であり、メリュジーヌと共に歩むことを決めた一人。フォンテーヌ勢の中では一番の常識人、かもしれない。

空中から急に現れた縁に対して一番警戒をしていた人間であった。が、縁本人がメリュジーヌであるカロレの警戒心のなさを心配したのを相談したのをきっかけに、警戒を止めた。それ以来は変わった友人として付き合うようになった。

縁と過ごした日時は、カロレと同じく五年くらい。その期間で縁と仲良くなったが、まさか縁本人は自分たちを守るために命を懸けるとは思っておらず、唖然とするしかなかった。縁が死んだ後、落ち込んでいるカロレに言った言葉は本音だが、自分にも言い聞かせていた。特巡隊隊長として、そして彼の友人として恥じないように生き続けた。

歳を重ね、最期の任務としてメロピデ要塞に送られ、「助け合いの会」を設立。メロピデ要塞の秩序を少しでも正しくしようと奮闘していた。

 

 

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