疲れたよ、隠居するね皆   作:回忌

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この先挿絵があるぞ
絵が下手だからって低評価は無しな!?


子うさぎ公園のガキ

「……その、通れないんだが」

「悪いですがこの先通行止めでしてね!デモ活動のせいですよえぇ!」

 

そんなにキレなくても良いじゃないか

私はそう彼女をなだめながら話を聞いていた

 

今からヴァルキューレに行って彼を回収しに行こうと思ったのだが、それ以前の問題が起こっている

身を乗り出して見てみればどうも戦闘が起こっているようなのである

面倒事の予感だ……一体どう言う事だろうか

 

「動物裁判だ……!(激憤)」

「動物?……あぁ子うさぎ公園か…」

 

着いてきた副担任の発言に彼はとあることを思い出した

確か特殊部隊モドキの集まりであるSRTとかいう学校の残党がデモを起こしているのだったか

既にSRT総合学園は統治者である連邦生徒会長の失踪によりほぼ崩壊している

宙ぶらりんになった戦力を誰も所持したがらず、解体する所まで行っている

 

後はヴァルキューレに配属したり転校したり、なのだが……

 

 

「…ありゃ、派手にやってんな」

 

凄まじい爆音が聞こえる

ヴァルキューレ側は熟練度がそんなに高くない

それに対して特殊な訓練を受けてきたSRT側は少数ながら熟練度が高い

 

もうそれは酷くボコボコにされているようだ……

 

 

さて、仕事をしよう

嫌々ながらもシッテムの箱の電源を入れながら俺は呟く

ようやく仕事です!とアロナがふんすふんす鼻息を荒らげながら言う

可愛いねアロナちゃん、そんな君が私はとても信用ならないよ

 

「ちょっと行ってくる、待っててくれ」

「僕も行くぅ^〜」

「はいはい」

 

シャーレの車両から降り、そのまま子うさぎ公園の方へ向かっていく

どうせこの公園の制圧も仕事にあるのだ、仕事を減らすくらい良いだろう

なんでまぁ、こんな仕事があるんだか……

 

そう思いながら、歯がギザギザの女に近づく

 

 

彼女は目を細めて警戒するような色を含めて聞いてくる

 

「誰だ?」

「シャーレだ、知らない訳じゃないだろ」

「あぁセクハラの……あ、いや、なんでもありません」

 

……シャーレ=セクハラの理論は止めよ?な?

それ俺たちが面倒なことになるだけだから、さ……

報道機関が来たらもう俺たち人気者になりそうだな……ははは…

 

畜生クソがァ……

 

「お越しいただきありがとうございます

ㅤこの度は援護に来られたのでしょうか?」

「そうだ、副担任はサポーターだとでも思ってくれ」

「了解です、……総員!シャーレの先生が増援に来てくれた!

ㅤ変な真似はするんじゃ無いぞ!」

 

皆に警告しないと俺撃たれるの?

ヴァルキューレ総員に警告する彼女に対してポツリと呟く

なんで変な真似をするな、とか言ってるのさ

どうせ陰口叩いてんだから言わなくてもいいやろがい

 

「状況としてはどうなんだ?数の暴力じゃ駄目だったか?」

「ええ、数の暴力で押そうにも地雷による足止めや相手小隊の正確な射撃。

ㅤ狙撃手による確実な妨害によってそもそも懐まで到達出来ていません」

「小隊規模?敵はそんなに多いのか?」

 

思いのほか敵は多いようである

10~50人規模であのちっせぇ公園に立て篭もってんのか…?

食料問題とか風呂問題どうなってんだろ、どうせ女なのだから気になるな

 

「……小隊、というのは四人で構成されているのですよ、先生」

「…小隊ってなんだよ……」

 

何が小隊だよグループじゃねぇかよ

意味がわからん、…まぁうちのチームもそんなんだったか……

 

まぁ、良い……情報を聞こう

 

「それで、SRTのどいつだよ」

「SRTのRabbit小隊という奴らです……SRTの復興が目的だとか……」

 

どこのドイツだよ

聞き覚えのない小隊である、そもそもSRTを知らなかったんだが……

 

「どう言った奴らなんだ?」

「さぁ……分かるのは名前と、兵種しか」

「…四人小隊なら、スナイパーが1人いると確定しておくか」

 

どちみちにしろLMG等の後方支援火器があるのは確定である

まさか持っている弾薬を全て使うようなマヌケがいる訳でもないだろう

確かにトリガーハッピーの気持ちは分かるが……節度ってもんがあるだろ?

 

「火器は小隊長がSMG、ポイントマンが機関銃、スナイパーが1人、後方支援が1人、です」

「なるほど……プロフィールは…無いか、そうだよな」

「すみません…そこまでは手に入れられてなくて」

 

はぁ、とため息をついた

そこで彼女の名前を呼ぼうとして名乗っていないことに気づく

 

「今更だが、シャーレの担任である先生だ

ㅤそこのは副担任、……まぁ、見学とでも思ってくれ」

「おま〇こ^〜(挨拶は基本)」

「あ、どうも……私はヴァルキューレの尾刃カンナです」

 

よろしくお願いします、と彼女は丁重に礼をした

俺は適当によろしくと返しながら双眼鏡を生成する

 

いつの間にやら奴らとの戦闘が始まっているようである

 

 

 

 

 

「……なるほどな」

 

 

 

 

 

双眼鏡の先では爆発やら爆発が起こっている

それから逃げていくヴァルキューレの子達が正確な射撃で撃ち抜かれる

あの連続性から見てSMG、小隊長のものだ

そのうち零しを機関銃の銃弾がぶち抜いて意識を飛ばしていく

あれはポイントマンのものか……なるほど良い協力感だ

 

そして、そいつらから届かないほどのところに逃げた奴をスナイパーが撃ち抜く

 

 

 

たったこれだけであれだけ居たヴァルキューレの戦力は消し飛んでいたのである

 

 

 

 

「…はぁ」

「そこから先はシャーレが担当しよう、もとより連邦生徒会からの依頼もあるからな……」

「あぁ、それは我々が要請したものです

ㅤあまりに抵抗が酷く数日前からこんなもので……」

 

迫撃砲とかでぶち抜けよ

何かこの土地を傷付けられない理由でもあるのか?

そうでも無い限り人だけで攻めるなんて無いだろ……

 

「残り戦力は?」

「生活保安局の生徒たちが……」

「…もういい、俺がやる」

 

 

生活保安局…?どうして戦場に出てるんですか(困惑)

どういう理屈があってここにいるのか分からないが戦力にはならないだろう

どうせハンドガン程度の小火器しか無いのだろうて

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、作戦があるから伝えるぞ」

 

俺は服装を変更し、カスタムされたFALを持ち直したのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「〜♪〜♪」

 

鼻歌を歌いながら、彼は荷物を運ぶ

動く荷台に大きなゴミ箱を載せて子うさぎ公園の中に入り込んでいた

 

ヘイローの無い彼は内心ビクビクであるものの、それを紛らわせるように鼻歌を歌っていた

 

 

彼の今の姿は、片腕の無いアルバイター

不自由な可哀想な人だと思うだけだろう

 

内心義手つけてからにしてくれやと思いながら荷台を動かす

護身用として彼はハンドガンを携帯させられているが、使う気は無い

使い方なんて知らない上に、生徒に向けるなんてとんでもない

 

 

そう思いながら、彼はそれをとある地点にたどり着いた

 

 

そこには穴が空いてボロボロになったゴミ箱がある

先程の戦闘のせいでもう穴あきチーズのようになってしまっている

見ていてゾッとするが、アロナバリアの範囲内にまだ居るから安心してられる

 

「(心身ともに)キツくてキモい…」

 

ぶつくさと文句を言うように彼はボロボロのゴミ箱と新品を取り替えて元来た道を歩き出す

最初に来た時に奏でていた、やけに悲しげなリズムの鼻歌を

 

 

 

なり損ないが、歓迎された学校の歌を歌っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、うぅ…新調されたゴミ箱……ありがたいです」

 

その10秒後、ひとつの陰がゴミ箱に近づいてきていた

オドオドした顔に雫のようなものが垂れているヘイロー、バンドが巻かれたスナイパーライフル

彼女は辺りを仕切りに見渡して誰も居ないことを確認する

 

 

「久しぶりに気持ちよく寝れそうです……」

 

 

新調されたゴミ箱の前でうえうえ言いながら彼女はパカリとゴミ箱の蓋を開いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

……そこには迷彩服に身を包んだ大人が体操座りをしていた

 

 

 

 

 

 

 

「……」「……」

 

彼とミユは目が合う

死人、というよりまるで人を殺したことのあるかのような目

人をゴミかのように見ている目

 

「…!?」

 

その目に困惑していると、彼女はむんずと首を掴まれてゴミ箱に引き摺り込まれたのであった

 

 

ぽたぽたと、雨が降り始める

 

 

 

 

 

『…10-5down…なんか……その、スマン』

 

 

 

 

 

『今だ!行け!突っ込め!』

『(制裁の)鞭が入るぞ鞭が』

 

2人の声が聞こえる

それの後に銃撃の音が聞こえてきた

どうやら陽動に入り始めたようだ、俺はそれを確認して移動を開始する

 

どうもドローンが展開しており、敵を様々な技術で確認しているようだ

恐らく後方支援担当の奴が操作しているのだろう…

 

見つからないように行こう

 

『アロナちゃんにおまかせあれ!身体能力強化とバリア、そのステルス迷彩があればバレることはありません!!!』

 

今回は電源を付けた、今回だけだ

彼女にドローンの対応をしてもらい進路をずらしているのだ

変に動かなければ見つからない、いやステルスなんだけどさ

 

 

あと副担任君にカードの力を使ってもらっている

ヴァルキューレの動員できる生徒が割り振れなかったので仕方ない

しかし彼女達よりは大幅に足止めをしてくれるだろう

…ケツピン語録が彼女達に通じているのは謎であるし、シッテムの箱が無いのに割と善戦してるのもスゲーが

 

 

 

 

そう思いながらゆっくりと移動する

カタツムリ程遅くなく、興奮したカブトムシよりは早いスピードで

そのスピードで進んでいると、戦場が一望できる位置に付けた

 

 

「…敵を確認した……攻撃する」

 

FALの動作を確認、良好だ

スコープやバレル等に迷彩カバーを被せていたり、迷彩で塗装されている

サプレッサーも付いていて隠密にも向いているのである

こんなもんで狙撃する方が頭おかしいがマークスマンなので問題無し

 

吐き出した息を吸い込み、リラックスしてスコープを覗く

 

 

 

 

十時のレティクルの真ん中に兎の耳が付いた生徒が見える

着ている装備はキヴォトスで見てきた中で一番タクティカルであろうか

連邦生徒会長は思いのほか私兵に力を入れているようである

本職には及ばない私とじゃ知識が違いすぎるかもな

 

…ま、四人の時点で人が足りないしまだまだ青いようだが

 

「マーカーを送信する、小隊長はここでポイントマンは…ここだ」

『了解です、総員あそこに攻撃を仕掛けろ!』

『お〇ん〇ん…(新挨拶)』

 

瞬間スコープ内の攻撃が派手になる

押さえつけることを前提にしているせいか副担任の圧が酷い

キサキによって攻撃力を上げた上で弾幕を張るノノミやヒナのLMGをぶっぱなしている

 

 

 

おー、楽しそ…俺もやるか

 

 

 

 

 

 

 

 

吐いた息をそのままに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遮蔽に隠れる兎に対して、狼の牙は容赦無く襲いかかったのだった





【挿絵表示】


↑ランボー先生のイメージ
ㅤ俺の方が書けるって人は挿絵please!!!
ㅤやり方知らんからTwitterのDM?にどうぞ、作者ページにあるゾ♡
ㅤ…知ってる人はコメントにやり方を書いて欲しいでござんす
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