疲れたよ、隠居するね皆   作:回忌

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飛ぶぞ(時間軸が)

さっさと引退(自主)させてそれを追う生徒を描きたいんじゃ!


お嬢様学校

「私が今日から君…達の顧問になる…ジョン・ランボーだ

ㅤ名前を呼びたいのならばランボーとでも、先生とでも言え」

 

名前のようなものを言うのは久しぶりか

偽名を息を吐くかのように言いながら目の前の人物を確認する

名乗る必要があると思ったからだが、適当なところから名前を取ってくることにしたのである

 

ドンパチ映画の主人公の名前なんて、こいつらが知っているものか

 

「よ、よろしくお願いします…」

「…達とは言ったものの阿慈谷しか居ないのか…?」

 

威勢よく偽名を言ったものの目の前には1人の生徒しか居ない

確かナギサから貰った書類にはあと3人は居るはずなのだが…

 

「他の奴らを知らないか?」

「あー…えっと…その……」

「?…何かあったのか?」

 

何か言いにくいことでもあるのだろうか

そう思っていると轟音が轟いた

 

…アぁ、そうういう……

 

「…もしかしなくても今のは……」

「恐らく部員の仕業だと思います…」

 

なんだァ?テメェ(下手人)………

心の中で少しピキツキながらも私達はそちらに向かった

 

 

 

 

トリニティにも武器庫というのは存在するらしい

目の前の催涙ガスによる煙を見ながら私はそう思った

 

「早く入って敵をひっ捕らえなさい!」

「で、でもトラップが多すぎて…」

「ぎゃあああッ!?」

 

…ワイヤートラップ?お嬢様学校でも野蛮なヤツは居るもんだな

少なくとも頭お花畑のバカ共とは思っていないが、まさかそういう技術が無いと生きられない世界じゃないよな?

ため息をつきながらその光景を見ていると指揮をしていたハスミがこちらに気づいた

 

「あっ、先生お疲れ様です…部員探しでしょうか?」

「そうだな、ハスミ」

 

私は懐から部員の顔写真を取り出し、見せた

その三枚に写った者たち全員に認識があるのか苦い顔をハスミはする

明らか面倒事であることが確定したので俺は軽い溜息をついた

 

「…その、まさかこのうちの1人があそこに居るとか……」

「…その通りです、先生」

 

深いため息をついた

顔写真を返してもらい、資料に仕舞う

だいたいどいつがやらかしたか検討はついている

とても簡単な話である

 

 

「…お嬢様学校に来れば馴染めると思ったのか、馬鹿が」

「…?」

 

小さく呟きながら、私は武器庫に向かう

戦闘指示をして早いとこ終わらせようと思ったのだが、どうやらもう既に終わっていた

煙が少ないのを見るに催涙ガスが足りなくなったのだろうか

 

ま、無限にある訳じゃないからそれもそうか…

 

 

白い煙の中から、捕まった状態で影が現れる

 

 

「下手人を捕らえました!コイツです!」

「…シュコー…シュコー」

 

…ガスマスク?

おおよそお嬢様学校には似つかわしくないソレを見てポツリと呟く

その声を拾ったのかどうか知らないが、ピクリと彼女の羽が揺れた気がした

 

「お疲れ様です、後は我々に」

「いや待て、ソイツは私の担当する部活の部員だ」

「…?……そうなんですか?…まぁそうなら任せます」

 

連行しようとしたハスミを腕で制し、下手人に近寄る

少し疑問に思ったようだが直ぐに下がってくれて助かった

私はそう思いながら彼女を見た

 

 

…ガスマスクで顔が分からない、さてどうしたものか

 

 

「お前、名前は」

「トリニティ総合学園二年生、白州アズサだ」

「オーケー…さっきの暴動の件は後で質問だ」

 

私は彼女の名前がリストに入っているのを確認してハスミに近づく

彼女はリーエンフィールドを携えながらこちらに来た

 

横には小柄な少女が居る、その顔に見覚えがある

見覚えがあるも何も手に持っているリストに顔が載っているのだから

 

「下江コハルだな?」

「ええそうよ!なんの用かしら!?」

「補習授業部の迎えとしてきた、同行してもらおうか」

「………補習?」

 

…いやまさか自分が単位足りてないことに気付いていないとか…ないよな?

俺がため息をついて説明しようとすると、それに割り込むようにハスミが耳打ちをしてきた

 

 

…成程、変にパニックにさせない為に今は言わないで良い、と

分かったと彼女に返しながら俺はコハルに向き直る

 

「まぁ少しついてきてくれ、上手く行けば直ぐに終わる…数日以内に」

「シャーレの先生が直々に、ってことは正義実現委員会への依頼かしら!?

ㅤだとしたら面汚しにならないように気をつけないと……」

 

上手い具合に勘違いしてくれて助かるよコハル君

変に勘ぐられるよりは勘違いしてくれていた方が私にとって助かる、特に精神的に

 

 

 

 

そう思って視線を戻す

 

 

 

 

 

 

 

「あらあら〜♪楽しそうですね〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

…水着を着た変態がいた

俺は何も見なかったことにして、補習授業部の教室に行くことにしたのだった

 

 

 

 

さて、面倒な授業の時間である

私個人として人に教学を教えたことは人生で1度もない

どうやって生きるかだとか、どうやって敵を倒すかだとか…そいうものだけだ

 

キヴォトスに来てから戦闘をすることは少ないので髪を切ってない

…んだから突然の戦闘の時に前髪が邪魔になったりするのだがな……

 

「はい、先生質問です」

 

伸びる棒を使いながら予習箇所を教えているとふと、1人の生徒が質問をしてきた

ピンクの長髪が特徴的な生徒、浦和ハナコである

因みに先程の水着野郎もコイツであり、ダイナマイトボディのせいで目に宜しくない状況だった

そういった方面が枯れていて助かった、本当に

 

…副担なら死んでたかな?

因みに今副担任は私の変わりにシャーレ本部にて判子押しの作業をしている

文を書いてもケツピンだったので書かない仕事を探した結果である

え?タイピング?ダメだったよ

 

 

オタクの方は…どうなんだろう

ケツピンの対応次第だが彼は優しいし適当なことでもさせているのだろうか

 

…それはそれとして

 

 

「おう浦和…うん、なんだ?」

 

 

私は彼女質問に答える

何故かニッコリ笑顔な彼女は少し不気味に思えた

 

 

彼女が言う

 

 

「どうして皆さんは私の事を変な目で見るのでしょうか?」

「いつの間にか奪った俺の…私のワイシャツと水着を着てるからじゃねぇのかな」

 

浦和ハナコ、OUTー、タイキックー

…最近めっきり見なくなったとあるTV番組のネタを心の中で思い出しながら彼は言った

 

んな事よりいつの間に水着になった上に私のワイシャツ着てんのさ

羞恥心とかねぇのか…他のみんな顔真っ赤やぞマヌケぇ…

 

「あらあら、皆さんそんなに私が気になるんですか?いやーん恥ずかしいー」

「良しテメーはさっさと着替えてこいこの変態が」

「あらー、先生に乱暴されるー」

 

棒読みド変態が

青筋を立てながら彼女を別の部屋に押し込み、鍵を閉める

着替えもせずに戻ってきたら本末転倒だよアホォ

 

「お前はそん中にいろ!反省しとけ変態が!」

「あら〜、放置プレイとは先生、貴方も変態さんなんですねぇ〜」

「このド変態露出狂が…」

 

なんだろう、トリニティという腹黒お嬢様学校というイメージがガラガラと崩れている気がする

 

今の所ミリタリアンド変態露出狂ペロキチエ駄死学校だ

…たった4人と話し合っているからそう思えるのか?

なんにせよ補講をクリアするのは数日じゃ終わらなさそうだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、終わらなかったら終わらなかったで、お前らが吐き捨てられるだけなんだがな

 

 

ポツリとそんなことを呟いて、私は教室に戻ったのだづた

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