ポケモンアーカイブ   作:BREAKERZ

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今年最後の投稿です。


プール掃除と青春の1ページ、そして・・・・

ー先生sideー

 

プールで遊んでいたウパーとヌオーをルカリオとエーフィ(色違い)、ガルーラとヘラクロスとジュペッタに運んで帰ってもらい、ミズゴロウはアチャモとキモリに退かされ、『補習授業部』の掃除が始まった。

 

「見てください、虹ですよ! 虹!」

 

「ひゃっ!? ちょっ、ハナコちゃん冷たいですよぉ!」

 

「ふふっ、〈トリニティ〉の湖から引っ張ってきている水みたいですので、そのまま口を開けて飲んでも大丈夫ですよ?」

 

「ど、どうしてこんな事に・・・・」

 

「コチラのブロックは完遂した、続けて速やかにソチラに向かう」

 

『リュウ!』

 

プール掃除を始めたハナコは、ホースで水を放水して、虹を作ってはしゃぎ、デッキブラシでプールの床を擦っていたヒフミも共にはしゃいだ。

首にミニリュウを掛けたアズサは黙々とだが、何処か楽しそうにデッキブラシで掃除しながらプールの床を走り回り、そんな彼女達を、同じくデッキブラシを持ったコハルは困惑しつつ眺めているのであった。

 

“・・・・楽しそうだね”

 

『ピカ』

 

『ミジュ〜・・・・』

 

先生とピカチュウはその光景を微笑ましそうに見据えるが、折角泥水で遊んでいたのに、仕方ないとは言え追い出されてしまい、ミズゴロウは不満げな顔をして、何を思ったのかプールに降りていった。

 

「? ミズゴロウさん、どうしたんで・・・・」

 

『ミィジュゥゥゥゥッ!!』

 

何と、ミズゴロウは【みずでっぽう】を『補習授業部』の皆に向けて放った。

 

「あらまぁ」

 

「わわわ!?」

 

「っ!」

 

「えっ? ぶわぁっ!?」

 

「コハルちゃん!?」

 

ハナコはヒラリと回避し、ヒフミは慌てて回避し、アズサは余裕に回避するが、コハルだけ顔面にマトモに受けて盛大に倒れた。

 

“コラ、ミズゴロウ!”

 

『チャモチャモ!』

 

『キゥキゥ』

 

『ミズミズ、ミ〜ジュ!』

 

先生が叱り、アチャモとキモリも「何してんのさ!」「皆の邪魔をするな」と言っているように言うが、ミズゴロウは、「だって、僕もっと遊びたい!」と言っているようであった。

 

「・・・・・・・・」

 

『ヘラクロ・・・・!』

 

すると、ミズゴロウの【みずでっぽう】を顔面にモロに受けて倒れたコハルが、幽鬼のようにユラリと立ち上がる。

そしてーーーー。

 

「・・・・良いわよ、やってやろうじゃないのっ!!」

 

ソレまで消極的だったコハルが、顔を憤怒に染めて、デッキブラシで床を擦りながら、ミズゴロウに向かって突進していく。

 

『ミズズゥ♪』

 

ミズゴロウはコハルが遊んでくれると思ったのか、【みずでっぽう】を吐きながら走り出した。ミズゴロウが放水し、コハルが擦っていく、しかもハイスピードで。

お陰で掃除のスピードが速くなった。

 

「・・・・成る程。ポケモンと協力して掃除を速やかに終わらせようと言う事か。流石はコハル。『正義実現委員会』のエリートだ」

 

「あ、あはははは・・・・」

 

「ウフフフフ」

 

絶対そう言う意図は無いのだが、アズサはコハルに感心した視線を向け、ヒフミは苦笑し、ハナコは微笑ましそうに見ていた。

 

『・・・・ブイブイ!』

 

すると、イーブイは先生に向かって、「私も掃除したい!」と訴えているように見えた。

 

“・・・・仕方ないなぁ。それじゃーーーー『シャワーズ』!”

 

先生が『超進化ライト』の『青』をイーブイに照らすと、イーブイの身体が二回り大きくなり、額から上に向かって鶏冠のような形で、魚のヒレみたいなのが伸びており、その後ろから尾へかけても波打ったヒレが一列に並んでいる。尾はかなり太めで、胴体と一体となっていて、先端も巨大なヒレとなって、胴体に対して水平方向である。毛並みのモフモフがすっかりなくなり、スベスベでプニプニとした質感に変わっており、本来は水色と青色が赤紫系の濃淡になっている、イーブイの『みずタイプ』の進化系『あわはきポケモン・シャワーズ(色違い)』であった。

 

“シャワーズ! 【みずでっぽう】!”

 

『シャワー!!』

 

「きゃっ!? せ、先生まで!?」

 

『ガァラー!』

 

続いてガルーラが、大きなローリータンクいっぱいに入れた水をプールの床にブチ撒けた。

 

「わわわ! ガルーラ!?」

 

突然足元が水まみれになって、ヒフミは目をパチクリさせた。

 

『ジュペペペペ♪』

 

『ヘラクロ♪』

 

「あらジュペッタに、コハルちゃんのヘラクロスさん、洗剤を撒いてくれるのですね♪」

 

“ルカリオ! キモリ! デッキブラシで掃除!”

 

『カルォ!』

 

『キゥーーーーギゥッ!?』

 

ルカリオが【ボーンラッシュ】のようにデッキブラシを振り回し、キモリもルカリオを真似して振り回そうとしたが、バランスを崩して尻もちを着いた。

そして、ジュペッタとヘラクロスが飛びながら洗剤を撒いていき、その上をデッキブラシを持ったルカリオとキモリが掃除する。

 

『ミジュミジュ〜♪』

 

「待ちなさいよコラァーッ!!」

 

デッキブラシで床を擦りながらミズゴロウを追い回していたコハルも走り、一気に洗剤が泡立ち、プールの中が泡だらけになっていく。

 

「まぁ見て下さいヒフミちゃん、アズサちゃん、泡のプールですよ。何だか素敵ですね〜」

 

「お〜・・・・泡が浮かんで、キレイだな・・・・」

 

『リュウリュウ♪』

 

泡が宙に浮かんで行き、ソレを見てハナコは笑みを浮かべ、アズサも見入っており、ミニリュウは大はしゃぎであった。

 

「アズサちゃん・・・・」

 

『ガルガル』

 

そんなアズサの様子を、ヒフミとガルーラ達もつい笑みを浮かべてしまう。

 

“さぁ、私達も掃除だよ!”

 

『ピカピカ!』

 

『チャモ!』

 

さらにズボンの裾をめくった先生と、ピカチュウとアチャモもデッキブラシを持って掃除に参加した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして掃除を終え、プールに水を入れている間にシャワーと制服に着替え終える(特に不本意な形だが頑張ったコハルはルカリオやヘラクレスから足のマッサージを受けた)。

先生が皆がシャワーを浴びている間に、いち早くソレらを終えた先生が料理したサンドイッチで全員がお腹を膨らませる。

しかし、プールに完全に水が張ったその時には、スッカリ夜となっていた。

 

「・・・・・・・・」

 

『リュー』

 

「結局、実際プールに入って遊ぶことはできませんでしたね・・・・」

 

『ガルガルラ』

 

『カルゥ』

 

「そういえば、水を入れるのは結構時間がかかるものでしたね・・・・ごめんなさい、失念していました」

 

『ジュペ』

 

「いや、謝る事はない。十分楽しかった」

 

『リュー♪』

 

「・・・・綺麗」

 

「ヘラクロ」

 

プールに入れなくて、ヒフミとハナコがションボリとし、ガルーラとジュペッタもガックリしているが、アズサとミニリュウ、コハルとヘラクレスは満足そうに、周りの外灯と、夜空の満天の星空、ソレを映し出したプールの水面に見惚れていた。

 

「そうですね。真夜中のプールなんて、中々見られない景色で・・・・」

 

『ガルガル』

 

ヒフミが同意するように口を開くが、ガルーラが小さい声で話し掛け、コハルの方を見せると、

 

「(ウトウト・・・・)」

 

『ヘラクロス』

 

ボーッと水面を見ていたコハルは、プール掃除で1番動いたせいか、疲労により眠くなってしまったようである。他を見ると、イーブイに御三家、子ガルーラとミニリュウも眠そうに目が半開きでウトウトし、ヘラクロスがソっと支えていた。

 

「あら、コハルちゃん達おネムですか?」

 

「そ、そんな事無いもん・・・・でも、ちょっと疲れた・・・・」

 

「確かに、今日は朝から大掃除でバタバタでしたもんね」

 

朝から大掃除をしていたので、当然といえば当然である。コハル達の様子から、他の皆を眠気を自覚し始めた。

 

「では、そろそろお部屋に戻って休むとしましょうか? 明日から本格的に勉強合宿が始まってしまいますし・・・・そろそろ寝ないと明日に支障が出てしまうかもしれません」

 

「うん」

 

「そうですね」

 

ヒフミの言葉に一同は頷き、合宿所へと戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、お疲れ様でした」

 

『ガルラ』

 

『カルラ』

 

「お疲れ様」

 

『リュー・・・・』

 

「はい、ではまた明日」

 

『ジュペ〜』

 

「・・・・お疲れ様」

 

『ヘラクロス』

 

『補習授業部』のメンバーは合宿所へ戻ると、制服からジャージに着替え、寝る為にベッドのある部屋へ入っていく。

明日から本格的に始まる勉強合宿に備えるべく、今日はここらでお開きとなった。

 

“私達はアッチの部屋にいるから、何かあったらいつでも呼んでね”

 

「はい、ちゃんと覚えておきますね♡」

 

「だ、ダメ・・・・そういうハレンチなのは、『正義実現委員会』として・・・・! ジュペッタ、アンタ自分のパートナーが不埒をしないように見張ってなさいよ・・・・!」

 

『ジュペジュペ〜』

 

先生が隣の部屋にいると伝えると、含みのある台詞を言うハナコに、コハルが猫目&赤面でツッコミを入れてハナコのパートナーのジュペッタにハナコを見張れと言うが、ジュペッタは「努力はしま〜す」と言いたげに浮遊しながら袖のような手をヒラヒラと振った。

 

「アハハ・・・・。皆お疲れのようですし、すぐに寝ましょうか。では、おやすみなさい」

 

ヒフミは皆の事を気遣って、『補習授業部』はすぐに消灯するのであった。

そして、先生とピカチュウ、ルカリオとイーブイと御三家は、部屋に戻ると、イーブイと御三家はすぐに専用ベッドで熟睡・・・・の筈が、イーブイだけは先生のベッドで寝ていた。

 

“・・・・さて・・・・”

 

先生はナギサの言った言葉を思い返していた。

 

【ーーーーそもそも、『補習授業部』は・・・・生徒を退学させる為に、作ったものですから】

 

“(ナギサは実際の処、何を考えて・・・・)”

 

生徒を『退学にさせない為』ではなく、『退学させる為』に『補習授業部』を作った。その真意が分からず、推測の域を出ずにおり、壁に設られた時計の秒針の音が、規則正しく部屋に響き渡る。

すると、

 

ーーーーコンコンコン・・・・。

 

“(ノックの音・・・・?)・・・・ルカリオ”

 

『ルォ』

 

思案に耽っていた先生の耳にノックの音が聞こえ、ルカリオが向かい扉を開き、ノックした相手を見上げる。

 

『カルゥォ』

 

「あ、えと、失礼します・・・・」

 

『ガルラ』

 

ノックの相手は、ヒフミとガルーラであった。

 

「その、夜中にすみません・・・・」

 

“ヒフミにガルーラ? どうしたの?”

 

「その、何だか眠れないと言いますか・・・・。アレコレ考えていたら、その・・・・あうぅ・・・・」

 

部屋の中に入ったヒフミは、昼間の大掃除をしたにも関わらず、色々とコレからの事を考え過ぎて眠れないようで、先生はヒフミと少し話をすることにした。

 

「先生も、今日はお疲れ様でした」

 

“ヒフミの方こそ、お疲れ様”

 

「明日から本格的な合宿、なのですが・・・・私達、このままで大丈夫なのでしょうか・・・・」

 

“・・・・・・・・”

 

部屋に入って早々、先生に感謝の気持ちを込めて労い、先生も労うが、ヒフミは自分が抱えている不安を先生に打ち明けた。

 

「もし1週間後の2次試験に落ちてしまったら、3次試験・・・・。万が一、ソレにも落ちてしまったら・・・・」

 

“・・・・全員、退学”

 

「・・・・やっぱり、先生も知っていたんですね。まだ誰にも言ってませんが、そもそも言って良い事なのかどうかも分からなくて・・・・」

 

どうやらヒフミだけは、3次試験に合格できなければ、全員が『退学』になる事をナギサから伝えられていたのだろう。ヒフミの悩みと言うのは、その事であった。

 

「『学力試験』なのに、どうしてこういう『全員一斉に』みたいな評価システムなのかも良く分かってませんし、私達の試験の為だけにこんな合宿施設まで提供してもらえるなんて・・・・」

 

“そうだね・・・・”

 

ヒフミ自身も、この『補習授業部』に不審感を抱いているようである。

 

「うぅ・・・・ソレに・・・・」

 

“ヒフミ、他にもナギサから何か言われたりした・・・・?”

 

「いえ、そ、その・・・・!?」

 

ナギサの思惑を知るヒントになるかもと思い、先生はヒフミがナギサに何か言われたのではないかと考え、彼女に聞いてみる事にした。

 

「な、ナギサ様からはその、えっと・・・・・・・・はい」

 

ナギサの名前を出されるとヒフミは狼狽し、肯定するように小さく頷いて見せてから、観念したように口を開いた。

 

「ナギサ様から、『誰にも言わないように』と言われていたのですが・・・・私の手に負えるようなお話では、無くって・・・・その、何と言えば良いのか・・・・」

 

“ーーーー『トリニティの裏切り者』を見つけて欲しい、って?”

 

「・・・・!?」

 

先生の言葉にヒフミが肩をビクッと揺らすのを見て、当たりだと確信し、ヒフミは若干声を震わせながら声を発する。

 

「先生も、そう言われたって事、ですよね・・・・・・・・はい、ナギサ様とお話ししていた時にーーーー」

 

ヒフミは、ナギサとの話を先生に話した。

 

 

 

 

ーヒフミ(回想)sideー

 

ソレは夜の時間帯、〈トリニティ〉の『ティーパーティー』のテラスでの事であった。

 

【ヒフミさん・・・・『『補習授業部』にいる裏切り者』を、探していただけませんか?】

 

【えっ、えぇっ・・・・!?】

 

【正直な所をお話しますと、今あの『補習授業部』について、試験の結果など特に気にしてはいません。試験に合格しなければ退学と言うのは、詰まる処『最終手段』】

 

ナギサはヒフミに、自分の思惑を話し出す。そしてヒフミは、『裏切り者』という言葉を聞いて驚いた。

 

【ヒフミさん。できる限り彼女たちの情報を集め、できる限り早く『裏切り者』を見つけてはいただけませんか。ヒフミさんは今そのために、『補習授業部』にいるんです」

 

【その、どうして私が、そんな・・・・】

 

【・・・・『どうして』、ですか。その答えはヒフミさんが、〈シャーレ〉と繋がっていたから、ですね】

 

ナギサはヒフミに、『補習授業部』にいる『裏切り者』を早く見つけるように言うが、そんな大役を、何故自分のような『平凡な生徒』に任せるのか聞くと、ナギサは〈シャーレ〉と繋がっているからだと答えた。

 

【『第三勢力』である『シャーレの先生』が一緒にいる限り、『裏切り者』は無闇に動く事ができません。ヤブクロンが、ゴミ箱から飛び出さないための蓋のようなもの・・・・でしょうか】

 

【ご、ゴミ箱・・・・?】

 

【・・・・失礼しました、忘れてください。今のは独り言です。兎に角ーーーー】

 

『シャーレの先生』を『補習授業部』の顧問にした理由を明かすナギサだが、何やら不穏当な物言いをし、ソレに眉根を寄せるヒフミとガルーラに、再びお淑やかな笑みを浮かべる。

どうやら先生を『補習授業部』の顧問にしたのは、部の中にいると思われる『裏切り者』への牽制の為であるようだ。

 

【な、ナギサ様・・・・! わ、私はその、こういう事は・・・・!」

 

【・・・・ヒフミさん】

 

部の仲間達を怪しむなんてやり方、自分にはできないと、協力を渋るヒフミに、ナギサはズイッと近づき、笑顔で圧をかける。

 

【他に選択肢は無いのです。それにやむを得なかったとはいえ、失敗してしまった場合はヒフミさんも『同じ事』になってしまうのですよ・・・・?】

 

【・・・・っ】

 

更に、失敗すれば自分も退学する事になってしまうと『忠告』、否、遠回しな『脅迫』をするのであった。

 

【カルラ!】

 

【ガル】

 

すると、子ガルーラがガルーラのお腹から飛び出し、ヒフミとナギサの間に割り込み、両手を広げてヒフミを守るようにナギサの前に立つと、ガルーラもヒフミの首根っこを掴んでナギサから離れさせた。

 

【が、ガルーラ!?】

 

【【・・・・・・・・】】

 

戸惑うヒフミに構わず、ガルーラ達はナギサはジッと見据えていた。

すると、イエッサン(♂)とタブンネとポットデスも、ナギサの傍に集まる。

 

【・・・・勘違いさせてしまったのであれば謝罪しましょう。私はヒフミさんなら任せられると信頼して頼んでいるのです。ソコだけはご理解していただきたいのです】

 

【・・・・・・・・】

 

『ティーパーティー』の『ホスト』であるナギサからの、『表面上』の申し出に、ヒフミは頷く以外の選択肢はなかった。

 

 

 

 

 

ー先生(現代)sideー

 

“ナギサは、ヒフミを・・・・”

 

ヒフミにまでそんなスパイめいた真似をさせるナギサに、先生は眉根を寄せ、ピカチュウとルカリオは顔を顰めてしまう。

 

「わ、私はその、『裏切り者』だなんて、そんな話・・・・」

 

ヒフミはナギサのやり方への不満を吐露していく。

 

「皆、同じ学校の生徒じゃないですか・・・・今日だって、皆でお掃除をして、一緒にご飯を食べて・・・・コレで、誰が『裏切り者』なのかを探れだなんて、そんな、そんな事・・・・そんな事、私には・・・・」

 

“・・・・・・・・”

 

顔を俯けせ、辛そうに言葉を紡いでいくヒフミ。そんな様子を見て、先生は勿論、ヒフミのパートナーであるガルーラと、ピカチュウとルカリオもナギサに対して顔を顰める。

先生はそんなヒフミに、小さく笑みを浮かべる。

 

“ヒフミは、優しいね”

 

「え、えぇ・・・・!?」

 

昨日今日会ったばかりのアズサ達の事を信じるヒフミの言葉に、先生は優しいと称した。

突然の先生の言葉に、ヒフミは意表を突かれたのか狼狽する。

 

“その件は、ヒフミは気にしなくて大丈夫”

 

「せ、先生・・・・?」

 

“私に任せて。私が、どうにか解決するから”

 

『ピカピカ』

 

『カルォ』

 

『ブイ〜・・・・』

 

『チャモ〜・・・・』

 

『キゥ・・・・』

 

『ミジュ〜・・・・』

 

ピカチュウとルカリオも力強く頷き、寝ている筈のイーブイと御三家達も同意するように声を上げた。

 

「皆さん・・・・」

 

“ヒフミは、ヒフミにできる事を頑張って欲しい”

 

「私に、できる事・・・・・・・・はい! 分かりました! あ、その、私に何ができるのかは、まだ分かりませんが・・・・ちょっと考えてみようと思います!」

 

ヒフミは瞑目して考えると、先程よりも良い顔でそう返した。

 

「先生、ありがとうございます! 何だか心が軽くなりました・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

ーハナコsideー

 

そして、先生がヒフミと話し合っている時と同時刻・・・・。

 

「・・・・・・・・」

 

『・・・・・・・・』

 

「ハナコにジュペッタ? こんな所で何を?」

 

『合宿所』のロビーにいたハナコとジュペッタに、制服姿のアズサが話しかけた。その首には、ミニリュウの姿は無かった。

 

「あらっ、アズサちゃん。まだ起きていたんですか? ソレに、ミニリュウちゃんもいないし、制服で・・・・?」

 

「私はもうある程度寝た。だから見張りでもしておこうかと。ミニリュウはまだ寝ていたので置いてきた」

 

ハナコはアズサを見ると、ミニリュウを連れず、制服を着ているのかを問いかける。ソレに対してアズサは『見張り』をする為だと答え、ミニリュウは置いて来たと答えた。

 

「見張り・・・・? いえ、ソレよりアズサちゃん・・・・もしかして実は、全然寝られていないんじゃないですか? しっかり寝たようなお顔には見えませんよ・・・・?」

 

「・・・・慣れない場所だと、あんまり寝られなくて」

 

「・・・・・・・」

 

「心配しないでも良い。夜通し動くための訓練もちゃんと受けてるから、5日間ぐらいなら寝なくても問題無い」

 

「いえ・・・・そういうお話ではなく・・・・」

 

しかし、ハナコはアズサの顔を見てあまり寝られていないように見えたのか心配する。アズサは心配の理由が相変わらず斜め上の理由だが、心配しなくていいと答え、ハナコは苦笑してしまう。

 

「ハナコとジュペッタも散歩? どうやらヒフミとガルーラも、どこか散歩に行ったみたいだし。皆慣れない所で不安だと思うから、ソレもあって、見張りでもした方が良いのかもしれないと思って」

 

どうやらアズサなりに、周りの皆の事を気遣っての行動だったようだ。

 

「そういう事だから、気にしないで大丈夫」

 

「・・・・アズサちゃん、あまり無理しないでくださいね」

 

『ジュペ』

 

「うん。大丈夫」

 

そして再びアズサは見張りをする理由をハナコに説明すると、サササッとその場を離れて行った。

 

「・・・・・・・・」

 

そんなアズサをハナコはやはり心配そうに見送るのであった。

 

そうして、『補習授業部』の合宿初日の夜は過ぎていった・・・・。

 

 

 

 

 

ーアズサsideー

 

「おはよう!」

 

『リュー・・・・』

 

合宿2日目の朝。アズサは元気良く挨拶すると、まだ眠たげなミニリュウも挨拶をした。

 

「おはようございます、アズサちゃん。朝から元気ですね♡」

 

「うん、1日の始まりだから」

 

既に起きて制服に着替えていたハナコがそう言うと、アズサは大きく頷いて見せた。

因みにジュペッタも『ゴーストタイプ』だからなのかまだ寝ていた。

 

「さあ、早く起きて歯磨き、シャワー、ソレから着替え。順番に遂行していこう」

 

「あうぅ・・・・アズサちゃん・・・・10分・・・・後10分だけ・・・・」

 

「んん・・・・もう朝・・・・?」

 

「ヒフミ、コハル、起きて。ソロソロ起きないとダメだ」

 

アズサは毛布に包‹くる›まっているヒフミとコハルに、起きるように揺すった。

 

「んんぅ・・・・」

 

「ん・・・・起きてるってばぁ・・・・」

 

コハルは漸く起き上がるが、ヒフミはまだである。

 

「ヒフミちゃんの方はもう少し時間が掛かりそうですね。昨日はどうやら、遅くまで起きていたみたいですし・・・・」

 

「・・・・『補習授業部』の部長だから、心理的なプレッシャーもあるのかも知れない。もう少しだけ休ませておこう」

 

「ん・・・・アレ、ここ・・・・私、どうして・・・・」

 

「おはよう、コハル。朝の支度を始めよう」

 

「・・・・? ん、え・・・・?」

 

ヒフミはもう少し寝かせておく事にしたが、コハルはまだ寝惚けているのか、少し戸惑っていたが、アズサが手を取った。

 

「シャワールームはこっち、来て」

 

「・・・・え、何、何で・・・・?////」

 

そしてそのままアズサに連れられて、シャワールームへと向かった。

 

「あらあら、2人で仲良く洗っこですか?」

 

『ジュペ〜』

 

『・・・・ガァラ〜・・・・!』

 

『・・・・カァラ〜・・・・!』

 

『・・・・ヘラクロス〜・・・・!』

 

ジュペッタはまだ寝ているが、ガルーラとヘラクロスは起きて、身体を軽く伸ばしていた。

 

「ーーーーうわぁぁっ!? なっ、何で!? ちょっ、脱がさないでっ! ひゃっ、うえぇっ!?」

 

『ヘラクロ!?』

 

漸く目が覚めたコハルの狼狽した声が、シャワールームから聞こえた。

 

「冷たっ・・・・!? あっ、もうっ、ちょっと・・・・! んっ、シャンプーが目に・・・・!!」

 

『ヘラクロ〜ス!』

 

「良いですねー、裸の付き合い♡」

 

『ジュペ〜』

 

『ガルガルラ! ガルガル、ガルルーラ!』

 

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

騒ぎ出すコハルの元にヘラクロスが文字通り飛んでいき、ソレを聞いてハナコは含みのある言い方をしながら笑みを浮かべ、ジュペッタも寝ながら同意し、ガルーラは「ほらヒフミ! いつまで寝てんだい、部長なんだから早く起きな!」と言わんげに、ヒフミの毛布を引っ剥がすと、驚いたヒフミがベッドから落ちた。

 

 

 

ー先生sideー

 

そうして、何やら朝からテンヤワンヤしていた『補習授業部』は、教室に集まった。

 

「お待たせしました、ではそろそろ始めましょうか?」

 

「は~い♡」

 

「うん」

 

「うぅ・・・・全部見られた・・・・もう駄目・・・・」

 

着替え等を終えたヒフミが教室に入って来て、勉強を始めようと言い、ハナコとアズサ(首にミニリュウを掛けた)は頷くが、コハルはまだ今朝のダメージが残っているようである。

 

「?? コハルも私の裸を見たんだから、何も問題は無い筈」

 

「そういう問題じゃない! あんな強引に脱がすなんて! 無理矢理とかそう言うのは駄目なの!」

 

「では次は、私がコハルちゃんの身体を洗ってあげましょうか?」

 

「はぁっ!? だっ、ダメ! アンタだけは絶対に嫌っ! まだヘラクロスの方がマシ!////」

 

と、漫才を繰り広げるメンバーに、ヒフミは目が点になってしまう。

 

「え、えっと・・・・」

 

“ヒフミ、この辺の髪の毛ちょっと跳ねてるよ”

 

「あ、ありがとうございます。少し寝坊してしまいまして・・・・で、ではなく!」

 

先生に寝グセを指摘されて、ヒフミも脱線しそうになるが、すぐに修正しようと、教壇に立ち、教室中に響くように声を発する。

 

「皆さん、コチラをご注目下さい!」

 

『・・・・?』

 

「・・・・今日は『補習授業部』の合宿、その大切な初日です! 私達は大変な状態で、ともすれば慌ててしまいがちな状況ではありますが・・・・難しく考える必要はありません! 1週間後の『第2次特別学力試験』で合格する、ソレだけです!」

 

「そうだね」

 

「ですね」

 

「・・・・」

 

コハルは返事をしなかったが、概ね同意のようである。

 

「ソコで・・・・」

 

ヒフミは一拍置いてから、声を上げた。

 

「今から、『模擬試験』を行います!」

 

「・・・・『模擬試験』?」

 

「成る程・・・・?」

 

「きゅ、急に試験!? 何で!?」

 

『模擬試験』を行うと告げられ、メンバーは首を傾げるが、ヒフミは説明をする。

 

「闇雲に勉強しても、あまり効率が良いとは言えません。着実に目標達成の為には、何ができて何ができないのか、今どのくらいの立ち位置なのか・・・・先ずソレを把握する必要があります!」

 

一応理に適った理由を言う。

 

「と言う訳で、昨晩コチラを準備してきました!」

 

ヒフミは、ペロロ様のバックから、紙の束を取り出して、教壇の上にドンッと置いた。

 

「昨年〈トリニティ〉で行われた『試験問題』と、その『模範解答』です! まだ中途半端て言いますか、集められたのは一部だけなのですが・・・・先生も昨日遅くまで手伝ってくださって・・・・『第2次特別学力試験』を想定した、ちょっとした『模範試験』のような形にできました!」

 

そう。ヒフミはあの後、『模範試験』の制作を始めていたのだ。

 

「試験時間は60分、100点満点中60点以上で合格。つまり本番と一緒です。ーーーーさあ、先ずはコレを解いてみましょう!」

 

そして、『第1次補習授業部模試』が行われようとしていた。

 

“準備できた?”

 

先生が問うと、メンバーはコクリと頷いた。

 

“じゃあ・・・・試験、開始!”

 

先生がそう告げると、全員が解答用紙にペンを走らせようとする。

 

「・・・・・・・・」

 

アズサは黙々と。

 

「あら、コレは・・・・♡」

 

ハナコはにこやかに。

 

「何処かで見たような・・・・見てないような・・・・」

 

コハルは迷いながら。

 

「(皆さん、頑張りましょう・・・・!)」

 

ヒフミは一瞬だけ周囲に視線を向けてから、自分のテストと向き合った。

そして、皆のポケモン達は外で待機。と言うより遊んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソレから時間が立ち、『模擬試験』が終了し、採点結果が出揃った。

 

「では先生、結果発表をお願いします!」

 

そして、『結果』を発表した。

 

『第1次補習授業模試』

ハナコーーーー4点(不合格)

アズサーーーー33点(不合格)

コハルーーーー15点(不合格)

ヒフミーーーー68点(合格)

ヒフミ以外は惨憺たる結果に終わった。

 

「・・・・そうか」

 

「・・・・え?」

 

「あらまぁ」

 

「・・・・・・・・」

 

アズサはガックリとし、コハルは目が点になり、ハナコは目をパチクリとさせ、ヒフミは冷静であった。

 

「コレが今の私達の現実です。このままだと、私達の先に明るい未来はありません・・・・」

 

再び教壇に立ったヒフミがそう言って、また一拍置きーーーー。

 

「ココから後1週間、皆で60点を超える為には、残りの時間を効率的に使っていかなければならないのです!」

 

ヒフミは大声を上げて、コハルとアズサに目を向ける。

 

「ソコで! 先ず、コハルちゃんとアズサちゃんがどちらも1年生用試験ですので・・・・」

 

「「???」」

 

「私とハナコちゃんが、お二人の勉強内容をお手伝いします! ハナコちゃん、最近何があったのかは知らないのですが、1年生の時の試験では高得点だったんですよね?」

 

「あら・・・・? えっと、まあそうですね・・・・」

 

“(・・・・ハナコ?)”

 

その時、今まで笑顔で受け流していたハナコの顔に、僅かな影が刺したのを、先生とジュペッタだけが気づいた。

 

「実はその、1年生の時のハナコちゃんの答案を見つけてしまいまして・・・・ソレでハナコちゃんの方に後程、今の状態になってしまった原因をシッカリと把握した上で、私と先生て一緒に解決策を探しましょう!」

 

「・・・・・・・・」

 

ハナコはヒフミの言葉に黙っていたが、ヒフミは話を続ける。

 

「まだ途中ですが他にも試験を作成中ですので、今日から定期的に『模試』を行って、進捗具合も確認できればと思っています」

 

と、現状でできる事を並べていき、1回呼吸を整えようと黙る。

 

「・・・・コレが恐らくは、今できるベストの『選択』・・・・頑張りましょう! きっと頑張ればどうにか、皆で合格できる筈です・・・・!」

 

“(ヒフミ・・・・!)”

 

『補習授業部』の部長なんて大役だけでなく、『裏切り者』の内偵なんて任されても、ヒフミは自分のできる事を見出していた。

 

「(先生もああ言って下さった事ですし、私もただ心配しているだけと言う訳にはいきません。私は、私に出来る事を・・・・!)」

 

「・・・・うん、了解。指示に従う」

 

「わ、分かった・・・・」

 

「ヒフミちゃん・・・・凄いですね。昨晩だけでこんなに準備を・・・・」

 

ヒフミは決意を顕にし、ソレを見てか、他のメンバーも差はあれどやる気を出した。

 

「あ、いえいえ、先生も手伝って下さったので・・・・」

 

「成る程、先生が」

 

“大した事はしてないよ、コレはヒフミの頑張りの成果”

 

「ソレだけではありません、何と『ご褒美』も用意しちゃいました! ガルーラ!」

 

『・・・・・・・・』

 

『♪〜』

 

と、ハナコが先生に目を向けると同時に、ヒフミが声を上げ、ガルーラに目を向けると、ガルーラは何とも言えない顔になるが、子ガルーラはウキウキとした顔で、段ボールを持って来て、中身を教壇の上に置いた。

ソレはーーーー。

 

「コチラです! 良い成績を出せた方には、この『モモフレンズ』のグッズをプレゼントしちゃいます!」

 

「『モモフレンズ』・・・・?」

 

「・・・・何ソレ?」

 

意気揚々と話すヒフミだが、ハナコとコハルの反応はイマイチであった。

 

「・・・・っ!!」

 

が、アズサだけは肩を震わせた。

 

「あ、あれ・・・・? 最近流行りの、あの『モモフレンズ』ですが・・・・もしかして、ご存知無いですか・・・・?」

 

「初めて見ましたね・・・・いえ、何処かでチラッと見た気も・・・・?」

 

「えぇっ!?」

 

予想外の反応に、ヒフミは仰天してしまった。

 

「何コレ、変なの・・・・『グルトン』? ソレとも『ヒポポタス』・・・・?」

 

コハルに至っては、『ペロロ様』を指差してそう言った。

 

「に、違います! 『ペロロ様』は鳥です! 見てください、この立派な羽! そして凛々しい嘴!」

 

「・・・・目が怖い。ソレに、名前もなんか卑猥だし・・・・」

 

「えぇっ・・・・!? た、確かにそう仰る方も一部にはいますけど・・・・よ、良く見て下さい。ジックリ見てると何だか可愛くーーーー」

 

「あ、思い出しました。そう言えばヒフミちゃんのカバンや、スマホロトムのケースがそのキャラクターでしたね。確か、舌を出してヨダレを垂らしながら、もう許して・・・・っ! て泣き叫ぶキャラクターだったとか・・・・?」

 

「え、いえっ、後半部分は色々と違いますよ!?」

 

コハルが嫌そうな顔になり、ヒフミが必死にフォローするが、ハナコが卑猥な例えを出してきて、必死に否定する。

 

「・・・・わ、私は要らない」

 

「あうぅ・・・・」

 

今まで見た事無い位に目に光が消えたコハルの意見に、ヒフミがガックリとした。

 

「・・・・・・・・」

 

『リュー・・・・』

 

「あ、アズサちゃん・・・・?」

 

が、アズサとミニリュウだけは、ジッとペロロ様に目を向けており、そしてーーーー。

 

「・・・・か、」

 

「・・・・か?」

 

「可愛い・・・・!!!」

 

『リュー♪』

 

今まで見た事無い位の満面の笑顔を浮かべて、眼鏡を掛けたペロロ様を抱き締め、ミニリュウも眼鏡ペロロ様に巻き付いた。

 

「!!?」

 

『ガァ!?』

 

『カル!?』

 

「!?」

 

『ヘラ!?』

 

「あら・・・・?」

 

『ジュペ・・・・?』

 

ヒフミと子ガルーラは肩を震わせ、他のメンバーは「マジかよ・・・・」と言いたげに唖然となった。

しかし、そんな周囲に構わず、アズサとミニリュウは眼鏡ペロロ様を頬擦りをする。

 

「か、可愛過ぎる・・・・! 何だコレは、この丸くてフワフワした生物は・・・・!!」

 

『リュー!』

 

「この目、表情が読めない・・・・何を考えているのか全く分からない・・・・!」

 

『リュリュウー♪』

 

スッカリ、テンションがハイになったアズサとミニリュウ。

 

「あ、アズサちゃん・・・・?」

 

流石のハナコも声をかけようとしたが、ソレよりも早くヒフミが声を上げる。

 

「流石はアズサちゃん、ペロロ様の可愛さに気づいてくれたんですね! そうです! そう言う所が可愛いんです!」

 

「うそぉ・・・・!?」

 

驚くコハルを余所に、アズサとミニリュウは次々と『モモフレンズ』のキャラクター達に目を向けていき、ヒフミと子ガルーラがキャラクターの説明をした。

 

「あらあら・・・・」

 

「な、何なの・・・・」

 

4人の様子に、他のメンバーや先生達も苦笑してしまう。

すると、少し落ち着いたアズサが、ミニリュウをもう1度の首に巻き付けて話をする。

 

「・・・・やむを得ない、全力を出すとしよう」

 

そして、ヒフミに目を向けて声を上げる。

 

「良いモチベーション管理だ、ヒフミ。約束しよう。必ずや任務を果たして、あの不思議でフワフワした生物を手にしてみせる!」

 

「は、はいっ! ファイトです!ーーーーえへ、えへへへへへへへへ・・・・」

 

自分の好きな『モモフレンズ』でやる気に満ちたアズサを見て、ヒフミも嬉しそうに顔を緩ませる。

 

「あら、何だかヒフミちゃんが楽しそうに、と言いますかお人形さんと同じような表情に・・・・♡」

 

“モモフレ仲間が出来て喜んでいるのかな・・・・?”

 

「えぇ・・・・」

 

『・・・・・・・・・・・・』

 

その様子を、先生達は勿論、ハナコやコハル、母ガルーラと言ったポケモン達も、何とも言えない顔で見据えるのであった。




では皆さん、来年も宜しくお願いします。
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