ハイスクールD×Dの世界にやってきた大牙一行は、大牙が駒王町郊外に創世の力で創り上げた拠点であるの超大豪邸(以降天導邸)で過ごしていた。
ちなみにこの天導邸、覇王軍本拠地であるエルドラド城や帝国へ通じるゲートがあるため、いつでも戻って必要な物資を持って来れる。
ちなみに現在の時間は原作開始から約十数年前である。
……
Taiga’s view
やあ、親愛なる諸君。俺は天導大牙。みんなご存知、全知全能の魔法使いだ。
さて今俺は何をしているかというと
大牙「〜〜〜♪」
駒王町を散策していた。
大牙「さてさて……超絶適当かつ究極的無作為に選んだ結果、原作開始から十数年程前に来ちゃったし暫く潜伏して準備しないとな〜」
すると……
大牙「この気配……ああ!あれってこの時期だったのか……ちょうどいい、“アレ”の試験運用に利用させてもらおう」
と言い、俺は黒いロングコートの内側から黒い仮面を取り出して被り、魔法で服を変えて気配のした方へ向かった。
……
Another’s view
駒王町から離れた街にある家にて、刀を持った術者達が母と娘の親子に迫っていた。
術者A「姫島朱璃。堕天使を契りを交わした姫島家の裏切り者よ、その娘を渡せ。その娘は人と堕天使の間に生まれし忌子、この世に存在してはならぬ」
朱璃「朱乃は私とあの人の大切な娘です!決して渡しません」
そう言い、朱璃は朱乃と呼ばれた幼い少女を庇うように抱きしめた。
術師B「朱璃よ、其方は忌々しき邪悪な黒き天使に心を汚されてしまったようだ。致し方あるまい」
朱璃「……っ!?」
朱乃「母様ぁっ!」
術者の一人が刀を振り下ろした瞬間。
?『そこまでだ』
その声と共に謎の魔力障壁が現れ、術者の刀を弾いた。
術者B「なに!?」
術者の一人が後ろを向くとそこには……
?『……』
黒い衣装を纏い仮面をつけた人物がいた。
術者C「誰だ!」
?『人と堕天使の間に生まれし忌子?違うな間違っているぞ。その子は人と堕天使が分かり合い、共に生きることができるという証だ。未来ある幼子とその母親の幸せ、それを奪うことは決して誰にも許されないのだよ。それが例え天使や堕天使、悪魔。まして神や魔王であっても!』
術師C「三大勢力のことを知っているだと!?貴様、何者だ!」
ゼロ『私は、ゼロ。力無き弱者の味方であり、貴様たちの敵だ』
そう言い、ゼロは左右に2つのスロットが着いたドライバーを取り出して腰に装着した。
『ファミリアドライバー!』
ゼロ『(記念すべき最初は、お前で行こうか)』
そう言って狐と炎が絵が描かれたクリスタルを取り出して左のスロットへ装填した。
『ブレイズ・フォックス!』
するとファリミアドライバーから和風の音楽が流れ、それと同時にドライバーから焔を纏った狐が現れた。
そして左腕を縦にして前に、右腕を横にして後ろにしてクロスして両方の指を鳴らし……
ゼロ『変身!』
そう言って、ドライバーの正面から見て左にある星と時計が合わさった装置を操作した。
『ファミリア・ライズ!』
その音声が鳴ると共に狐が鳴き声を上げて術者達を外へ弾き飛ばし、外へ出てきたゼロの元へ戻り、彼に後ろに覆い被さり……
『That is the flaming fox god who governs wisdom.』
『仮面ライダーファミリア!ブレイズ・フォックス!』
真紅のスーツと金色の鎧へとその姿を変え、背中に尻尾が変化したマントを羽織った仮面の戦士が顕現した。
ゼロ『またの名を仮面ライダーファミリア』
術者A「何者か知らんが邪魔するなら容赦はせん!」
と術者たちはゼロへ斬りかかった。
術者B「死ねぇ!」
ゼロ『甘い!』
そう言い振り下ろされた刀の刃を持ち、
術師B「何!?」
ゼロ『フン!ハアッ!』
そのままへし折り、殴り飛ばした。
術者B「グアアアッ!」
その後もゼロは襲いかかってきた術者達を迎え撃っていた。
……
一方その頃、姫島家にて……
?「朱璃!朱乃!」
と長身で体格が良く、精悍な顔立ちをした一人の男性がやってきた。
朱璃「あなた!」
朱乃「父様!」
二人はその男性を見ると嬉しそうに呼んだ。
バラキエル。堕天使幹部の一人であり、朱璃の旦那にして朱乃の父である。
バラキエル「無事か二人とも、怪我は無いか?」
朱璃「私も朱乃も無事よ、ある人が助けてくれたの」
バラキエル「その者は今どこに?」
朱璃「外で術者達と戦っているわ」
と朱璃は外の方を見て言った。
……
場面は戻り、ゼロは術師たちを倒し、残り一人になっていた。
ゼロ『どうする?』
術師「何?」
ゼロ『諦めて二度とあの親子に関わらないか、この場で私に倒されるか』
術師「あの娘は存在してはならぬ、ここで始末せねばならんのだ!」
そう言い
ゼロ『……そうか、ならば死ね』
『ファリミア・チャージ!』
そう言うとゼロはドライバーの左にある装置を操作すると左足にエネルギーがチャージされていき、再び操作し、
ゼロ『ハァッ!』
天高く飛び上がり、そして
ゼロ『ハアアアアアアアッ!』
術者にキックを放った。
『ブレイズ・フォックス・フィニッシュ!』
キックを受けた術師は爆散して跡形もなく消えた。
ゼロ『……』
それを確認したゼロはドライバーの左スロットに装填されていたクリスタルを取り出して変身を解除し立ち去ろうとした時だった。
バラキエル「待ってくれ!」
とバラキエルが声をかけてきた。
彼のそばには朱璃と朱乃もいた。
バラキエル「ゼロと言ったか、妻と娘を助けてくれて本当にありがとう」
ゼロ『礼には及ばないとも、堕天使バラキエル殿。私は力なき弱者の味方、貴方達親子の幸せとその子の未来を奪おうとした彼らに制裁を下したまでだ』
バラキエル「だとしても君が居なければ二人は死んでいたかもしれない、だから礼を言わせてほしい」
と言い、バラキエルはゼロへ頭を下げた。
ゼロ『……ならば私から貴方へ言うことはただ一つだ、その二人が大事ならば自らの全てを以てなんとしても守ることだ』
バラキエル「ああ、肝に銘じよう」
バラキエルがそう言った後、
朱乃「あ、あの!」
朱乃が前は出て来てゼロは近づき……
朱乃「助けてくれて、ありがとうございました!」
そう言ってお辞儀をした。
ゼロ『お父さんとお母さんを、大切にするんだぞ』
そう言ってしゃがんで朱乃に目線を合わせ、優しく頭を撫でた。
ゼロ『それでは』
そう言ってゼロは立ち上がり、去って行った。
それを見ていた朱乃は……
朱乃「ゼロ様……」
と頬を赤らめてゼロの名を呟いていた。
朱璃「あら、朱乃ったらあの人に恋したのかしら?」
バラキエル「あ、朱乃がか!?いや、まあ声からして彼?は男性のようだったが素顔がわからないのではな……でも二人を助けてくれた恩もあるし……」
と朱璃の言葉にバラキエルはうーむと悩んでいた。
朱乃「(待っていてくださいねゼロ様、必ず貴方に見合う素敵な人になりますから……)」
と心の中で朱乃は思っていた。
……
??? view
人気のない路地裏にて……
ゼロ『……』
ゼロが仮面に手を添えて外すと、
大牙「ふう〜正義の味方ってのも存外悪くないものだな」
その素顔はそう、俺であった。
大牙「さてさて、ファミリアの試験運用はOK。あとは採れたデータを元に調整すれば完璧だな。原作開始までまだまだ時間はあるし、その間にできることはやっておくか」
と呟きながら歩いていると……
大牙「ん、おや?」
とある方向へ視線を向け、そこには。
足を怪我して倒れている黒猫がいた。
大牙「(こいつ、まさか……)」
と俺は近づいてその黒猫を抱き上げ……
大牙「一難去ってまた一難、ってところかな?」
そう言い、連れ帰ったのだった。
【天導邸】
本作における拠点の一つとして大牙が駒王町郊外に創世の力で創り上げた超大豪邸。
東京ドーム約数十個分の広さとタワマンレベルの階層を持つ。
庭には畑や田んぼにプール、テニスコートや湖などがあり、湖の付近には足湯付き東屋もある。
また、地下の最下層と大牙の部屋には覇王軍の本拠地であるエルドラド城や帝国へ通じるゲートがあるため、いつでも戻って必要な物資を持って来れる。
次回
じか〜い次回!
?「あいつらから逃げるのに疲れて気を失って、気がついたらなんか広い屋敷の中にいたにゃ。看病してもらったのは良いけど、私は主を殺したはぐれ悪魔だからここにいたら迷惑がかかるからこっそり出て行ったらあいつらまだ追って来て、ってあんた何でここに!?私のことは良いから逃げて!でないとあんたまで──ってあんた一体なんなのにゃ!?」
大牙「『第3話:大牙、家族が増えるってよ』」
?「というお話にゃ♪」
ラストの黒猫と次回予告の?のキャラのセリフ……あとは分かるな?次回はあいつだ。