ハイスクールD×D〜全知全能の覇王〜   作:天魔 無骸

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仮面ライダーファミリア

天導大牙が自身の使い魔の力を宿したファミリアクリスタルをファミリアドライバーに装填して変身する新たなるライダー。

使い魔の数だけ変身できる形態が増え、さらに同じ系統のファミリアクリスタル2種を同時使用することでさらなる強化を行える。

【ブレイズ・フォックスフォーム】

天導大牙がファミリアドライバーに自身の使い魔である稲荷神(正確にはその遣いの一柱)の力を宿したブレイズ・フォックス・ファミリアクリスタルを使用して変身した形態。
その名の通り、炎の力を操ることを得意とするほか、知恵と学業を司る稲荷神の力で敵の力を解析することが可能。

変身音

『ブレイズ・フォックス!』

『ファミリア・ライズ!』

『That is the flaming fox god who governs wisdom.』

『仮面ライダーファミリア!ブレイズ・フォックス!』

必殺技

【天狐炎星脚(ブレイズ・フォックス・フィニッシュ)】

左足に炎のエネルギーをチャージしてライダーキックを放つ。

必殺技音

『ファリミア・チャージ!』

『ブレイズ・フォックス・フィニッシュ!』

ファミリアドライバー
声:豊永利行

天導大牙が開発した仮面ライダーファミリアに変身するために使用するベルト。

過去に煉が開発したエクリプスドライバーの機構やシステムを一部流用しており、左右に2つのスロットが存在し、そこに大牙の使い魔の力を宿したファミリアクリスタルをセットすることで変身する。

通常は左側のスロットのみ使用し、同じ系統の使い魔2体を同時使用する強化時には右側のスロットも使用するほか、フォームによっては左右のスロットを同時使用することもある。

ファミリアクリスタル

大牙の使い魔の力を宿したクリスタル型のアイテムで仮面ライダーファミリアの変身に使用する。


第3話:大牙、家族が増えるってよ

天導邸・大牙の部屋にて……

 

??? view

 

?「ん、にゃ?」

 

目が覚めると、どこかの屋敷のソファーに置かれたクッションの上に居たにゃ。

 

私、黒歌は猫又の中でも強い力を持つ猫魈(ねこしょう)で両親と死別したあと、妹の白音と共にとある悪魔の眷属になったけど、白音に無茶な強化をしようとしたから白音を守るためにその悪魔を殺して逃げた。

本当は白音も一緒に連れていってあげたかったけど、あの時は逃げるのに必死でそれができなかったにゃ。ごめんね白音、どうか無事でいて……

 

その後、追っ手を振り切ってなんとか人間界まで逃げて来れたけど、その途中で足を怪我した挙句、今までの疲労で倒れる直前に猫の姿になったあと気を失っていたはず……どうしてこんなところにいるにゃ?

 

黒歌「にゃ?」

 

あれ?足も治ってる、そう思っていると……

 

?「気が付いたか?」

 

と声がした方へ向くと……

 

?「良かった、気が付いたみたいで」

 

一部分だけ青くなってる金色の長い髪にその髪と同じ金と青の2色の瞳を持った男がいた。

 

黒歌「にゃっ!?」

 

だ、誰にゃ!と私が驚いたのを見ると……

 

男「大丈夫だ、俺はお前の敵じゃない。怪我して倒れてたお前を安全な場所で治療するために家に連れ帰ったんだ」

 

そう言い、優しく微笑んで頭を撫でてきた。

 

黒歌「んにゃあ〜」

 

……はっ!気持ち良すぎて思わず声が出ちゃったにゃ!

 

それにしてもこいつの気、カオス過ぎないかにゃ!?

見た目は人間みたいだけど色んなのが混ざってるし、しかもその中に悪魔の気のほかに神性まであるしで一体何者なのかにゃ。

……とりあえず大人しくしておくかにゃ。

 

男「にゃはは、安心したようで何より。あ、そうだ」

 

とテーブルに置いてあった猫用の餌が入った器を手に取って持ってきた。

 

男「お腹、空いてないか?」

 

黒歌「……」

 

私はそれを怪しげに見ていたけど、お腹が減って食欲に耐えられず、結局食べることにした。

 

……

 

Taiga’s view

 

とりあえず、黒歌と思わしき黒猫を保護したは良いが、これからどうするかねぇ。

当たりなら、様子を見て行動次第で今後の動きを考えるが……まぁハズレなら最悪ペットが一匹増えるだけだし良いかと考えながら、俺は餌を食べる黒歌(暫定)の頭を撫でていた。

 

大牙「よしよし」

 

すると……

 

コンコンコン

 

とドアをノックする音が聞こえた。

 

陽菜「お兄ちゃん、今入っていい?」

 

と陽菜の声が聞こえた。

 

ノックの音で黒歌が食べるのを止めたを見て、

 

大牙「大丈夫、俺の妹だ。心配はいらん」

 

と頭を撫でて、黒歌は安心したのか食べるのを再開した。

 

大牙「ああ、構わないぞ」

 

と言うとドアを開けて入ってきた。

 

陽菜「あ、その猫起きたんだね。良かった」

 

大牙「(陽菜、少し良いか)」

 

と俺は陽菜は念話を使って話しかけた。

 

陽菜「(どうしたのお兄ちゃん?)」

 

大牙「(こいつが黒歌かどうかはまだ分からんからな、とりあえずこいつ絡みのことは口に出すな。いいな?)」

 

陽菜「(うん、わかった)」

 

と陽菜が言うのと同時に念話を解除した。

 

陽菜「ねぇお兄ちゃん。その子、どうするの?」

 

大牙「暫く面倒見るさ、ある程度回復したこいつがどうしたいか聞いてみるさ」

 

と良い、俺は黒歌の頭を撫でていた。

 

……

 

Another view

 

それから数日経ったある日の夜の天導邸・大牙の部屋にて……

 

大牙「ZZZ……」

 

大牙がベッドで寝ていた時、ソファーのクッションで同じく寝ていた黒歌が起きて人の姿になった。

 

黒歌「助けてくれて、おまけに看病までしてくれてありがとね。でも私は、自分の主を殺した【はぐれ悪魔】だから。ここにいたらあんた達に迷惑がかかるから、ここまでで十分にゃ」

 

そう言った黒歌はベッドで寝ている大牙に近づき、

 

黒歌「これはそのお礼にゃ」

 

と大牙の頬にキスをした。

 

黒歌「ありがとね大牙、さようなら」

 

そう言った黒歌はこっそりと、天導邸を後にした。

 

……

 

Taiga’s view

 

黒歌が去ってしばらくした後……

 

大牙「……」

 

俺はベッドから起き上がった。

 

大牙「よし、やはり黒歌で正解だったな。このために深夜の警備をある程度緩めたからもう出ていってるはずだし、追いかけるか」

 

そう言い、魔法で着替えた俺は黒歌を追いかけた。

 

……

 

Kuroka’s view

 

大牙の屋敷から出て離れた森にて……

 

追っ手の悪魔A「いたぞ!追え!」

 

追っ手の悪魔B「相手はSS級のはぐれ悪魔、捕まえれば報酬はとんでもねぇぞ!」

 

黒歌「あいつら、まだ追っかけてきてたのかにゃ!?」

 

私を追ってきた悪魔達に見つかって追いかけられていた。

 

黒歌「……いい加減諦めたらどうかにゃ、しつこい男は嫌われるわよ?」

 

追っ手の悪魔C「悪いがそうはいかなくてねぇ!」

 

悪魔の一人が攻撃してきたから躱して仙術でやり返した。

 

追っ手の悪魔C「グワッ!」

 

追っ手の悪魔D「大丈夫か!このっ!」

 

他の悪魔達も攻撃してきてなんとか応戦したけど数が多い上に一人が使い魔を多く使役していたせいで苦戦した結果……

 

黒歌「きゃああっ!」

 

攻撃を受けて倒れてしまったのにゃ。

 

追っ手の悪魔A「ここまでだな、はぐれ悪魔黒歌よ」

 

追っ手の悪魔B「大人しく着いて来てもらおうか」

 

追っての悪魔C「それにしてもこいつ、良い体してるなぁ」

 

追っ手の悪魔D「連れて行く前にヤっても良いすか?」

 

追っ手の悪魔E「良いねぇ!」

 

とそう言いながら悪魔達が近づいてきた。

 

黒歌「(こんな奴らに私の初めてが……初めての相手は大牙が良かったにゃ……)」

 

そう思っていた時だった。

 

?「ハァッ!」

 

懐かしい声が聞こえると共に、

 

追っ手の悪魔E「ぐわァッ!」

 

5人いた悪魔の内一人の首が飛んでいたにゃ……

 

……

 

Taiga’s view

 

黒歌に施していたマーキングの魔法の反応を追いかけて森の中まで辿り着くと、黒歌が攻撃で負傷したのか倒れていた。

 

追っ手の悪魔A「ここまでだな、はぐれ悪魔黒歌よ」

 

追っ手の悪魔B「大人しく着いて来てもらおうか」

 

追っての悪魔C「それにしてもこいつ、良い体してるなぁ」

 

追っ手の悪魔D「連れて行く前にヤっても良いすか?」

 

追っ手の悪魔E「良いねぇ!」

 

そう言いながら、悪魔達が黒歌へ迫ろうとしていた。

 

大牙「悪いがそうは問屋が卸さないってね」

 

そう言い、俺は左手にウルトラゼットライザーの青の部分をクリアの赤色にして赤い部分を緑色に、黒の部分を金色にしたアイテム「アストラルライザー」を持って走り……

 

大牙「ハァッ!」

 

追っ手の悪魔E「ぐわァッ!」

 

プロのフィギュアスケートもびっくりの10回転アクセルジャンプで悪魔一匹の首を斬り落とした。

 

追っ手の悪魔D「何!?」

 

驚く悪魔の一人に狙いを定め、空中回し蹴りを放ち、残り4匹を纏めて吹っ飛ばした。

 

大牙「ふう、なんとか間に合って良かったぜ……大丈夫か黒歌?」

 

そう言いながら黒歌へ近づいた。

 

黒歌「大牙、何でここに……って何で私の名前知ってるにゃ!?」

 

大牙「何でここにいるのかについては、お前にこっそり仕掛けてたマーキング魔法の反応を頼りに追ってここまで来たのと、名前に関してはある程度接近した時に悪魔どもがお前の名を言ってたからな」

 

と黒歌の言葉にそう答えた。

 

追っ手の悪魔A「おい人間」

 

と悪魔の一匹が声をかけた。

 

追っ手の悪魔A「その女をこちらへ寄越せ、そうすれば軽く痛めつけるだけで済ませてやる」

 

大牙「黒歌を寄越せ?軽く痛めつける?もっと言葉を選んだ方が良いんじゃあないか雑魚が、今際の際だぞ?」

 

追っ手の悪魔B「ならば死ねぇ!」

 

と悪魔の一匹が俺に向けて魔法を放った。

 

黒歌「危ない!」

 

と黒歌が言った瞬間だった。

 

悪魔の放った魔法の攻撃が何かに阻まれたかのように遅くなっていき、やがて消滅した。

 

追っ手の悪魔B「何!?」

 

大牙「無駄だ、お前ら程度の雑魚程度では俺に攻撃は当てられん、よ!」

 

と俺は高速で接近し、攻撃して来た悪魔を蹴り飛ばした。

 

大牙「さーて、どう調理してやろうかねぇ……ん?」

 

と考えていると黒歌が俺の服の裾を掴んだ。

 

黒歌「大牙、私のことは良いから逃げて。出ないとあんたまであいつらに──痛っ!」

 

そう言った黒歌に俺はデコピンをかました。

 

黒歌「何すんのよ!」

 

大牙「あの程度の雑魚相手に俺は負けんし死にはせん。だから安心しろ黒歌、お前はこの俺が守ってやる」

 

黒歌の頭を優しく撫でながらそう言った俺は、悪魔たちの方へ振り向いてこう言った。

 

大牙「おい雑魚の蝙蝠ども、今から二つ選択肢をやるから疾く選べ。黒歌を諦めて大人しく尻尾巻いて逃げるか、この場で俺に殺されて無様に惨たらしく死ぬかをな」

 

悪魔共の答えは……

 

追っ手の悪魔A「人間風情が調子に乗るなよ!」

 

追っ手の悪魔B「そいつが何者かしらねぇなら教えてやる。自分の主を殺したはぐれ悪魔なんだよ!」

 

追っ手の悪魔C「そいつを守ろうってんならまずお前から殺してやるよ!」

 

追っ手の悪魔D「運が悪かったな、覚悟しやがれ!」

 

以上であった。

 

大牙「そうか……ならお前ら、今から死のうか♪」

 

そう言って俺は一枚のカードを取り出して左手に持ったアストラルライザーの中央にセットした。

 

『Taiga Access Granted.』

 

大牙「我が征くは、総てを統べる黄金の覇道!」

 

そう言いながら俺は3枚のメダルを取り出し、左腕を斜め上に、右腕を斜め下に伸ばして、両腕が交差する一瞬で右手に持った3枚のメダルをライザーに装填してスキャンした。

 

『オーマジオウ!』

 

『ジュウガ!』

 

『ゲイザー!』

 

メダルをスキャンした後、俺の背後にスキャンしたメダルと同じ3人のライダーが半透明で現れた(配置はオーマジオウが中央、右にゲイザーで左にジュウガ)。

 

そして……

 

大牙「変身!」

 

その掛け声と共にトリガーを押し、

 

『アストラル・ライズ!』

 

その音声と共に3人のライダーが俺に重なると共に、光が放たれた……

 

悪魔達『くっ!』

 

正面に居た悪魔共が眩しさのあまりに目を覆った。

 

そして光が晴れると……

 

『天を導く覇王の威光!仮面ライダーゼニス!』

 

俺の姿がオーマジオウをベースにジュウガとゲイザーの要素が加わった黄金の姿になった。

 

大牙「冥土の土産に自己紹介してやろう。我が名は天導大牙、全知全能の魔法使いにして原初(はじまり)覇王(オーバーロード)!我が前では天使(ハト)堕天使(カラス)悪魔(コウモリ)も、果てには(碌でなしの屑)魔王(ポンコツ)共でさえも等しく塵に同じ!この俺様直々に葬られることを、至上の喜びと知り死んでゆけ!」

 

と声高らかに告げた。

 

……

 

Another view

 

悪魔A「神器(セイクリッド・ギア)持ちか。だが所詮は人間、我々の敵ではない!やっちまえ!」

 

悪魔B・C・D『おう!』

 

そう言い、4人の悪魔が大牙へ同時に攻撃した……だが、

 

大牙「甘い」

 

そう言い、大牙はバリアを展開して攻撃を防いで弾き飛ばし、悪魔の一人に接近した。

 

大牙「オラァッ!」

 

右手に聖なるオーラを纏わせて殴り飛ばした。

 

悪魔D「ギャアアアアアアアアアアアッ!」

 

それを受けた悪魔は塵すら残さず消滅した。

 

大牙「(ジオウの最終回でソウゴが変身したオーマジオウがダグバを倒した封印エネルギーを集めたキックの応用で封印エネルギーを聖なるオーラに変換できるかやってみたが……案外いけるものだな)」

 

消滅した悪魔を見て大牙はそう思っていた。

 

悪魔C「な!?」

 

悪魔B「バカな!奴は上級悪魔になれる素質を持った奴だぞ!それを一撃だと!」

 

悪魔A「人間の分際で巫山戯た真似を!」

 

悪魔達が驚愕していると……

 

大牙「次はお前だ」

 

と悪魔Bに狙いを定めて言い、両肩、両膝、そして胸部のZNSドミニオンレイを分離させてビームを放った。

 

そして……

 

『アストラル・チャージ!』

 

アストラルライザーのブレードを戻し、必殺技待機状態にした大牙は悪魔Bに向けて手を翳した、すると……

 

悪魔B「な、何だこれは!?」

 

悪魔Bを囲うように上下前後左右に魔法陣を展開し、前後左右と上の魔法陣の前にZNSドミニオンレイを配置してアストラルライザーのブレードを再び操作した。

 

大牙「死ね」

 

『ゼニス・アルティメット・フィニッシュ!』

 

大牙がそう言い、アストラルライザーから音声が流れると5つのZNSドミニオンレイが同時にビームを放ち、魔法陣を通過して強化された5つの極太ビームを悪魔Bへ照射した。

 

悪魔B 「グワアアアアアアアアアアアッ!」

 

それを受けた悪魔BもD同様、塵すら残さず消滅した。

 

瞬く間に2体の悪魔を消滅させた大牙を見た黒歌は

 

黒歌「(大牙……あんた一体なんなのにゃ!?)」

 

と心の中で思っていた。

 

大牙「さて、次はこれで行こう」

 

そう言った大牙はアストラルライザーのブレードを戻してメダルを抜くとジュウガとゲイザーのメダルを新たな2枚のメダルに変えて装填しスキャンした。

 

大牙「誰か(きみ)の涙を未来(あした)の笑顔に変え、悪しき野望を打ち砕こう!我こそは創世の力を宿し、総てを照らす黄金の最強キングなり!」

 

『オーマジオウ!』

 

『エグゼイド・ムテキゲーマー!』

 

『ギーツⅨ!』

 

大牙「アストラル・シフト!」

 

その掛け声と共にトリガーを引くと再び、大牙の背後に現れた3人の半透明なライダーが大牙に重なり光を放った。

 

『アストラルライズ!』

 

『輝け!流星の如く!』

 

『黄金の最強キング!』

 

『舞い上がれ!誰よりも高く!打ち砕け悪しき野望を!』

 

『君の未来(あした)が晴れ渡るように──』

 

『総てを照らす光となれ!』

 

『仮面ライダーゼニス!』

 

『READY FIGHT!!!』

 

光が晴れるとオーマジオウとエグゼイドムテキゲーマーを混ぜてギーツⅨの要素を加えた見た目のライダーに変化した。

 

悪魔C「姿が変わっただと?しかし!」

 

そう言い、悪魔Cは大量の使い魔を召喚。そして……

 

悪魔C「行けッ!」

 

その声と共に大量の使い魔が大牙へ襲いかかり、攻撃したが……

 

大牙「何かしたか?」

 

全く効いていなかった。

 

悪魔C「な、何だと……」

 

大牙「これだけか?ならば、こちらも行くぞ」

 

そう言った大牙は右手にギーツバスターQB9を左手にガシャコンキースラッシャーを持って使い魔たちを一瞬で殲滅した。

 

悪魔C「私の使い魔たちがこんなにあっさりと……嘘だ……」

 

悪魔Cが恐怖の余り、少しずつ後ろに下がっていると……

 

『アストラル・チャージ』

 

と音声が聞こえた。

 

悪魔C「ヒィッ!」

 

悪魔Cは恐怖が限界を超えて逃げ出そうとしたが……

 

大牙「逃さんよ」

 

大牙がそう言うと共に鐘の音が鳴り響き、どこからか現れた有刺鉄線が悪魔Cを拘束した。

 

悪魔C「や、やめろ……やめてくれ……」

 

『ゼニス・ハイパー・アルティメット・ビクトリー!』

 

悪魔C「やめろおおおおおおおおおおおおおおおォッ!」

 

その音声と共に大牙は全身に黒と金のオーラと粒子を纏い、マント状に展開されている針「アポカリプス・オブ・キングダム・オブ・ゼニス」を上げてエネルギーを超抜級に増幅、超高速移動を駆使した連続キックを叩き込んだ。

 

悪魔C「……あれ?痛みがない?何だ、所詮はコケ脅し──」

 

次の瞬間、悪魔Cの全身から無数の当たり判定「HIT!」「GREAT!」「ULTIMATE!」「PERFECT!」が炸裂し一斉に敵にダメージが入り……

 

悪魔C「ガアアアアアアアアアアアアアッ!」

 

叫び声をあげて爆散した。

 

『究極の一発!完全勝利!』

 

悪魔A「何故だ……どうしてこんなことになっている……何故我々悪魔が人間なんかに……」

 

そう言う悪魔Aを横目に大牙はアストラルライザーからオーマジオウとエグゼイド・ムテキゲーマー、ギーツⅨのメダルを抜いてエグゼイドとギーツのメダルをまた新たな2枚のメダルへ変えた……

 

大牙「最後は新たなこれで決めるか」

 

そう言った大牙はアストラルライザーのブレードを戻して新たな2枚のメダルに変えて装填しスキャンした。

 

大牙「さあ今こそ黄金に染まれ、我が理想の世界への前奏曲(プレリュード)を創奏しよう」

 

『オーマジオウ!』

 

『リガドΩ!』

 

『エルド!』

 

大牙「アストラル・シフト……!」

 

『アストラル・ライズ!』

 

その掛け声と共にトリガーを引くと三度、大牙の背後に現れた3人の半透明なライダーが大牙に重なり、光を放った。

 

『Eis ton aióna of Creation master 仮面ライダーゼニス……!』

 

光が晴れるとオーマジオウをベースに頭部にリガドΩの頭部とエルドの3本の角の要素が加わり、エルドの翼やリガドΩのディバインスカーツなどがついた姿に変化した。

 

悪魔A「また姿が変わっただと!?一体幾つ姿があるんだ……」

 

大牙「あん?えっと一〜二〜三〜……ああ゛めんどくさい!」

 

悪魔Aにそう言われ数えたが途中でめんどくさくなった大牙は正面から見て右にある「ZNSオーバーロードアセンブル」を操作し……

 

『ACCELERATE…!』

 

超高速で移動しながら悪魔Aに連続で攻撃し、悪魔Aは地面に転がった。

 

大牙「最後にもう一度だけ聞いてやる。選べ、黒歌を諦めて大人しく尻尾巻いて逃げるか、この場で俺に殺されて無様に惨たらしく死ぬか」

 

悪魔A「言ったはずだぞ……人間風情が調子に乗るなああああああっ!」

 

そう言った悪魔Aは大牙へ突撃した。

 

大牙「そうか……」

 

『アストラル・チャージ』

 

その音声が鳴ると大牙は全身に黄金のエネルギーをチャージして高く飛び上がり……

 

大牙「ならば……死ね」

 

『ゼニス・エル・デストロイ・アルティメット・フィニッシュ!』

 

ライダーキックを放ち、それを喰らった悪魔Aは……

 

悪魔A「ウワアアアアアアアアアアアッ!」

 

爆散して跡形も無く消し飛んだ。

 

大牙「ふぅ〜いっちょ上がりっと」

 

そう言った大牙の体が黄金の光を放つと、変身解除した。

 

大牙「さ〜て帰るぞ、黒歌」

 

と大牙は黒歌に近づき、声をかけた。

 

黒歌「……」

 

大牙「黒歌?」

 

黒歌「あいつらも言ってたでしょ、私は自分の主を殺したはぐれ悪魔。私がいたら迷惑かけるにゃ、だから──」

 

大牙「それがどうした」

 

黒歌「え……?」

 

大牙の言葉に黒歌は目を丸くした。

 

大牙「主を殺したはぐれ悪魔?追われてる身?知ったことかそんなもの。さっき、俺はお前を守ると言ったな。俺は嘘と出来んことは言わん男だ、お前を傷つけようとするなら例え魔王でもぶっ殺してやる」

 

黒歌「どうして……そこまでするのかにゃ……?」

 

大牙「俺がそうしたいと思ったから、ただそれだけのことだ」

 

大牙がそう言うと黒歌は両目に涙を溜め、大牙に抱きついた。

 

大牙「おわっ……と」

 

黒歌「ありがとう……大牙……」

 

黒歌は泣きながら嬉しそうに言った。

 

……

 

その後、天導邸にて……

 

エルドラド城やグラズヘイム城にある玉座の間を再現した空間で、大牙と大牙の前に両膝をついて目線を下にした黒歌……そして黒歌の後ろで見守るひよりや陽菜達がいた。

 

大牙「我、天導大牙の名の下に命ず。黒歌。汝、ここに天の誓約を立て、我が使徒として戦うことを願うか」

 

黒歌「イエス ユア・マジェスティ」

 

大牙「汝。我欲を捨て、絶対なる正義のために剣となり盾となることを望むか」

 

黒歌「イエス ユア・マジェスティ」

 

大牙「我、天導大牙は、汝、黒歌を我が使徒として認めよう。勇気、知恵、力を以て我が覇道を拓く力となり、我の為に生き、我の為に戦い、我の為に死ぬがいい」

 

そう言うと大牙は手に現れた血の如き紅の煌めきが特徴的な宝石『天星血晶(アストラル・ブラッド)』を黒歌の心臓へ埋め込み、それと入れ替わるようにして僧侶の悪魔の駒(イーヴィル・ピース)が出てきた。

それと同時に、静謐に、そして穏やかに洗礼は開始された。

 

黒歌の心臓を貫き、徐々に根を張っていく天星の苗。それと共に黒歌は自身が本来あるべき形、転生悪魔になる前の猫魈としての自分へと回帰していくのを感じていた。

否、それだけじゃない。猫魈、そして転生悪魔になった時よりも遥かに力が増していくのを感じていた。

 

心臓を貫かれた筈なのに痛みを感じず、流れ込んでくる力の奔流を静かに受け入れた果てに黒き猫魈(黒歌)は今、この時を以って覇王の眷属へと新生を果たしたのだった。




仮面ライダーゼニス

天導大牙がアストラルライザーに自身のアストラルアクセスカードを装填し、3枚のライダーメダルを装填して変身したライダー。

能力

ゼニスの特徴として特定のフォーム(○○フォームなど)が存在しない代わりに、変身に使用したメダルのライダーの全形態の力を無条件に使える。
例えばゼロワンのメダルを使って変身すればその派生・強化形態である001、ゼロツーの能力も使えると言う化け物具合。

またゼニスには全形態共通して超特殊装甲『ゼニスアルティメットディフェンダー』が全身に装備されており、10京t以下の全ての攻撃をシャットアウト(つまり完全無効化)する。

それに加えて変身者である大牙の身体能力などが合わさってる為、手がつけられず、誰も勝てないトンチキの塊。

そもそも相手すること自体が間違いであり、戦って仮に追い詰めても大牙お得意の気合と根性で覚醒すると言う見事な悪夢を見せられる。

まさしくゼニス、頂点の名を持つ仮面ライダーである。

アストラルライザー

大牙が仮面ライダーゼニスに変身する際に使用するアイテム。

ブレードには天導家のみが加工技術を持つ特殊金属「天津々金」を、さらに特殊な製造工程を用いて結晶化した宝石のような光沢を帯びた物質「天晶核(レイファート)」を用いており、物質、非物質問わずあらゆるものを切り裂く性質を持つ他、ライダーの出力、能力を変身者の資質以上に強化する。

さらに、コアには【天星血晶(アストラル・ブラッド)】と呼ばれる大牙の血液と天導家の持つ魔法と科学を融合させた超技術で結晶化させたスフィア粒子を混ぜ合わせて様々な魔法を施した結晶が収められており、これによって超天神に匹敵、またはそれ以上のパワーを引き出すことが可能な他、変身者の強い想いや意志によって出力を上げることが可能。

ただし、出力を上げ過ぎると天星血晶が自壊を起こして変身が強制解除される上に、新たに天星血晶をライザーに収めない限り変身不可能になるデメリットを持つ。

セキュリティ面においても強力であり、使用するには大牙の細胞を心臓に埋め込むする必要があり、その条件をクリアしなければコピー品やアクセスカードがあっても変身不可能な強力セキュリティが施されている。

複数機存在しているが、その中でも大牙のアストラルライザーは開発者である大牙よって専用の調整が施されており、戦闘データを収集し、リアルタイムでゼニスやアストラルライザーのシステムのアップデートや調整を行う機能や光学迷彩に立体映像の投影、戦闘サポートAI、マスターブレインシステムという洗脳機能など様々な特殊能力が搭載されている。

アストラルアクセスカード

アストラルライザーを使用して変身するのに必要なカード。
大牙のものは背後に槍と狼、東洋龍が描かれたもの。

じか〜い次回!

オーフィス「我はオーフィス、無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)とも呼ばれている。静寂を得る為にグレートレッドを倒したい。その為に「禍の団(カオス・ブリゲート)」に協力していたある日、我と同じ無限の力を感じた……我はその力を持つ男に力を貸して欲しいと頼むことにした」

大牙「『第4話:大牙、無限の龍神と出会うってよ』」

オーフィス「と言うお話?」

はい、次回はオーフィス回です。あと1〜2話やったら原作入ろうかな?
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