伝説級スライムのぶらり旅    作:抹っ茶

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皆さんありがとうございます!


エルフ達と目の前にある危機━悪魔の罠━

「大変御迷惑をおかけしました。一族を代表してお詫びします」

 

 

アイシャ達が連れてこられたのは、他のエルフとは違った印象を持つ、白いローブに身を包んだ女性の前だった。

 

白色のショートヘアーからはエルフ特有の尖った耳があり、エメラルドグリーンの瞳を持っていた。

 

「私の名はフローラ…この集落で長をしています」

 

フローラと名乗ったエルフはアイシャ達に一礼した。

 

 

 

リリム「…何故私たちを問答無用で捕らえたのですか?」

 

フローラ「今、私達の里はドワーフ達と争っているのです」

 

アイシャ「ドワーフ?確かここから東の山岳地帯に住んでる種族ですよね?」

 

ドワーフは小柄な種族ではあるが、手先が器用で鍛冶に優れた種族だ。

更に自分たちで作った武器で戦う話は広く知れ渡っている。

 

 

フローラ「はい、彼らと私達は長い間交流がありました。しかし数日前、ドワーフの一族に伝わる宝を私達が隠し持っていると聞いて、私達に敵意を向けてきたのです。…当然ながら私達には身に覚えがありません」

 

リリム「それをドワーフ達に言ったものの、信じてくれなかったと…」

 

フローラはリリムの言葉に頷いた。

 

マリア「でも、それが何で私達を捕まえる事に?」

 

フローラ「…ドワーフ達は別の種族からの協力を得て侵攻しています。それであなた方をドワーフ側の協力者と疑ったのです」

 

フローラの話しを聞いて、リリムは疑問に思った。

 

リリム「……ドワーフはエルフ達同様、他種族とあまり関わりがないはず……となれば、彼らをけしかけた何者かがいますね」

 

 

フローラ「はい…どうやら、彼らを誘導したのは元・魔王軍の将軍らしいのです」

 

「「「魔王軍!?」」」

 

 

 

 

 

▽ ▽ ▽

 

 

「ふむ。作戦は上手くいってるようだな」

 

エルフの集落から遠く離れた所に、一人の悪魔がいた。

 

彼こそが元・魔王軍の将、デモンズである。

 

「……デ、デモンズ様…本当に我らドワーフの宝、『大地の戦斧』がヤツら(エルフども)の手に渡っているのですか?」

 

ふたまわりも低い身長で、デモンズを見上げる男が不安げに尋ねる。

 

彼はドワーフの若き戦士、名はガレイン。

 

かつてドワーフの女王が持っていたとゆう宝、『大地の戦斧』がエルフの手にあると聞き、長老の制止を振り切り、十数人の仲間と共に攻め込んだ。

 

しかし、それは間違いではないか…と今になって後悔していた。だが……

 

デモンズ「…私の言葉が信用出来ないと?」

 

ガレイン「い、いえ…そうゆう訳では……」

 

上位の魔法が使える悪魔……それも、元が付いても魔王軍の将軍だったデモンズ相手では、未熟なガレインは不利である。

 

もはや退くことは出来ない………。

 

 

 

(フッ……このドワーフ共を使ってエルフを疲弊させた所を襲い、エルフの宝を奪う……簡単な事よ)

 

すべてはデモンズの策略だった。

 

 

魔王軍が総崩れになり、デモンズはこれを好機とみて、真っ先に軍を見限った。

忠実な手勢を引き連れて、今度は自分が魔王となる為に……。

 

そのためにまずはドワーフを利用し、エルフが持つ優れたマジックアイテムの数々を奪う。

それらを足がかりに軍を強化し、世界に侵攻していくとゆう計画である。

 

(フフフ……魔法で我々と互角のエルフさえ弱らせれば、後はどうとでもなる)

 

 

▽ ▽ ▽

 

一方、少し離れた草むらにて

 

 

部下「魔王様、その噂は本当なんですか?」

 

魔王「それを確かめる為にエルフの集落に向かっているんじゃないか。『大地の戦斧』といえば、一振りで断崖絶壁の谷ができる程の力がある最強の斧!絶対に手に入れてみせるぞ!!

 

…ついでに宝も奪って売って軍資金に当てよう」

 

部下(トホホ……魔王様ともあろう御方が盗っ人みたいな事をするなんて……)

 

 

元・配下の策略に踊らされる残念な魔王がいた。

 

 

 

◦ ◦ ◦ ◦ ◦

 

兎達の巣

 

子兎A {ママ~!スラミィちゃんに毛が生えた!}

 

ミ・∀・ミ「モッフモッフ!」

 

母兎 {ええぇっ?!}

 

 

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