(その後見たら21位)
お気に入りが70件を越えてる!!
皆さんありがとうございます!
「大変御迷惑をおかけしました。一族を代表してお詫びします」
アイシャ達が連れてこられたのは、他のエルフとは違った印象を持つ、白いローブに身を包んだ女性の前だった。
白色のショートヘアーからはエルフ特有の尖った耳があり、エメラルドグリーンの瞳を持っていた。
「私の名はフローラ…この集落で長をしています」
フローラと名乗ったエルフはアイシャ達に一礼した。
リリム「…何故私たちを問答無用で捕らえたのですか?」
フローラ「今、私達の里はドワーフ達と争っているのです」
アイシャ「ドワーフ?確かここから東の山岳地帯に住んでる種族ですよね?」
ドワーフは小柄な種族ではあるが、手先が器用で鍛冶に優れた種族だ。
更に自分たちで作った武器で戦う話は広く知れ渡っている。
フローラ「はい、彼らと私達は長い間交流がありました。しかし数日前、ドワーフの一族に伝わる宝を私達が隠し持っていると聞いて、私達に敵意を向けてきたのです。…当然ながら私達には身に覚えがありません」
リリム「それをドワーフ達に言ったものの、信じてくれなかったと…」
フローラはリリムの言葉に頷いた。
マリア「でも、それが何で私達を捕まえる事に?」
フローラ「…ドワーフ達は別の種族からの協力を得て侵攻しています。それであなた方をドワーフ側の協力者と疑ったのです」
フローラの話しを聞いて、リリムは疑問に思った。
リリム「……ドワーフはエルフ達同様、他種族とあまり関わりがないはず……となれば、彼らをけしかけた何者かがいますね」
フローラ「はい…どうやら、彼らを誘導したのは元・魔王軍の将軍らしいのです」
「「「魔王軍!?」」」
▽ ▽ ▽
「ふむ。作戦は上手くいってるようだな」
エルフの集落から遠く離れた所に、一人の悪魔がいた。
彼こそが元・魔王軍の将、デモンズである。
「……デ、デモンズ様…本当に我らドワーフの宝、『大地の戦斧』が
ふたまわりも低い身長で、デモンズを見上げる男が不安げに尋ねる。
彼はドワーフの若き戦士、名はガレイン。
かつてドワーフの女王が持っていたとゆう宝、『大地の戦斧』がエルフの手にあると聞き、長老の制止を振り切り、十数人の仲間と共に攻め込んだ。
しかし、それは間違いではないか…と今になって後悔していた。だが……
デモンズ「…私の言葉が信用出来ないと?」
ガレイン「い、いえ…そうゆう訳では……」
上位の魔法が使える悪魔……それも、元が付いても魔王軍の将軍だったデモンズ相手では、未熟なガレインは不利である。
もはや退くことは出来ない………。
(フッ……このドワーフ共を使ってエルフを疲弊させた所を襲い、エルフの宝を奪う……簡単な事よ)
すべてはデモンズの策略だった。
魔王軍が総崩れになり、デモンズはこれを好機とみて、真っ先に軍を見限った。
忠実な手勢を引き連れて、今度は自分が魔王となる為に……。
そのためにまずはドワーフを利用し、エルフが持つ優れたマジックアイテムの数々を奪う。
それらを足がかりに軍を強化し、世界に侵攻していくとゆう計画である。
(フフフ……魔法で我々と互角のエルフさえ弱らせれば、後はどうとでもなる)
▽ ▽ ▽
一方、少し離れた草むらにて
部下「魔王様、その噂は本当なんですか?」
魔王「それを確かめる為にエルフの集落に向かっているんじゃないか。『大地の戦斧』といえば、一振りで断崖絶壁の谷ができる程の力がある最強の斧!絶対に手に入れてみせるぞ!!
…ついでに宝も奪って売って軍資金に当てよう」
部下(トホホ……魔王様ともあろう御方が盗っ人みたいな事をするなんて……)
元・配下の策略に踊らされる残念な魔王がいた。
◦ ◦ ◦ ◦ ◦
兎達の巣
子兎A {ママ~!スラミィちゃんに毛が生えた!}
ミ・∀・ミ「モッフモッフ!」
母兎 {ええぇっ?!}