The "Blue" Reverberation 作:わど〜
どうも。
今日もやっぱり私です。
ターニャ姉貴パートが終わって、ずっと停滞してたフィリップ君パートも投稿です。
やっぱりこっちも書いててたのしい。
そして今回で餃子パートも終わりです。
結構な薄味。
美味しい塩ラーメンばりのあっさり感をお楽しみください。
フィリップさんの話を聞く度に、心が揺らぐ。
何もかも投げ捨てて、ただ絶叫しながら全てに流れて何も考えないでいたくなる。
でも…
「やっぱり、私は先輩だし…」
私を引っ張ってくれる後輩たち。
私が浮足立ちそうになっても、どうにかして地に足つけさせてくれるかわいい後輩。
フィリップさんにとっての師匠や先輩がそんな存在なのかはわからないけど…少なくとも、彼には無いものを私は今持っている。
「どれだけ忘れたくなっても、忘れられない、忘れたくない物もある…」
先輩。
あぁ…さっきフィリップさんに先輩を亡くしたことを言い当てられたからかな?先輩のことを思い出すと泣きそうになるや。
絶対に忘れられないあの頃の記憶…
過ぎた幻影ではない…昨日のように思い出せるかけがえのない
あの記憶だけは、私がどれだけ心がねじれようとも、真っ直ぐに戻してくれる。
「そういう身の回りの全てが…」
言葉を口に出す中で、自分がしっかりと立っていることを意識する。
「私を真っ直ぐ立たせてくれるんだ」
私は揺らがない。
少なくとも、私を真っ直ぐ立たせてくれる全てがあるかぎり。
「私はまだ自分の力だけで立てはしないけど…」
「それでも、立とうとする意思さえあればきっと真っ直ぐ立てるって信じてる」
「これが…私の意思だよ」
言葉を言い切る。
それと同時に、自分が無意識にずっと喋ってしまっていたことに気がつく。
色々なことを考えながら話している内に夢中になりすぎた
相手のことを否定して、激昂したりなんかしていないだろうか。
恐る恐る、しかしはっきりとフィリップさんの顔を見る。
「えっと、話すぎたかな、別にフィリップさんのことを─」
「…そうですか」
「ありゃ?思ったより怒ってない?」
思ったより反応が薄いことに、驚嘆と安堵の息を漏らす。
結構警戒してたからびっくりしちゃった。
「あなたは…僕とは違うというだけ。それ以上でも、以下でもないですから」
う〜ん…またこれかぁ。
冷めきったような、考えることを放棄したような話し方。
聞いてるこっちの気分が落ちていくような…
結構やな感じなんだよなぁ。
…よし。
「よし、私がいつかフィリップさんを熱くさせてみせるよ!」
「はい?」
自分でも正直何言ってるかわかんないけど…
でも…まぁ
「諦めてるよりは、楽しむ方がいいでしょ?」
「…」
「よ〜し!おじさんはしつこいからね!」
「…はぁ。」
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一足先に帰路についたホシノを尻目に、フィリップは少し思いにふける。
真っ直ぐ立つ…
前にも話されたそれは、嘗て苦痛を受け入れ立ち上がらんとした
「…それでも、違うんでしょうね」
少し昔を思い出す。
それでも、自分が変わることはないだろうことを感じながら。
「……」
─貴方は、真っ直ぐ立てるんですね。
ということで餃子パート終わりです。
あっさりしてますね!!短いし!!
それはそれとしてまぁ結構楽しかった。
次回もまたあとがきだと思いますんで、あとがきなんてみねぇ!って方はまた間空いてしまうのをお許しください。