The "Blue" Reverberation 作:わど〜
どうも私です、作者です。
まずいですね、そろそろネタが尽きてきました。
より具体的に言えばサブストーリーの方は思いついているのに本編の方が全然思いつかないんですよね。
本編のストーリーがしっかり終わった団員のサブストーリーの方から書いていこうと考えているので本編が思いつかなければ結局意味がない訳です。
そもそも次のメインストーリー誰から出そうか…
リクエストもそこそこもらって決まっては
まだ
「くそぅ……」
バケモノ共が喧嘩をおっぱじめる前、這いつくばらされながらもかろうじて意識を保つ風紀委員が1人。
地面をまじまじと見ながら銀鏡イオリは少し前を思い出す
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
少し前、どこから来たかわからない狼のような女が風紀委員会の施設にやってきた。
「ここが風紀委員会か?なんというか…まぁ大層な所だな」
廊下の真ん中で突っ立っているその女に、不思議に思った1人の風紀委員が話しかける。
「どうしました?風紀委員会に何か御用でモ゜」*1
その風紀委員は左側から勢いよく、唐突に迫ってきた足に反応できず壁に向かって吹っ飛ぶ。
「おいお前等、侵入者だからどこからでもかかってこい」
その風紀委員は不幸にも最初の被害者にして、戦闘開始のゴングとなる。
「!…………」
「…はぁ?これくらいで怖気付くなって、面倒だな…こっちから行ってやってもいいんだけど?」
「か……」
「かかれーーー!!!」
瞬間、狼の目が黄金色に光る。
【数分後】
「なんだ、これは…」
少しして到着した銀鏡イオリは、目の前に広がる惨状に口をあんぐりさせる。
治安の悪いゲヘナでは、ある程度の騒ぎは日常茶飯事だ。
だが、今回は違った。
まず相手が1人ということ。
ヒナがいなければ大丈夫と考える不良は多いが、それでも1人ならば風紀委員が大量にいれば確実に、ほぼ損害なく処理することができるだろう。
だがありえないことに目の前の女はたった一人で風紀委員たちを殲滅して見せた。
次にここが風紀委員会の施設だということ。
どんなに不良が多く、馬鹿をやる者も多いゲヘナとはいえさすがに風紀委員会にカチコミをかけてくる者はほとんどいない。
普通ならヒナがいるし、そうでなくてもさすがに大量の風紀委員とその幹部たちを相手することができないからだ。
そして相手がその身一つでこの惨状を引き起こしたということ。
キヴォトスでは銃を携帯しないというのはどうぞ襲ってくださいと言っているようなもの。
さらに戦闘となると、銃を使わないのは自殺しにいっていることと同義だ。
しかし、転がる風紀委員たちの打撲痕、相手の手にある血痕、そして銃を持っていないという様相がそのありえない状況を想像させる。
そして最後に、その女がありえない威圧感を放っていること。
ヒナとは違う、殺意ともいえるような強烈で泣き出してしまいたくなるような威圧感。
周りまで闇に包みそうな真っ黒な毛皮と、その中で刺すように自分を映し輝く黄金色の瞳。
そのあまりの威圧感に、只者ではないと直感させた。
「おぉ、やっとそれっぽいのが来たか?」
口が開かれる。
逃げ出していないことを誇りたいと思えるほどに威圧されている。
どうにか返答しようと口を精一杯ひらく。
「この惨状…あんたがやったのか?」
「あぁそうだ、ほら、侵入者なんだから排除してみろ?」
挑発的な口ぶりでこちらを煽ってくる。
威圧されっぱなしの自分に比べて、相手は余裕しゃくしゃくだ。
それに、相手の口ぶりの端々から飽きの感情を感じる。
誘いに乗るのは癪ではあるが、イオリはこの眼の前の侵入者を許せなかった。
「いいだろう、私がお前をぶちのめしてやる」
「…はっ」
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結果から言えば、イオリは負けた。
惨敗だった。
銀鏡イオリは─空崎ヒナは例外として─他の風紀委員とは一線を画す戦闘能力を持っている。
それでも
イオリは辛酸をなめさせられていた。
結局また風紀委員長に頼ることになった事実に。
自分で処理出来なかった悔しさに。
眼の前の忌まわしき侵入者に負けたという結果に。
そうした現実を上書きしたくて体を動かそうとすると、全身に痛みが走る。
「!」
ヒナと目が合う。
イオリがまだ意識があることに気がついたヒナはゆっくりとイオリの元に近づき、囁く。
「イオリ、ありがとう、ゆっくり休んで」
「委員、長…」
それでも、うちの委員長ならなんとかしてくれる。
その安心感からイオリは眠りに落ちた。
「………随分他人思いなようで?」
「…うるさい」
「あぁ、じゃあ今度こそ初めようか?」
ということで、前回のちょっと前、回想でございました。
ヒナとターニャ姉貴の大喧嘩はもうちょっとだけ延期だぜ…!
次の回はマジで描きたくてたまらないから結構早めだと思うけど出来が気に入らなかったら長くなるかもしれん。
書きたかった部分はより理想が高くなるからね、しょうがないね。