The "Blue" Reverberation   作:わど〜

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じゃあ、だから初めてみようか。
軽い初投稿を。

どうも、0QDです。

ということで、第四楽章です。
アンケート取ったし多分タイトルの意味ももう皆さん察してると思うので誰が来るかはもちろんもうわかっとるね?

それと、アビドス巡り後編の方を先に投稿しようと思ってたんですが…
なんか、その、言い訳をするとですね。
私多分生徒喋らすの苦手で…なんというか…その…

うん、書けねぇってコトだ!!!!(開き直り)
ちょっと先延ばしです…
こだわってるとめちゃくちゃ投稿が滞るので先にこっち投稿です、申し訳ねぇ…!!

え?総力戦?はは…ギミックやらなんやら考えるのキツいからそっちも先延ばしだよ…


第四楽章
Vl 1, Vl 2.


いつかのミレニアムではある奇妙な出来事が起こった。

わけのわからない、説明しようの無い出来事だったのでいまだ誰一人として忘れていることはないだろう。

生徒たちを震え上がらせ、科学者たちの好奇心を煽ったのは言うまでもなく、一時はセミナーにも緊張を走らせた。

 

ありきたりで、誰もが聞いたことのある都市伝説。

"吸血鬼"。

 

「伝説の吸血鬼」、「残虐なヴァンパイア」、「血を吸う狂人」…

 

そんなオカルトの存在がなぜ科学を信奉するミレニアムで流行っていのか、そう思うことだろう。

 

もちろん初めは誰もが嘘だと思っていた。

ある日、都市部から少し離れた場所の道端で倒れている生徒を見つけたとある生徒が、その倒れている者を起こし話を聞くと「吸血鬼に襲われた」「血を吸われて貧血になっていた」と証言したという。

その証言を誰も信じることはなかったが、今思えばそれが初めての目撃証言である。

 

悲しいことに誰にも信じられることのなかった吸血鬼の証言だが、しかしその後も同じ様に吸血鬼に関する証言をする者が現れたことで一気に生徒たちの関心を引くこととなる。

 

ある者は男だと、ある者は女だと。

ある者は愉快犯だと、ある者は計画的犯行だと。

ある者は本当だと、ある者は嘘だとそこかしこで吸血鬼の話で盛り上がる生徒でミレニアムはいっぱいになった。

 

しかし実際の姿を見た者はおらず、写真も無く、また襲われた者の証言も一致しない。

 

ある者は「スーツの女」と証言し、

ある者は「顔が血で覆われた化け物」と証言し、

ある者は「十字を背負った何か」と証言し、

また「姿は見えずに気がついたら襲われていた」と証言する者すらいた。

ただ一つ共通しているのはいずれも「都市部より離れた場所で襲われていた」という点。

そんな説明のつかない化け物が現れたことで、それを解明しようとする者が後を絶たなかった。

 

 

 

そしてそんな化物にミレニアム中が振り回される中、悠々と道を歩く者が2人。

 

「ここに来てから彷徨っては血を吸ってばかりだが…何処へ行くつもりなんだ?」

 

「別に、私は血を吸いたくて彷徨ってるだけだけど」

 

「は?俺は何か目的があるのかと思ってついてきてたんだが…」

 

「あんたが勝手に付いてきてるだけなんだから、私の勝手でしょ」

 

片方…女はスラッとした出で立ちでスーツを着ている。

もう片方、男は多少ぶかぶかとしたコートを着ている。

どちらの服も黒地に青い意匠がある。

 

「でも…そろそろ都市部まで行ってもいいな、噂になってるみたいだし、面白いことになると思わない?」

 

「思わないな、俺はそこまで目立つつもりじゃないし」

 

「だが…あぁ、俺もそろそろ事を起こしたいし…付き合わせてもらおうか?」

 

「はぁ、勝手にすれば」

 

2人は方向を変え、また歩き始める。

 

──────────────────────

 

夜のミレニアム、その都市部にて

 

「ねぇ、聞いた?あの噂…」

 

「聞いたよ、吸血鬼がまた出たってね」

 

「吸血鬼、本当にいると思う?」

 

「そんなオカルト、私はいるとは思えないけどなぁ」

 

2人の生徒が話している。

最近よく聞くあの吸血鬼の話題だ。

2人の生徒はその存在を疑いながらも本当にいるのか、本当ならどんな姿なのかと半ば笑い話のように話す。

 

 

 

 

 

 

「……私の話をしてるのか?」

 

影が落ちる。

先程まで街頭の灯りで夜ながらも明るく照らされていた街が一気に暗くなったように感じる。

よく聞こえてきていた虫の声も、風の音も、何もかもが聞こえない。

目の前にはただ闇が、真っ赤に広がっている。

 

「「…え?」」

 

「思ってたよりもずっと広まってたんだな、私の噂は」

 

目の前に現れた何者かは淡々と─しかし微かな笑いを交えた口調で話す。

街頭の灯りで逆光になり顔はよく見えないながらも、こちらを見て話すその者の顔の半分─右側は、煙が立ち昇るように、あるいは強烈な欲望を抑えきれずに溢れ出したかのように、人がそうあるべきという形から外れていた。

かすかに見えるその顔はわずかに恍惚とした表情で笑っている。

まるで、檻に囲われ身動きの取れないモルモットを眺めるような、哀れみと少しの愛着によって口角が吊り上がったその顔は、たった2人の生徒の頭を恐怖で染め上げるには十分すぎるだろう。

 

怯える生徒など気にならないかの様にその者は言う。

 

「起きたら話すといい…私の名は─」

 

 

 

証言によればその2人の生徒が最後に聞いた言葉はこうだ。

 

 

 

"血染めの夜"。




エレナ&ゼホンでございま〜す!
いや、アンケート圧倒的すぎてみんなこのコンビ好きなんだなって思ったのが俺なんだよね。
俺も大好きです!!!

ちなみに、一番最初の数行あたりは「海底二万里」のオマージュとなっております。
最近ね…文学小説にハマってね…影響受けちゃったの。
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