The "Blue" Reverberation 作:わど〜
どうも、私です。
週一投稿しようと思ったら1145141919週間も休んじゃった…
さすがにそんなには休んでないけどほんますまんかった。
なんか毎回言ってる気がするけど本当に作者はいっぺん死んだほうが良いんじゃないか?(妙案)
10分ほど、少しだけ時間を開けて皆が落ち着いた後、ゲーム開発部とエンジニア部は改めて部屋に集まっていた。
集まった全員、時間を取った故にある程度落ち着いてはいるが、依然その顔には焦りと動揺の色は消えていない。
机の上にきちんと人数分出されたお茶は誰にも手を付けられないからか、心なしかその緊迫した空気に当てられたように深く沈んだ色をしている。
そんな空気を壊すように、部屋を見渡したウタハが「さて」と息が半分声が半分というように言う。
周りも重苦しい空気に耐えかねてかすぐにそちらに目を向け、集中する。
それを確認したウタハは改めて口を開き話を始める。
「みんな集まったみたいだね、それじゃあ会議を始めよう」
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まずは事件が起こった時の状況を確認しよう。
奪われた発明品はもちろん私たちが部室を出るまではあった。
そして第一発見者であるヒビキが見つけるまでの間、つまり私たちが聞き込みを行っている15時〜18時の3時間の間に犯行は行われたようだ。
私たちももちろん対策はしていた。
この監視カメラもそうだし、警備ドローンも何体か配置していた。
警備ドローンには侵入者を発見したら私たちへと連絡が来るようになっているが…確認したが連絡は来ていない。
そして戦闘を行った痕跡もなく、警備ドローンは無くなっていたよ。
おそらく発明品と一緒に警備ドローンも持っていったということなのか…しかしどうやったのかは謎だね。
これらの持ち去られたと思しき発明品たちにはいくつかGPSが付いているものもあったのでさっき確認して来たが、機能していなかったね。
さらに、奪われた発明品のいくつかにはGPSが付いているものもあった。
これはさっき確認してきたんだが、機能していなかった。
物理的に破壊されたようなら通知が来るようにもしてるんだが…こちらも特に無いね。
ハッキングで無力化したと考えるべきかな。
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「事件当時の状況はこんなものかな」
ウタハが一旦話を区切り、息をつく。
小さく、取るに足らない、普段なら認識すらしていないだろうそれを、皆緊張からか意識しているわけでもないのに嫌でも耳に入ってくる。
それに限らず、周囲の音がいやに大きく感じる。
集中を乱す音を若干うっとおしく感じながら、何人かは集中しようと意識していると、再びウタハが喋っていることに気がつき、急いで意識をそちらに向ける。
「そして、カメラに映った彼ら…人形師と、血染めの夜。…片方は聞き覚えのある名前だね」
何人かはそれを聞いて頷き、また何人かは頭を悩ませるように俯く。
ウタハはそれを気にすること無く、もしくは気付くことなく─彼女もまた動揺しているということだろうが─話を続ける。
「人形師と名乗る彼が発明品消失事件の犯人…あの女性が血染めの夜…彼らの発言はあまりにも衝撃的だ」
「もし本当だとしても、なぜ自ら知らせに来たのか、なぜわざわざ監視カメラに映像までのこして行くのか…」
「不可解な点は多く、罠のように感じることもできる」
目を閉じ沈むような声で、ウタハは言う。
聞いている面々も、引っかかっていたことが話題に出たからか、少し反応を見せる者が多かった。
「しかし、この手がかりを利用しないわけにはいかないだろう」
ウタハは一転して、はっきりとした口調で声を響かせる。
ミレニアムのマイスターにして、エンジニア部の部長の威厳が─そして、はっきりとした声の中にあるほんの少しの揺らぎと憤怒が感じられる声であった。
「この会議と、そして今後の方針を決めるために、ここより人形師と血染めの夜の捕縛を目標としようと思う」
「異論は…あるかい?」
話しに夢中になっていたのか、はたまた話しながらも別の何かを考えていたのか、周りをほとんど見ず、遠い目をしていたウタハが、今やっとはっきりと聞き手の目を見た。
いつもと変わらぬその目には、どこか首を横に振らせる圧力があった。
圧力に抗う理由も無かったので面々は素直に首を横に振った。
それを見回したウタハは背筋を正し、再び声帯を震わせる。
「よし、それじゃあようやくだが、今回の議題を発表しよう」
「今回の会議では、人形師と血染めの夜の捕縛に向けての作戦会議だ。それでは議論を始めよう」
そういうとウタハはまた手をパンと叩き、議論の開始を合図した。
が、先程までの緊迫した空気とウタハの妙な圧によって変になってしまった空気は拍手一つではリフレッシュされてくれなかった。
なかなか発言し辛い空気、少しであれば考えている最中だとごまかすことはできるが長時間になればごまかしがきかないし、そしてなにより辛い…
ウタハと、素直に悩んでいるアリスを除いたその場の全員が誰かが先に発言しないか、よもや自分から発言するべきかと神経をすり減らしていた。
「ねぇ、これもう入ってもいいかな?」
その時、ドアからかすかに声が聞こえた。
「いや、なんか入ってよさそうな空気じゃなさそうだけど…」
「そうですよ、1回出直しましょう」
「いやいや結構待ったし、ここまできて帰るのはやだよ!もう入っちゃおうよ!」
それが聞こえたアリスが、扉の方に歩いていった。
そしてドアノブに手をかけると…
「盗み聞きは悪いことです!出てきてください!」
「たのも─ぐへっ!?」
「あれ、あなたたちは…」
ドアを引き、出てきたのはドアを開けようと体重をかけていたのか、哀れっぽい声を出して倒れた小塗マキと、彼女を哀れな目で見つめるヴェリタスのメンバー、音瀬コタマと小鈎ハレだった。
「うう…かっこよく入ろうと思ったのに」
「えっと、邪魔してごめんね」
「話は聞かせてもらいました。私たちも発明品泥棒を捕まえたいと思っています。」
「だから私たちにもなんかさせて!ってこと!」
「それに、会議も人数が多いほうがいい意見が出るでしょ?」
頼もしい応援に、ウタハが「もちろんだ」と快く了承し、新たにヴェリタスが仲間に加わった。
それから会議は順調に進んだ。唐突な乱入があってくれたおかげで、凍てつくほどの緊迫はすっかり飛んで行き、皆が各々考えた意見を発表し議論している。
「そういえば、チヒロ先輩は?」
モモイがふと思ったことを半ば独りごちるように言う。
しかしモモイの他にも気になっていた人は少なくなく、少し関心が向いた。
ヴェリタスの面々に視線が向けられ、コタマが答える。
「副部長は、一緒に来るはずだったんですが…」
「ヒマリ先輩に呼ばれたから行けないって言ってた」
少し言い淀んだコタマに、ハレが続ける。
ヴェリタスの内部事情は良く知らないにしても、パッと聞いて珍しいことだとわかるので、モモイはもう少し問い詰めようとする。
「良い時間になったから、一旦出た意見をまとめよう」
が、ウタハの声で止められる。
おとなしくウタハの方へ向き直り、また全員がそのようにするとウタハは始める。
「まず今回は─
ドガァァァァァン!!!!!
会議にはまるで似合わない、耳を劈く爆発音が鳴り響く。
誰しもが反射的にそちらに目を向けると、そこには─
機械が糸でつなぎ合わされたような、奇妙な糸につながれた人形が居た。
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「何時計見てんの?」
「いや、そろそろ時間だと思ってな」
「は?─あぁ、そう。遠回しに言わずに直接言えばいいのに」
「今までお前のやりたいことに付き合ってやっただろ、これくらいは許せ。それと、今は俺のやりたいことにお前が付き合う番だからな」
「はいはい」
「…さて」
─人形遊びを初める時だ
マキ!好きだぁ!
ハレ!好きだぁ!
コタマ!好きだぁ!
みんな好きだぁぁぁぁぁ!!!!
ん?後ろだって?
はっイシュメールこれは違うんだこれは何かの間違いでそう言い間違いだよイシュメールイシュメール以外の人に好きだなんて言うわけちょっとまってくれイシュメールそのメイスを構えて何をするつもりだ作者の頭を潰そうとしているわけではないと思うんだけど う わ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ
「声帯を震わせる」って表現、エッチだとおもいました。
使ってエッチだって思った表現は積極的に使っていくことにしているので多分これからも似たような表現がでてきます。
しらんけど。