The "Blue" Reverberation 作:わど〜
本当に超久々の初投稿です。
本当にすまんかった。
まず言うと特にトラブルがあったわけでもございません。
なのにここまで投稿が遅れた人間の屑こと私です。久しぶりやね(白目)
誰か…俺をどうか殺してくれ…でないと俺は俺を許せなくなりそうだ…
「っはぁ!」
機械が壊れ、爆発し粉々になる。
ゲーム開発部とエンジニア部、そしてヴェリタスの一行の元に現れた機械人形たちに、皆は苦戦していた。
耐久力は低いものの遠距離からの銃撃に手痛い近接攻撃、行動を読んだかのような回避、そして数。
倒しても倒しても湧いてくるその圧に皆が心身共に疲弊しつつあった。
「うわーんもうやだよ!疲れたって〜!」
「私は…勇者はどんなに苦しい状況でも諦めません…!」
どうにか力を振り絞って耐えていた10人であったが、限界が近づきつつあった。
体には傷と痣が増え、意識は次第に混濁し、攻撃を避けられ、次第に追い詰められるストレスに晒され…
…そしてエンジニア部、とくにウタハは、自身の発明品でできた
それでも、必死に体を奮い立たせて人形を片っ端から壊していく。
ゆっくりだが確実に数を減らしていき…
そしてやっと、最後の一体を倒した。
「や、やっと終わった?」
「…私知ってるよ、マキ。そういうセリフは多分─」
いつからか、うっすらと…しかし確実に、忽然と、壊したはずの人形たちの残骸に赤い糸がぴんと宙に向かって張っていた。
ゆっくりと糸が動き、残骸となった操り人形たちも、それに引っ張られ、まるで人形遊びはまだ終わっていないとでも言うように、力無く動き始める。
残骸が1つに集まり、巨大な人型を形成していく。
右手は大きく凶悪な腕、左下は色々な銃がごちゃごちゃと組み合わさっている。
その巨体が出来上がるにつれ次第にギギキギッ…クグググッ…そんな風な、間接が軋む音と同時に、ゴォォンという機械の駆動音が聞こえ始める。
そしてゆっくりと目にあたる部分に光が灯り、重いその体を持ち上げた。
「…フラグっていうんでしょ、ゲーム開発部」
「良く知ってますね、ハレ先輩…」
乱雑に組み上げられたその巨大な人形は一行を1つ目で凝視し…
そして腕を振り下ろした。
「あはは!一つ目なんてわかってるね!」
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ、お姉ちゃん!」
「来ますよ!気をつけて下さい!」
人形の巨大な拳が炸裂する。
どっしりとした一撃は速度は無く避けるのは容易なものの、地面に大きな陥没痕を残し、強烈な威力を誇っている。
「うわ〜、すっごい威力、どうやったらあんな威力出るのかな…?」
「ま、また来ます!」
人形は腕を振り上げ、再び振り下ろす。
それだけで終わることはなく、次々と攻撃が繰り出される。
大振りで隙も多いその攻撃も、疲弊している一行にはかろうじて避けるのが精一杯で反撃に出ることができない。
防戦一方で、ひたすら避けていたが…
「グッ、クググ…ギシシッ」
「ぐっ…!」
不意に左手の銃から放たれた弾丸がウタハを撃ち抜き、ウタハの動きが止まる。
人形はその隙を見逃すことはなく、右手をウタハに向け勢い良く振り下ろす。
回避に専念していた皆は反応が遅れ、助けに入ることができなかった。
もはやこれまでかと誰もが思うピンチ。
しかし、そんな苦境にはいつも光が忽然と現れるものだ。
「…ググッ……」
突然人形の動きが止まる。
かと思えば、目の光が緩やかに消えていき、体から力が抜けたようにへたり込む。
何が起こったのか、一行がぽかんとしていると叫ぶような声が聞こえてきた。
「戻ってきたら一体なんの騒ぎ!?」
「副部長!」
コタマが叫んだ。
そこにいたのはヴェリタスの副部長、各務チヒロだった。
「チヒロ先輩!なんでここに!?」
「話しは後!一瞬動きを止めただけだからすぐまた起き上がってくるよ!」
チヒロの言葉通り、人形はすぐに光を取り戻し、起き上がった。
しかしその動きは前よりも少しぎこちなく、力が入らないような様子だ。
「チヒロ先輩何したの!?」
「元々機能が多少生きててそれを利用して動いてるみたいだから、それをトラッキングした。だから動きも鈍ってるはず、来るよ!」
「グ……ギシッ」
人形がまた腕を振り下ろす。
しかし、先ほどよりも動きが単調で鈍い。
そして、チヒロの登場によって息を整える余裕のできた一行は隙を見逃さず、攻撃を叩き込む。
「ググッ…!」
人形は無茶苦茶に銃を乱射し始める。
しかし、狙いがあやふやでもはや当たる心配はしなくて良いだろう。
「今です、光よ!」
一斉に攻撃を放つ。
人形は怯み動きを止め、そしてやがて目の光が消えた。
「や、やっと終わった…」
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「それで、どういう状況なの?」
チヒロは、壊された部室に変わって一旦空き部屋に身を置いていた一行に向かって聞く。
一行も、隠す理由も無いので正直に状況を話す。
それぞれの部が集まって血染めの夜を捕まえようとしていること。
血染めの夜と発明品泥棒の犯人…人形師が組んでいること。
人形たちに襲撃されたこと。
こまかい部分まで各々が口を出しながら話した。
「なるほどね…はぁ、正直なところ私は危ないことには反対だけど…」
チヒロはウタハを見る。
ウタハは皆が話していた時も1人静かに座っていた。
「………」
同級生で、部の代表通し、仲も良い。
そんなウタハの様子を見て何か思ったのか…
「…私も手伝うよ。どうせ止めても辞めなさそうだし、人が多いほうがいいだろうからね」
「わ〜!パンパカパーン!チヒロ先輩がパーティに加わりました!」
そうしてチヒロが一行に加わったのだった。
怒涛の勢いがようやく収まって、やっと落ち着ける時間になったからか、マキが思い出したように質問する。
「そういえばチヒロ先輩、ヒマリ先輩に呼ばれてるって言って出かけてましたけど何があったんですか?」
「そうだ、その話もしないと…」
チヒロは言われて思い出したというように言う。
各々寛いでいる一行を見て「皆を呼んできて」とマキにお願いし、しっかり集まってきたのを見ると話し始めた。
「私は、ヒマリ先輩から『話がある』って連絡されて、会いに行ったんだけど─」
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「来ましたね、チーちゃん」
集合場所に行くとヒマリ先輩が既に居た。
急ぎでもないけど、話を引き延ばすタイプでもなかったから、私は担当直入に質問した。
「話ってなんですか、先輩」
「ええ、大事なことですからしっかり聞いてください」
先輩はいつも抜けてる感じがあるけど、仕事をする時はきっちりしてる。
でも、その時はいつもより真剣そうな顔をしていた。
「セミナーで、血染めの夜事件を解決するという動きがあります。私もその案件に関わっているので、ヴェリタスにはしばらく顔を出すことができません」
「それはいつものことかと思うかもしれませんが…連絡があっても反応することができないことが多いと思います」
「ですから…チヒロ。あなたがヴェリタスのみんなを見ていてあげてください」
先輩は真っすぐ私の目を見ていた。
信頼と…少しの不安感、申し訳なさ。そんな物を感じた。
「わかりました。無理しないでくださいね」
「…ええ」
私は、その時はそうやって軽く返したけど、今こうやって襲撃までされたのを思うと、ヒマリ先輩は本当に心配していただろうなって思う。
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「…そんな感じ」
「へ〜、セミナーも動くんだ」
「大変なことになってきましたね…」
掴めない不安感を覚えつつ、一行は一旦休みに入るのだった。
機械人形は発明品とか機械類をごっちゃごちゃにして人の形にしたみたいな物をイメージしています。
中にはそのまま操られているドローンとか、今回出てきたクソデカい人形が混じってたりします。
それぞれ人形、素早い人形、重い人形に対応してる…みたいな感じ。
くれくれくれくれくれくれくれくれくれくれくれくれくれくれ!!!!!!!
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