一番長い間してたゲームに転生するやつ   作:仲介者

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Oh…メンテ明けのストーリーwatch…
キャスニキと所長の出会いが入れ替わってるね…
苦しい、苦しいYo…

…まあ、多少順番いじってもバレへんか…
…目をつむってください。


キャスニキは警戒してる時の顔がいっちゃんカッコいい(偏見)

 

…目の前を歩く二人の少女は死体を目にしたからか、すこし顔色が悪い。

僕のすこし真後ろを歩くキャスターの視線が背中を貫いているのがわかる。

いつもの僕ならば二人を元気づけようかと考えるが、今の僕にはでき得ない。

 

僕の行動を見張るキャスターと顔色がひどい二人。

最初は僕と会話をしてくれようとしていたが、

僕が余計な一言を言ってしまい、楽しい会話は無に帰した。

 

一言でいうと、結構最悪の空気だった。

 

 

 


 

 

 

…彼女らの顔を見て僕がこの世界がFateだと知って固まっているとき、

彼女らも僕の座る椅子の奥を覗きこんでしまいパニックになった。

そりゃそうだ。死体を見て喜ぶ奴なんて普通はいない。いたら心配する。

 

藤丸立香はただの女子高生で魔術世界に踏み込んだことがないのだから当たり前だろう。

マシュ・キリエライトもたしか、凄惨な実験を受けていたが、彼女は…。

 

…だめだ、ストーリーの大半をスキップしてたせいであんまりわからない。

大まかな流れとサーヴァントに関してのある程度の知識しかない。

 

ただ、僕が言える言葉が一つだけある。いや、二つくらいある。

 

「……あの、落ち着いてください。

 とりあえず縄を解いてくれませんか?それが横にあるせいで気分が悪いんです」

 

タイミングを見計らって言った言葉に二人のパニックがすこし落ち着いて。

 

「うっ、わ、わかりました」

 

マシュさんが僕を固定する縄を手に取ろうとしたときーーーー

 

「ちょっと待ちな、嬢ちゃん」

 

青いキャスターがその手を掴み、目の前に来た。

フードから覗く赤い双幹は僕を睨むように歪んでいた。

ーーまあ、確かに。今の僕は怪しいにもほどがある。

 

特異点Fに生きた人間はおらず、死体もない。

 

いるのは骸骨ばかりで、この地は常に呪いに満ちている。

 

そのはずなのに僕のような子供が椅子に縛られて生きているのだ。

おまけに無いはずの死体もつけて。

 

そんな怪しさのハッピーセットをすぐに殺さないのはここが屋内であることと、

外見が子供の相手を殺したら彼女たちに負担がかかるからだろう。

 

事実、彼はさりげなく二人を後ろに下がらせて話しかけてきている。

こういうのは確実に初心者マスターより、キャスターに任せたほうがいいね。

 

「お前は誰だ?」

 

質問はわかりやすく単純明快だが、

この体の名前を聞いているのであれば、僕が知りたいほどだ。

ここは素直に前世の自分の名前をーー

 

「…もう一度聞く。おまえは誰だ。何でここにいる」

 

時間切れかよ。質問増えたし。

 

「…僕の名前は 耀山 灯(ようやま ともり)といいます」

 

「気づいたら体を椅子に縛られてここにいました」

 

気づいたらも何も机の上に僕が入る前の子の家族写真飾ってるんだけど。

僕の視線の先見てキャスターも訝しんでいるし。

 

まあ、そうだよね。

 

自分の家で家族の死体の横で縛られて臭さに顔しかめつつ、

平然と歳月に似合わない話の仕方してるやつが怪しくないわけがない。

 

「お前は何で生きてるんだ」

 

「いや知りませんよそんなこと」

 

考えている途中に話しかけられたせいでつい本音が出てしまった。

縄も解いてくれないし。いや、旅路を考えれば死んだほうがいいかも。

……いいかも?ここでキャスターに消されるならいいか。

考えるのも、めんどくさい。

 

考え込むキャスターを尻目に立香たちのほうを見る。

ってすげー。ロマニキと話してる。ほんとに青いホログラムなんだなー。

そんなことを考えているとロマニキがちらりとこちらを見る。

そんな風に見られたら殺されてもいいからマギ☆マリの正体バラしたくなっちゃう。

 

そんなこんな時間をつぶしていると処遇が決まったらしい。

なんでも、立香ちゃんの鶴の一声で解放・監視が決まったらしい。

まじかよ。立香ちゃんに感謝の言葉を述べる。立香神を崇め奉れ。

 

久しぶりの肉体の自由に伸びをしつつ血液が流れる感覚を楽しみつつ、家を出た。

後ろのキャスターの視線が痛い。

そう思いながら歩いていると立香ちゃんが近づいてきた。

 

「ありがとうございます、立香さん。助かりました」

 

そう言葉をかけると、少し戻った顔色に笑みを浮かべて彼女は

 

「気にしないで!私のほうこそ、ちょっと耀山くんの家に吐いちゃってごめん」

 

えっ?

……あの家、僕のいた世界で売り飛ばせば高値が付くんじゃないかな。

じゃなくて。

 

「いえいえ。こちらのほうこそ、気にしないでください。

 どうせもとから、帰る場所だなんて思ってませんから」

 

「……そ、そう、なら、いいんだけど……」

 

……あ゛やべ。

 

 

 


 

 

 

あのあとすぐに会話を切って無言に徹したが、空気がよくなることはなかった。

当たり前だけど。

……今思い出してもまずかった。

だけど、この気まずい空気で話しかけるのは僕には厳しい。

どうしよう。

 

「キャアーーーーー!!」

 

よっしゃ勝ち確ゥ!

 

「!、女性の悲鳴が聞こえました!みなさん、急ぎましょう!」

 

「……なんか、嫌な予感がするんだけど」

 

「僕は大丈夫だと思います」

 

「さっさと行こうぜ!マスター!」

 

「…うん、そうだね!行こ!」

 

やはり所長。所長がすべてを解決する。

 

ちなみに一番遅かったため、キャスターに途中から運んでもらいました。

僕を見る顔が険しいけどありがとう!キャスニキ!

 






耀山くんは過集中科・聞き流し属・陰キャ種のヒョウメントリツクロイです。
ほどほどに可愛がってあげてください。

ちなみに耀山くんは何回か話しかけられていますが、
空気をどうするか考えているせいで聞こえてません。

奏章Ⅲ2日かけてクリアしました。感動をありがとう。
岸波ちゃん先輩大事に育てて使います。
岸波くん先輩もください。BBちゃん達もそうだそうだと言っています。

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