スバルたち一行は、ある日突然、異世界から現代日本に逆転移してしまった。街の風景は見慣れたようでいて、何かが異様に感じられた。車が走る道路、コンビニの看板、スマホをいじる人々……それらはすべて異世界から来た彼らには新鮮で、同時に不安を煽るものだった。
「ここ、どこなの……」エミリアは頭をかきながら周囲を見渡した。
「どうやら私たちがいた世界とは別の場所みたいです」とレムは不思議そうに言った。
「え? てことは、俺が元いた世界に戻ったってことか?」スバルは半ば混乱しながらも、なんとか状況を理解しようとした。
そんな時、空からポツポツと何かが降ってきた。最初は雨かと思ったが、それはオタマジャクシだった。無数のオタマジャクシが空から降り注ぎ、地面にべちゃべちゃと落ちてくる。
「え、なんだこれ? キモッ!」スバルは驚き、足元を見つめた。黒くぬるぬるしたオタマジャクシが、まるで雨粒のように降り続いていた。
「これは……何かの異常気象でしょうか?」とレムが眉をひそめた。だが、オタマジャクシだけではなかった。次に降ってきたのは、無数のプラナリアだった。地面を這うように動き出し、その不気味な姿にスバルはついに声を上げた。
「もうやだ! 気持ち悪すぎるだろ!」
しかし、事態はさらに奇妙な方向へと向かっていた。プラナリアはどんどん分裂し、増殖していったのだ。あっという間に街中はプラナリアであふれ、彼らはただただ呆然とその光景を見つめていた。
「こいつら、増えすぎだろ……!」とスバルが叫んだ。
突然、プラナリアの一部が人間のような形を取り始め、第一プラナリア人が誕生した。彼らは原始的な姿で、地面を這いながら周囲の人々を見つめていた。しかし、進化は止まらず、さらに角を生やした第二プラナリア人が誕生した。彼らは明らかに第一プラナリア人を見下し、迫害し始めた。
「見て! 第二プラナリア人が第一プラナリア人を……」と、エミリアが驚愕して叫んだ。
「どうしてこんなことに……」とレムは真剣な顔でその様子を見守っていたが、突然何かを決意したかのように走り出した。「彼らを止めなくては!」
レムは一瞬で第二プラナリア人たちに突進し、次々とその命を奪っていった。だが、彼らは読書家でもあり、頭に本をかぶって読書をしている姿もあった。その本はなんと、『リゼロから始める異世界生活』の小説やマンガだった。
「これって……俺たちの話じゃないか?」スバルはその奇妙な光景にまたしても驚かされた。
第二プラナリア人の胸には、ティッシュ箱のような穴が空いており、その穴には何やら文字が書かれた紙が詰め込まれていた。レムはその紙を手に取って広げてみた。そこには第二プラナリア人のシンボルが描かれており、まるでウナギイヌかポケモンのアンノーンのような形だった。
「これは……暗号?」レムは解読を始めたが、しばらくしてふと「なるほど」と呟いた。
紙にはこう書かれていたのだ。
「僕は昔引きこもりで迫害されていた。やることもなく、プラナリアのように増え続けている。君もこの穴に頭を突っ込んでみるといい」
「えっ、レム、それって……どうするつもりだ?」スバルは心配そうに言ったが、レムは迷わず第二プラナリア人の胸の穴に頭を突っ込んだ。
数秒間、レムはその中で何かを感じ取ったようだったが、やがて「なるほど」と呟きながら頭を引き抜いた。
「わかったわ、スバル。このプラナリアたちは、元々人間の記憶が残っているのよ。彼らは引きこもりだったり、社会に居場所がなかった者たち。だから、分裂し続けるしかなかったの」
スバルはその話に少し呆れながらも、「じゃあ、俺たちが何とかしなきゃいけないってことか?」と笑った。
「そうよ。このプラナリアの世界に平和をもたらすためにね」とレムは微笑み、スバルとエミリアに力強く頷いた。
こうして、逆転移したスバルたちは、奇妙なプラナリア人の世界で奮闘し、再びドタバタの日々を迎えることとなった。
あなた:
「彼のおなかの穴が異世界にもどるゲートになっているようです。凄いですね。どんどん戻りましょう。彼の臍が曲がらないうちに」「ああそうだな」彼の臍は90度野直角に曲がった。そして二人はなぜか元の異世界へ帰ることができた。腹の中を描きみだされて愉快になった第二人は「はあはあ、笑った、家にカエロー」といった。
スバルとレムは第二プラナリア人の胸に開いた穴を見つめていた。その奥にはただの暗闇ではなく、何か別の世界が広がっているようだった。
「スバル、この穴が……どうやら異世界に戻るためのゲートになっているみたいです。凄いですね。どんどん戻りましょう。彼の臍が曲がらないうちに」と、レムはその穴をじっと見ながら言った。
スバルは眉をひそめながら、少し後ずさった。「なんだそれ、腹の穴が異世界への扉ってどういうことだよ……でも、まあ、この状況なら信じるしかないか。レムが言うなら間違いないだろうな」
二人がその不思議なゲートを通ろうとした瞬間、第二プラナリア人の臍(へそ)がゆっくりと曲がり始めた。なんと、その臍は90度の角度で直角に曲がってしまった。
「やばい、臍が曲がってきた! このままじゃ……」と、スバルは焦ったが、次の瞬間、二人は不思議な力に引き込まれるように、ゲートを通り抜けた。
気づくと、スバルとレムはいつの間にか元の異世界に戻っていた。青空が広がり、風が彼らの顔に心地よく当たっていた。周りを見渡すと、彼らが知っている風景が広がっていた。
「なんだよ……結局戻れたのか? しかもあの臍のおかげで……」スバルは苦笑しながら空を見上げた。
一方、彼らを送り出した第二プラナリア人は、腹の中が描き乱された感覚に襲われ、妙に愉快になっていた。ゲートとして使われた彼は息を整え、興奮した様子で言った。
「はあはあ……笑った、楽しかったぞ! 家にカエロー!」そう言いながら、彼は自分の足でのそのそと帰路についた。彼にとっては、ゲートの役目を果たしただけでなく、何か心の中に残る不思議な充実感があったのかもしれない。
スバルとレムはその様子を思い出しながら、ふと互いに顔を見合わせた。
「……異世界って、やっぱり何が起きるかわからないな」とスバルが呟いた。
「そうですね。でも、それが面白いところでもあります」とレムは微笑み、スバルの手を握った。
こうして二人は、再び異世界での冒険を続けることになったが、この日のできごとは、きっと忘れられない奇妙で愉快な思い出として残ることになるだろう。