『投影』を使える妹が離れなくて困る件について 作:妹とはなに?
なぜか校長先生が家に凸ってきた件について。
その日はいつも通り休日だったから、妹とお出かけしようと思っていた。だから着替え終わって出かける為に家事を終わらせて行こうとした時にインターホンがなった。
「やぁ!君たちの事情については複雑だから僕が来たのさ!HAHAHAHA!」
家に来たのは雄英高校の校長先生。ネズミの変異によって個性を持ってこうなったらしい。ちょっとかわいらしいけどぬいぐるみでてないのがな。この機会に相談してみようかな。
その前に、紅茶をいれてもてなさないと。
「粗茶ですが…」
「いえいえ、急な訪問に対応していただき感謝なのさ!」
ソファが2つと単なる机。少ないけどそんなに人がいない我が家ではこれくらいしか客へ対応できないことに申し訳なさがある。
「それで、ご用件はなんでしょうか。恐らく、兄の合否判定についてを伝えに来たのかと思われますが…」
「そう!その通りさ!それと普段通りの口調にして大丈夫!そこいらへんも考慮しているのさ!」
妹の凛々しい姿もお兄ちゃんとしてはもう少し見たかったんだけど、普段通りの方もどっちもいいです。言われた瞬間にお兄ちゃんの隣にささっとくっついてくる。う〜ん…可愛い、ヨシ!
「それで、結果については?さぞかし悪かったんでしょう?」
「いいや、その逆さ…首席合格!しかも歴代の中でも1位の記録になっているのさ!」
「よかった…」
とりあえず俺は入れただけましだと思ってたから首席合格なのは意外といえば意外。とはいっても、妹の反応をみる限りそれは当然みたいな顔をしている。喜ばしいことなんだけど、本題はここからだ。
「すいませんが、俺が首席を辞退することはできませんか?そもそも無個性に等しい人物ですから」
「いやいや、あの動きを無個性と誰も思わないさ!実際、あの薄い刀も個性の一部だろう?」
「そうですね。…私の、ですけど」
「しかもあの刀だと俺の個性は使えないんですよ。実質無個性なんですよね」
まあ、試験の違反にはならないと思う。一応武器の持ち込みは個性なら可能と書いてあったからな。校長先生がどう思うかが入学かどうかのターニングポイントだし。
「…そういうことか!君の個性については一度も使われた形跡がなかったからね。無個性であれだけの動きは凄いのさ!」
納得してくれたようで何よりだ。そもそも個性でなくともあの刀は家の中にしまってあるのだし、修復して置いてあると言えばなんともいえないだろう。
そんな言い訳ばっかしていたら先生に目をつけられるからやらないけど。
「理解していただけたようで何よりですよ。というわけで俺には不可能です」
「しょうがないね…それじゃあ次席の
お、お兄ちゃんとしては鼻が高いな。にしても推薦もどんな感じだったのかな…妹からはなんとも聞かされてないから、特に今は話すつもりにもなれないけど。
「…せっかくですしありがたくやらせていただきます。別に話す内容はこちらで全て決めてもいいですか?」
「全然構わないさ!それと君たちは特殊な事情を考えて同じクラスに配置することにしたのさ!雄英高校は自由が特色だからね」
「ありがとうございます!」
一番の問題だった妹の素行もこれでなんとかなるので助かる。授業中に他のクラスに来るとかは中学なら問題なかったけど、高校からは問題だしね。一緒になれたことも安心である。お兄ちゃんとして妹に悪い虫がつかないようにせねば。
「それと、君たちはここから通えるのかい?大分遠いようだけど…」
「それは大丈夫です。晴れなら走りますし、雨なら新幹線に乗りますから」
「もし難しそうならいつでもいってくれよ!寮も作る予定があるからね!」
「ありがたい限りです」
ここいらへんの柔軟さは凄い先生だということがわかる。そもそも雄英高校に寮がないのも変な話だけど…あ、士傑に流れるのか。てことはあんまり俺のことを知らない人が多いのか。そっちの方がありがたいしな。
「それと
「妹は?」
「う〜ん…まあ、一緒に来るのはいいさ!ただ個人面接をとる形だから席を外してもらうことにするよ」
少しこっちの言い分を通してもらうことが多いような…個人面接をわざわざここに来てまでお願いする用事とも受け取れないし…
「やったね!お兄ちゃん、おでかけだよおでかけ!」
「もちろんこれは流石にこちら持ちさ。是非今から来て欲しいのさ!」
うん、色々とあるけど妹が喜ぶならいいか。それにこれを断って雄英高校に入学できなくなるのも本末転倒。最悪妹に被害が及ばないならそれでいい。
「それじゃあ行きます。こっから走って十五分ぐらいですっけ?」
「そんな急ごうとしなくていいのさ!新幹線のチケットはもう取ってあるからね!」
それならのんびり行こう。ヴィランの襲撃なんて起きるわけがないし。*1
さて、そんなこんなでお兄ちゃんと隣の席に座らせてもらい、校長先生は目の前で座っている。一体何をお兄ちゃんに聞くのだろうか…?場合によっては容赦しない。お兄ちゃんを傷つけるのはなにであろうと大罪であり、極刑なのだ。
先生をじっと見つめ、手の中の武器を握りしめる。
「そんなに睨まないでほしいのさ!私は君たちと違って戦闘はできないからね。危害なんて加えられるはずがないのさ!」
「間接的な戦闘なら無類の強さですけどね。案外、校長先生なんて
「HAHAHA!これでも一番あっているのさ!彼にはマスコットキャラクターとして縫いぐるみを使ったらどうかとも言われたよ!」
「お兄ちゃんが言うならそうなんでしょうね。お兄ちゃんって何かとするにつれて自分を非才と言いますけど、とんでもなく多才なんです。きっと経営科でもサポート科でもいろんな科で活躍できたでしょうね」
そんな世間話のことをしていても、向けられる殺意には鈍感な校長先生。
今だって4号車にヴィランが来てるのに。もしかして気づいてないのかな?まあ、気づいててもよくて傍観、悪く受け取れば…!
気づいた以上無視はできない。
「トイレに行ってきますのでお兄ちゃんをお願いします」
そっとお兄ちゃんの寝顔に口づけする。全く、派手に暴れたらお兄ちゃんが起きちゃうのに。
はた迷惑な試験を突破するために、私は刀を構えて扉を開けた。
「お兄ちゃんが安心して眠れないじゃない」
愚痴りつつ私は薄い刀を割った。軽いけれどこれは一応ガラス。壊れた時の破片は充分に凶器として成り立つし、音を立たせるトラップにするにも充分。任意のタイミングで消せる投影武器はこういう時に役立つんだよね。続けて刃だけを空中に何個も作り出す。この刀は脆すぎて空中に投影して落とすだけでもすぐに割れていく。あっという間にトラップが作り終わり、1号車には入ることができなくなった。
投影したものを消せる私しかここを無傷ではのりこえられない…だろう。使わなくてもいいとはいえ、誰だって怪我はしたくないし。
もう一つ取り出すのは鏡の刀。何かはわからないけど、私はこれをよく使う。
「ふぅ…ふぅ…」
これを強く握ったら私は刀を振る感覚しかなくなる。
どうなっているのかもわからない。だけど、お兄ちゃんをいっぱい感じられる。
お兄ちゃんさえいれば、私は戦える。お兄ちゃんがいる限り、私は生きていられる。
だから私はお兄ちゃんの為に戦う。お兄ちゃんは私の為に戦う。これで私たちは最強。
覚悟を決めた私は邪魔者を排除しに刀を振る。
実のところ。
彼と彼女は不正を行ったのではないか、という疑いがあった為に雄英高校へと呼び出しを受けていた。
実技試験を受けた
そう判断されるに値したのは黒金の個性。そして白雪の試験時の行動。
彼の個性はいまだ不明な点しかなく、また情報についても誤解を生むように書かれている。故に奥の手を隠していると捉えられている。また彼の取った試験最初の行動─黒金のただの走りがよくなかった。
そして白雪は試験開始時以降教員が目撃しておらず、不正防止の監視カメラには銀色の髪が撮影されていた。
つまるところ、替え玉受験と疑われて至極当然の行動を双子はしていたわけだ。
ただ、双子は一切の自覚はない。両方ともにそのようなことはしていないし、そんなことを考えてはいない。事実今彼は寝ており、妹である彼女にもそのような意図はない。
この件について彼女にしか非がない─が、それを責めるのは酷である。
彼女は彼女で刀の特性を理解していないだけであった。
金色は銀色へ、青色の瞳は澄み渡る水色へ。
刀こそ変わりのないものの、見た目は完全に双子の兄であった。
扉を開けてヴィランを斬る。
足だけを的確に狙った抜刀は、彼女のオリジンがそこから始まったからなのか。
もちろん、この間には白雪の記憶はない。言うなれば睡眠。寝ている間のことを覚えられる訳がない。
ただ、確かなことがあるとするならこのヴィランは相手を間違えたということだ。
十分後、『雄英高校生、ジャック犯を実行犯逮捕』とのニュースが緊急放送された。
この件でいたのは雄英高校生2名と教員が1人。
その内の片方が占領区域外を守り、もう片方が速攻で実行犯を捕縛した。
使用許可は同乗していた教員が出していた。
この一件について雄英高校からは『若い芽が芽吹いていることが感じられる行動でした。ただ、今後このようなことがないよう厳重に見直していく所存です』との声明があった。
どれくらいで書けばいいかな?
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週に一度(毎話8000弱)
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毎日2回(毎話1000弱)
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毎日1回(毎話2000強)
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しぬから(毎日4000弱)
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ざーこ♡(更新不定期)