原点にして頂点「アルセウス様ありがとうございます。でもいつか一発殴らせてください」 作:ゴーイングマイペース
後、汐音様は脱字指摘もしてくださり助かりました。まことにありがとうございました。
感想が増えてきている。嬉しいのう、嬉しいのう……。
さあ今日も感想を貰えたこの喜びを胸に、相棒ポケモンや覚醒値システムをハーメルンに布教するべく投稿じゃー。
※前回の相棒ガブリアスもそうですが、今回も原作と異なる設定やシステムが色々登場する回となっております。ご注意ください。
※
2024/11/03
『010 マサラタウン&トキワシティ 9歳 間話集01』に載せた相棒ガブリアスの実数値を修正(強化)しました。
また、それに伴い修正後の種族値を『011 マサラタウン 9歳 間話集02』の後書きに掲載いたしました。
ご興味のある方は、二度手間となり申し訳ございませんがご確認の程よろしくお願い申し上げます。
2024/11/06
本文「アルセウス様の頼み事」の表現を若干修正
脱字修正。ご報告くださったソーシロー様、ありがとうございます。とても助かりました。
「またグリーンを りつけた」→「またグリーンを叱りつけた」
012(カントー01) マサラタウン 10歳 VSグリーン シングル 1×1 【☆相棒コラッタ ステータス(Lv10)】
4月〇日 10歳 マサラタウン オーキド研究所
『旅立ちの日、始まりの戦い! ピカチュウ VS コラッタ!』
「おはよー、レッド! 良く晴れてよかったわ、まさに旅立ち日和ってヤツね!」
「……おはよう」
良く晴れた、新しいシーズンの始まりを感じさせる爽やかな春の朝。
旅立ちの前に研究所に寄るようじっちゃんに言い付けられていた俺とピカチュウは、先に来て正門前でおしゃべりをしていたらしいブルー、リーフの姿を認めた。が、もう1人の腐れ縁の幼馴染が見当たらない。
「おはよっす。グリーンは?」
「……朝イチで出て行った筈だけど、来てなかった」
「今日のことで一番ソワソワしてたくせに一番遅いとか、何やってるのかしらねアイツったら」
聞いてみると何やら要領を得ない返答が。
おかしい、というかグリーンらしくない。アイツはこういうイベント事には真っ先に駆け付けるヤツで、自分より遅い奴に対し「待ちくたびれたぜー!」とか言ってマウント取ってくるタイプなのだが。
「ま、良いでしょ。放っといたってその内来るわ。先に中入ってましょ」
「……うん」
「そうだな。ま、案外俺達以外の友達に最後の挨拶とかしてるのかもしれねーし」
約束の時間が目前に迫っているのもあり、研究所の建物内へと入る俺達3人。
そこにはいつものように、研究員の人達がそこかしこで資料を纏めたりポケモンの検査をしたりといった姿。
「お、レッド君、リーフちゃん、ブルーちゃん。おはよう。ちゃんと時間通り来たね」
「おはようございます。……じっちゃんもう来てます?」
珍しいことに、孫に続きじっちゃんの姿までもが無かった。
研究員の人達が出勤し終わってる頃にはいつもじっちゃんもその中に混じってるものだけど、どうしたのだろう。
「それがまだ来てないんだよね。珍しいけど、ま、すぐいらっしゃるでしょ。あっちにお菓子とお茶用意してあるから、食べて待ってて」
「やーん、朝からお菓子なんて太っちゃーう!」
「……もう食べてるし」
「チュ!? チュウ!」
そんな2人からさりげなく自分とリーフの分を少しだけ確保した俺は、ただ菓子だけ食べて待つのもなんなのでこれからの話をすることにした。
「で、お前等2人も当然リーグ出場を目指すんだろうけど、どんな感じで行くんだ?」
「んぐんぐ……ゴックン。んー? まあアタシはじっくり旅を楽しみながら攻略していくわよ。ただポケモンを鍛える以外にもせっかくの旅を楽しみたいしね」
「……私も。色々見て回りたい」
「まあそんなもんだよな、俺も似たようなこと考えてるし。何より本番は10月末だし今から焦ることないしな」
「とは言ってもアタシ達カントー組は最悪トキワに挑戦させてもらえないこともありえるから、ジョウトで8つ目を手に入れることも視野に入れとかないとだけどねー」
ロケット団ってやっぱクソだな。(再確認)
ちなみにこの世界のポケモンリーグの概要、少なくともカントー・ジョウト統合リーグ、ホウエンリーグ、シンオウリーグの3つの概要は下記の通りである。
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ポケモンリーグ概要
①ポケモンリーグのシーズンは4月から11月初旬までの約8ヶ月間。
10月下旬に予選。11月初旬に本戦。
②リーグ参加資格は、その地方のポケモンジムバッジ8つ全てを揃えること。
なおジムは10月中旬あたりまでしか挑戦者を受け付けていない。
なのでリーグ挑戦希望者は、それまでにジムバッジを8個揃えなければならない。
②予選はトーナメント形式。
シーズン内にバッジを揃えたトレーナー及び、その地方のジムリーダーの中から希望者が参加。
③予選トーナメントの優勝者がリーグ本部(四天王・チャンピオン)への挑戦権を得る。*1
④本戦は、予選優勝者が四天王・チャンピオンの5人へ順番に挑む形式。*2
⑤予選優勝者がリーグ挑戦の途中で負けたら、その時点で四天王4人のリーグ戦に移行。
最多勝利を獲得した四天王がチャンピオンへの挑戦権を得る。
――――――――――――――――――――――――
人によって期間の長さについては意見が分かれるところだろうが、纏めると大体こんな感じだ。
補足しておくと、別にシーズン以内にバッジを揃えられなくても、1度手に入れたバッジは来年以降もずっと参加資格として機能するようになっている。
何故ならこの世界におけるリーグ挑戦は、バッジ6、7個目のジム戦までで大体が篩い落とされ、8個目を手に入れる者となるとそれはもう極少数となる超絶難易度らしいからだ。
それも内実を知ると納得できる話で、シロナさんからバッジ8個目のジム戦の内容を聞いてみると、どうもゲームで言うところの『最終強化ジムリーダー』としか思えない難易度だった。
つまり、ジムリーダーの中から希望者もリーグに参加してくるこの世界では、バッジを5個以上集めたトレーナーともなるとジムリーダー側も相手を挑戦者ではなく将来のライバルと認識して本気を出し始め、8個目ともなればそれはもう全力で蹴落としにくるわけである。
……そりゃあこんなの、来シーズン以降もバッジが機能するよう温情措置があるし、何百人の参加者を篩い落とすトーナメントだって開催する必要無い訳だわ。そもそも予選の舞台に上がることすら出来ない奴が大多数ってことだし。
10歳でシンオウチャンピオンになったシロナさんとか、シンオウのトレーナー達からはもうバケモンみたいに思われてるんじゃないだろうか。
その後も少しの間ブルーとリーフと御喋りをしていると、何やら外から騒がしいやり取りが聞こえてきた。
「まだいってぇ……じいさん、いくらなんでもあんな強く引っ叩くことねーだろ!」
「あれでもまだ足りんぐらいじゃこのバカモンが! まったく、秋頃から何を1人でコソコソとやっておるのかと思っていたら……!」
「なんだよー、レッドだってピカチュウを旅立ち前に正式に自分のポケモンにしてたじゃねーか!」
「レッドには成り行きだったとはいえ確かな実績がある! それにワシにも学校の先生方にもちゃんと許可を取りにきたわい! それをお前ときたら……!」
「まあまあ、おじいちゃんもそのぐらいで。グリーンも謝ってたことだし」
そうして、何やら御怒りのご様子を見せるじっちゃん、頻りに頭を擦るグリーン、2人を宥めるナナミ姉ちゃんという様子のおかしい3人組が入ってきた。
「おはよ。どうしたんだよ朝っぱらから」
「よう。よくぞ聞いてくれた! それはだな――」
「後にせんかい! まったく……」
またグリーンを叱りつけたじっちゃんは、ブツブツと呟き続けながら一旦奥へと引っ込んでしまった。
いったい何があったんだ、とナナミ姉ちゃんを見ても苦笑するばかり。マジで何やらかしたんだこの緑は。
――――――――――――――――――――――――
「――これはポケモンの歴史に残る偉大な仕事じゃー!」
4人揃ってから幾許か経ち、俺以外の3人がそれぞれ用意されていたポケモン、グリーンはヒトカゲ♂、ブルーはゼニガメ♀、リーフはフシギダネ♀を貰った後。
俺達はじっちゃんから「この世界の全てのポケモンを記録した完璧な図鑑を作る」という夢と共に真っ新なポケモン図鑑を託され、とうとうマサラタウンを旅立つ時が来た。
……と、思っていたのだけど。
「待てよ! レッド! やっと俺達、ポケモントレーナーになったんだぜ! ……ちょっと俺の相手しろよ!」
「やれやれ……しょうがないヤツじゃのう。……ほんっとに」
色々な要素から予想していた通り、早速グリーンが俺にポケモンバトルを挑んできた。
いやまあ、別にバトルすること自体は構わないんだけども……じっちゃんが青筋立ててお前見てるのはいいのか?
「相手って、まさかヒトカゲでか? ……こう言っちゃあそのヒトカゲが可哀そうだけど、流石に今のソイツじゃ俺とピカチュウにはどうやっても敵わないと思うぞ」
右肩に視線をやると、ピカチュウも「正気かコイツ」という視線をグリーンに向けていた。
シロナさんのガブリアスに鼻っ柱を折られて以降、コイツは誰彼構わず喧嘩を売るのを自重するようになった。なのであまりに明確な格下であるヒトカゲとは戦いたくないんだろう。
そして俺だってイヤだ。口に出しはしないが、弱い者イジメみたいで。
グリーンはそんな俺達の様子に気付いているのかいないのか、不敵な顔で懐からモンスターボールを取り出した。……って、ん?
「ヒトカゲはそこにいるよな。ってことは、お前、そのボール……」
「へへ、旅立ち前にパートナーを見つけてたのはお前だけじゃなかったってことだよ! 尤も、コイツをボールに入れたのはさっきじいさんと姉ちゃんに見つかった時が初めてだったけどな!」
「自慢げに言うことではないわい! その子が人間に友好的だったから良かったものの、もし気性の荒いポケモンだったら……」
「わーかった、わーかったってじいさん、悪かったって!」
「はあ!? 何アンタ、ピカチュウが来たばっかりの頃レッドに散々ズルいズルい言っといて、自分は抜け駆けしてたの!?」
「……せこい」
「へっ、運命ってヤツさ」
キメたつもりかもしれないけど、ただのキザ野郎にしか見えないぞそれ。
その後詳しい話を聞いてみると、どうやらさっき聞こえていた「秋頃から1人でコソコソと~」というじっちゃんのお小言は、このボールの中身に対してのものだったらしい。
シロナさんがマサラを去って割とすぐ後に出会って意気投合し、パートナーとして将来を約束してコッソリ特訓していたとか。
「いや、でもなぁ……」
「気が進まねえんだろーが、そういうのはコイツを見てから言うんだな! お前なら見るだけでコイツの凄さが分かんだろ――出てこい!」
そう言って、グリーンがボールから繰り出したのは――。
「――ゥラッタ!」
「コラッタか。そこら辺で見かけるのより大分イカついけど」
そう、マサラタウンのすぐ北、1番道路でポッポと勢力を二分しているあのコラッタである。
確かにそこら辺のコラッタと比べたら、図体以上にただならぬ気配というか、気迫みたいのをビシバシ感じるけど……と、俺がそこまで考えた時、懐のアルセウスフォンがシロナさんのガブリアスを見た時ぶりの音を鳴らし始めた。
まさか、と思いながらもこれで3度目なので、半ば以上確信しながら「ステータスチェッカー」の画面を目の前に投影(操作せず見るだけならこんなことが出来るらしい。最近気付いた)すると、そこに映っていたのはやはり予想通りのそれであった。
――――――――――――――――――――――――
つよさをみる
種族 :相棒コラッタ【コラッタ希少種】
Lv :10
性別 :♂
タイプ :ノーマル
性格 :いじっぱり
なつき度:最大
特性 :こんじょう
持ち物 :
・
・
・
・
・
・
――――――――――――――――――――――――
オーケーオーケー。あーもう慣れましたとも、ええ慣れましたとも。
なるほど、確かにこれならグリーンが自信満々に俺とピカチュウに挑んでくるわけだ。
「……言いたいことはわかった。いいぜ、
「ピッカ!」
「そうこうなくっちゃな!」
ピカチュウは一目で目の前のコラッタを強敵足りうると認めたのか、頬袋からバチバチと放電して臨戦態勢だ。勿論、俺だって思ってもみなかった強敵の登場に心が昂っている。パートナーが揃ってこれだ。このバトル、受けて立たなきゃ嘘ってものだろう。
そして俺達の好戦的な気配を感じ取ったのだろう。グリーンのコラッタも前歯に光をギラリと反射させ、すっかり迎え撃つ気満々でピカチュウを睨み付けている。グリーンもコラッタそっくりの戦意溢れる顔でニヤリと笑い、庭の方へ顎をしゃくってみせた。
そして俺とグリーンは、研究所の庭へ競うように走って行ったのだった。
「そう、目と目が合ったら――」
「――ポケモンバトルだ!」
「なにアイツら、いきなりバトルおっ始める癖して同じねずみポケモンを相棒にしてるし息ピッタリに走り出すし。仲良し?」
「……わかりきってるでしょ」
「うふふ、可愛くて良いじゃない」
――――――――――――――――――――――――
と、いうわけでVSグリーンである。
何気にこういうバトルらしいバトルは、去年サカキと戦った時以来だ。と、言っても、共に相棒ポケモン同士というカードではあるが双方レベルが低い為、あの時のように積み技を使って時間をかけるようなこと等無くすぐに方が付くだろうが。
「早速行くぜ! コラッタ、“でんこうせっか”!」
先手を取ってグリーンのコラッタが突っ込んでくる。どうやら俺と同じように速攻で決める腹のようで、先制技を指示し速攻を仕掛けてきた。
とはいえ俺のピカチュウも速攻の雄。俺が指示せずとも慣れた様子でコラッタよりも素早い“でんこうせっか”で後の先を取って迎え撃ち、次いで“かげぶんしん”を展開し始める。お決まりの撹乱コンボだ。
が、ここで予想内の予想外が発生する。
「(――速いな、それに
この撹乱コンボは大抵のポケモンに通用するポテンシャルを持っている。
事実
おまけに通常のダッシュと“でんこうせっか”を巧みに使い分けてリズムを意図的に乱し、自分はピカチュウが狙いを定められないよう動いている。
どうやらピカチュウが自分と同じように“でんこうせっか”で迎え撃って見せたのを見て早々にスピード勝負の不利を悟ったらしく、クレバーにも技巧で勝負を仕掛ける方向に舵を切ったらしい。立ち回り上手すぎだろ。
「ラッタァッ!」
「チュウ……!」
両者幾度かぶつかり合うが、共に体捌きで上手くダメージを逃がし決定打には繋がらない。「センスが突出しているヤツ同士が戦うとこうなるんだな」といった展開だ。
ピカチュウも突っ込んで物理技を仕掛けながらも時折“でんきショック”等変化球を織り交ぜて攻めているが、コラッタも動体視力や反射神経に天性のものを授かっているのだろう。スピードで負けていてもそれらに惑わされず、一歩も引かずに喰らいついてくる。
そうして共にリズムを狂わされ攻めきれず、いきなり膠着状態である。
「どーだレッド、すげーだろ俺の相棒は!」
「ああ、驚いたよ! 正直ピカチュウに思い切り戦わせてやれるのはニビジム辺りからだと思ってたけど、いきなりこんな強敵が出てくるなんて思ってなかったぜ!」
俺の言葉にグリーンは渾身のドヤ顔。まあ気持ちは分かる。俺もピカチュウのことを褒められたらあんな顔するだろうし。
「タァッ!」
と、ここでコラッタが勝負に出てきたようだ。どうやらグリーンに褒められたことで気合が入ったらしく、“どろかけ”でピカチュウの視界を奪いに来た。
勿論そんな技に今更引っかかること等ないピカチュウだが、そこで、このバトルが始まってから初めて、ピカチュウに隙らしい隙がほんの一瞬生まれる。
「そこだッ! “でんこうせっか”!」
勝負所だと判断したのだろう、グリーンがすかさず追撃を指示。恐らく“でんこうせっか”から更に締めの技へと繋げ、一気に押し込んでくるつもりと見た。
――が、甘い!
「“はやてがえし”!!」
「チャアッ!」
「ラ゛ッ!?」
「なっ、マジか!?」
クリーンヒット!
バトル開始の時のようにコラッタの“でんこうせっか”に対する後の先を取ったピカチュウの“
ちなみにこの“はやてがえし”という技は、簡単に言うなら先制技に対する【かくとう物理】のメタ技である。
つまりノーマルタイプであるコラッタには当然効果抜群、更に「でんきだま」の攻撃力倍化効果も合わさって。
「ヂュ、ヂュゥゥゥ……」
「あーッ、コラッタ! ……ちっくしょう、良い所まで行けたのによぉ!」
コラッタ、戦闘不能。
“はやてがえし”で綺麗に脳を揺らされただろうコラッタは、すぐ駆け寄ってその体を抱え上げたグリーンの腕の中ですっかり目を回していた。
「――ふぅ。よくやったぞ、ピカチュウ!」
「ピカッチュウ!」
思わず右手でグッとガッツポーズ。
ピカチュウも久しぶりに熱の入ったバトルになったのだろう。達成感溢れる満面の笑顔で抱き着いてきたので、感謝と労いをこれでもかと籠めて頭を撫でてやる。
こうして俺のポケモントレーナーになってからの初バトルは、幸先良く勝利で飾ることができたのだった。
――――――――――――――――――――――――
そして、とうとう旅立ちの時。
グリーンは「こうしちゃいられねえ、強いポケモンを捕まえまくって一気にジムバッジを集めてやるぜ!」と一足先にマサラタウンを発って行った。……何故か、俺の妹達全員からこれでもかと餞別を貰って。
おかしい、俺も貰ったけどあそこまで色々貰ってないぞ。なんだ、バトルには勝ったのにこの敗北感は……アイツいつの間に……。
後、ブルーも「じゃ、アタシもお先ー」と既に居ない。1人で色々済ませておきたいことがあるらしい。
何か企んでいるのか、ただ気楽な1人旅を楽しみたいだけなのか。猫みたいなヤツである。
まあ他人様に迷惑をかけることはしないだろうから、何かヤバいことになるかアイツからこっちに来るかするまでは放っておこう。
「で、リーフは待っててくれたのか」
「……うん。1人、寂しいし。一緒に行こ?」
というわけで、バトルに勝った筈なのに打ち拉がれていた俺を待っていてくれたらしいリーフと2人で旅立つことに。
寂しいという気持ちも分かるし、何より幼馴染の美少女の頼みに否とかありえん。旅が彩色くぞ、やったねピカチュウ!
「……」
「なんだその目は貴様。せっかく町と町を自由に行き来できるようになったのに、チュチュのトコに連れて行ってやらんぞ。いいのか? んん?」
「ピ!? チュ、ピカチュ!」
――さあ、とうとうこの時が来た。
俺がポケモントレーナーとしてこの世界でどこまでいけるかは未知数だけども、まずはカントー制覇だ。いつか誓ったように、絶対誰にも負けない。必ずてっぺんに立ってやる!
「よっしゃ行くぞ! ポケモンマスターに、俺は――『ピロン♪』なんだ人が景気良く決めようと思ったのに!」
と、俺が某海洋冒険ロマンに肖って旅立とうとしたところで本日2度目の不躾な音が。あの邪神め、どこまで人の神経を逆撫ですれば気が済むのか(憤怒)。
「……どうしたの?」
「ああ、ごめんなリーフ。ちょっと待っててくれ。ったく、今日は多いな。えーっと何々……」
――――――――――――――――――――――――
アルセウス様の頼み事
☆メインクエスト1:カントー図鑑を完成させよ
・達成条件:
・達成報酬:震えて待て
☆メインクエスト2:ポケモントレーナー【リーフ】を1人前のトレーナーへと育て上げよ
・達成条件:
・達成報酬:お楽しみに
☆メインクエスト3:ロケット団を壊滅させよ
・達成条件:
・達成報酬:乞うご期待
☆サブクエスト1:1番道路のポケモンを全種類捕獲せよ
・達成条件:
・
・
――――――――――――――――――――――――
「……。…………………………………………………………………………」
「……レッド? なんていうか、今にも誰かに殴りかかりたそうな、でもそれも悪いと無理やり思わされてるような……上手く表現できないスゴい顔してるけど……大丈夫?」
「……ああ、いや、うん。ヘーキヘーキ。ダイジョーブダイジョーブ……」
「……妹ちゃん達がグリーンにばっかり豪華な餞別渡してたの、そんなにショックだった? しょうがないよ、私、あの子達の気持ちわかるし。ほら、よしよし……レッドには私達がついてるから、ね……?」
――斯くして、後に世界中へ『原点にして頂点』という異名を轟かせるポケモントレーナーの旅は、共に旅立った幼馴染の美少女に慰められながら始まるというなんとも情けないスタートを切ったのだった。
グリーンのコラッタにスポットライトが当たるポケモン二次があったっていいじゃないか。
……アニポケバトルは自由度の幅が広すぎて、逆に表現に悩みますが。
なので作者にとって毎日更新とか出来てらっしゃるポケモン二次の作者様とか、正直言って尊敬と畏怖の対象でしかないです。
ちなみに、皆さま気になっているかもしれない相棒コラッタの種族値は下記の通りとなります。
・
・
・
・
・
・
・合計:363(+110)
※ラッタに進化します。
あと、基本的に相棒種化させたポケモンは全て種族値を+110する予定です。要は原作の相棒ピカチュウ、相棒イーブイと同じだけの強化ということですね。
というわけで、ポケモン元祖ライバルにして元祖チャンピオンであるグリーンも強化です。レッドとグリーン、共に相棒ねずみポケモンをパートナーにすることとなりました。なんだかんだで仲良しな男2人。
拙者、こういう目に見えないところで紡がれている友情の香りダイスキ侍でござる。
それと、最後のグリーンへの妹ちゃん達のアタックは、グリーンにアニポケシゲル(初期)要素をお遊びでプラスしたというだけです。ああいう面白ナルシスト方向に舵を切らせるつもりまでは無いですが。
今後彼女達が物語に関わることは9割9分ないのでご承知おきを。
それでは、ポケモン伝統の初ライバル戦を勝利で飾ったレッド君の旅路がどのようなものになるか。相変わらずの不定期更新になるでしょうが、どうかお気を長くしてお付き合いいただけますと幸いです。
――――――――――――――――――――――――――――――
※この空白の正体に気付かれた勘の鋭い方へ。
申し訳ございません、本作への0評価に対する作者の愚痴です。本文とは一切関係がありません。
ただ鬱屈した文が延々綴られているだけなので、そういうのが嫌な方は気付かなかったことにしてブラウザバックをどうぞ。
感想は嬉しいけど、とうとう低評価0も付いてしまった。悲しいのう……。
100歩譲って「なろうチートみたいな表現で好みじゃない」的な内容の読者様の好みによる評価ならともかく、「で、でたー!ポケモン転生者あるあるゲーム知識チートだー!ゲームとは全然違うぜって書いておきながらこれだ~!(評価文そのまま)」って言われて0評価付けられても、そもそもタグに「チート」って入れておいてある程度にはチート要素がこのお話の軸なのに……それでも読んどいてこんなこと言われても作者にどうしろと……。
と、愚痴を吐き出すのはここまでにして。
わざわざにじみ文字を突破してまで作者の愚痴をを読もうとしてくださった方がどの程度いらっしゃるか分かりませんが、お目汚し申し訳ございませんでした。カントー編を始める前に鬱になった気持ちを如何してもどこかでガス抜きして、切り替えたかったもので。
よし、切り替えた。もう大丈夫です。
後、重ね重ね申し訳ございませんが、この空白の正体に気付かれてない読者の方が、この空白の正体を察知なされるようなご感想をくださるのは、出来ればお控えください。
上記した通りどこかで如何にかして愚痴を吐き出してガス抜きしたかったというだけですので。
最後にハーメルン様。
透明色タグ機能とにじみ文字タグ機能、有効活用させていただきました。
まことにありがとうございました。
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