ああ、他にも描きたい物語とかあるのにな〜。粗筋とか設定とかもあるのになー
文才無いくせに無駄に設定だけとからなポンポン思い浮かんでくるのに...表現力が無いよう(泣
モミの木は、キリトの記憶に違わず捻じれた姿で、静かに立っていた。
「レナ……帰ってくれないか?」
キリトは、目を合わせることなく冷え切った声色でレナへと尋ねた。
「キリトが何を言おうと…私はあなたについていくよ」
そこに、普段の少し砕けたレナはなく、ただ真剣な眼差しを向けていた。
「……好きにしろ」
「言われなくても」
ほんの少しでも考えれば、レナのそんな態度も、全てキリトを心から心配してのことだったが、今のキリトに、そんなことに気づく余裕はない。
キリトの視界の端に表示される時計が、零時をさすと、何処からともなく、鈴の音が響いてくる。見上げると、漆黒の空にふた筋の光が伸びていた。ソリがモミの真上にあわれるとともに、黒い影が飛び降りた。そこに現れたのは、おおよそ万人が思い浮かべるサンタクロースとは遠くかけ離れた“異形”の姿だった。しいて言えば、赤い三角帽子と、赤と白の上着を着ているところが、唯一実際のサンタクロースのイメージとかみ合っているところだろうか。
「うわぁ、子供の夢をぶち壊しそうな姿」
どこかイメージとかけ離れた“異形”の姿に嫌気を感じたレナの素直な感想だった。キリトにとっては、ボスの意匠などどうでもいい。ニコラスは、クエストに沿ったセリフを口にするつもりか、もつれた髭を動かそうとしていた。
「うるせえよ」
キリトは呟き、キリトはレナの存在すらも無視して剣を抜いた。
***
ニコラスとの戦いは熾烈を極めた。キリトとレナ…と言ってもレナが一方的にフォローしただけだったが、それを以てしても、二人のHPはレッドまで落ち込み、回復アイテムも底をついていた。
言いようのないナニカにさいなまれながら、キリトはのろのろと剣を収め、ドロップアイテムのウィンドウを操作する。食材、素材、防具、武器、装飾品…数えるのもバカらしくなってくるほどのアイテムを、一瞥しただけでスクロールしてゆき、ソレは、驚くほどあっけなく見つかった。《還魂の聖晶石》
キリトが全てをなげうってでも渇望したもの。このアインクラッド内で、唯一確認されている、死者の魂に再び息を吹き込むという神秘にして奇跡。
サチにもう一度会えるかもしてない………
そう考えるだけで、キリトの心は震えた。震える指で、キリトは何度も操作を誤りながらも、やっとの思いで実体化させた。浮かび上がったのは、卵ほどの大きな、そして七色に輝く途方もなく美しい宝石だった。
「サチ…サチ…サチ…」
「キリト…」
そんなキリトを、レナはただ静かに見守っていた。屍のようにただひたすら同じ言葉を繰り返すキリトが、どれだけこの結果を欲したのか、痛いほど理解していたから。そして、願わくば、それがもたらすものが、キリトにとって幸福な結果になることを信じて。
現れたウィンドウは馴染んだフォントで、こう書かれていた
【このアイテムのポップアップメニューから使用を選ぶか、あるいは手に保持して、《蘇生:プレイヤー名》と発声することで、対象プレイヤーが死亡してからその効果光が完全に消滅するまでの間(およそ十秒間)対象プレイヤーを蘇生させることができます】
およそ十秒間。とってつけたようなその文字が、キリトに全てを告げていた。
「うわああ……あああああ……」
キリトの口から、獣のような叫び声が漏れる。明らかに様子がおかしいキリトを見て、遠目で見守っていたレナも全てを理解した。
何時しかレンが口にした最悪の結果になったんだ………
と。
ある時、不意にレンは言った。
「もし、万が一蘇生アイテムがあったとしても、ソレは俺達が想像する蘇生アイテムなんだろうか」
その言葉を聞いた時、レナは
「夢がないなー」
と、いつもの調子で返した。しかし、レンは肯定も否定もせず、同じ口調で続けた。
「確かに、この世界がただのMMOなら、一般にイメージする蘇生アイテムが手に入るかもしれない。でも、ここはデスゲームだ。HPが0になれば死んでしまう。そんな世界に、蘇生アイテムなんてあると思うか?あの宣言の時、茅場は言った。『これは大規模テロでも、身代金目当ての誘拐事件でもない。この世界を作り出すことが、私の目的だ』と。彼がただの狂人なら、それでもいいさ。でも、俺はそうは思わない。あの時の彼の言葉には、強い“意思”があったように感じた。うまくは言い現わせないが、彼は自分が信じた信念のもと、この世界を作ったような気がするんだ。そんな彼が、人の“死”を軽々しく扱うワケがない。この世界での“死”は、現実での“死”同様、重く、つらくて、何よりも悲しいものなんだ。だから、俺は蘇生アイテムなんかないと思う」
彼もまた、自身にとってかけがえのない存在を失ったのだ。仕方なかったとはいえ、彼自身がその死に加担していて。どんなに自分を追い詰めただろうか、どれだけ後悔しただろうか、そんな彼が導き出した持論を、一体誰が否定できよう。誰が笑えようか。
ひどく自分を追い詰めているような顔だった。
その姿が、今もその罪で自身を責め続けているようで、そのせいで、彼はずっともがき苦しんでいるのに、レナはどうすることもできなかった。なんと言葉を掛ければいいか分からなかった。
あの時何か声をかければ良かった......
そんな後悔が、今でもレナの中にある。
結果としてレンの推測が、存在していたとはいえ当たったのだ。
「あああ……ああああ!!」
雪の上に叩きつけ、ブーツで何度も踏みつけながら、キリトは絶叫した。
そんな…サチ…こんなんじゃなかったのに…サチ…サチ…サチ…
今までキリトを生かし続けてきた理由はあっけなく消え、その体が力なく地面に沈んでゆく。
もういい、大切な人が苦しむ姿をこれ以上見たくない!!
「キリト!!」
レナは自身の短剣を投げ捨てて、崩れるキリトの体を受け止め、そのまま抱きしめる。
「レ……ナ……」
生きる理由を失い、壊れようとするキリトの意識にそっと触れるように、キリトの耳元でつぶやく。
「もう、こんなことやめよう?キリト…」
「生きる意味をなくしたのなら、私がキリトの
紡がれた言葉は、レナでも驚くほどスッと、自然に出てきた。思考するまでもなく、まるで、最初からそこにあったかのように。
ドクンッ
キリトの凍りついた心が、拍動する。
「キリトは、私の大切な人だから」
まるで魔法にでも掛けられたかのように、キリトの体がぬくもりで満たされてゆく。
ああ…人ってこんなにもあったたかったんだ。
かつて、キリトが感じ、いつの間にか忘れてきてしまった事。動かすのも億劫だった腕はウソのように軽く、キリトは寄り添うレナへと腕をまわした。まるで、もっとぬくもりを求めるかのように。そんなキリトに応えるように、レナも更に強く抱き返した。
「なあ、レナ」
「なに?」
「俺、もう一度立ち上がってみるよ。やり直してみる。サチが生きてきた証のためにも」
「うん」
どれくらいそうしていただろうか。二人の顔は、吐息が触れ合うほどに近い。これから先に紡ぐ言葉が、どれだけの重みを持つのか。キリトは痛いほど理解している。それでも、愛してしまったのだ。心の底から心配そうに顔を曇らせ、藍紺色の瞳に涙を浮かべる少女、レナを。
「君が好きだ、レナ」
「うん、私も」
まるで、引き寄せあうかのように、二人はどちらからともなく唇を重ね合わせた。
過去は変えることなどできない。失った物は戻らない。“覆水盆に返らず”。それでも、人は前を向かなければならない。生きている限り、つらいことなど何度もあるのだから。もがき、苦しみ、あがいて、手にした答えが、人間の生きてきた印。
さあ、彼らはそれぞれの答えを得た。過ちと喪失を乗り越えて。それが、彼らにとって、どんな結末をもたらすのか。願わくば、それが幸福であらんことを。
レ&カ&夢「「「後書きだぜ〜!!」
夢「いやっほー!!」
レ「ウザい」
夢見草に回し蹴りを放つ
夢「ボハア!!」
レ「その謎テンションをどーにかしろ」
夢「いや、もうすぐで赤鼻のトナカイ編終わるからさ」
カ「ほお、具体的には?」
夢「あと一話かな」
レ「なるほど、駄作者なりにがんばったんだな」
夢「おうよ!!だから褒め(キラン)......ナンデモナイッス」
シャキン(←b-ナイフを仕舞う音
レ「よろしい」
レナ「ねー作者〜。私キリトとキスしちゃった///」
夢「おおー、良かったなー」
レナ「うん、やっぱキリトは鈍感だけど優しいし子供っぽいとこもあるし、でもやっぱり......」
カ「惚気かよ」
レ「しかし、キリトは鈍感過ぎるよな」
カ&レ&夢「「「「お前(レン)が言うな(ったらダメだよ)」」」
レ「何故に??」
レナ&カ「「感想や意見コメント待ってます!(ぜ!)」」