カードファイト!!ヴァンガード Parallel Divinez 作:七蜘蛛
翌日
とある公園
マサト「...。」
マサトはとある山の公園の見晴らしのいい場所で遠くを眺める。そして、懐から己のカード「均衡の断罪者」のカードを取り出し、見つめる。
「やっぱりここにいたか。」
マサト「...?」
マサトは振り返るとそこには今夜の対戦相手でもある夜森コウスケがやって来た。
マサト「コウスケか。」
コウスケ「お前は何か考え事をする時は必ずこの公園に来てるからな。」
マサト「...それで何の用だ?」
コウスケ「単刀直入に聞く、お前の願いはもしや...。」
マサト「...気付いているなら話は早い。俺の願いは世の中の不正や不平等、差別を消し去る事だ。」
コウスケ「やっぱりな。お前のそういう所、昔から変わらないなぁ。」
マサト「変わってないのはお前の方だ。いつまで楽観的でいるつもりだ?」
コウスケ「これでも大分変わった方なんだけどな...。」
マサト「...まぁいい、今までどれだけ対処しても俺の力では限度がある。だが審判大戦ならこの世を変える事が出来る。」
コウスケ「...お前が昔から抱えていた理想か...。」
マサト「その通りだ。コウスケ、今夜の審判大戦、負けるつもりはないぞ。」
コウスケ「こっちもそのつもりだ。」
マサトは公園から立ち去る。
夜・遺跡のファイト場
断罪者side.
キョウスケ「妙に張り切ってないか?」
マサト「当然だ、漸く理想を叶えられるかもしれないのだからな。」
エリス「確かに、願いが叶えられるチャンスなんて普通はあり得ないものね〜。」
シズク「まぁ...私は静かならなんでも...。」
フォス「...。」
タクマ「ガッハッハッ!このままもう一勝頂きだ!」
決闘者side.
コウスケ「...。」
コウスケは自分のデッキを握り、その上に表向きになっている己のカード「幻影の決闘者」のカードを見つめ、神妙な顔をする。
シンシャ「...大丈夫か?」
コウスケ「!あぁ、問題無い。」
カナ「何か考え事?」
ハヤト「あまり無理しない方が...。」
コウスケ「いや、そういう訳にもいかない。」
コウマ「とすれば一体何が...?」
コウスケ「...いや、仮に勝ったとしてもそれで本当に世界は守られているのかってな...。」
リク「?どういう...。」
コウスケ「っと、どうやらあっちは準備OKみたいだ。」
コウスケがそう言うとファイトテーブルにはマサトが既に立っていた。
コウスケ「行ってくる。」
カナ「頑張れ!」
コウスケがファイトテーブルの前に立ち、マサトと対面する。
コウスケ「久しぶりのファイトがこんな形とはな。」
マサト「懐かしむのは後にしろ。」
コウスケ「それもそうだな...。」
ベルベストが現れ高らかに宣言する。
ベルベスト「夜森コウスケと柊マサト。カードを掲げなさい。そして叫ぶのです!開戦の狼煙を!」
その言葉とともに2人の後ろから赤と青の球体が昇り、2人は互いのカードを向け合う。
マサト「この地に...。」
コウスケ「審判を。」
互いのカードの紋章が輝き、そして2つの球体が重なり合うと白き光が放たれる。
コウスケ・マサト「Divine!」
そしてコウスケとマサトに光が照らされる。
ベルベスト「刻限です。」
すると2人のカードのスリーブがそれぞれの紋章が描かれたスリーブへと変わる。
ベルベスト「これより、審判大戦第二試合を始めます。」
2人は裏向きのファーストヴァンガードに手を添える。
コウスケ・マサト「スタンドアップ!ヴァンガード!!」