if〜ミッテルト&正輝   作:斬刄

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証拠散策・化けの皮・激突

私と片瀬は同じ友達と話をして、兵藤一誠の話題が無くなっている。違和感としか言えれなかった。一誠が生徒として一緒にいたことも、授業をしていたのも

 

 

 

同じクラスメイトも友達も先生も誰も…疑問に思っていない。

「ねぇ…みんな何も知らないんだよね」

「うん、一誠のことが。あいつさ…あの三馬鹿共と一緒に覗いて、はっきり言って気色悪い奴らだったけど」

「なんか…ね」

 

いじめ。と言っていいのこれ?

幾ら何でも全員でよってたかって一人を虐めるような全員が残虐性を持っているわけがない。一誠はエロくても女に対して暴力的な行為までは至らなかったわけだし。

「思ってたんだけどさ…一誠って確かアーシアと同居していたんだよね。なのに」

「あの男が元凶としか言いようがないよね…」

なんで彼がみんなの記憶に干渉できるのか分からないし、学校内は絶対に証拠を隠滅している。でなかったら、担任か学内の誰かが証拠を見て驚くはずだから。

「で、でも危ないよ。一旦クリザリッドさんだけでも報告してなんとかしてもらったほうが」

「片瀬…多分数日経てばあいつは兵藤一誠が生きているという証拠を絶対に消すのは違いないよ」

 

兵藤一誠を潰して、木場君は狙われていない。でも嫌な予感がする。

こいつはなんで兵藤一誠の席に座ってるのか恐ろしくてたまらない。

この人が元凶なのは違いないけど、迂闊に彼と話すことができない。

彼であってもなくても彼と親密な同級生は私達を疑われる。

「私の予想からするとね…たぶんリアス姉様だけじゃない朱乃先輩や子猫。オカルト研究部部員女子全員だと思う」

「し、信じられない…」

「そうじゃなかったら一誠が消されるなんてありえないじゃない‼︎‼︎」

 

それだけじゃないクラスの大半が彼のことを信用しきっている。二ヶ月前は1人のことが多かったのに、周囲に10数人が集まっていておかしすぎる。

 

「だからこそ今日確かめる。そして、リアス姉様に真実を教えないと…私達はこの先彼に対応せざるおえなくなって…もうどうしようもできない。」

「そんな…」

 

私達は放課後、私と片瀬の二人で兵藤一誠の家の近くに行くまでは良かったけれど

 

「何て言えばいいの〜⁉︎」

「私達は彼の親友ですだなんて言っても、中学生前の頃に会ってないし家にも訪ねてないから疑われるのは違いないわね…」

 

 

とても困っていた。

部屋に潜入と言っても彼と親密な訳ないじゃい‼︎エロトークばっかして不快に思っていたし、最低だと思っていたし!彼自体が毛虫だったんだもん‼︎

 

でも、証明しないと…リアス姉様傷つくし。私達で証明しないと

 

 

「ちょっといい?この家の知り合いですか?」

「うわっ⁉︎」

 

神父服を着ていた女の人が私の肩に触れてきて驚いた。私達はびくってしたけど、私達の敵じゃなかったから助かった。

 

「し、知り合いですが…」

「私は兵藤一誠の幼なじみで、事故死の真相を確かめに来たの」

 

 

神父服を着ていて何者なのかよく分からなかったけれど一誠に

 

 

 

女の子の幼なじみがいるとは思わなかった。でもこれで、一誠の家に入って確かめることができる。

 

 

「紫藤イリナ…です」

「あらあら…大きくなったねぇイリナちゃん。その子達は?」

 

過去の事件だから一誠は私達に会っていないことになっている。突然の質問だから言葉に詰まったけれど、

「あ、昔一誠と私と外で一緒に遊んでくれた、村山さんと片瀬さんです」

「あらあら、それじゃあ三人で部屋でゆっくりしてね?」

 

助かった。

彼本人の家がまず気になっていたから、入っていたけれども両親からの疑いの目を突きつけられるのが怖かった。でも、こうして紫藤イリナさんのお陰で入ることに成功した。

 

2F

「一誠は…多少は激しかったこともあったけれども、とても良い子だったわ。」

母親は私と片瀬に一誠の部屋を案内してくれた。彼の家の中入るなんてありえないとは思っている。

「一誠は…生きている間はこんなにも優しい親友に恵まれて幸せだったのね」

一誠の母親が泣いていた。家の中には仏壇が置かれていたし、『もし兵藤一誠が駒王学園に入る前に死んでしまったら』というif的なものを再現させてたことに、気づいたら顔が真っ青になっていたから。

とにかく私達は何かあるのかをあさった。彼の部屋に入って箱や机の中とか、一誠なら何か持っていると信じないといけない。

 

と、思っていた私が馬鹿でした。

「エロ本じゃないの!」

「まぁ、男子だから一つや二つあってもおかしくないよね…」

 

ほとんどやけになっていたけれど、それでもイリナさんが時間を稼いでくれるお陰で少ない時間の中で見つけ出さないと

 

 

「これって…集合写真」

「あ!オカルト研究部だけじゃなく私達のクラスメイトの集合写真もあるよ」

 

アルバムの中には一年の頃の写真がある。3馬鹿と一緒に写真が写って、学園内でのイベントで写真も撮っている。そして、何よりも唯一な最高の証拠がここにあった。それはオカルト研究部の5人の集合写真と、アーシアとゲーセンで遊んでいたのかプラクラをしていた写真。

 

これらの写真を持って帰ることにした。

 

1F

 

「あの…父親の方は?」

「父は仕事で帰ってくるのが遅いの…」

「そ、そうですか」

私は母親の話を聞いた。

一誠はやっぱり相変わらずスケベな性格で問題があったけれど、帰宅の途中車が一誠にめがけて突っ込んできて一誠は逃げていたけれど。吹き飛ばされて死んでしまった。亡くなった後、葬式を行って事件の真相も不明のまま。

 

けれど、彼女らからの情報によるとビデオテープで授業参観を撮っていることが分かった。

 

 

母親にテープがあるのかを確認して、タイトルの〈授業参観〉を書かれていたテープをしらみつぶしに探した。

「もう一つあったかしら?」

「…ビデオテープ借りますね!」

「な、何を?」

 

そこには授業参観をしていた一誠とアーシアが写っていて、母親は目を丸くして泣いていた。

「一誠?これってどういう…ことなの?」

「分かりません。でも、これだけは言えます」

 

駒王学園の制服。授業をそのまま受けているし、作っていたリアスの粘土が物語っている。彼が中学生時代に事故死したというのは映像から見て全くのウソ。だから言える

 

「一誠は…まだ生きているかもしれません‼︎」

 

*****

 

証拠品までには手を出していない。

あいつが干渉できるのはあくまで【記憶】だけ!これなら…

 

 

「これで一誠は生きているってこともオカルト研究部であることも証明できる!」

三人でこのことを真弓さんに報告しようと早速クリザリッドさんに電話で報告していたら、

 

 

元凶が立ちふざがった。

「計算外だったよ。まさかこんなモブ風情がオリ主である俺の邪魔をするとはな?」

電波の回線が切れて、連絡が取れなくなった。周りが紫色になって異様に感じた。

「!か、賀東…やっぱりあんたがみんなの記憶を」

「どうやら俺の能力を使ってお前らの記憶をいじろうとしたけれどダメだったからな…事故死として始末するか」

これが賀東の本性だとするのなら、相当やばい。それだけじゃない。彼が兵藤一誠を襲撃して事故死にさせたのを自覚したってことは

「事故死として…やっぱりそれって⁉︎」

「あぁ。あいつ生きてるよ。ほんとゴキブリ並の生命力だよ。まぁ時期に早く殺す予定だから」

竹刀を構えていたけれど、彼の持っていたのは正真正銘の剣。おもちゃの剣とかそんなものでもない。

包丁よりも凶悪な長い刃物。

「そんなチャチな武器で何ができる?それで俺の攻撃を防ぐって…舐められたもんだな」

「動かないで!動いたら首の動脈を切る」

「擬態の聖剣…イリナか?」

イリナさんが彼の首筋に刀の刃を向けている。でも、まったく動じていないどころか

 

大笑いしている。

「なぁイリナさんよ?神様は死んだんだって言えば信じるか?」

「あなたの言っていることは全部嘘よ‼︎」

「嘘ねぇ?これを聞いても?」

彼がポケット入ってあるボイス録音機を再生させた。そこから話している声が聞こえている。

「この声ってゼノヴィアまで⁉︎まさかこれって…」

「そうこれは聖剣計画内でコカビエルの独演を俺が録音していたんだよな」

神が死んだという言葉が聞こえて、イリナの剣が震えて、落としてしまった。私達も何がどうなっているのかわからない。

「しっかりして!イリナさん‼︎」

でも、私達の声が届かない。

自分をどうにかするので必死だけれど、私たちが向かっても彼の持っている武器で殺されかねない。

「と、いうことわぁ‼︎

神は生きている!ってそれまで祈って死んでいた人達は全くの無駄死にってことだよなァァァァァァ‼︎‼︎‼︎」

「嘘…そんなはずない。神はいる…神はいる…」

「神様は私のことを助けてくれるーってか?お前のその祈る行為自体が無意味なんだよ‼︎‼︎」

駄目だ。私達の声が届かない。

さっきから状況に苦しんでいてばかり。このままだと。

「た、すけて」

「現実って残酷だよな?信じていた存在が無くなったって知ることは

 

 

 

俺が嘘をついているって信じたいもんなぁぁぁぁぁ‼︎‼︎」

急いで駆けつけてもどうしようもできない。イリナは彼が振り下ろしているのを見ることしかしていない。

神が死んでいるという事実が耐えられなかった。兵藤一誠も事故死扱いされ、父母も苦しむことになって、神への求愛があると思っていたはずなのになかったという事実を聞かされて。見ている私達も苦しかった。

このままだと三人とも彼に殺される。

 

「誰か…」

「一瞬で一誠の事も真相の事も何も知ることなくお前らは俺の従属にさせる。その方が楽だからなぁ‼︎」

「誰か助け「ウリィヤァァァァァァァァァ‼︎」「ハァァァァァァァァァァァァ‼︎」…え?」

 

拳が彼の剣に直撃して、大剣をもっているゼノヴィアさんもクリザリッドに協力して同時に攻撃している。

イリナと私達は腰が抜けたようにその場に座った。

「間に…あった!」

「クリザ…さん」

「ゼノヴィア…私」

 

どう謝ればいいのか分からない。

彼は私の身勝手なことをしたから怒っているだろうと思っていたけど。

 

「待たせたな村山に片瀬、もう大丈夫だ。」

「すまない…こんなことに巻き込むとは思わなかった」

 

クリザさんとゼノヴィアさんは駆けつけて怒るのかと思っていたけど。クリザさんは笑顔で、ゼノヴィアもまたイリナに謝罪して、何も怒らなかった。出てきて助けてくれたクリザリッドとゼノヴィアさんの表情は彼に対して怒り心頭の様子で、

 

「まだ俺の邪魔をする奴らが、横やりしてくるなんてな。軽く見てしまったが、転生者じゃないのなら葬りやすいな?俺もうぷっつん切れたから纏めて殺すか?いいや、

 

 

俺の邪魔者は絶対に!無残に!屈辱と絶望的に満ちたまま殺されなきゃならないんだよォォォォオ‼︎‼︎」

「一般人の村山や片瀬に…そもそも女を理不尽な力でねじ伏せる貴様の行為は。万死に値するぞ…!」

「私が組織を裏切ってもイリナは私の中では親友だ。その親友を侮辱し、苦しませるのなら許すつもりは毛頭ない‼︎」

「「私達の親友に手を出して死ぬ覚悟は出来ているか?下郎‼︎‼︎」」

 

クリザリッドさんは体全体から炎が燃え上がり、ゼノヴィアさんは大剣を彼に向けた。

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