if〜ミッテルト&正輝   作:斬刄

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クリザリッド

ミッテルトと過ごして二週間。俺のアルバイトのお手伝いも早くなってきて、二人で遊ぶ余裕もできた。学校はどうやらリアスと生徒会長と副会長がテニスをしていたらしくドラ○ン○ール…いやテニスの○子様ようなハチャメチャなテニスをやってたけど。あれ実際世界選手のテニスプレイヤーと対戦したら世界選手の方は勝つの無理だよね。てゆうか人が成せる技でもないんだけど。

 

 

 

ミッテルトからオカルト研究部の部員と生徒会長達は悪魔であることを知ったが、怪しまれる事はない。彼らにはミッテルトとで合わせても、堕天使の悪寒を察知をさせないために俺のクロイリュウで作られた【黒き気配遮断】を与えて堕天使である事を隠している。

俺が腹を刺されたのもそのクロイリュウを使用して傷口を完治させたのだ。だから途中で悪魔が近くにいても、ミッテルトが羽を広げない限りは、堕天使だと気づかれない。

 

 

そして、

只今アパートでお買い物中。

 

「今日は特別にビーフンにでもしようかな。もやしと、海老とタケノコとあとは麺も必要だな…」

 

 

まぁ個人的には手軽なのは野菜炒めだけど。明日は要件がないし。

 

「あら妹さん?」

「あ、最近家に来た義理の妹です」

「あらあら可愛いわね」

 

ミッテルトも外出できるし、俺がおる時だ外に出ていることにしている。一人でいかせてもいいが危険な目にあったりするのが心配なのだ。

 

 

「普通に取らないの?」

「あー同じ野菜でも特徴があって美味しい部分があるから美味しい野菜と美味しくない野菜があるからそれを見分ける事も重要なんだよ。よしこれが良いな」

 

野菜をつかんでいた手には俺の手と黒い男の人に白い髪をした男の手があった。

 

「えっ」

「あっすまん」

 

横にはTシャツ一枚とジーパンを着て大柄な体格をした男がいた。

俺も怖い人なのかと思って驚いてはいたが、その男の人はつかんでいた野菜を譲ってくれた。

「すまない」

「い、いえ。気づかなくて」

「その年齢で料理をしていたのか」

 

 

30分後

一通り買いたいものを買えたところで、俺とミッテルトは戦闘体制に入った。そうタイムサービス5分前。格安で量も多く早い者勝ちという真剣勝負。今回の獲物のリレーは

弁当、卵、冷凍食品、パン、醤油、じゃがいもにバター。

あとはトイレットペーパー。

ティッシュ箱と最後に洗剤。

 

これらの順番で一番早く手に入れる

 

「よしやるぞ…ミッテ」

「準備…OKッス」

 

時間が迫り、店の人も準備をしている。そして、始まる。

タイムサービス競争開始ぃぃぃ‼

「「「オオオオオオオオ‼‼」」」

 

 

全員ベ○・トーのような迫力でした。俺やミッテルトは全力を尽くして手に入れた。本当なら俺たちはタイムサービスで獲物を獲得する早さは上位に匹敵するというのに

 

 

今回は何か違っていた。

 

 

「ちょっ…はや⁉」

一人だけが俊敏に動き、一つ一つのタイムサービスで確実に手にいれていた。そして全部揃った人には

 

「君達もタイムサービスを狙っていたのか?」

 

さっき野菜を譲ってくれた人。

タイムサービスを狙っていて、あれだけ素早くても天真爛漫のような顔をしていた。

なんでそんな余裕があるの⁉

それと何つー量買ってんだよ。

俺はミッテルトのお陰でほとんど買えたけれどこの人は凄すぎだ。

 

ーーー

 

「君達の家と近いなんてな」

「学校で忙しかったので気づきませんでした」

「いや。家賃や学校の料金のやりくりも考えなければならんのだろう?無理もない」

 

 

その人の名前を聞いてみると名前はクリザリッドという外人。この人の話によると出身はアイルランドだそうで、日本で仕事をしている。俺同様に一人暮らしである。

 

 

「ぐへへ…美味しそうな臭いだなぁ?」

 

隠れていた場所から声がした。ひとまずはミッテルトのことは堕天使だとは気づいていない。けれど近寄ってくるこの悪魔達ははぐれだろう。

 

 

 

「下がってろ…ミッテ「いや。ここは俺が相手になる」いや!危ないですって‼」

 

この人何考えてんの⁉自分がおかれている現状分かっているのか⁉

いや…声をしても動揺なんてしなかったけど。

 

「二度は言わないぞ。立ち去れ。命だけは助けてやる。」

「人間風情が!お前から食い物にしてやる‼」

 

クリザリッドさんは冷静だった。

こんな化け物を目前にしていたら普通驚くか腰を抜かすのが当然だ。

 

「フン…こんな攻撃」

「「あ」」

 

よけることには成功したけど。

グシャリ。踏みつぶされて卵の割れた音が小さく聞こえた。床においていた卵は黄色の黄身が弾け飛んでいた。

 

「(T□T)コンナハズワァァァァァァァァァァア‼‼」

「落ち着いてください!クリザリッドさん!」

 

悲しんでる。卵パックを結構買っているけれど何はともあれ…

 

「目に焼き付けて…死ぬが良い」

 

あ、もうさっきので完全に怒ってる。冷静になってたのが一瞬にして憤りの表情をしている。

「うるせぇ‼これでも喰らえ!」

複数のはぐれ悪魔が焔の玉を吹き出してきた。俺もやばいと感じ、すぐさまミッテルトも光の槍を準備していたけど。

 

 

「デュホン・レイジ‼」

「「「「な、なにぃぃぃぃ⁉」」」

 

無傷どころか跳ね返す火の玉の速度を上昇させるように跳ね返した。はぐれ悪魔は自分が放った攻撃を自身に食らい、燃え上がっている。

 

「あ、あの野郎!焔をこっちに向かって跳ね返しやがった⁉」

他のはぐれ悪魔は焔以外にも放ってきたが全てデュホン・レイジで跳ね返される

「焔だけじゃない氷や飛び道具まで聞かないぞ‼」

「無駄ァ‼」

クリザリッドさんは空を飛んで逃げようとするはぐれ悪魔を手で払い落とされ。掌底攻撃で吹き飛ばされ気絶した悪魔もいる。

「ひ、ヒィィ⁉悪かった!もうあんたらに二度と悪さは」

「俺は一度だけは逃がす。そう言ったはずだ」

 

 

最後に残っていたはぐれ悪魔。

クリザリッドが買ってきた卵踏みつけたそのはぐれ悪魔を掴み、まるでサンドバックのようにオラオラと。

 

「無残な卵のようにぶっ潰れろォォォォォオ‼そして…我が焔の拳に焼かれて消えろ。それが貴様に下す罰だ…ウリヤァァァ‼」

「アギャァァアア⁉」

 

殴れば殴るほど火力が上がり、彼の手から突如炎が吹き出し、蹴り飛ばしても火の粉が舞い上がり、とどめの右手の拳ではぐれ悪魔は爆発した。

 

うん…なんて言うかね。

「オーバーキルだよこれ」

「あ、圧倒している…」

食べ物の恨みは怖い。それに加えて自分で努力した物を摘まむ及び盗ぬ輩を罰する執行者はさらに怖い。

 

 

いやそうじゃなくて‼

「な、なんなんですかあれは⁉あれもはや格闘術で習得できるレベルじゃないでしょ⁉」

「ん?あぁそうだったな。詳しいことは私の家で君に話そう。私に君達のことも言わなければならないからな」

 

 

クリザリッドさんの家に入り、詳しく話してもらった。クリザリッドさんの正体は人ではなくクローン人間だそうだ。けれどクローン人間を生み出すのはこの世界では禁止されているはずだ。しかし、クローンを生み出すことは可能だった。クリザリッドさんの生前の世界では。クリザリッドさんの場合はネスツという組織がありKOFというキングオブファイターズで優勝した草薙京を利用して。クローンを作り出そうとしていたがネスツの組織にいた裏切り者によって一時倒され、自分の信愛なる上司に助けてもらい。自分がクローンであることは上司に聞かれて初めて知ったのは死ぬ間際のところだった。その事を知り上司とクリザリッドさんは死亡し、クリザリッドは転生された。この世界に

 

 

「あと、転生させてもらった神様から正輝に伝言だ。彼の事も守ってくれとな」

「…ゼウス」

 

俺を転生させて新たな人生を与えてくれた神様。

無論感謝はしている。

 

「正輝…実はな。今まで多額の学校費を払っていたのは私なのだ」

「え⁉そうだとするなら俺は貴方に大変申し訳ない事を…」

「いや。これはゼウスと話し合って決めたことだ。君は何も悪くはない」

 

家賃の方はちゃんと払えていたが学費がなんで少ないのだろうかと思っていたけれどやっぱりそういうことだったか…

 

「気に病むことはない。しかし、私の家が君達の家の近くでも家の内部が狭くてな。私の方も働いているから荷物を移動してそっちに住ませてもらえないだろうか?」

「⁉ええ、勿論。学費を払ってくれているのですから」

こうして俺、ミッテルトに新しくクリザリッドさんが加わり、三人家族となった。それが決まった直後、クギュュールとお腹の鳴る音がした。

「お腹減った。ビーフン」

ミッテルトが怒ってる。早く作って欲しいと目で訴えてるよ。

「いつまでも待たせるのはいけないね。」

「…そうだな」

ビーフンは焼きビーフンにして、俺とミッテルトとクリザリッドの三人で美味しくいただきました。

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