if〜ミッテルト&正輝   作:斬刄

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神の使いと村山、恋をする

俺は面倒臭い人を訪問させてしまった。それもミッテルトを傷つけてそのまま帰りやがった。まぁ俺達も手出しできなかったし。

 

「何故堕ちた天使と一緒に暮らしている」

 

今俺達の目の前にいる2人はゼノヴィアと紫藤イリナという聖剣使いであり、教会の人達だそうだ。俺がミッテルトに与えた『黒き気配遮断』の効力は悪魔にしか効いていない。したがって、悪魔以外の特別な人は感知できるのだ。神のために誓う天使とその下で働いている彼ら。堕天使は神に逆らって自ら堕ちてしまったことによって不快な存在だと思っている。

 

天使は何時まで天使であることは限らないだろ?天使は堕ちることを許されないのか?

 

「本来堕天使は讃えている神父達と協力するのは分かるが、何故堕天使と人間の2人で暮らしている。」

「そんなことしたらいけないって誰が決めたんスか…」

そんなに悪いのか?仲良く幸せに暮らすことが、なぜおかしいと言われなきゃいけない?それはお前らの価値観だろ?

 

 

「えーと。つまりこの堕天使ははぐれ堕天使で、組織から追い出されて可哀想だと思っていた人間に拾ってもらい。君は堕天使に無理矢理、奉仕して貰っているんだ。そうじゃないと人間を差別している堕天使が純粋に愛することなんて普通は出来ないし。」

 

俺の頭の中でプッツンとキレテイタ。お前らミッテルト個人でなく堕天使という見方で決めつけたのか?攻撃的に横暴なことは出来ないが2人のどちらかでも怯えさせてもらうぞ。

 

 

「ミッテルトは今は俺の家族の一員だ。堕天使とか人間じゃないとかそんなの関係ない(オレヲオコラセテソンナニシニタイカ?)俺はあんたらと話しているうちに最高に機嫌が悪くなってんだよ。ミッテルトはどの道周りから否定的であるのが必然であると?あんたら…命の賭け引きでもしたいのか?(イマココノバデシヌカ?)」

 

俺は彼らの目に幻覚としてクロイリュウを出現させた。一つ解答を間違えると殺される。その恐怖感と圧迫感を俺は2人に植え付けようとした。一人は完全に怯えていたが、もう一人の方は全く動じていない。俺と同様に静寂な怒りで幻覚であることに気づいているからだ。

 

 

「私達に手を出せば…どうなるか分かっているか」

「へぇ…幻術を掛けたのによく分かったな。言っとくが?あんたの方こそ殺気が漏れてるからな。てゆうか大事な用があるなら俺らにかまっている場合じゃないのか?」

「え?今の幻術⁉︎」

気づくの遅いんだよ。どうやら一番強いのはこの青い髪をした女の人ってわけか。恐怖に耐え、いつでも冷静な精神を持ってるわけだな。

「その力はなんだ?貴様本当に人間か?」

「これ以上お互いのことを深く知るのはやめにしようぜ?協力するってわけじゃないし。俺から言えばな…神とか崇拝とか讃えるとか…そんな本格的な信仰なんて…お前らにとってはどんなに最重要でも、俺らにとってはどうでも良いんだよ。ただ俺らはな。幸せに平穏に暮らしたい。それだけで十分なんだ」

 

神を愚弄はしていない。俺が言いたいのは俺達の暮らしを阻害するな。あんたらのルールなんて知らないミッテルトは堕天使でも俺から離れたらもう天涯孤独なんだよ。

「分かった。もうこれ以上君たちと私達が関わることが無いことを祈ろう」

 

聖剣使いはこのまま帰って行った。

ホント迷惑な話だよ。ミッテルトは顔を赤くして泣いてるし、俺の方も下手すりゃ戦闘以前に俺個人で教会の全員を葬る羽目になりかねなかったからな。

でもそんなのは望まない。

「ごめんね…ウチ…正輝に迷惑かけて酷い子だ。それと正輝から出てきたあの黒い龍も怖かった。」

「何も悪くないだろ…俺だって聖剣使いがいるなんて思わなかったから、黒き気配遮断に聖剣使いにも耐性としてつけるべきだったな…」

 

だって俺らは殺し合いとか血の流しあいとか出来たらやりたくない。

もううんざりなんだよ。

 

 

 

 

けど、聖剣使いに関与していることは駒王学園を含み町全部を破壊するだなんてこの時知るまでは思ってもみなかった。町には俺とミッテルト、クリザリッドまで含まれているのだから。

 

*****

 

 

私は走る。

焔が飛んでくるのをよけながら

私は走る。

オロチとユーベルーナに標的にされても避けて、反撃を促すために。

 

クリザリッドを応援するために上司が歌う曲は

 

 

 

 

 

【負けないで】

 

 

 

クリザリッドは走る、彼らの猛攻に耐えながら、上司は歌いながら彼を応援している。笑顔で快く。

しかしやることは容赦しない。

※()内は連戦が何回目であることを意味します。

 

 

「ウォォォォォォオ‼︎負けてたまるかぁぁぁぁ‼︎‼︎」

「「カイザーウェイブ‼︎‼︎」」

 

一回目若本オメガルガール(16)&クラウザー(17)

 

2人のカイザーウェイブ連発によって撃破される。

 

 

 

 

「お別れです‼︎悔い改めなさい」

 

 

 

二回目ゲーニッツ(15)に掴まれ竜巻で切り刻まれ敗北。

 

 

 

「黒…真っ黒‼︎」

「見せてやる!草薙の拳を‼︎‼︎」

 

三回目K'(18)と草薙京(20)にボコボコにされ敗れる

 

 

 

 

四回目

 

 

クリザリッドが敵の攻撃パターンを読み続けて、20人を倒し、残り6人となった。

 

 

「あともう少…」

 

 

 

しかし、オロチ(22)と禍忌(23)の全体攻撃にユーベルーナ(25)の爆撃によって終了。

 

 

 

 

 

「あのー…大丈夫?」

「大丈夫に見えるか?」

 

クリザリッドの心はズタズタでした。彼は戦っても戦ってもクローンゼロに切り刻まれ、2人のカイザーウェイブに阻まれ、ユーベルーナの爆撃に対処出来ず吹き飛ばされる。

草薙京や不知火舞にK'チームの方は何の問題もなかったが…ボスチームが色々と酷い。

 

 

流石にクリザリッドの上司の方も

「んーやり過ぎたかな…」

 

 

クリザリッドは敵の攻撃パターンを読むために何回も何回も繰り返していたが、倒され起きて倒され…の繰り返し。

その果てに遂に…

 

特典の筈の力を己自身の手で掴むことができた‼︎‼︎

 

5回目

 

 

 

「久しぶりに来た割りには急に土下座してどうしちゃったの?」

「やはり…連続に至ることは出来なかった。しかし、全員を一斉に纏めて相手して…やっとクリアできた」

「26人を連続ではなく纏めて倒した…」

連続は結論的に無理だったが、纏めて相手するのは新しく手に入れた力によって難なくクリア出来たのだ。

 

しかし、上司の約束を破ってしまったことに変わりはない。連戦して勝てと言われていたのに。

「申し訳ない‼︎身勝手なことをしたことには謝罪する。どんな処遇でも私は受けます‼︎」

「私が言えることは一つ…

 

 

 

 

 

 

合格よ。

 

 

 

 

 

むしろ纏めて相手して倒すのもOKだから。連続で相手させるのは流石にキツ過ぎたかなと思って纏めて相手してもOKって言うところだったんだけど。ただし、今貴方の実力をこの試合を見せて。非殺傷設定解除」

 

彼女は私の身勝手な行為を不問とした代わりに命をかけて戦うようなものであった。

 

「課題を緩くしたんだから。もう一つ作ってもいいでしょ?もう一つは命の掛け合いよ。こればかりは転生者との激突で大きく変動するから避けて通れないわよ。」

「…分かった。」

 

 

 

クリザリッドVSライザー・フェニックス

 

 

上司は敵が15回倒せば消えるという設定にさせていた。彼が焔を纏い突っ込んでくる。私は走って突っ込んでゆく。敵は空を飛んではいるが、私は負ける訳にはいかない。

 

 

転生者は対処出来て当然の筈だから目の前にいる敵を越えねばならない…なんとしてもだ‼︎

 

 

*****

 

夏の始まり近く

 

 

剣道部の部活を終えて、着替え終わった帰り。私村山は片瀬と一緒に帰って喋っていた。

 

「あーもう夜になっちゃったね?」

「仕方ないよ。片付けがあったわけだし」

 

正輝が言ってくれたあの事件以降、女子はグループを作って監視カメラがあるかどうか確認することを新しいルールとして課せられた。盗撮されてネットにばら撒かれたら撮られていた女子本人は精神的苦痛に感じる。確認するために帰りが遅くなるけど、みんな反論はなかった。

 

「それじゃあまた明日」

「うん!また明日」

 

私は友達と別れた後、家の近くまでいたその時だった。

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁあ‼︎‼︎」

 

 

帰り途中に突然叫び声がした。私は叫び声をしたところまで隠れて覗き込んだ。なに…これ。

 

 

 

地べたに血が垂れ流れている。私は見てしまった。神父が他の神父を殺していたのをこの目で見てしまった。急いでこの場から離れたかった。もし気づかれたら殺される。

 

 

 

 

「あれぇん?もしかして…見てしまっちゃった?見てしまいましたかねぇ?」

 

 

 

ばれてもおかしくないと理解した私は殺されるかと思って、必死に逃げた。白色のした彼は笑いながら私を追ってくる。

 

 

 

「助けて…誰か助けてください‼︎‼︎」

 

あの血にまみれた剣で斬り殺されたくない。私は助けを求めて必死に大声で呼んだ…けど誰も助けてくれない。なんでこんなに走っているのに誰もいないの?

「きゃっ⁉︎」

脚の限界もあって転んで、背後には人殺しの神父が待ち構えていた。

やめて…こないで。

 

「見ちゃったもんは仕方ねぇ…証拠隠滅として神の名のもとに魂もろともエンドしちゃってください‼︎‼︎」

「いや…いやぁぁぁ‼︎」

 

私は殺される恐怖で目を瞑った。それ以降は何がどうなったかわからない。彼が殺そうとした時に、私の近くで大きな爆発音がなった。

 

 

「おいてめぇ誰だ‼︎」

「貴様に名のる必要はない…」

 

 

目を開けると髪が白くて大きい男の人がいた。その人はコートを着て、私を守ってくれた。噂にあった怖い男の人とはこの人ことだろうとすぐに分かった。

 

「目に焼き付けて…死ぬがいい」

 

羽織っていたコートが燃えて、戦闘服?のようなものを着て戦っていた。彼は神父の攻撃をかわしながら確実に拳や蹴りで翻弄している。

 

 

「か、カッコ…良い////」

 

私はその男の人の背中を目に焼き付けてなおかつ私自身わからないぐらい目を輝かせていた。

心の中で完全に惚れてしまった。

 

 

この人の名前…知りたいな///

 

 

 

 

 




さぁフリード・セルゼンに見せてやれ。
連戦の方は出来なかったけれど、苦境を乗り越え上司のおかげで新しき力を手にし、全能力が上がった…クリザリッドの劇的な進化を‼︎‼︎
「見せてやる…我が力を‼︎‼︎‼︎‼︎」
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